27 / 32
〈番外編 母達の物語〉1 先視の力
しおりを挟む
「……ナ様、リナ様!」
まだ夜明けには早い部屋の中。
煌々と瞼を焼く光に目を開けると、無意識に毛布の端を掴んでいた。そして、甲の上に重なっていた温かいものがよく知っている手だと分かる頃には、意識は深淵の縁からようやく引き上げられようとしていた。今思えば何を視ていたのかさえ分からない。それでも良くない恐ろしいものだった事は確かで、それはいつか来る未来なのだと、それだけはいつも分かっていた。
「またあの夢ですか?」
返事が出来る程には回復していない。それでも心配そうに覗くその顔を見てぎこちなく微笑んだ。心配させないとしたはずの行為だったが、覗き込むその顔は更に歪んで見えた。
「リナ様、力が溢れております」
無意識に散らしていた力で満ちた部屋には、小鳥のような姿で赤い光を放つものが幾つも飛び回っている。
リナは目を閉じて深呼吸すると、少しずつ息を吸っていく。そうして呼吸を落ち着かせていく度に、室内を飛び回っていた光達は除々に薄くなりリナの口元に吸い込まれていく。そして全てが消え去った室内は、カーテンの隙間から満月の光のみに支配された薄闇に戻っていた。
「もしかして廊下まで?」
「いいえ、お部屋から少しだけ光が溢れていたものですから」
「もう大丈夫よ。お前も部屋に戻ってお休み」
「もう少しだけこちらにいても宜しいでしょうか?」
リナは起き上がらないまま視線だけをローザに向けると、小さく頷いた。
「大丈夫だと言ったでしょう」
「分かっています。それでも少しだけ。もう少しだけです、リナ様。後少ししたら私も眠りますから」
「好きになさい」
「寝不足か?」
ローザはカートを押しながら欠伸を噛み殺していた所を後ろから声を掛けられ、とっさに足を止めた。振り返ると、アルヴァが苦笑いをしながら立っていた。
「アルヴァ殿下! 申し訳ございません!」
カートを脇に避けて頭を下げたが、アルヴァはローザよりもずっと高い背を屈ませて覗き込んできた。ローザはとっさに後ろに飛び退いたが、すぐ後ろは壁ですぐに止まってしまった。
「顔が疲れているな、酷い顔だ」
「お見苦しいものをお見せしてしまい申し訳ございません」
その瞬間、カートを押す手を掴まれた。
「アルヴァ殿下? あの……」
「いつまでアルヴァと呼ぶつもりかな?」
「ですが、アルヴァ殿下はアルヴァ殿下です」
「アルと。もうそう呼んではくれないのか?」
廊下の先から声が聞こえてくる。ローザはカートを押す手に力を込めたが、アルヴァの力はそれよりも強かった。
「アルヴァ様! 人が来ますッ」
「アルと呼んでくれたら離すよ」
「お止め下さい。人に見られてしまいます」
しかしアルヴァは人の良さそうな微笑みを浮かべたまま、首を傾けているだけ。さらりと動いた前髪の隙間から優しい瞳と目がかち合った。
「……アル様、ご容赦ください」
震える声でそう言った瞬間、パッと手が離された。
「うん、まぁ今日はいいか。実は君にお願いがあって来たんだよ」
「何でしょうか?」
「ははッ、そう構えなくても大丈夫だよ。今からリナの所に行くのなら、礼拝堂に来るように言っておいてくれないか?」
「それはもしや新しい神官長様の件でしょうか」
「さすがローザ。先月の任命式で母上は身重で欠席、リナも体調不良で欠席。もちろん事情は伝えているけれど、ずっと会わないというのも王族側として体面が良くないという訳さ」
「ですがリナ様はこの所ご体調が優れませんので、外出出来るかどうか分かりません」
「短い時間で構わないよ。新しい神官長殿もリナに会いたいと言っていてね。おそらく簡単な挨拶で済むだろうからそう時間は取らないだろうし、ローザが一緒なら問題ないだろう?」
「お伝えしてみます」
アルヴァは手を振りながらローザを見送った。
「お兄様が? そう……」
「もしご体調が優れないようでしたら私が出向き、ご事情をお話して参ります」
「大丈夫よ。最近はずっと部屋から出ていなかったから気分転換にはなるわね」
「ご無理をなさらないで下さい」
「大丈夫よ。準備を手伝ってくれる?」
その瞬間、ローザは思わず手を伸ばしていた。窓辺に立ち振り返った色の白いリナは、今にも陽の光に解けて消えてしまいそうに見えた。
