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本編
獣と睦み合う※
「マ……マクシミリアン、わ……わたくしもう体がもたない……から」
涙目になって、自分に圧し掛かってきた男を見上げる。
さっきまで散々繋がっていたのに彼は何故こんなに元気なのだろう……元令嬢であるわたくしの体力は限りなく限界に近い。
すると彼は頬を染めて、うっとりという表情で笑った。
「ああ……いいですね、貴女のその怯える表情。とてもゾクゾクします。大丈夫……貴女の体が心配ですし、先程のようにガツガツ貪ったりはしませんよ?ゆっくりゆっくり……気持ち良くさせてあげますから」
マクシミリアンが薄い唇を舌で湿らせながら言う。
……肉食獣に食べられる、一歩手前だと感じ体が震えた。
どういう事なの……両想いってもっと甘い感じの雰囲気になるんじゃないの?先程までと何が違うというの??
マクシミリアンはベッドの上ではドSで絶倫なの?そんなの攻略サイトに書いてなかった!
「マクシミリアン、好きな人には優しくしたいものなのじゃなくて……?」
「はい、いっぱい優しく致します」
マクシミリアンの唇が、頬に、耳に、首筋に。どんどんわたくしに降ってくる。
優しくする、の内容がわたくしとマクシミリアンの間で明らかに違うと思うの。
「やだぁ……このままだとマクシミリアンに殺される……。わたくしやっぱり隣国に……」
「逃がさないと……言っているでしょう?」
マクシミリアンの唇が重なって、優しくわたくしの唇を食む。
その柔らかな刺激だけで体は快楽を呼び起こされて、ふるり、と震えてしまう。
もっと……と強請るように彼の唇をわたくしも食むと、うっすらと笑う気配がして彼の舌が口内に侵入してきた。
「ぁ……んっ……」
ぴちゃぴちゃと互いの唾液が絡み合う音がなんだかとても厭らしい。
マクシミリアンはわたくしの口内を舌で蹂躙しながら、胸を手で覆い優しい動きで揉みしだく。
わたくしの小さな胸は彼の大きな手で覆われるとすっぽりと隠れてしまって申し訳なさと恥ずかしさを感じてしまった。
彼はじっくりとわたくしの唇を食み、舌を絡めて舐め上げ、口中を弄ぶと……ゆっくりと余韻を残すように唇を離した。
キスだけで蕩けそうになって、頭の芯がぼんやりとした熱を持っている。
蜜壺からこぽりと蜜が流れて、散々中に出されたマクシミリアンの子種と共に太腿を濡らした。
「……小さい胸ですね」
ピンクの頂きを摘まみながらマクシミリアンに呟かれて、羞恥で頬が染まった。
「馬鹿……気にしてるのだから言わないで!……シュミナみたいに大きいのがやっぱり好きなの?」
「……あれは詰め物ですよ。ビアンカと大差ないかと」
…………知らなくていい事を知ってしまった。
そしてマクシミリアンがそれを知っているって事は……ふーん……シュミナも抱いたんだ。
じとっとした目で彼を見ながら思わず膨れっ面をしてしまうと、マクシミリアンが嬉しそうに笑った。
「彼女は、抱いていませんよ?ビアンカ。ただの目測です」
「そう……」
ほっとして、息が自然に漏れた。
もしも彼が彼女を抱いたなんて言ったら、嫉妬で元のビアンカのような苛烈な性格に戻ってしまったかもしれないわ。
「ビアンカ、妬いたんですか?可愛いですね」
「……当たり前でしょう。貴方を、愛してるんだから」
マクシミリアンがわたくしを抱きしめながら嬉しそうに言うものだから、思わず売り言葉に買い言葉で気恥ずかしい事を口にしてしまう。
するとマクシミリアンは酷く驚いた顔をして、次に泣きそうな表情に顔を歪めた。
それは愛を与えられた事がない幼子が初めての愛を与えられた時に、焦がれたものを本当に手にしていいのか戸惑っているような、そんな顔で……。
馬鹿ね、わたくしなんかの愛をどれだけ欲しがっていたのよ、と胸が痛くなる。
「愛しているわ」
彼の顔を両手で包み、目を見つめてしっかりと言う。
貴族じゃなくなり、ただの平民のビアンカとなって、追放されてこの国にはもう身の置きどころはなく。
わたくし、マクシミリアンに隠されて養われるだけのニートになってしまうしかないのよ?
