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花屋のうさぎの困惑6※
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「リオネルさま、リオネルさま」
ぐちゅりとやらしい音を立てながら蜜が溢れ、リオネル様の美しい指に絡みつく。それを意識した瞬間、また体が快楽に震えた。
だけど……これじゃまだ足りない。
「抱いて、孕ませ、て」
はしたないオメガの熱が僕の体も、思考も支配している。この眼の前の優秀な雄に抱かれ、孕むことしか考えられない。中を穿って、精をたっぷり注いで欲しい。
リオネル様は苦しそうな視線を僕に向ける。そしてゆっくりと頭を振った。
それを見た瞬間、僕の胸はズキリと痛んだ。僕なんかがリオネル様に抱いてもらう価値なんてない。そんなことはわかっていたのに傷いてしまうなんて……僕はなんて図々しいのだろう。
「こういうことには……順序がある」
なんだか四角張った口調で言いながら、リオネル様は僕の頬を優しく撫でた。そして小瓶を取り出すと、中に入った液体を僕の口にそっと含ませる。
「発情を抑える薬だ。しばらくは辛いだろうが……私が側にいるから」
リオネル様は僕を抱きしめる。狂おしいくらいのアルファの熱、それに掻き立てられるオメガの欲情。苦しむ僕の頭を、リオネル様が何度も優しく撫でる。その刺激だけでどろりと精を吐き出した僕を見て、リオネル様は少し困ったように眉尻を下げた。
「もう少し出そう。……きっと楽になる」
リオネル様はそう言うと僕の性器に手を添え、優しく扱いた。僕は喘ぎ声を上げながら吐精し、さらに快楽を貪ろうと輪になった手の中で腰を振る。僕の精で濡れてぐちゅぐちゅと音を立てる手のひらは、人生で一度も挿れたことのない雌穴のようだと思った。
――嫌だ。こんなの、恥ずかしい。
この人に……こんな浅ましい僕を見られたくない。
「ひっ……う」
情けなくて、僕は顔を隠して泣いた。この世界から、消えて無くなってしまいたい。
そう思うのに体は快楽に従順で、リオネル様の手から与えられる快感を貪欲に貪った。
自然に腰が揺れ、吐精で塗れた手のひらにまた精を吐き出す。
「レイラ……愛らしいな」
リオネル様にそんなことを言われ、唇を塞がれる。その淡い刺激にも反応し、僕はまた達した。
☆
意識は、いつの間にか途絶えていたらしい。
頭には優しく撫でられる感触がある。泣き疲れて腫れた目をその主に向けると、そこにはリオネル様がいた。彼は僕の視線に気づくと、ふっと優しい笑みを浮かべる。
僕は長椅子に寝かされ、上掛けをかけられているようだった。そしてリオネル様に、膝枕をされている?
……この状況は、一体なんなのだろう。
「……大丈夫か、レイラ」
「だいじょ……けほっ」
返事をしようとすると、喉が傷んで咳き込んでしまう。するとリオネル様がベルを鳴らし、やって来たニルス様に「喉にいいものを」と命じた。
どうしてこんなに喉が痛いのかな。声を出しすぎたせい? どうして喉を酷使したんだっけ――
ぼんやりとした思考から抜け出した僕は、すべてを思い出し真っ赤になった。
なんてことを。僕はだらしない声を上げながら、この高貴なお方の手や口を使って何度も射精をしたのだ。しかも孕ませてとねだることまでしてしまった。
「お、お許しを! 発情期はまだ先で、こんなことになるはずでは――」
立ち上がろうとしたけれど、体に力が入らず地面に崩れ落ちてしまう。僕は服を着ておらず、全裸のままで毛足の長い絨毯に顔から突っ伏すこととなってしまった。
「レイラ!」
リオネル様が慌てて僕を抱え起こす。そして自分の膝の上に僕を座らせ、上掛けをまた巻いた。
僕の体には精液がべっとりと付着し、リオネル様の豪奢な騎士服や綺麗な髪にも乾いたものが張り付いている。それを見て、顔から血の気が引いた。
「お許しください、お許しください……」
