削除者 - Deleter -

雪野鈴竜(ユキノリンリュウ)

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『削除者』の職業内容。

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削除者さくじょしゃ
削除者は天界に住んでいる天使達の職業の一つ、仕事内容は三つ(現在公開している分)あります。

【削除者の仕事内容】
①人間界に居る自殺者の怨念を没収する『没収』。
②千年間死を繰り返した自殺者の魂を跡形もなく消す『削除』。
③削除者の武器から怨念を取り出す『浄化』。
④係は複数あり、一つ目は『削除・没収係』、二つ目は『浄化係』、三つ目は『建築係』。

【削除者のランク“フラワーランク”】
削除者にはランクという花の標章が与えられ、SS~Eランクまである。ランクによって制服の背中に描かれている花の種類が異なる(Eランクには花は無い)。ランク呼びする時は花で呼ぶ。

[SSランク/幹部]
花 >> アザミ(和名:薊)
[Sランク]
花 >> アリウム・コワニー
[Aランク]
花 >> オーニソガラム
[Bランク]
花 >> サンシュユ(和名:山茱萸)
[Cランク]
花 >> アケビ(和名:木通)
[Dランク]
花 >> サフィニア
[Eランク/新人削除者]
花 >> 無し

【任務に行ける自殺者のランクとフラワーランク】
[Eランク/初心者・新人向け]
>> 入職したばかりの削除者向き、自殺者の姿形もそんなに変化は無く、油断をしても大怪我するだけで済む(それでも大怪我、Eランクでも油断は禁物)。
[Dランク/サフィニア~]
>> サフィニアになるとやらせてもらえる(油断をすると命取りになってくる)。
[Cランク/アケビ・サンシュユ~]
>> アケビになってからでないと一人で行けない任務。自殺者自体も強く、Cランクからは常に死と隣り合わせになってくる。
[Bランク/オーニソガラム~]
>> オーニソガラムになってからでないと一人で行けない任務。危険度はCランクより少し上。
[Aランク/アリウム・コワニー~]
>> アリウム・コワニ―になってからでないと一人で行けない任務。
[Sランク/アリウム・コワニー~]
>> 自殺者の暴走を止める事だけに集中しなければならない程に危険なランク。
[SSランク/アザミ+アリウム・コワニー]
>> 時には幹部自らが動く時があるが、この自殺者ランクはほぼないと考えていいだろう……それだけ危険な事態の時だ。側にアリウム・コワニーランクもいる場合がある。

【係によって花が異なる“デューティーフラワー”】
フラワーランクは必ず与えられるが、係によって異なる“デューティーフラワー”も存在する。これは削除者がどこの係の者か証明するための物である。フラワーランクの場合は制服の背中に描かれているが、デューティーフラワーは各々の武器に描かれている。

【『削除』の仕事内容】

花 >> ゲッケイジュ(和名:月桂樹)
自殺者は千年間きっちりと死を繰り返せば削除者に魂を“跡形もなく消され”されます。自殺者は消される直後まで死を繰り返しているので、死の苦しみを味わいながら気づかずそのまま消えます。自殺者には転生も許されませんので、本当に何も無くなります。

【『没収』の仕事内容】
花 >> ゲッケイジュ(和名:月桂樹)
自殺者は死を繰り返し逃れたいという“怨念”が溜まりに溜まって巨大化したり歪な姿になったりと、一時的に自由の身になり暴走する。怨念は削除者の武器で攻撃すると傷口から黒い霧としてが出て武器に吸収される。これが“怨念没収”、没収された自殺者は元の姿に戻り、死を繰り返す場所へと送り返される。

【『浄化』の仕事内容】

花 >> アマドコロ(和名:甘野老)
怨念を没収し続けると削除者の武器は重くなる。それを軽くするには“浄化係”の部屋に行き、持ち主は用紙に自分の名前と武器の種類の名前を書き、浄化係に渡す。浄化係は渡された武器から怨念の重さを計り用紙に重さを書く(武器の重さは含まれない)。一日に何人来てどのくらい武器を浄化したかデータを残すのも浄化係の仕事。
その後、浄化係内の奥に“清掃場(せいそうば)”への扉があるのでそちらに移動。清掃場はトラックが何台も入れる程の広い部屋、床は大理石、壁は汚れ無き白、全面ガラス張り窓の外は自然溢れる森林に、ゴミ一つない美しい小川がある。

