35 / 71
番外編
月と獣の舞踏会9(マクシミリアン視点)※
ビアンカの軽い体を抱きあげ、どこかにぶつけてしまわないように気をつけながら湯舟へと入れる。小さな水音を立て彼女の体が湯舟に沈むと銀糸の髪が、湯舟の中でふわりと優美に扇の形を描いて広がった。
ビアンカは気持ちよさそうに小さく息を漏らすと、私を見つめねだるように両手を差し出す。お誘いに応じようと私も残った衣服を性急に剥ぎ取り妻が待つ湯舟へ急いで身を沈めた。
「やぁねマクシミリアン。そんなに急がなくても」
ビアンカはくすくすと笑いながら乳白色の美しい裸体を私の胸にすり寄せ、白い可憐な手を背中に回し抱きついてきた。
小さく可憐な乳房が私の胸板に押し潰されその形をわずかに変える。妻は大きくないのを気にしているが、私はこのささやかな胸が好きだ。ビアンカのように健気で愛らしいと思ってしまう。これを言うと、彼女は怒るが。
「やっと貴女と二人きりなんです。急ぎもします」
言いながら彼女の体を少し強く抱くときめ細やかな質感の肌の感触が伝わってくる。それだけで私の中心は熱を持ち欲を満たそうと持ち上がってしまう。
私はビアンカのお湯で温まり薔薇色に染まった頬を数度指で撫でた。彼女は気持ちよさそうに目を閉じて私のされるがままになっている。このまま、口づけ彼女を貪ってしまいたい。
けれど……今日の彼女は疲弊し不安がっているのだ。少しでも安心する言葉を与えることはできないだろうか。
「……? マクシミリアン」
いつもと違いいつまでもなにもしてこない私に、ビアンカは不思議そうな視線を向ける。そして彼女は少し悲しげにその長い銀色の睫毛を伏せた。
「気乗りしない……? 貴方も疲れているでしょうに、誘ってしまったし」
「いいえ、そうじゃありません!」
私は慌てて彼女を抱きしめた。不安にさせたくないと思い言葉を考えていたのに、結局彼女を不安にさせてしまうなんて。
「ビアンカ。私は……貴女が不安だったら本当にこの国を出てもいいと思っています。貴女に不安な思いなんてさせたくない。そのためなら、なんでもしたいんです」
誰も彼女を知らない遠い国に行けたら。ビアンカの心にはきっと平穏が訪れる。
そのためならこの国で得た地位なんて私は捨ててしまっていいんだ。
ビアンカは私の言葉を聞いて少し考えるような顔をしたあとに、ふわりと天使のように微笑んだ。
「じゃあ、本当にどうしようもなくなったら……お願いしようかしら?」
彼女が笑ってくれたことに、私は安堵で泣きそうになる。
「どこへ行きたいですか?」
「海が綺麗な場所がいいわ。海を見ながら貴方とのんびり過ごすの」
「それは楽しそうですね」
微笑み合い会話を交わしながら、しっとりと濡れた頬に口づけるとビアンカはくすぐったそうに笑う。
ビアンカがあまりに楽しそうに話すから何事もなくても海の綺麗な国に行くのもいいな、なんてそんなことを考えてしまう。海辺に立つ彼女も、きっと綺麗だ。
ローラはアルフォンス様に今ほど会えなくなるのを嫌がるだろうが……。
「……愛しています、ビアンカ」
彼女の薄桃色の唇にキスをしながらそう告げる。するとビアンカの顔は泣きそうにくしゃりと歪み、次に泣き笑いのような表情になった。
「愛してる、マクシミリアン。ずっと……ずっと一緒にいてね」
そう言って彼女は私の唇にその可憐な花のような唇を寄せる。それを優しく吸うとビアンカの唇から安心したような吐息が漏れるのを感じた。
彼女の華奢な体をしっかりと抱いて何度も優しく唇を合わせ、そっと小さな唇を割り開き舌を滑り込ませると待ち侘びたように彼女の舌がそれに応えた。
くちゅくちゅと卑猥な音を立てながら彼女と舌を絡め、時折優しく吸い上げると彼女の体がぶるりと小さく震え小さな手がすがるものを探すように所在なさげにさまよった。その手を優しく握ると安心したように彼女は目元を和らげる。
長いキスをしていると彼女の白く細い足が湯舟の中で物欲しげにすり合わされるのが目に入った。
「……そこを触って欲しいのですか、ビアンカ」
唇を離してそう囁くとビアンカの頬が赤く染まる。そして湖面の色の瞳を潤ませながら、彼女は小さく頷いた。