時間はたっぷりあるんだから、愛の言葉くらい、いくらでも言ってあげる。
マクシミリアンの黒い目が大きく見開いて……ぽろりと、美しい涙が零れて形の良い頬を伝っていく。
「……私も、愛しております」
黒曜石のように美しい瞳からは涙が止まらない……だけど幸せそうに、マクシミリアンは囁いた。
「馬鹿ね、泣かないで……これからいくらでも言うから」
……本当に彼は、わたくしを愛しているのね。
マクシミリアンの綺麗な涙を見ながら、ぎゅっと胸が締め付けられて愛おしさがこみ上げた。
「ビアンカ……」
「ひゃぁんっ」
彼の指が下腹部に伸びて敏感な粒を捏ねる。
突然の刺激に嬌声を上げてベッドの上で小刻みに震えると、マクシミリアンは嬉しそうに更に指を動かした。
もっと強い刺激が欲しくてマクシミリアンに物欲しげな目を向けると彼は応えるように粒を激しく擦り上げた。
「マクシミリアン……きもちいいの……っ、やっ、ぁっ、あっ」
「ああ……本当に貴女って人は。あの生意気で捻り殺したくなるお嬢様はどこへ行ったのですか?そんなに可愛らしくなられて私をどうしたいのですか?」
「そんなっ……やぁんっ……あっ」
与えられる刺激に身を震わせながらマクシミリアンの胸に身を寄せると、優しく頬に口付けられた。
粒を虐められるのはとても気持ちいい。
だけど……わたくし一人で気持ち良くなるのではなくて、マクシミリアンの剛直で奥まで満たされて、揺さぶられて、一緒に気持ち良くなりたい。
彼を……感じたい。
「マクシミリアン……あのね、ほしいの。マクシミリアンのいれて……?奥まで、いっぱいになりたいの……」
「――――ッ……!!」
マクシミリアンのあれを指先で撫でながらわたくしが懇願すると、彼は息を詰まらせて真っ赤になった。
「ビアンカは、私を殺す気ですか。どれだけ可愛くなれば気が済むんですか!!突然そんなに可愛くなられたらこちらの心臓が持たないでしょう!?ちょっとは前のようなクソ生意気さを見せて下さいよ!」
マクシミリアンは無茶苦茶な事を言いながら、赤くなった顔を片手で隠した。
「……好きよ。マクシミリアン」
そんな彼が可愛くて頬にキスをしながらそう言うと、彼は更に真っ赤になってしまう。
ふふ。形勢逆転、なのかしら?
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
両想いになって、一週間経ったのだけれど。
「ねぇ、マクシミリアン……どうしてわたくし、監禁されたままなのかしら?」
足を動かすと……片足首には足枷が付いたままでチャラッと鎖が音を立てる。
そう、わたくしはあの部屋に何故か監禁されたままなのだ。
そして彼と一緒に居る時はほとんど……その、体を繋げている。
抱き潰されて気絶して、気が付いたら彼に体を綺麗に洗われていて。
目が覚めたらお膝に抱え上げられご飯を食べさせられて、また抱かれる。
そんな非常に堕落した生活なのだ……とても、体力が辛い。
体中マクシミリアンの付ける痕だらけだし……。
今もベッドの中でマクシミリアンに抱きしめられながら手で優しく髪を梳かれている。
「ビアンカが可愛くなりすぎたのがいけないんです。こんな可愛くなったビアンカを万が一誰かに見られたらどうするんです!何人の雄が貴女の虜になる事か……!」
「屋敷から出ないと言っているでしょう?国外追放されたはずのわたくしが誰かに見られるのは避けたいもの。万が一誰かに見られたとしてもわたくし本当にモテないから。マクシミリアンの心配するような事は起きないわよ?」
……婚約者の王子にも蛇蝎のごとく嫌われていたし……。
この国で4指に入る権力者の父にお願いして、婚約者になったフィリップ王子には本当に嫌われていた。
わたくしの性格がアレなのに加え、彼の美貌にしか興味がなかった事が透けて見えていたのだろう。
……今考えると王子には本当に気の毒な事をしてしまったわ……。
王子以外にも、モテなかった。
パーティでは王子とファーストダンスを踊った後はいつも壁の花で誰もお声をかけてくれなかった……わたくしの性格が悪いのが知れ渡っていたから仕方ないけど。
一応美少女なので、あそこまでモテないのは……ショックだった。
「パーティや学園で……男が貴女の美貌と体目当てで近付くのを、私が何人追い払ったか知っていますか?私がそうしなければ、ビアンカはとっくに処女ではありませんでした」
拗ねたようにマクシミリアンにそう言われてしまった。
……マクシミリアン、貴方そんな事していたの……?
