【R18】悪役令嬢は元執事から逃げられない

夕日(夕日凪)

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番外編

月と獣の蜜月20※

「ビアンカ……」

 熱がこもる口調で名を呼ばれ、唇を何度も食まれ。さも美味しいですというように余すところなく口内を舐められて。
 本当にこの人は動物みたいね、と思いながらマクシミリアンの舌に自身の舌を絡め、綺麗な黒髪に手を伸ばしてくしゃりと乱す。
 息をする余裕もない口づけはマクシミリアンの情熱に満ちている。その甘く熱い口づけに応えていると、大きな手がそっと胸に触れた。

「ん……」

 二本の指で挟み込むようにして、頂を転がされわたくしは甘い声を漏らした。慈しむように優しく、けれど確実に官能を開くように。マクシミリアンの指が摘んで捏ねたり、時折指先で弾いたりしながら甘く頂を虐める。体を震わせながら彼の胸に爪を立てると、ふっと空気を震わせるような笑い声をマクシミリアンは漏らした。

「は……んっ……」

 たっぷり唾液を絡めるくちゅくちゅという水音と、甘い声は夜の静寂に溶けていく。下着はいつの間にか取り去られ、体に触れる手の熱さを直に感じた。

「ビアンカ、うつ伏せになってお尻を上げてください」

 唇を離したマクシミリアンが蕩けるような声で耳朶に囁いた。その言葉にわたくしの頬はカッと赤くなる。すべてを彼に見られているとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。

「気持ちよくしてあげますから。ね?」

 マクシミリアンは何度も優しく唇を重ねながら、悪魔のように甘く誘う。甘い口づけで蕩かされた理性は脆くて、わたくしは枕を抱えるような体勢でお尻を上げた。
 ――マクシミリアンは妻の扱いを心得ているのだ。

 ……ああ、さんざん彼を獣のようだと思ったけれど。わたくしも立派な獣みたいね。

 羞恥で頬は紅潮し、ひやりと蜜壺に触れる空気に理性が呼び戻されようとする。けれどそれはマクシミリアンが蜜壺に指を埋める感触で、また快楽へと溶けていった。
 ぐちゅりと二本の指が埋まる生々しい音が響き、狭い内側を円を描くように指が動く。指で中をかき混ぜられながら柔らかな尻肉に何度も口づけをされ、時にはからかうように歯を立てられ。そのたびに体は小さく震えた。

「ふ。ぅうう……っ」
「ビアンカ、恥ずかしがらないで声を出して」
「だって……ひゃっ!」

 指がちゅぷりと抜かれ、尻たぶを両手で掴まれ開かれる感覚の後に、生温かいものが蜜壺を這った。

「あっ、ああっ……」

 花弁をゆっくりとマクシミリアンの舌が嬲る。その淡い刺激に蜜壺はじわりと蜜を滲ませる。その蜜を舌が掬い、そのまま膣内に舌を差し込まれた。

「ふっ、ああっ」

 マクシミリアンの息が肌をくすぐり、じゅるじゅると音を立てながら蜜を啜られる。吐息に、音に、そして彼にあますことなく見られているという事実に。羞恥心はかき立てられ、だけど体は正直に気持ちよさに流されていく。
 マクシミリアンは舌を隘路から抜くと今度は花芽の皮を剥き、芯を優しく指で擦った。

「ひっやぁあっ。マクシミリアン、マクシミリアン……!」
「気持ちいいですか? ビアンカ。ああ、こんなにだらだらとやらしい蜜を垂らして……」

 マクシミリアンの言う通り、太ももにはぬるりと蜜が伝っていた。こんなにもはしたなく濡れてしまっている。それが恥ずかしくて股を閉じようとすれば、大きな手で太ももの内側を掴まれ足を開かれてしまう。

「ほら、じっとして」
「でも、恥ずかしい……っ」
「感じている貴女は愛らしいです。恥ずかしがらないで」

 甘く囁きながら、マクシミリアンは背中に何度も口づけをする。そしてゆっくりと、二本の指を蜜穴に沈めた。

「ひゃ、まくしみりあん……」

 感じる場所を刺激されながら指を抽送されると、ぎゅうぎゅうと枕を抱きしめながら彼の名前を呼ぶことしかできなくなる。長い交わりの中で、彼はわたくしの感じる場所をすべて知っている。マクシミリアンは長い指を動かしながら、もう片手でわたくしのお腹のあたりを優しく撫でた。その動きに子宮がぞくりと震え、指じゃないものが欲しくなって。

「まくしみりあん、ゆび、じゃ。まくしみりあんのがほしい……」

 甘えるような声音でおねだりすると、長い指がゆっくりとした動きで蜜壺から引き抜かれた。

「ビアンカ……」

 熱のある声で名前を囁かれ、熱い手のひらで背中を撫でられて。甘い疼きが体中に広がり、蜜壺からはとろりとまた蜜が零れた。
 熱がそっと押し当てられ、それが欲しかったのだという喜びが胸に溢れる。先端を自ら飲み込もうと思わず腰が動き、触れ合った粘膜同士がぐちゅりと濡れた音を立てた。

「欲しいですか、ビアンカ」
「欲しい……マクシミリアンの、大きいの、挿れて……」

 はしたない言葉を吐きながら蜜壺を押し付けるようにすると、張り出した先が圧迫感を伴いながら隘路に埋まる。ああ、これを最後まで挿れて欲しい。

「ふっ……」

 さらに押し込むようにすると狭い抵抗をかき分けるように先端が埋まり、幹がずるりと道を進む。腰を動かしその感触を堪能しようとすると、マクシミリアンに腰を掴まれそっと止められてしまった。

「まくし、みりあん……」

 思わず恨めしげな声が漏れてしまう。もっと、貴方を感じたいのに。

「ちゃんと、私が気持ちよくしますから」

 そう囁いてマクシミリアンは、一気に幹を押し込んだ。
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