「……触って欲しいわ、マクシミリアンに。体の隅々全部……満たして欲しいの」
不安な気持ちからだろう。今日の彼女は珍しく臆面もなくおねだりをしてくる。そんなビアンカも可愛らしいなと私は思わずほくそ笑んでしまう。
「触ってあげます。可愛い貴女を隅々まで」
そう言いながら彼女を膝に抱え上げ、額にキスをしながら嫋やかな肢体を手で探る。
ビアンカの銀色の柔らかな下生えを指で撫でると彼女の唇からは嬉しそうな甘い息が漏れた。その期待に応えるべく浅紅色の花弁に指を滑らせる。するとそこはすでにお湯ではないものでぬかるんでいた。
ゆるく蜜壺の入り口に指を埋めたあとに花芽をこするとビアンカは小さく声を上げ、私の体にすがりつく。ビアンカの体はお湯のせいか快楽のせいか薄い桃色に染まっていて、まるで食べ頃の果実のようだ。
「ここ、気持ちいいですか?」
「マクシミリアン、気持ちいい……っ。やっ……ぁあんっ……!」
繰り返し花芽を嬲ると水音を立てながら彼女の体は何度も跳ねる。
ぬぷりと指を一本蜜壺に埋めると、熱い膣壁がねだるようにうねった。
「ひゃぁんっ……!」
耳にゆるりと舌を這わせると彼女の体がびくりと震え、中がきゅうっと指を締めつけた。その締めつけをほぐすように指を二本にしてゆっくりと出し入れし、かき分けるように中で広げる。すると蜜壺の奥からとろりとぬめりを持つ液体が湧き出てくるのがわかった。
「ビアンカのやらしい蜜がたくさん溢れていますね」
「そ……そんな恥ずかしいこと言わないで……!」
顔を赤くし恥ずかしそうにするビアンカを見ていると、下半身に熱が集まりすでにはちきれんばかりになっていた凶器の硬さが増すのがわかった。ああ……なんて可愛らしいんだ。
「マクシミリアンの……熱いの当たってる……」
「欲しいですか? ビアンカ」
背後から膝裏を掴みビアンカの足を持ち上げ蜜壺に肉杭をあてがった。柔らかな花弁に何度も熱をこすりつけ、つるりとした亀頭を軽く蜜壺に埋めては離す。
挿れて欲しそうに腰を動かす彼女の期待に応えず入り口をくちゅくちゅと弄んでいるとビアンカはどんどん涙目になっていった。
ビアンカは気持ちよさそうに小さく息を漏らすと、私を見つめねだるように両手を差し出す。お誘いに応じようと私も残った衣服を性急に剥ぎ取り妻が待つ湯舟へ急いで身を沈めた。
「やぁねマクシミリアン。そんなに急がなくても」
ビアンカはくすくすと笑いながら乳白色の美しい裸体を私の胸にすり寄せ、白い可憐な手を背中に回し抱きついてきた。
小さく可憐な乳房が私の胸板に押し潰されその形をわずかに変える。妻は大きくないのを気にしているが、私はこのささやかな胸が好きだ。ビアンカのように健気で愛らしいと思ってしまう。これを言うと、彼女は怒るが。
「やっと貴女と二人きりなんです。急ぎもします」
言いながら彼女の体を少し強く抱くときめ細やかな質感の肌の感触が伝わってくる。それだけで私の中心は熱を持ち欲を満たそうと持ち上がってしまう。
私はビアンカのお湯で温まり薔薇色に染まった頬を数度指で撫でた。彼女は気持ちよさそうに目を閉じて私のされるがままになっている。このまま、口づけ彼女を貪ってしまいたい。
けれど……今日の彼女は疲弊し不安がっているのだ。少しでも安心する言葉を与えることはできないだろうか。
「……? マクシミリアン」
いつもと違いいつまでもなにもしてこない私に、ビアンカは不思議そうな視線を向ける。そして彼女は少し悲しげにその長い銀色の睫毛を伏せた。
「気乗りしない……? 貴方も疲れているでしょうに、誘ってしまったし」
「いいえ、そうじゃありません!」
私は慌てて彼女を抱きしめた。不安にさせたくないと思い言葉を考えていたのに、結局彼女を不安にさせてしまうなんて。
「ビアンカ。私は……貴女が不安だったら本当にこの国を出てもいいと思っています。貴女に不安な思いなんてさせたくない。そのためなら、なんでもしたいんです」
誰も彼女を知らない遠い国に行けたら。ビアンカの心にはきっと平穏が訪れる。
そのためならこの国で得た地位なんて私は捨ててしまっていいんだ。
ビアンカは私の言葉を聞いて少し考えるような顔をしたあとに、ふわりと天使のように微笑んだ。