「お兄様、お待たせ致しました」
女神像の前で神官と思わしき男性と話をしていたアルヴァは、少し驚いた顔をしてこちらを見てきていた。
「お前少し痩せたんじゃないか? それに部屋に籠もりきりで陽の光を浴びていないから、そんなに真っ白で……」
「私は元々こういう肌の色なのです。それにお兄様も同じではないですか。男性とは思えない程の美白ですこと」
「それだけ話せれば心配ないな。食事は取っているのか? まあローザが側にいるからちゃんと気を使っているだろうけど、ローザに心配を掛けてはいけないよ」
「お兄様! 私を呼ばれた理由があったのですよね?」
アルヴァの少し後ろでずっと微笑ましそうに笑みを浮かべていた神官は、リナの視線を受けるとやうやうしく頭を下げてきた。
「こちらはロウ神官長だ。お前は任命式典の時に欠席をしたから初めてだろう。これから顔を合わせる事になるのだからご挨拶をしなさい」
「初めまして。この度はご挨拶が遅くなり申し訳ございませんでした。リナ・エミルと申します」
「ご体調の事はお伺いしておりましたが、王女様のお部屋にお伺いする訳にもいかず、アルヴァ様にこのような場を設けて頂いた次第でございます。リナ様にお会いでき、至極光栄にございます」
「宜しくお願いしますね、ロウ神官長。でも珍しいお名前ですね。お生まれはどちらなのですか?」
するとロウは自分の頬を撫でて見せた。肌の色は浅黒いくらいで、陽に焼けたというよりはもともとの肌色のように見えた。
「故郷は滅び、名乗る名はもうございません」
その糸目を三日月型にして笑った顔は、笑っているのに何の表情も読み取れなかった。名乗る故郷がないという事はすでに滅んでいるという事。このエミル王国でさえ幾つかの部族が集まって出来上がったもの。それでもこの国に住む者達は少なくとも滅んだという感覚はない。とすれば、ロウの故郷は滅ぼされたという事になるのだろう。
――ギルベアト帝国に。
この大陸で巨大な帝国を作り上げたギルベアト帝国のツーファール一族は、近隣の小国を蹂躙してきた。言葉通りに従うか滅ぼすかの二択のみで、この十数年で完全に滅ぼされた国は一つ。そして敗戦国として名は残されたが支配下に置かれた国が三つあった。エミル王国はその前の時代にギルベアト帝国の属国となった為、今を生きる人々はギルベルト帝国に侵攻されたという意識すら薄いかもしれない。
「そうでしたか。お辛い事をお伺いしてしまいました」
気の毒だが、同情するには同じ境遇の者達が多過ぎた。
「せっかくですから祈りを捧げて行かれませんか?」
「私ですか? 結構です」
にこりと微笑むと、微笑み返される。
「そう仰らずに」
「私はさほど信仰心はないのです。がっかりされましたか?」
するとロウは糸目を少し開けたが、それでも口元は笑っていた。
「いいえ、むしろ納得致しました。それでは今日お会い出来たのは女神様の気まぐれという訳ですね」
「どうでしょうか。少なくとも、女神様は私には気まぐれのようです」
今度こそ振り向かずに進んでいく。その時、頭の中が一気に熱くなり意識が飛びそうになった。誰かが身体を支えてくれる。薄めで目を開けると、そこには見知らぬ男性が立っていた。
印象的なのは金色の瞳。そしてそこに宿る意志の強い、強い眼差し。男性の周囲は輝いていて他には何も見えない。
「リナ様?! いかがなさいました? リナ様ッ!」
我に返ったようにもう一度そこを見ると、ローザが心配そうに覗き込んでいた。がっちりと掴まれた手は僅かに震えている。白昼夢を見たのだと、そう理解するのに時間はかからなかった。
「リナ様? 宜しければ落ち着くまで神殿の部屋で休まれて行かれますか?」
後ろからの声にぞくりと背筋が寒くなる。振り返らないまま立ち上がり、“平気です”と出来るだけ気丈に聞こえるよう、声に力を入れた。
まだ夜明けには早い部屋の中。
煌々と瞼を焼く光に目を開けると、無意識に毛布の端を掴んでいた。そして、甲の上に重なっていた温かいものがよく知っている手だと分かる頃には、意識は深淵の縁からようやく引き上げられようとしていた。今思えば何を視ていたのかさえ分からない。それでも良くない恐ろしいものだった事は確かで、それはいつか来る未来なのだと、それだけはいつも分かっていた。