貴族様にこんな粗相をするなんて――首を刎ねられても仕方ない。僕はガタガタと震えながら、体を小さく縮こまらせた。
ぐちゅりとやらしい音を立てながら蜜が溢れ、リオネル様の美しい指に絡みつく。それを意識した瞬間、また体が快楽に震えた。
だけど……これじゃまだ足りない。
「抱いて、孕ませ、て」
はしたないオメガの熱が僕の体も、思考も支配している。この眼の前の優秀な雄に抱かれ、孕むことしか考えられない。中を穿って、精をたっぷり注いで欲しい。
リオネル様は苦しそうな視線を僕に向ける。そしてゆっくりと頭を振った。
それを見た瞬間、僕の胸はズキリと痛んだ。僕なんかがリオネル様に抱いてもらう価値なんてない。そんなことはわかっていたのに傷いてしまうなんて……僕はなんて図々しいのだろう。
「こういうことには……順序がある」
なんだか四角張った口調で言いながら、リオネル様は僕の頬を優しく撫でた。そして小瓶を取り出すと、中に入った液体を僕の口にそっと含ませる。
「発情を抑える薬だ。しばらくは辛いだろうが……私が側にいるから」
リオネル様は僕を抱きしめる。狂おしいくらいのアルファの熱、それに掻き立てられるオメガの欲情。苦しむ僕の頭を、リオネル様が何度も優しく撫でる。その刺激だけでどろりと精を吐き出した僕を見て、リオネル様は少し困ったように眉尻を下げた。
「もう少し出そう。……きっと楽になる」
リオネル様はそう言うと僕の性器に手を添え、優しく扱いた。僕は喘ぎ声を上げながら吐精し、さらに快楽を貪ろうと輪になった手の中で腰を振る。僕の精で濡れてぐちゅぐちゅと音を立てる手のひらは、人生で一度も挿れたことのない雌穴のようだと思った。
――嫌だ。こんなの、恥ずかしい。
この人に……こんな浅ましい僕を見られたくない。
「ひっ……う」
情けなくて、僕は顔を隠して泣いた。この世界から、消えて無くなってしまいたい。
そう思うのに体は快楽に従順で、リオネル様の手から与えられる快感を貪欲に貪った。
自然に腰が揺れ、吐精で塗れた手のひらにまた精を吐き出す。
「レイラ……愛らしいな」
リオネル様にそんなことを言われ、唇を塞がれる。その淡い刺激にも反応し、僕はまた達した。
☆
意識は、いつの間にか途絶えていたらしい。
頭には優しく撫でられる感触がある。泣き疲れて腫れた目をその主に向けると、そこにはリオネル様がいた。彼は僕の視線に気づくと、ふっと優しい笑みを浮かべる。
僕は長椅子に寝かされ、上掛けをかけられているようだった。そしてリオネル様に、膝枕をされている?
……この状況は、一体なんなのだろう。
「……大丈夫か、レイラ」
「だいじょ……けほっ」
返事をしようとすると、喉が傷んで咳き込んでしまう。するとリオネル様がベルを鳴らし、やって来たニルス様に「喉にいいものを」と命じた。
どうしてこんなに喉が痛いのかな。声を出しすぎたせい? どうして喉を酷使したんだっけ――
ぼんやりとした思考から抜け出した僕は、すべてを思い出し真っ赤になった。
なんてことを。僕はだらしない声を上げながら、この高貴なお方の手や口を使って何度も射精をしたのだ。しかも孕ませてとねだることまでしてしまった。
「お、お許しを! 発情期はまだ先で、こんなことになるはずでは――」
立ち上がろうとしたけれど、体に力が入らず地面に崩れ落ちてしまう。僕は服を着ておらず、全裸のままで毛足の長い絨毯に顔から突っ伏すこととなってしまった。
「レイラ!」
リオネル様が慌てて僕を抱え起こす。そして自分の膝の上に僕を座らせ、上掛けをまた巻いた。
僕の体には精液がべっとりと付着し、リオネル様の豪奢な騎士服や綺麗な髪にも乾いたものが張り付いている。それを見て、顔から血の気が引いた。
「お許しください、お許しください……」
貴族様にこんな粗相をするなんて――首を刎ねられても仕方ない。僕はガタガタと震えながら、体を小さく縮こまらせた。
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