*ここからは怨念の取り出し順番*
①扉の横に倉庫があり、掃除機とペットボトルを何本か取り出す。部屋の真ん中に行き掃除機とペットボトル何本かを横に置いてから座る。
②浄化する武器を目の前に置いて両手を合わせ目を閉じ、精神を研ぎ澄まし掃除機に“赤い豹レッドパンサー(天使の力)”を溜め込む。赤い豹レッドパンサーを溜め込み続けていると武器から黒いヘドロのようなものが出てきて空中へ上がっていく。ここで注意をしなければならないのは、少しでも気が緩めば取り出した怨念が獣のように変化し襲いかかってくる事もあり、怨念が暴走した時はその場で対処できる者がいないといけない。獣化した怨念は殺傷能力が高く、攻撃が当たれば体の一部が欠損する可能性もある。
③ヘドロのような物が全て空中に出し切りプッカリと浮かんだら両手一度叩き、掃除機でそれを全部吸い取る。
④全部吸い取り終わったら掃除機に“浄化ボタン”があるので、それを押して水に変える(色は少し茶色く濁っている)。ボタンの近くにランプがあり、ランプの色が赤から青になれば浄化完了。掃除機の蓋を開けて中から浄化された水が入っているであろう黒い袋を取り出す。
⑤黒い袋には小さなキャップが付いており、そのキャップを開けてペットボトルに零れないように入れる。
⑥ペットボトルに入れた水は後々綺麗な水に変えてから窓の外にある小川に流す。

【『建築』の仕事内容】
花 >> イチリンソウ(和名:一輪草)
自殺者が千年間同じ場所で死を繰り返すと言っても、建物の老化や建て壊しで千年間もそこに存在しているとは限らない。そこで、削除署の地下“カプセル保管室”にて、しゃく形の1センチ程度のカプセル──通称“シャクプセル”を保管する。このカプセルの中には、千年間死を繰り返す自殺者と、千年間死を繰り返す場所が再現されている。全ての自殺者をシャクプセルに入れればいいのではという話にもなるが、シャクプセルを作るのに、かなりのレッドパンサーを必要とする上に、忠実に再現するため建築係が中をほぼ完璧に見尽くして大体覚えていないと失敗する。

*"建築"の役割*
①『観察・設計』、取り壊される前の自殺者の間へ向かい、"描天使かいてんし"というペンを使用し、室内や自殺のエリアの地面や壁に線を描き囲む。線を描き囲みながら"赤い豹レッドパンサー"を込めていき、線に辺りの風景をデータとして記録する。この時、何処に何があるか、置いてあるかを術者自身も脳内で把握しないと、いくら描いてもただの線でしかなく記録不可能。そのため、かなりの赤い豹レッドパンサーを使用し疲労感が来る。仕上げはシャクプセルを自殺場所の真ん中に置き、その周りにまた描天使で丸で囲むと、シャクプセルにデータが送られる。
②『建築』、天界に一度シャクプセルを持って帰り、一輪の間の“作業場さぎょうば”にて、壁にシャクプセルの差し込み口があるので設置する。すると室内全体に記録した風景の映像が映るので、建築役割のの者がトンカチを使い赤い豹レッドパンサーを込めて映像に向かい“歌って”振るうと、映った風景の実物が出現する。かなりの赤い豹レッドパンサーの消費なので、こちらも大変な作業だ。歌の歌詞は「トンテンカンカン カンカント カンカントンテン トンテンカン」、全て設置が終わればシャクプセルにはもう転送されているのでこれで完成だ。

