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番外編
執事と令嬢のセーフライン(本編IF・ネタバレあり)
本編で2人がこんな会話をしてるかも?なIFです。
健全ではないけれど、R18という程でもない内容。
++++++++++++++++
魔法学園に通うようになってしばらく経って……なんやかんやでマクシミリアンが暫定彼氏のような状態になった訳ですが。
日本に住んでいた頃の記憶を辿るとお付き合いしてどれくらいでキスしただの、その……エッチしただのとそんな話を友人に聞いたりもしたなぁとか思う今日この頃で。
その頃は自分には全くご縁の無い話だったので『ひゃー』って言いながら聞くという選択肢しか無かった訳ですが。悲しい。
でも転生先でマクシミリアンという彼氏的なものが、出来てしまったので……。
そんな記憶を思い出すとマクシミリアンと何かしなきゃいけないのかしら?なんて思ってしまうのよね。
――――でもわたくしまだ13歳ですし。あくまで暫定彼氏であり、婚約者ではない訳ですし。
マクシミリアンとどれくらいの接触までならセーフなのかは、悩むところで。
だけど、ズルズルと最後まで……なんて事になってしまっても困る。
かといって前世で『我慢させ過ぎると彼氏が逃げる』なんて事も聞いているのよね……。
この辺りは悩みどころなのだ。
マクシミリアンに逃げられたら『して貰った方が良かった』なんて後悔する、きっと。
「……ねぇ、マクシミリアン」
「なんです?お嬢様」
寮の部屋で上掛けに包まり顔だけ出してマクシミリアンに声をかけると、彼は灯を消そうとしていた手を止めてわたくしの方を振り向いた。
そして少し怪訝そうな顔をしたけれどこちらに歩み寄って、手袋を外すとぽふりと優しくわたくしの額を撫でてくれる。
えへへ、ちょっと冷たい手が気持ちいいわ。
「マクシミリアンとわたくし、一応お付き合いしてる訳じゃない?……あのね、前世でね」
「前世でございますか。ふふ……どんなお話でしょう?」
マクシミリアンは前世の話もちゃんと聞いてくれる。これはとても嬉しい事だ。
「恋人に、やらしい事をさせなかったら逃げられるってお友達に言われたのだけど。ほんと?」
「お嬢様っ!?」
マクシミリアンが目をまん丸く見開いて驚いた声を出す。
侯爵家令嬢がするべき発言ではないと分かってはいるのよ。だけど……マクシミリアンに逃げられたらって思うと本当に切実なんだもん!!
「マクシミリアンは……どこまで出来たら、逃げない?」
「どこまで!?お嬢様、そんな知識をどこで……!!」
こちらは前世でオタクをやっていた訳で、18歳になった瞬間に喜び勇んでR18の同人誌を買った身だ。威張って言う事じゃないけれど!
『胡蝶の恋』のR18同人誌自体そんなに数が多くなかったから、数冊しか買えなかったんだけどね。
あー……あれは死後、親に見つかったのかしら?死ねるわ。いや、実際前世で死んだのだけど。
遺品整理でえっちな同人誌を見つけた親の顔なんて想像したくもない……。
まぁ、そんな訳で……こちらの一般のご令嬢よりちょっぴり、耳年増なところも……あるのである。
実際の経験が伴っていないから、何の経験値にもなっちゃいないんですけどね。
「えへへ……前世の知識?でもね、勿論、誰とも何もしてないのよ?」
「お嬢様……ええと……」
マクシミリアンは冷や汗をかきながら、わたくしの顔を見つめる。
どんな答えが返って来るのかしら?なんて思いながらわたくしは彼を見つめた。
「とりあえず……寝台に入っても?」
「ふぇ!?」
彼はわたくしの返答を聞かずに上着を脱いでから、上掛けをめくるとその中に入って来る。
マクシミリアンとの距離が一気に近くなり、わたくしはかなり焦った。
身長差があるから普段は上の方にある彼の顔が、真横にある……。
添い寝ってかなり距離が近いのね、ドキドキするわ。
「マクシミリアン!近い……!!」
「お嬢様。してもいいならどこまでもしたいというのが本音ですけれど」
「ふぇ!?」
そう言いながら彼は手を伸ばし、わたくしの頬を優しく撫でた。
わ……わぁ。何を、されるんだろう。最後までは嫌よ?まだそこまでの覚悟は出来ていないわ。
……多分体の準備も出来ていない。わたくし、13歳なんだからね!