新事実の発覚にくらくらとしてしまう。
……そういえば、彼に今後の生活はどうなるのか訊ねてみたら……。
『王宮魔法師として勤める事となりましたので、稼ぎは悪くありませんよ?』なんて言いながら欠伸をされた。
王宮魔法師って……エリート職じゃない。
マクシミリアンは魔法が得意だというのは知っていたけれど、そこまでの実力があったなんて思わなかった。
『監禁するだけならこの国で不都合無かったのですが……。結婚は貴女が追放された国では無理ですので、ある程度貯蓄が出来たら別の国に行って結婚しましょうか。ビアンカ念願の隣国行きですね?』なんて悪戯っぽく彼は言うけど……結婚より先にお腹が大きくなりそうな気がするの、今のペースだと。
「マクシミリアン、わたくし貴方しか愛した事がないのよ?他の誰にも見向きもしないわ。だからここから出して?ね?」
拗ねて背中を向けてしまった彼を抱きしめて、頬を摺り寄せながらそう言うと。
「……だから可愛すぎると言っているでしょう……!!」
と怒られてしまった。
そんな貴方が可愛いわ、なんて思っているわたくしは……案外幸せ者なのかもしれない。
涙目になって、自分に圧し掛かってきた男を見上げる。
さっきまで散々繋がっていたのに彼は何故こんなに元気なのだろう……元令嬢であるわたくしの体力は限りなく限界に近い。
すると彼は頬を染めて、うっとりという表情で笑った。
「ああ……いいですね、貴女のその怯える表情。とてもゾクゾクします。大丈夫……貴女の体が心配ですし、先程のようにガツガツ貪ったりはしませんよ?ゆっくりゆっくり……気持ち良くさせてあげますから」
マクシミリアンが薄い唇を舌で湿らせながら言う。
……肉食獣に食べられる、一歩手前だと感じ体が震えた。
どういう事なの……両想いってもっと甘い感じの雰囲気になるんじゃないの?先程までと何が違うというの??
マクシミリアンはベッドの上ではドSで絶倫なの?そんなの攻略サイトに書いてなかった!