【削除者幹部“ももはな”】
削除者の幹部は五人存在し、フラワーランクとは別の花の名前が存在する。正式名称は"ももはな"、花の枚数通り幹部は五人、幹部の一人一人には"花ノ一枚"、"花ノ二枚"と枚数で呼ばれる。部下達は"○枚員まいいん"と呼ばれる。"桃の花"の花言葉は、"気立てのよさ"、"天下無敵"。部下に対し言葉の通りに意識し管理せよといった意味で付けられた。また、桃の木は邪気を払う魔除けの木として古くから中国では庭に植えられていたとか……そういった意味も込められているのであろう。
["花ノ一枚"歴代]
・(三十一代目)雪女ゆきめ淡雪乃太あわゆきのた
・(三十二代目)エルネスト・ヴィヴァルディ
["花ノ二枚"歴代]
・(二十四代目)因幡いなば兎一郎ういちろう
・(二十五代目)エジリオ・ヴィットーリ
["花ノ三枚"歴代]
・(二十九代目)マルティーナ・ベルナルディ
["花ノ四枚"歴代]
・(三十代目)ヒューゴ・クック
["花ノ五枚"歴代]
・(四十六代目)月都輝つきとき輝姫きき

【削除者辞典】
天界てんかい
>>天使達の住む世界。この世界に削除者達は生活をしています。(配達者、頂戴者、厳選者、罪無き死者達も住んでいる)。
削除署さくじょしょ
>>削除者の仕事場。ここで削除者は任務を受けて人間界へ向かったり、または武器から怨念を抜いて武器の点検をしたりする。
月桂樹の間げっけいじゅのま
>>削除・没収係の部屋。
甘野老の間あまどころのま
>>浄化係の部屋。
一輪の間いちりんそうのま
>>建築係の部屋。
赤い豹レッドパンサー
>>天使は生まれつきレッドパンサーと呼ばれる脳力が体内に宿っており、自身や物の重力を変更したり、攻撃の際に力を込める時に発揮する事ができる。わかりやすく説明すると、天使版の魔力のようなものだ。但し、この能力はは体力と同じく使い過ぎると命に関わる。怨念摘出作業のため掃除機に神経を集中させる時にも、このレッドパンサーは発揮されている。
*ペガサスの馬車*
>>普通の馬車ではなく、ペガサスを使った馬車。これを使って人間界、冥界を行き来している。人間界でいうタクシーみたいな存在だ。
*アベルの
>>天使が死後に残す赤い欠片、人間が死後骨だけになるように、天使も死後赤い欠片だけ残る。この欠片は遺族に送られる事はなく、"忘却の界"に葬られる。時に、天使達の持つ武器に人格を宿す際に忘却の界の門番に許可を取り、アベルの血を受け取り武器に吹き込むのが可能。しかし、あくまで武器に命が宿るだけであり、その人格は生前の天使をモチーフにした別人である。
*セトせい
>>アベルの血を吹き込み武器に命を宿らせた武器、武器は人型にも変化できる。
*カカオの法則*
>>任務の基本。自殺者の出現する“場所を認”、“姿を認”、“時間をえる”の三つで“カカオ”となる。
日本昔話家にほんむかしばなしけ
>>天界全体を安全に保つ結界的存在、“日本昔話家”。その名の通り、それぞれの家が日本昔話を連想させられるためそう名付けられた。また、百年に一度“張替え祭”と言われる天界全体の結界を張替える祭が行われる。
張替はりかさい
>>百年に一度“張替え祭”と言われる天界全体の結界を張替える祭が行われる。日本昔話家の継承者は張替え祭の日結界を張るため舞を披露しなければならない。踊っている間親族等は祈りを捧げねばならない。
三大結界さんだいけっかい
>>天界全体を保つために自然を司る“自然しぜん”、動物達を司る“動物どうぶつ”、食を司る“しょく”の三つに分けられる。
陰ノ情刀いんのじょうとう
>>感情が刀に宿り、意志を持つ特別な刀。人型にも変化できる。

【その他設定】
①削除者の種族は必ず“純天使”である。天界に住んでいる天使達の職業の一つと書いてあるので、種族は必ず天使。
②髪の色「白髪、灰色髪、金髪、黒髪、紫髪」、瞳の色「青色、灰色、金色、黒色、紫色」。
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