【R18】悪役令嬢は元執事から逃げられない

夕日(夕日凪)

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番外編

獣と月のとある夜※

「ビアンカ……」

子供二人を寝かしつけて二人の寝室に戻ると、マクシミリアンから抱きしめられ貪るようなキスが降ってきた。
子供達も大きくなり、二人の夜の時間がまた増えてきたのはとても嬉しいのだけど……。
旦那様は相変わらず……あちらが強いといいますか。子供達が居るから新婚の時のように昼間も、とはいかないまでも毎晩求められる生活な訳で。

「抱いても、いいですか?」

マクシミリアンは近頃、一応そう訊いてくるのだけど止めてくれた覚えは無い。
……わたくしが『嫌』って言っても捨てられた子犬みたいな顔をして『……ダメですか?』なんておねだりをして合意をもぎ取っていくのよね……!!
そんな顔をされたらわたくしが逆らえない事を、彼は経験で知っているのだ。選択肢なんて無いにも等しい。

「……マクシミリアンの、馬鹿。止めてくれた事なんて無いくせに」

上目遣いでマクシミリアンにそう言うと彼は愉快そうに笑ってわたくしの額にゆっくりとキスをする。
そして瞼に、頬に、唇に……愛おしそうに啄むようなキスの雨を降らせてからわたくしを抱え上げベッドへと運んだ。
……マクシミリアンとの夜の営みは好きだ。
強引な割にその……変態的なプレイとかは、強要してこないし。良かった……旦那様が真正のドSじゃなくて本当に良かった。
むしろわたくしの気持ち良さを重視して、優しく沢山の愛撫をしてくれる。
縛られたり、後孔を使われたり、異物を入れられたりのような変態プレイをする旦那様じゃなくて心底嬉しい。……言葉責めはされるのだけど。まぁ、それくらいなら。

「ビアンカ、愛しています」

うっとりとした表情で言いながら、マクシミリアンがわたくしの夜着のボタンを外していく。
開かれた夜着から現れた胸はマクシミリアンにいつも触られているのに全然大きくならないまま、大人に……どころか2児の母に……なってしまった。ちょっと悲しい。
前世知識の『揉まれると大きくなる』はわたくしには当てはまらなかったようだ。
マクシミリアンの大きな手が胸を優しく包み込むと、わたくしの体はこれから起きる事への期待にふるりと震えた。
緩やかな動きで胸を揉みしだかれ、ピンク色の乳輪を上辺を撫でるような刺激でなぞられる。
そのもどかしい感覚でもマクシミリアンに抱かれ続け快楽を覚えた体は熱くなり、下腹部にぞくりとした甘い刺激が走った。

「……ふぅ……んっ。マクシミリアン……わたくしも……愛してる」
「ああ……ビアンカ……!」

わたくしの『愛してる』がトリガーだったようにマクシミリアンの柔らかな唇が重なって、濡れた舌が唇に触れる。
彼の舌を迎え入れようとわたくしが口を開くと、嬉しそうにそれは口内に侵入してきた。
もう何度味わったか分からない彼の舌。だけど飽きることなく自分の舌をそれに絡みつかせ貪欲にその動きを貪ってしまう。
ぴちゃ……ぴちゃ……とやらしい水音が口内から発せられ、その恥ずかしい音にも官能が高められるから不思議だ。

「っ……やぁん……」

マクシミリアンは舌を吸いながら、わたくしの両胸の頂きをきゅっと摘まんで優しく捏ねた。
気持ちいい、気持ちいい。
マクシミリアンの手はわたくしの体をどうすれば快楽を呼び起こすのかを知り尽くしている。
彼の与えてくれる快楽に身を任せていると、まだ触られてもいない蜜壺からぴちゃりと蜜が滴って太腿を濡らす。
思わず蜜壺に手をやろうとすると、唇を離したマクシミリアンにそっと手を止められた。

「そこは私が蕩かせてあげますから」

マクシミリアンはそう言うとわたくしの膝裏をぐいっと持ち上げて、顔につくかというくらいまで足を押し上げて広げた。
思わず羞恥で顔が真っ赤に染まる。こんな体勢、後孔まで……全てが見えてしまう。
自分の恥ずかしい部分がマクシミリアンの前に曝け出される感覚には、未だに慣れない。

「ふふ。いくつになっても行為で照れる貴女は可愛らしいですね」

マクシミリアンは言いながらぺちゃり、と蜜を垂らす秘所に舌を這わせた。
ちゅぷり、ちゅぷり、と彼の舌が襞を丁寧になぞり、穴ににゅるりと侵入してくる。

「っ……ぁあんっ!」

マクシミリアンはじゅぷじゅぷとやらしい音を立てながら濡れた舌を穴で蠢かせ、時には流れ出てくる蜜を啜る。
ふーっ、ふーっと息を荒くしながら身を震わせて足を閉じようとしてしまうけど、マクシミリアンは逃がさないというように足を強く押さえて更に激しく舌を抽送した。