む……胸、胸を触られるくらいなら頑張れるかも……。
でもマクシミリアンが望むなら最後まで……なんて、ぐるぐるする目で考えていると彼がくすりと笑う気配がした。
「私はお嬢様のお側に居られるだけで幸せなので。……やらしい事はお嬢様が大人になってからにしましょう?」
「……マクシミリアン、逃げない?」
「逃げません」
「えへへ……」
ホッとして思わず笑みが零れる。
だけどマクシミリアンの顔が近づいて来ておでこにそっとキスをするので、ホッとした気分はすぐにどこかへ吹き飛んでしまった。
「にゃっ!?」
「今日は、健全に添い寝をしても宜しいですか?」
「――っ!そ……添い寝、くらい、なら……なら……?」
添い寝って健全だったかしら……?なんて思わず目を白黒させてしまう。
正直これがセーフラインかなんて分からないけれど。
マクシミリアンの大きな体に抱きしめられながら眠るのは、とても気持ちが良かった。
「お嬢様!マックス!なーにしてるんですかぁ!!」
……翌朝、起こしに来たジョアンナに物凄く怒られたけど。
健全ではないけれど、R18という程でもない内容。
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魔法学園に通うようになってしばらく経って……なんやかんやでマクシミリアンが暫定彼氏のような状態になった訳ですが。
日本に住んでいた頃の記憶を辿るとお付き合いしてどれくらいでキスしただの、その……エッチしただのとそんな話を友人に聞いたりもしたなぁとか思う今日この頃で。
その頃は自分には全くご縁の無い話だったので『ひゃー』って言いながら聞くという選択肢しか無かった訳ですが。悲しい。
でも転生先でマクシミリアンという彼氏的なものが、出来てしまったので……。
そんな記憶を思い出すとマクシミリアンと何かしなきゃいけないのかしら?なんて思ってしまうのよね。
――――でもわたくしまだ13歳ですし。あくまで暫定彼氏であり、婚約者ではない訳ですし。
マクシミリアンとどれくらいの接触までならセーフなのかは、悩むところで。
だけど、ズルズルと最後まで……なんて事になってしまっても困る。
かといって前世で『我慢させ過ぎると彼氏が逃げる』なんて事も聞いているのよね……。
この辺りは悩みどころなのだ。
マクシミリアンに逃げられたら『して貰った方が良かった』なんて後悔する、きっと。
「……ねぇ、マクシミリアン」
「なんです?お嬢様」
寮の部屋で上掛けに包まり顔だけ出してマクシミリアンに声をかけると、彼は灯を消そうとしていた手を止めてわたくしの方を振り向いた。
そして少し怪訝そうな顔をしたけれどこちらに歩み寄って、手袋を外すとぽふりと優しくわたくしの額を撫でてくれる。
えへへ、ちょっと冷たい手が気持ちいいわ。
「マクシミリアンとわたくし、一応お付き合いしてる訳じゃない?……あのね、前世でね」
「前世でございますか。ふふ……どんなお話でしょう?」
マクシミリアンは前世の話もちゃんと聞いてくれる。これはとても嬉しい事だ。
「恋人に、やらしい事をさせなかったら逃げられるってお友達に言われたのだけど。ほんと?」
「お嬢様っ!?」
マクシミリアンが目をまん丸く見開いて驚いた声を出す。
侯爵家令嬢がするべき発言ではないと分かってはいるのよ。だけど……マクシミリアンに逃げられたらって思うと本当に切実なんだもん!!
「マクシミリアンは……どこまで出来たら、逃げない?」
「どこまで!?お嬢様、そんな知識をどこで……!!」
こちらは前世でオタクをやっていた訳で、18歳になった瞬間に喜び勇んでR18の同人誌を買った身だ。威張って言う事じゃないけれど!
『胡蝶の恋』のR18同人誌自体そんなに数が多くなかったから、数冊しか買えなかったんだけどね。
あー……あれは死後、親に見つかったのかしら?死ねるわ。いや、実際前世で死んだのだけど。
遺品整理でえっちな同人誌を見つけた親の顔なんて想像したくもない……。
まぁ、そんな訳で……こちらの一般のご令嬢よりちょっぴり、耳年増なところも……あるのである。
実際の経験が伴っていないから、何の経験値にもなっちゃいないんですけどね。
「えへへ……前世の知識?でもね、勿論、誰とも何もしてないのよ?」
「お嬢様……ええと……」
マクシミリアンは冷や汗をかきながら、わたくしの顔を見つめる。
どんな答えが返って来るのかしら?なんて思いながらわたくしは彼を見つめた。
「とりあえず……寝台に入っても?」
「ふぇ!?」
彼はわたくしの返答を聞かずに上着を脱いでから、上掛けをめくるとその中に入って来る。
マクシミリアンとの距離が一気に近くなり、わたくしはかなり焦った。
身長差があるから普段は上の方にある彼の顔が、真横にある……。
添い寝ってかなり距離が近いのね、ドキドキするわ。
「マクシミリアン!近い……!!」
「お嬢様。してもいいならどこまでもしたいというのが本音ですけれど」
「ふぇ!?」
そう言いながら彼は手を伸ばし、わたくしの頬を優しく撫でた。
わ……わぁ。何を、されるんだろう。最後までは嫌よ?まだそこまでの覚悟は出来ていないわ。
……多分体の準備も出来ていない。わたくし、13歳なんだからね!
む……胸、胸を触られるくらいなら頑張れるかも……。
でもマクシミリアンが望むなら最後まで……なんて、ぐるぐるする目で考えていると彼がくすりと笑う気配がした。
「私はお嬢様のお側に居られるだけで幸せなので。……やらしい事はお嬢様が大人になってからにしましょう?」
「……マクシミリアン、逃げない?」
「逃げません」
「えへへ……」
ホッとして思わず笑みが零れる。
だけどマクシミリアンの顔が近づいて来ておでこにそっとキスをするので、ホッとした気分はすぐにどこかへ吹き飛んでしまった。
「にゃっ!?」
「今日は、健全に添い寝をしても宜しいですか?」
「――っ!そ……添い寝、くらい、なら……なら……?」
添い寝って健全だったかしら……?なんて思わず目を白黒させてしまう。
正直これがセーフラインかなんて分からないけれど。
マクシミリアンの大きな体に抱きしめられながら眠るのは、とても気持ちが良かった。
「お嬢様!マックス!なーにしてるんですかぁ!!」
……翌朝、起こしに来たジョアンナに物凄く怒られたけど。
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