【R18】うさぎのオメガは銀狼のアルファの腕の中

夕日(夕日凪)

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花屋のうさぎの困惑4※

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※無理矢理な表現があります、ご注意ください※



 その時、扉が開く音がした。振り返るとそこには、狐族の騎士が立っていた。僕の体は男を見て固まってしまう。彼が目を爛々と光らせて、こちらを凝視していたから。

「ひっ……」

 引き攣った声を上げながら僕は後退する。すると狐族の男もこちらへ数歩踏み出した。……このままでは壁際に追いつめられてしまうだけである。僕はチラリと入り口の扉に目をやった。
 なんとか逃げ出そうとふらつく足で走る。けれど大きな手が伸びて、がしりと腕を掴まれてしまった。それはとてつもなく強い力で僕は恐怖に震えた。

「暴れるなよ」

 荒い息を吐きながら男は言うと、僕のシャツに手をかけ一気に引き裂いた。
 上げようとした悲鳴は男の手で口をふさがれて、外に出ることは叶わない。男の片手がゆっくりと体を這った。その感触がおぞましくてたまらないのに、発情した体はしっかりと快感を拾ってしまう。

「――ッ」

 男の手が胸の頂きを摘み、乱暴に捏ねる。そんな痛みに近い刺激にも僕の体は感じてしまい、体中がさざめくように気持ちいいと訴えた。

「や……」
「なんだ、感じてるじゃないか。大人しくしてれば、もっと気持ちよくさせてやるよ」

 雄の匂い、アルファの存在感。それに煽られ感覚はどんどん高まっていく。尻のあたりに男の硬いものが当たる。それが欲しいと叫ぶ自分の体に、僕は激しい嫌悪感を覚えた。
 大きな手が性急な動きで僕のトラウザーズを引き下ろす。そして女性のように蜜を垂らしている蕾に、ぬちりと指が差し入れられた。

「や、やだっ……」
「なにが嫌なんだよ。こんなに前を腫らしておいて」

 男は言いながら僕の性器をぎゅっと掴む。それは男の言う通りピンと立ち上がり、欲情を示していた。蕾に指を出し入れしながら熱杭を擦られ、湧き立つ快感に理性は飲み込まれていく。

「ふぁ、あっ。あっ」

 男の乱暴な手つきに煽られて、口からは嬌声が漏れた。それが情けなくて、とても悲しくて。オメガの自分の体を呪いたくなる。

「やらしい声だな。そんな淫乱なオメガには、きっちり種付けしてやらないとな」

 ダメだ、このままだと。この男に……孕まされてしまう。

 嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。

 高められていく体と相反するように、心が引き裂かれそうに痛む。男が自分のトラウザーズをくつろげ、いきり立った雄を取り出すのが視界の隅に見えた。乱暴な手に床に四つ這いにされ、尻たぶを広げられる。そして丸みのある亀頭が蕾に押し付けられた。

「や……」

 抵抗しようにも昂ぶった体には力が入らなくて、爪を床に立てることで精一杯だった。便所の床で這いつくばるようにして、僕は知らない男に犯され、孕まされるのか。やっぱりオメガがアルファばかりの騎士の宿舎になんて来るべきじゃなかったんだ。

 ――助けて、リオネル様。

 涙を零しながら唇を噛みしめながら、僕が考えたのはリオネル様のことだった。

「レイラ!」

 聞きたかった声が僕の名前を呼んだ。次に鈍い音がして背後からうめき声が聞こえ、なにかが叩きつけられるような音がする。
 おそるおそる音の方へ視線を向けると……そこには男の顔を片手で地面に叩きつけ、鬼のような形相をしているリオネル様の姿があった。

「……リオネル、さま」

 震える手を伸ばすとハッとした表情のリオネル様がその手を握る。その頼れる手の感触に安堵し、僕の瞳は涙で潤んだ。

「レイラ、一人にしてすまない」

 強い力で抱きしめられ、息が詰まりそうになる。リオネル様と接している部分が熱い。このままリオネル様に抱かれたい、そして孕まされたい。先ほどの男には感じなかった気持ちが次々に湧いてくる。僕は、一体どうしてしまったんだろう。

「リオネル様、抱いて……」

 口から、うわ言のような言葉が漏れた。

「レイラ……!」

 リオネル様が欲を孕んだ瞳で僕を見つめている。その視線に反応するかのように、蕾からは愛液がこぽりと零れた。

「ひとまず、執務室に戻ろう。ニルス、こいつの処分は任せた」
「へいへい」

 入り口からニルス様がひょいと顔を覗かせると、慌てたように鼻のあたりを手で覆った。

「こりゃ、強烈。当てられても仕方ないな」
「黙れ」
「うわ、こっわ。リオネル様、何度か発散させてから薬を飲ませてあげて。その方が効きが早いからさ。最後までしてしまうともっといいんだけど……」

 なにか会話をしながら、ニルス様がリオネル様に小瓶を渡している。僕はそれを、ぼんやりと眺めていた。
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