「やだっ……マクシミリアンっ、それ、はずかしいのっ……」
「恥ずかしいだけ?」

言いながらマクシミリアンは花芽に唇を寄せ容赦なく吸い上げた。

「あっ……あぁぁあっ!」

突然の強い刺激に思わず腰が跳ねてしまう。
マクシミリアンは花芽を強く吸いながら蜜壺にずぶり、と指を2本入れて中で動かした。
激しく指を動かされ、愛液が卑猥な音を立てながら彼の指を濡らし、絡まっていく。

「やぁあっ、りょうほうなんて、しげきつよいのっ……ぁん!ああんっ!!」
「ほら、ビアンカ。気持ちいい時はちゃんと気持ちいいと言いなさい」
「きもちいいっ……気持ちいいの。マクシミリアンのお指でぐりぐりされるのもっ……あそこ、吸われるのもっ……でもぉ」

きゅうきゅうと快楽を強請るように膣壁はマクシミリアンの指を締め上げた。
もっと……もっと強い刺激が欲しい。

「もっとおおきいの……ほしいの……っ」

わたくしがそう言うと、マクシミリアンは嬉しそうに微笑んで、愛液で濡れた唇を妖艶に舌で舐めた。
そして狂暴に猛った自身を蜜壺にあてがうと、ゆるりと表面を撫でるように腰を動かす。
熱い物がにゅぷ、にゅぷ、と襞を刺激するそのもどかしい刺激に、腰が自然に動いて彼の物を受け入れたいとねだるのだけど、彼は中に入れようとしてくれない。

「ビアンカ、もっとちゃんと言って?何が欲しいのです?それでは私には分かりません」
「い……いじわる!ばか!ばかぁっ!!」
「……ビアンカ、言って下さい」

もどかしい、入れて欲しい、愛してるって言いながら激しく奥の方を突いて欲しい。

「マクシミリアンの、おおきいのを……奥までいれて、ずぶずぶして欲しいのっ……」

真っ赤になった顔で涙目でそう言うと、マクシミリアンは満足そうに笑って剛直を蜜壺に沈めた。
圧倒的な質量が膣内を満たすその待ち望んだ刺激にわたくしは嬌声を上げ背中を反らしながらも、マクシミリアンに抱きしめて欲しくて思わず両手を伸ばしてしまう。
するとマクシミリアンはわたくしを柔らかく抱き込んで、宝物を扱うような優しい口付けをした。

「マクシミリアン、すき、すきなの。もっとぎゅってして?はなさないで?」
「ビアンカ、私も愛していますっ……」

彼の剛直がじゅぶじゅぶとやらしい音を立てながら膣壁を擦り上げる。
その動きはわたくしの気持ちいいところを容赦なく刺激をし、刺激される度に膣肉は彼を求めて蜜を垂らしもっと奥にとねだるように締め付けた。

「まくしみりあん、きもちいっ、すき、すき………ぁん!!あっあっ……やぁんっ!」
「……ビアンカ、締め付けないで下さい。そんなに気持ちいいのですか?」
「きもちいいのっ……まくしみりあんのすきなの、奥、ぐりぐりしてっ……」
「――――っ。煽るような事を……!」

マクシミリアンの腰の動きが早くなり、深い口付けをされながら最奥を容赦なく突き上げられる。
愛液と先走りが混じり合い、白濁しながら後孔まで濡らすように零れ落ちた。
頭の奥が痺れたように甘い刺激に支配され、彼から与えられる気持ち良さを貪る事だけに夢中になる。

「ぁあああああんっ!!」

一番奥をぐりゅっと刺激された瞬間、あられもない声を上げ、ぎゅっと足を伸ばしてわたくしはイッてしまった。
イッてしまったのにはしたない膣はきゅうきゅうとマクシミリアンの物を締め付けて刺激をねだり、抜き差しされる度にまた体は高みに近づいていく。

「さっき……イッたばかりなのにぃ……っ。やだっ、また……またきもちよくっ……!」
「ビアンカ、私もっ……」

びくり、とわたくしが体を震わせて達すると同時に、体の奥にじわりと熱いものが吐き出されたのを感じた。
余韻を味わうようにマクシミリアンはゆるり、と腰を動かす。その柔らかい刺激にも感じてしまって、はぁっ……と熱い吐息を漏らした。

「……好きなの、マクシミリアン。大好き、大好き」

マクシミリアンの唇に軽く何度もキスをすると、彼は嬉しそうに笑いながらわたくしの髪を優しく手で梳いた。

「私も……愛しております。貴女が嫌がっても一生離しませんし、貴女が離れようとしたら縛り付けて監禁して物理的に離れられないようにしてしまいそうです。いいや、そうしてしまうでしょうね……」

黒い瞳に仄暗い光りを湛えながらそう言うマクシミリアンさえも愛おしいと思うなんて、わたくしもどうしようもないところまで絆されてしまっていると思う。
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