「マクシミリアン、好きな人には優しくしたいものなのじゃなくて……?」
「はい、いっぱい優しく致します」
マクシミリアンの唇が、頬に、耳に、首筋に。どんどんわたくしに降ってくる。
優しくする、の内容がわたくしとマクシミリアンの間で明らかに違うと思うの。
「やだぁ……このままだとマクシミリアンに殺される……。わたくしやっぱり隣国に……」
「逃がさないと……言っているでしょう?」
マクシミリアンの唇が重なって、優しくわたくしの唇を食む。
その柔らかな刺激だけで体は快楽を呼び起こされて、ふるり、と震えてしまう。
もっと……と強請るように彼の唇をわたくしも食むと、うっすらと笑う気配がして彼の舌が口内に侵入してきた。
「ぁ……んっ……」
ぴちゃぴちゃと互いの唾液が絡み合う音がなんだかとても厭らしい。
マクシミリアンはわたくしの口内を舌で蹂躙しながら、胸を手で覆い優しい動きで揉みしだく。
わたくしの小さな胸は彼の大きな手で覆われるとすっぽりと隠れてしまって申し訳なさと恥ずかしさを感じてしまった。
彼はじっくりとわたくしの唇を食み、舌を絡めて舐め上げ、口中を弄ぶと……ゆっくりと余韻を残すように唇を離した。
キスだけで蕩けそうになって、頭の芯がぼんやりとした熱を持っている。
蜜壺からこぽりと蜜が流れて、散々中に出されたマクシミリアンの子種と共に太腿を濡らした。
「……小さい胸ですね」
ピンクの頂きを摘まみながらマクシミリアンに呟かれて、羞恥で頬が染まった。
「馬鹿……気にしてるのだから言わないで!……シュミナみたいに大きいのがやっぱり好きなの?」
「……あれは詰め物ですよ。ビアンカと大差ないかと」
…………知らなくていい事を知ってしまった。
そしてマクシミリアンがそれを知っているって事は……ふーん……シュミナも抱いたんだ。
じとっとした目で彼を見ながら思わず膨れっ面をしてしまうと、マクシミリアンが嬉しそうに笑った。
「彼女は、抱いていませんよ?ビアンカ。ただの目測です」
「そう……」
ほっとして、息が自然に漏れた。
もしも彼が彼女を抱いたなんて言ったら、嫉妬で元のビアンカのような苛烈な性格に戻ってしまったかもしれないわ。
「ビアンカ、妬いたんですか?可愛いですね」
「……当たり前でしょう。貴方を、愛してるんだから」
マクシミリアンがわたくしを抱きしめながら嬉しそうに言うものだから、思わず売り言葉に買い言葉で気恥ずかしい事を口にしてしまう。
するとマクシミリアンは酷く驚いた顔をして、次に泣きそうな表情に顔を歪めた。
それは愛を与えられた事がない幼子が初めての愛を与えられた時に、焦がれたものを本当に手にしていいのか戸惑っているような、そんな顔で……。
馬鹿ね、わたくしなんかの愛をどれだけ欲しがっていたのよ、と胸が痛くなる。
「愛しているわ」
彼の顔を両手で包み、目を見つめてしっかりと言う。
貴族じゃなくなり、ただの平民のビアンカとなって、追放されてこの国にはもう身の置きどころはなく。
わたくし、マクシミリアンに隠されて養われるだけのニートになってしまうしかないのよ?
時間はたっぷりあるんだから、愛の言葉くらい、いくらでも言ってあげる。
マクシミリアンの黒い目が大きく見開いて……ぽろりと、美しい涙が零れて形の良い頬を伝っていく。
「……私も、愛しております」
黒曜石のように美しい瞳からは涙が止まらない……だけど幸せそうに、マクシミリアンは囁いた。
「馬鹿ね、泣かないで……これからいくらでも言うから」
……本当に彼は、わたくしを愛しているのね。
マクシミリアンの綺麗な涙を見ながら、ぎゅっと胸が締め付けられて愛おしさがこみ上げた。
「ビアンカ……」
「ひゃぁんっ」
彼の指が下腹部に伸びて敏感な粒を捏ねる。
突然の刺激に嬌声を上げてベッドの上で小刻みに震えると、マクシミリアンは嬉しそうに更に指を動かした。
もっと強い刺激が欲しくてマクシミリアンに物欲しげな目を向けると彼は応えるように粒を激しく擦り上げた。
「マクシミリアン……きもちいいの……っ、やっ、ぁっ、あっ」
「ああ……本当に貴女って人は。あの生意気で捻り殺したくなるお嬢様はどこへ行ったのですか?そんなに可愛らしくなられて私をどうしたいのですか?」
「そんなっ……やぁんっ……あっ」
与えられる刺激に身を震わせながらマクシミリアンの胸に身を寄せると、優しく頬に口付けられた。
粒を虐められるのはとても気持ちいい。
だけど……わたくし一人で気持ち良くなるのではなくて、マクシミリアンの剛直で奥まで満たされて、揺さぶられて、一緒に気持ち良くなりたい。
彼を……感じたい。
「マクシミリアン……あのね、ほしいの。マクシミリアンのいれて……?奥まで、いっぱいになりたいの……」
「――――ッ……!!」
マクシミリアンのあれを指先で撫でながらわたくしが懇願すると、彼は息を詰まらせて真っ赤になった。
「ビアンカは、私を殺す気ですか。どれだけ可愛くなれば気が済むんですか!!突然そんなに可愛くなられたらこちらの心臓が持たないでしょう!?ちょっとは前のようなクソ生意気さを見せて下さいよ!」
マクシミリアンは無茶苦茶な事を言いながら、赤くなった顔を片手で隠した。
「……好きよ。マクシミリアン」
そんな彼が可愛くて頬にキスをしながらそう言うと、彼は更に真っ赤になってしまう。
ふふ。形勢逆転、なのかしら?