「じゃあ、本当にどうしようもなくなったら……お願いしようかしら?」
彼女が笑ってくれたことに、私は安堵で泣きそうになる。
「どこへ行きたいですか?」
「海が綺麗な場所がいいわ。海を見ながら貴方とのんびり過ごすの」
「それは楽しそうですね」
微笑み合い会話を交わしながら、しっとりと濡れた頬に口づけるとビアンカはくすぐったそうに笑う。
ビアンカがあまりに楽しそうに話すから何事もなくても海の綺麗な国に行くのもいいな、なんてそんなことを考えてしまう。海辺に立つ彼女も、きっと綺麗だ。
ローラはアルフォンス様に今ほど会えなくなるのを嫌がるだろうが……。
「……愛しています、ビアンカ」
彼女の薄桃色の唇にキスをしながらそう告げる。するとビアンカの顔は泣きそうにくしゃりと歪み、次に泣き笑いのような表情になった。
「愛してる、マクシミリアン。ずっと……ずっと一緒にいてね」
そう言って彼女は私の唇にその可憐な花のような唇を寄せる。それを優しく吸うとビアンカの唇から安心したような吐息が漏れるのを感じた。
彼女の華奢な体をしっかりと抱いて何度も優しく唇を合わせ、そっと小さな唇を割り開き舌を滑り込ませると待ち侘びたように彼女の舌がそれに応えた。
くちゅくちゅと卑猥な音を立てながら彼女と舌を絡め、時折優しく吸い上げると彼女の体がぶるりと小さく震え小さな手がすがるものを探すように所在なさげにさまよった。その手を優しく握ると安心したように彼女は目元を和らげる。
長いキスをしていると彼女の白く細い足が湯舟の中で物欲しげにすり合わされるのが目に入った。
「……そこを触って欲しいのですか、ビアンカ」
唇を離してそう囁くとビアンカの頬が赤く染まる。そして湖面の色の瞳を潤ませながら、彼女は小さく頷いた。
「……触って欲しいわ、マクシミリアンに。体の隅々全部……満たして欲しいの」
不安な気持ちからだろう。今日の彼女は珍しく臆面もなくおねだりをしてくる。そんなビアンカも可愛らしいなと私は思わずほくそ笑んでしまう。
「触ってあげます。可愛い貴女を隅々まで」
そう言いながら彼女を膝に抱え上げ、額にキスをしながら嫋やかな肢体を手で探る。
ビアンカの銀色の柔らかな下生えを指で撫でると彼女の唇からは嬉しそうな甘い息が漏れた。その期待に応えるべく浅紅色の花弁に指を滑らせる。するとそこはすでにお湯ではないものでぬかるんでいた。
ゆるく蜜壺の入り口に指を埋めたあとに花芽をこするとビアンカは小さく声を上げ、私の体にすがりつく。ビアンカの体はお湯のせいか快楽のせいか薄い桃色に染まっていて、まるで食べ頃の果実のようだ。
「ここ、気持ちいいですか?」
「マクシミリアン、気持ちいい……っ。やっ……ぁあんっ……!」
繰り返し花芽を嬲ると水音を立てながら彼女の体は何度も跳ねる。
ぬぷりと指を一本蜜壺に埋めると、熱い膣壁がねだるようにうねった。
「ひゃぁんっ……!」
耳にゆるりと舌を這わせると彼女の体がびくりと震え、中がきゅうっと指を締めつけた。その締めつけをほぐすように指を二本にしてゆっくりと出し入れし、かき分けるように中で広げる。すると蜜壺の奥からとろりとぬめりを持つ液体が湧き出てくるのがわかった。
「ビアンカのやらしい蜜がたくさん溢れていますね」
「そ……そんな恥ずかしいこと言わないで……!」
顔を赤くし恥ずかしそうにするビアンカを見ていると、下半身に熱が集まりすでにはちきれんばかりになっていた凶器の硬さが増すのがわかった。ああ……なんて可愛らしいんだ。
「マクシミリアンの……熱いの当たってる……」
「欲しいですか? ビアンカ」
背後から膝裏を掴みビアンカの足を持ち上げ蜜壺に肉杭をあてがった。柔らかな花弁に何度も熱をこすりつけ、つるりとした亀頭を軽く蜜壺に埋めては離す。
挿れて欲しそうに腰を動かす彼女の期待に応えず入り口をくちゅくちゅと弄んでいるとビアンカはどんどん涙目になっていった。
あなたにおすすめの小説
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って?
いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…