「またあの夢ですか?」
返事が出来る程には回復していない。それでも心配そうに覗くその顔を見てぎこちなく微笑んだ。心配させないとしたはずの行為だったが、覗き込むその顔は更に歪んで見えた。
「リナ様、力が溢れております」
無意識に散らしていた力で満ちた部屋には、小鳥のような姿で赤い光を放つものが幾つも飛び回っている。
リナは目を閉じて深呼吸すると、少しずつ息を吸っていく。そうして呼吸を落ち着かせていく度に、室内を飛び回っていた光達は除々に薄くなりリナの口元に吸い込まれていく。そして全てが消え去った室内は、カーテンの隙間から満月の光のみに支配された薄闇に戻っていた。
「もしかして廊下まで?」
「いいえ、お部屋から少しだけ光が溢れていたものですから」
「もう大丈夫よ。お前も部屋に戻ってお休み」
「もう少しだけこちらにいても宜しいでしょうか?」
リナは起き上がらないまま視線だけをローザに向けると、小さく頷いた。
「大丈夫だと言ったでしょう」
「分かっています。それでも少しだけ。もう少しだけです、リナ様。後少ししたら私も眠りますから」
「好きになさい」
「寝不足か?」
ローザはカートを押しながら欠伸を噛み殺していた所を後ろから声を掛けられ、とっさに足を止めた。振り返ると、アルヴァが苦笑いをしながら立っていた。
「アルヴァ殿下! 申し訳ございません!」
カートを脇に避けて頭を下げたが、アルヴァはローザよりもずっと高い背を屈ませて覗き込んできた。ローザはとっさに後ろに飛び退いたが、すぐ後ろは壁ですぐに止まってしまった。
「顔が疲れているな、酷い顔だ」
「お見苦しいものをお見せしてしまい申し訳ございません」
その瞬間、カートを押す手を掴まれた。
「アルヴァ殿下? あの……」
「いつまでアルヴァと呼ぶつもりかな?」
「ですが、アルヴァ殿下はアルヴァ殿下です」
「アルと。もうそう呼んではくれないのか?」
廊下の先から声が聞こえてくる。ローザはカートを押す手に力を込めたが、アルヴァの力はそれよりも強かった。
「アルヴァ様! 人が来ますッ」
「アルと呼んでくれたら離すよ」
「お止め下さい。人に見られてしまいます」
しかしアルヴァは人の良さそうな微笑みを浮かべたまま、首を傾けているだけ。さらりと動いた前髪の隙間から優しい瞳と目がかち合った。
「……アル様、ご容赦ください」
震える声でそう言った瞬間、パッと手が離された。
「うん、まぁ今日はいいか。実は君にお願いがあって来たんだよ」
「何でしょうか?」
「ははッ、そう構えなくても大丈夫だよ。今からリナの所に行くのなら、礼拝堂に来るように言っておいてくれないか?」
「それはもしや新しい神官長様の件でしょうか」
「さすがローザ。先月の任命式で母上は身重で欠席、リナも体調不良で欠席。もちろん事情は伝えているけれど、ずっと会わないというのも王族側として体面が良くないという訳さ」
「ですがリナ様はこの所ご体調が優れませんので、外出出来るかどうか分かりません」
「短い時間で構わないよ。新しい神官長殿もリナに会いたいと言っていてね。おそらく簡単な挨拶で済むだろうからそう時間は取らないだろうし、ローザが一緒なら問題ないだろう?」
「お伝えしてみます」
アルヴァは手を振りながらローザを見送った。
「お兄様が? そう……」
「もしご体調が優れないようでしたら私が出向き、ご事情をお話して参ります」
「大丈夫よ。最近はずっと部屋から出ていなかったから気分転換にはなるわね」
「ご無理をなさらないで下さい」
「大丈夫よ。準備を手伝ってくれる?」
その瞬間、ローザは思わず手を伸ばしていた。窓辺に立ち振り返った色の白いリナは、今にも陽の光に解けて消えてしまいそうに見えた。
「お兄様、お待たせ致しました」
女神像の前で神官と思わしき男性と話をしていたアルヴァは、少し驚いた顔をしてこちらを見てきていた。
「お前少し痩せたんじゃないか? それに部屋に籠もりきりで陽の光を浴びていないから、そんなに真っ白で……」
「私は元々こういう肌の色なのです。それにお兄様も同じではないですか。男性とは思えない程の美白ですこと」
「それだけ話せれば心配ないな。食事は取っているのか? まあローザが側にいるからちゃんと気を使っているだろうけど、ローザに心配を掛けてはいけないよ」