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両想いになって、一週間経ったのだけれど。
「ねぇ、マクシミリアン……どうしてわたくし、監禁されたままなのかしら?」
足を動かすと……片足首には足枷が付いたままでチャラッと鎖が音を立てる。
そう、わたくしはあの部屋に何故か監禁されたままなのだ。
そして彼と一緒に居る時はほとんど……その、体を繋げている。
抱き潰されて気絶して、気が付いたら彼に体を綺麗に洗われていて。
目が覚めたらお膝に抱え上げられご飯を食べさせられて、また抱かれる。
そんな非常に堕落した生活なのだ……とても、体力が辛い。
体中マクシミリアンの付ける痕だらけだし……。
今もベッドの中でマクシミリアンに抱きしめられながら手で優しく髪を梳かれている。
「ビアンカが可愛くなりすぎたのがいけないんです。こんな可愛くなったビアンカを万が一誰かに見られたらどうするんです!何人の雄が貴女の虜になる事か……!」
「屋敷から出ないと言っているでしょう?国外追放されたはずのわたくしが誰かに見られるのは避けたいもの。万が一誰かに見られたとしてもわたくし本当にモテないから。マクシミリアンの心配するような事は起きないわよ?」
……婚約者の王子にも蛇蝎のごとく嫌われていたし……。
この国で4指に入る権力者の父にお願いして、婚約者になったフィリップ王子には本当に嫌われていた。
わたくしの性格がアレなのに加え、彼の美貌にしか興味がなかった事が透けて見えていたのだろう。
……今考えると王子には本当に気の毒な事をしてしまったわ……。
王子以外にも、モテなかった。
パーティでは王子とファーストダンスを踊った後はいつも壁の花で誰もお声をかけてくれなかった……わたくしの性格が悪いのが知れ渡っていたから仕方ないけど。
一応美少女なので、あそこまでモテないのは……ショックだった。
「パーティや学園で……男が貴女の美貌と体目当てで近付くのを、私が何人追い払ったか知っていますか?私がそうしなければ、ビアンカはとっくに処女ではありませんでした」
拗ねたようにマクシミリアンにそう言われてしまった。
……マクシミリアン、貴方そんな事していたの……?
新事実の発覚にくらくらとしてしまう。
……そういえば、彼に今後の生活はどうなるのか訊ねてみたら……。
『王宮魔法師として勤める事となりましたので、稼ぎは悪くありませんよ?』なんて言いながら欠伸をされた。
王宮魔法師って……エリート職じゃない。
マクシミリアンは魔法が得意だというのは知っていたけれど、そこまでの実力があったなんて思わなかった。
『監禁するだけならこの国で不都合無かったのですが……。結婚は貴女が追放された国では無理ですので、ある程度貯蓄が出来たら別の国に行って結婚しましょうか。ビアンカ念願の隣国行きですね?』なんて悪戯っぽく彼は言うけど……結婚より先にお腹が大きくなりそうな気がするの、今のペースだと。
「マクシミリアン、わたくし貴方しか愛した事がないのよ?他の誰にも見向きもしないわ。だからここから出して?ね?」
拗ねて背中を向けてしまった彼を抱きしめて、頬を摺り寄せながらそう言うと。
「……だから可愛すぎると言っているでしょう……!!」
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そんな貴方が可愛いわ、なんて思っているわたくしは……案外幸せ者なのかもしれない。
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