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《番外編》
去年の夏の大会・3年生を送る会にて その2
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逃げてきちゃった……。建物の外に出ちゃったけどいいのかなぁ……。……そんなことより早く涙を止めないと……。って思うほど涙が出てくるんだよなぁ……っ!
「あ、先輩!いたー!」
……!我が後輩、桃花……!
「来てくれたんだね……!」
「先輩ー!私先輩が心配で心配で……!さっきの見てたんですけど、怖くて足がすくんじゃって……。ほんとにいつもいつも助けられなくてすみません!」
「……いいんだよ。桃花がいてくれるだけで心強いから……」
「ほんとにお役に立てなくて……。いつか、先輩のお役に立ちたいです……!」
「もう役に立ってるよ。こうやって、私を追いかけてきてくれて、私は嬉しい」
「先輩……!大好きです!!!」
「うわっ!いきなり抱きつかないでよ」
「えへへ。でも、先輩、笑ってる。笑ってる顔、可愛いですよっ!」
「何それ~」
ほんとに、優しいなぁ……。私はいい後輩を持ったよ……!
「あらぁ、さちちゃんに、桃花ちゃん。こんなところで何をしているのかしら?」
……げっ、副部長……。今ので一気に涙が引っ込んだ。
「そっ、それは……」
なんて言おう……。とりあえずあれかな。えっと……。
「副部長こそ、こんなところで何を?」
えっ、ちょっ、桃花?!何言ってるの桃花?!相手は副部長だよ?大丈夫かなぁ……。
「私は外の空気を吸いに来ただけよ。まあそんなことはどうでもよくて……あ、そういえば桃花ちゃんは自販機に飲み物を買いに出たのよね」
「そうです」
「じゃあ、さちちゃんは?」
「……」
「何?」
「……」
どうしよどうしよ……!なんて言えばいいの?私も自販機に飲み物買いにきたって言う……?でもパクったみたいに思われるのも嫌だし……。あーもうどうしよう……!
「さち先輩も自販機に飲み物を買いにきたんです。さっきたまたまここで会ったんです」
「そうなの?桃花ちゃんが言うんなら間違いないわね。ところで、自販機の場所は分かる?」
「あ、今から行くところです」
「そうなのね。できるだけ早く戻ってくるのよー」
「はーい」
はあ、助かったー……。桃花はやっぱり信頼されてるなぁ……。私と違って。同学年以下とは普通に話せるのに、なんで先輩とかは無理なんだろ……。コミュ障……?先輩に対する拒否反応……?よく分かんないけど……。
「先輩!副部長いなくなったのでもう大丈夫ですよ」
「……ありがとう、桃花」
……てかなんで桃花は私のことこんな気にしてくれるんだろ……。それが不思議で不思議でしょうがない……。
「……ねぇ、桃花はなんで私のこと、こんなに気にしてくれるの……?こんな役立たずのダメ人間なのに……」
「先輩はダメ人間なんかじゃありません!先輩は優しいですし、演技も上手いし……!」
「そんなことない……!私は何も出来ないし、先輩にも信用してもらえない……。こんな人いたらみんな嫌でしょ……?だから、この大会終わったらやめたいと思って……」
「そんな簡単にやめたいとか言わないでくださいよ……!」
「えっ……?桃花……?」
なっ……なんで泣いてるの……?私そんな悪いことでも言った……?
「先輩は……私の憧れなんです!」
「……えっ?」
「私は……先輩の演技も、人柄も……全部、ぜーんぶ!大好きで……憧れなんです……!」
「桃花……」
「他の1年生もそう思ってるんです……。みんな先輩のことが大好きなんです……!」
「そんなこと思ってくれてんだ……。でも、私と関わらない方が身のためなんじゃない……?」
「何を言ってるんですか!!さち先輩は私たち1年生の憧れなんです!だから……!」
私が、1年生の……憧れ……?
「そんな簡単に……やめないでください……」
桃花……!
「……ごめん……ごめん……!……やっぱり、やめない……!私だって、桃花が大好きだし……。もう少し……もう少しの辛抱で先輩達から解放されるし……。後輩たちとももっと……仲良くなりたい……!」
「……先輩……!うぅ……!大好きですー!!!!」
「ありがとう……桃花……!」
──3送会のその1の最初の場面に戻る
「……もううちは卒業したしもう干渉しないけどさ……まあ、副部長とせいぜい頑張りなさいよね」
「……はい」
──そして現在
あのときは怖かったなぁ……。まあ、もう先輩に怯えることもないしね。
「あ、先輩!いたー!」
……!我が後輩、桃花……!
「来てくれたんだね……!」
「先輩ー!私先輩が心配で心配で……!さっきの見てたんですけど、怖くて足がすくんじゃって……。ほんとにいつもいつも助けられなくてすみません!」
「……いいんだよ。桃花がいてくれるだけで心強いから……」
「ほんとにお役に立てなくて……。いつか、先輩のお役に立ちたいです……!」
「もう役に立ってるよ。こうやって、私を追いかけてきてくれて、私は嬉しい」
「先輩……!大好きです!!!」
「うわっ!いきなり抱きつかないでよ」
「えへへ。でも、先輩、笑ってる。笑ってる顔、可愛いですよっ!」
「何それ~」
ほんとに、優しいなぁ……。私はいい後輩を持ったよ……!
「あらぁ、さちちゃんに、桃花ちゃん。こんなところで何をしているのかしら?」
……げっ、副部長……。今ので一気に涙が引っ込んだ。
「そっ、それは……」
なんて言おう……。とりあえずあれかな。えっと……。
「副部長こそ、こんなところで何を?」
えっ、ちょっ、桃花?!何言ってるの桃花?!相手は副部長だよ?大丈夫かなぁ……。
「私は外の空気を吸いに来ただけよ。まあそんなことはどうでもよくて……あ、そういえば桃花ちゃんは自販機に飲み物を買いに出たのよね」
「そうです」
「じゃあ、さちちゃんは?」
「……」
「何?」
「……」
どうしよどうしよ……!なんて言えばいいの?私も自販機に飲み物買いにきたって言う……?でもパクったみたいに思われるのも嫌だし……。あーもうどうしよう……!
「さち先輩も自販機に飲み物を買いにきたんです。さっきたまたまここで会ったんです」
「そうなの?桃花ちゃんが言うんなら間違いないわね。ところで、自販機の場所は分かる?」
「あ、今から行くところです」
「そうなのね。できるだけ早く戻ってくるのよー」
「はーい」
はあ、助かったー……。桃花はやっぱり信頼されてるなぁ……。私と違って。同学年以下とは普通に話せるのに、なんで先輩とかは無理なんだろ……。コミュ障……?先輩に対する拒否反応……?よく分かんないけど……。
「先輩!副部長いなくなったのでもう大丈夫ですよ」
「……ありがとう、桃花」
……てかなんで桃花は私のことこんな気にしてくれるんだろ……。それが不思議で不思議でしょうがない……。
「……ねぇ、桃花はなんで私のこと、こんなに気にしてくれるの……?こんな役立たずのダメ人間なのに……」
「先輩はダメ人間なんかじゃありません!先輩は優しいですし、演技も上手いし……!」
「そんなことない……!私は何も出来ないし、先輩にも信用してもらえない……。こんな人いたらみんな嫌でしょ……?だから、この大会終わったらやめたいと思って……」
「そんな簡単にやめたいとか言わないでくださいよ……!」
「えっ……?桃花……?」
なっ……なんで泣いてるの……?私そんな悪いことでも言った……?
「先輩は……私の憧れなんです!」
「……えっ?」
「私は……先輩の演技も、人柄も……全部、ぜーんぶ!大好きで……憧れなんです……!」
「桃花……」
「他の1年生もそう思ってるんです……。みんな先輩のことが大好きなんです……!」
「そんなこと思ってくれてんだ……。でも、私と関わらない方が身のためなんじゃない……?」
「何を言ってるんですか!!さち先輩は私たち1年生の憧れなんです!だから……!」
私が、1年生の……憧れ……?
「そんな簡単に……やめないでください……」
桃花……!
「……ごめん……ごめん……!……やっぱり、やめない……!私だって、桃花が大好きだし……。もう少し……もう少しの辛抱で先輩達から解放されるし……。後輩たちとももっと……仲良くなりたい……!」
「……先輩……!うぅ……!大好きですー!!!!」
「ありがとう……桃花……!」
──3送会のその1の最初の場面に戻る
「……もううちは卒業したしもう干渉しないけどさ……まあ、副部長とせいぜい頑張りなさいよね」
「……はい」
──そして現在
あのときは怖かったなぁ……。まあ、もう先輩に怯えることもないしね。
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