「お兄様! 私を呼ばれた理由があったのですよね?」
アルヴァの少し後ろでずっと微笑ましそうに笑みを浮かべていた神官は、リナの視線を受けるとやうやうしく頭を下げてきた。
「こちらはロウ神官長だ。お前は任命式典の時に欠席をしたから初めてだろう。これから顔を合わせる事になるのだからご挨拶をしなさい」
「初めまして。この度はご挨拶が遅くなり申し訳ございませんでした。リナ・エミルと申します」
「ご体調の事はお伺いしておりましたが、王女様のお部屋にお伺いする訳にもいかず、アルヴァ様にこのような場を設けて頂いた次第でございます。リナ様にお会いでき、至極光栄にございます」
「宜しくお願いしますね、ロウ神官長。でも珍しいお名前ですね。お生まれはどちらなのですか?」
するとロウは自分の頬を撫でて見せた。肌の色は浅黒いくらいで、陽に焼けたというよりはもともとの肌色のように見えた。
「故郷は滅び、名乗る名はもうございません」
その糸目を三日月型にして笑った顔は、笑っているのに何の表情も読み取れなかった。名乗る故郷がないという事はすでに滅んでいるという事。このエミル王国でさえ幾つかの部族が集まって出来上がったもの。それでもこの国に住む者達は少なくとも滅んだという感覚はない。とすれば、ロウの故郷は滅ぼされたという事になるのだろう。
――ギルベアト帝国に。
この大陸で巨大な帝国を作り上げたギルベアト帝国のツーファール一族は、近隣の小国を蹂躙してきた。言葉通りに従うか滅ぼすかの二択のみで、この十数年で完全に滅ぼされた国は一つ。そして敗戦国として名は残されたが支配下に置かれた国が三つあった。エミル王国はその前の時代にギルベアト帝国の属国となった為、今を生きる人々はギルベルト帝国に侵攻されたという意識すら薄いかもしれない。
「そうでしたか。お辛い事をお伺いしてしまいました」
気の毒だが、同情するには同じ境遇の者達が多過ぎた。
「せっかくですから祈りを捧げて行かれませんか?」
「私ですか? 結構です」
にこりと微笑むと、微笑み返される。
「そう仰らずに」
「私はさほど信仰心はないのです。がっかりされましたか?」
するとロウは糸目を少し開けたが、それでも口元は笑っていた。
「いいえ、むしろ納得致しました。それでは今日お会い出来たのは女神様の気まぐれという訳ですね」
「どうでしょうか。少なくとも、女神様は私には気まぐれのようです」
今度こそ振り向かずに進んでいく。その時、頭の中が一気に熱くなり意識が飛びそうになった。誰かが身体を支えてくれる。薄めで目を開けると、そこには見知らぬ男性が立っていた。
印象的なのは金色の瞳。そしてそこに宿る意志の強い、強い眼差し。男性の周囲は輝いていて他には何も見えない。
「リナ様?! いかがなさいました? リナ様ッ!」
我に返ったようにもう一度そこを見ると、ローザが心配そうに覗き込んでいた。がっちりと掴まれた手は僅かに震えている。白昼夢を見たのだと、そう理解するのに時間はかからなかった。
「リナ様? 宜しければ落ち着くまで神殿の部屋で休まれて行かれますか?」
後ろからの声にぞくりと背筋が寒くなる。振り返らないまま立ち上がり、“平気です”と出来るだけ気丈に聞こえるよう、声に力を入れた。
34
あなたにおすすめの小説
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです
MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。
しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。
フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。
クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。
ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。
番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。
ご感想ありがとうございます!!
誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。
小説家になろう様に掲載済みです。
英雄の可愛い幼馴染は、彼の真っ黒な本性を知らない
百門一新
恋愛
男の子の恰好で走り回る元気な平民の少女、ティーゼには、見目麗しい完璧な幼馴染がいる。彼は幼少の頃、ティーゼが女の子だと知らず、怪我をしてしまった事で責任を感じている優しすぎる少し年上の幼馴染だ――と、ティーゼ自身はずっと思っていた。
幼馴染が半魔族の王を倒して、英雄として戻って来た。彼が旅に出て戻って来た目的も知らぬまま、ティーゼは心配症な幼馴染離れをしようと考えていたのだが、……ついでとばかりに引き受けた仕事の先で、彼女は、恋に悩む優しい魔王と、ちっとも優しくないその宰相に巻き込まれました。
※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
私の容姿は中の下だと、婚約者が話していたのを小耳に挟んでしまいました
山田ランチ
恋愛
想い合う二人のすれ違いラブストーリー。
※以前掲載しておりましたものを、加筆の為再投稿致しました。お読み下さっていた方は重複しますので、ご注意下さいませ。
コレット・ロシニョール 侯爵家令嬢。ジャンの双子の姉。
ジャン・ロシニョール 侯爵家嫡男。コレットの双子の弟。
トリスタン・デュボワ 公爵家嫡男。コレットの婚約者。
クレマン・ルゥセーブル・ジハァーウ、王太子。
シモン・グレンツェ 辺境伯家嫡男。コレットの従兄。
ルネ ロシニョール家の侍女でコレット付き。
シルヴィー・ペレス 子爵令嬢。
〈あらすじ〉
コレットは愛しの婚約者が自分の容姿について話しているのを聞いてしまう。このまま大好きな婚約者のそばにいれば疎まれてしまうと思ったコレットは、親類の領地へ向かう事に。そこで新しい商売を始めたコレットは、知らない間に国の重要人物になってしまう。そしてトリスタンにも女性の影が見え隠れして……。
ジレジレ、すれ違いラブストーリー
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
死ぬはずだった令嬢が乙女ゲームの舞台に突然参加するお話
みっしー
恋愛
病弱な公爵令嬢のフィリアはある日今までにないほどの高熱にうなされて自分の前世を思い出す。そして今自分がいるのは大好きだった乙女ゲームの世界だと気づく。しかし…「藍色の髪、空色の瞳、真っ白な肌……まさかっ……!」なんと彼女が転生したのはヒロインでも悪役令嬢でもない、ゲーム開始前に死んでしまう攻略対象の王子の婚約者だったのだ。でも前世で長生きできなかった分今世では長生きしたい!そんな彼女が長生きを目指して乙女ゲームの舞台に突然参加するお話です。
*番外編も含め完結いたしました!感想はいつでもありがたく読ませていただきますのでお気軽に!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる