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二人の歌姫編
367.アレックス君のあれこれ
ロゼさんとのランチを終えた俺は家に帰った。
家に着き、リビングに行くと誰もいない。
どうやらクマさんも出かけているようだ。
いないものは仕方ないので、コタツを再設置していると、二階から誰か降りてくる足音が聞こえてきた。
ドタドタとシャロ、アナ、マリアの三人が降りてくると、そのまま流れるようにコタツの中へ入っていった。
「あ、ソラおかえりー」
「「おかえりなさい」」
「おう、ただいま」
空いてる箇所に腰を下ろすと、アナが鼻をスンスンと動かした。
「女の香りがするね」
「…………ロゼさんと昼飯食ってたんだよ」
「そうなんだ」
「そうなんです」
ふふふ、怖い。今後は何があろうと、アナに黙って女性と二人っきりで会うのはやめよう。
俺は恐怖心を心の奥底に仕舞い込み、掲示板に書かれていた内容を三人に話した。
「――という感じらしい」
「紅と蒼の歌姫…………あっ思い出した。王都にいた時に、護衛の依頼を受けたことがあったね」
「ってことは顔見知りなのか?」
「うーん……顔見知りってほどではないよ。護衛をしたのもライブの時に一回だけだし、何か話しかけられた気もするけど、興味なかったから覚えてないかな」
アナは割とそういう所があるからな。
今はそうでもないが、俺と出会う前の評判が恐ろしいものしかない。
商会を潰しただの、犯罪組織をいくつも潰しただの、本当かどうかわからないが村を消し去ったとも言われてたな。
とはいえ、アナがなんの理由もなしにそんなことをするはずがない。
きっと相手側に落ち度があったんだろう。
時折街に氷のオブジェがあったりするが、それは大抵アナに手を出そうとした輩なので問題ない。
そうじゃない場合もあるが、その時は大抵酔っ払いの冒険者なので、こちらも問題ない。あの人たちは酔うとアホになる。仕方ないことだ。
そんな感じだから、アナ経由でチケット的なのを融通してもらうのは無理そうだな。明日にでもメイド長に領主様宛に伝言を頼もう。
その後俺たちは、コタツから出ることなく一日を過ごした。
◇
あれからまた数日が経過し、街は年末に向けての準備が進められていた。
年末といっているが、要は大みそかと同じだ。
皆で年を越し、バカ騒ぎをする。
街によって違いはあるらしいが、ここドレスラードでは領主が定めた日時で十日間ぶっ通しでのお祭りが行われる。
これは街全体での一大イベントなので、その十日間は客商売をしている店以外は、ほとんど休みになる。
冒険者ギルドは通常通りらしいが、普段よりはかなり暇になるそうだ。
アイリさんに、いい人と予定はないのかと聞いたところ「死にたいんですか?」と返ってきたので、そういうことなのだろう。正直死ぬかと思った。
近くでクリスさんがアイリさんをチラチラと見ていたが、無事に誘えたのだろうか……
アイリさんの兄であるアッシュさんとその仲間たちもギルドの仕事をするそうだ。
差し入れくらいはしておこう。
そんなわけで年末に向けて街は大忙しだ。
シャロの実家でもある[シャーリー亭]も例外ではない。
例外ではないが……
とあるイベントが待っている。
シャロの兄であるアレックス君と、シャーリー亭でウェイトレスをしているキャロルが結婚することになった。
前々からいい感じの二人だったがついに身を固めることにしたのだそうだ。
何故か結婚報告の際に俺も呼び出されたのが謎だが、理由はシャロの仲間だからだろう。
報告を聞いた時はそれはもう盛大に祝福した。
親父さんと俺とシャロでアレックス君を担ぎ上げ、宿の周囲を回って結婚の報告をして回ったくらいだ。
そんなわけで、年末の祭りの間にアレックス君とキャロルの結婚式を行う――ゲバルト派の教会で。
他にも教会はあるのだが、マリアからの猛プッシュによりそうなった。
変な祝福を受けなければいいのだが……
この世界での結婚式は初めてなので、地味に楽しみだ。
何かと世話になったアレックス君が家庭を持つ。
俺と年はそう変わらないのに立派なものだ。
その話をアナとマリアにした時の二人の目を俺は忘れない。
獲物を狙う猛獣の様な目に見えたが気のせいだろう。きっと。おそらく。たぶん。メイビー。
結婚式があるといってもシャーリー亭の仕事が休みになる事はない。
さすがに当日は店を閉めるらしいが、その次の日からは通常営業だ。
嫁いでもすぐに旦那の実家でウェイトレスをすることになるが、この世界では別に珍しくもない光景なんだとか。
そういうわけで、俺たちの年末の予定は一つ決まっている。
それ以外だと……
「やっと見つけましたよ……」
「メイド長――!!」
街を一人歩いていた俺の前に、この街を治めるアネモス家のメイド――もといメイド長が現れた。
メイド長は溜息を一つこぼすとこう告げた。
「結構探しましたよ……ゴホン。それでは、旦那様より伝言です。『お前は私を便利屋か何かだと思っているのか? 用意できるのは一人分だ。アウラと行くように』とのことです」
「……俺の分しか確保できなかったと?」
「いえ、お嬢様が貴方一人だけで十分だと旦那様に進言しておりました」
「そ、そんな……」
例の歌姫の年末ライブのチケットを領主様に融通してもらおうと思ったのに当てが外れてしまった。
俺一人とアウラお嬢様の分だけということは、シャロとアナとマリアの三人は正規の方法で入手するしかない。
入手できるか? 既に倍率が凄いことになっていると聞く。
こうしてはいられないと、俺はすぐに行動を開始した。
「それじゃあ俺は用事があるのでこれで!」
「まだ伝言がありますよ」
「……一度に言ってくれよ」
「黙れ――ゴホン。『もしも追加でチケットが欲しいのなら、魔女を警備につかせるよう説得することだ。魔女の了承を得たのなら再度こちらに話を通しなさい』とのことです」
「何でアナを警備に?」
「さあ? 理由までは仰られておりませんので、直接旦那様からお聞きください」
ふーむ。アナを警備につける……か。
恐らく何かの思惑はあるのだろうが、それが何なのか今の段階では皆目見当もつかないな。
もしかすると事前にアナにそう打診していたが、断られたという可能性もある。
そうなると俺がお願いしたところで了承してくれるか? ダメ元で言ってみるだけでもいいか。
「わかった。聞くだけ聞いてみるよ。駄目だったら諦める様に伝えてくれ」
「わかりました。では私は店の準備が忙しいのでこれで失礼しますね」
「ああそうだ。せっかくだし昼飯でも一緒に食わないか? そろそろお昼だし」
「……貴方はもう少し自分の身を案じた方がいいですよ? 誰彼構わず口説くのは感心しませんので」
「ただ昼飯を食うだけなのに口説くも何もないだろうに……」
「貴方がよくても、魔女がどう思うかです。では私は失礼いたします」
そう言ってメイド長は去っていった。
メイド長ならアナも何も言わないと思うんだけどなあ。顔見知りだし。
仕方ない、一人で食べるかな。
まあたまにはこういう日があっても良いだろう。
俺は一人、昼食をとるために店を探した。
俺の頭の中でLoneliness Of Gourmetが流れた。
-----------------------
Loneliness Of Gourmetとは「孤独のグルメ」でゴローちゃんが店を探す時のBGMである!!!!
家に着き、リビングに行くと誰もいない。
どうやらクマさんも出かけているようだ。
いないものは仕方ないので、コタツを再設置していると、二階から誰か降りてくる足音が聞こえてきた。
ドタドタとシャロ、アナ、マリアの三人が降りてくると、そのまま流れるようにコタツの中へ入っていった。
「あ、ソラおかえりー」
「「おかえりなさい」」
「おう、ただいま」
空いてる箇所に腰を下ろすと、アナが鼻をスンスンと動かした。
「女の香りがするね」
「…………ロゼさんと昼飯食ってたんだよ」
「そうなんだ」
「そうなんです」
ふふふ、怖い。今後は何があろうと、アナに黙って女性と二人っきりで会うのはやめよう。
俺は恐怖心を心の奥底に仕舞い込み、掲示板に書かれていた内容を三人に話した。
「――という感じらしい」
「紅と蒼の歌姫…………あっ思い出した。王都にいた時に、護衛の依頼を受けたことがあったね」
「ってことは顔見知りなのか?」
「うーん……顔見知りってほどではないよ。護衛をしたのもライブの時に一回だけだし、何か話しかけられた気もするけど、興味なかったから覚えてないかな」
アナは割とそういう所があるからな。
今はそうでもないが、俺と出会う前の評判が恐ろしいものしかない。
商会を潰しただの、犯罪組織をいくつも潰しただの、本当かどうかわからないが村を消し去ったとも言われてたな。
とはいえ、アナがなんの理由もなしにそんなことをするはずがない。
きっと相手側に落ち度があったんだろう。
時折街に氷のオブジェがあったりするが、それは大抵アナに手を出そうとした輩なので問題ない。
そうじゃない場合もあるが、その時は大抵酔っ払いの冒険者なので、こちらも問題ない。あの人たちは酔うとアホになる。仕方ないことだ。
そんな感じだから、アナ経由でチケット的なのを融通してもらうのは無理そうだな。明日にでもメイド長に領主様宛に伝言を頼もう。
その後俺たちは、コタツから出ることなく一日を過ごした。
◇
あれからまた数日が経過し、街は年末に向けての準備が進められていた。
年末といっているが、要は大みそかと同じだ。
皆で年を越し、バカ騒ぎをする。
街によって違いはあるらしいが、ここドレスラードでは領主が定めた日時で十日間ぶっ通しでのお祭りが行われる。
これは街全体での一大イベントなので、その十日間は客商売をしている店以外は、ほとんど休みになる。
冒険者ギルドは通常通りらしいが、普段よりはかなり暇になるそうだ。
アイリさんに、いい人と予定はないのかと聞いたところ「死にたいんですか?」と返ってきたので、そういうことなのだろう。正直死ぬかと思った。
近くでクリスさんがアイリさんをチラチラと見ていたが、無事に誘えたのだろうか……
アイリさんの兄であるアッシュさんとその仲間たちもギルドの仕事をするそうだ。
差し入れくらいはしておこう。
そんなわけで年末に向けて街は大忙しだ。
シャロの実家でもある[シャーリー亭]も例外ではない。
例外ではないが……
とあるイベントが待っている。
シャロの兄であるアレックス君と、シャーリー亭でウェイトレスをしているキャロルが結婚することになった。
前々からいい感じの二人だったがついに身を固めることにしたのだそうだ。
何故か結婚報告の際に俺も呼び出されたのが謎だが、理由はシャロの仲間だからだろう。
報告を聞いた時はそれはもう盛大に祝福した。
親父さんと俺とシャロでアレックス君を担ぎ上げ、宿の周囲を回って結婚の報告をして回ったくらいだ。
そんなわけで、年末の祭りの間にアレックス君とキャロルの結婚式を行う――ゲバルト派の教会で。
他にも教会はあるのだが、マリアからの猛プッシュによりそうなった。
変な祝福を受けなければいいのだが……
この世界での結婚式は初めてなので、地味に楽しみだ。
何かと世話になったアレックス君が家庭を持つ。
俺と年はそう変わらないのに立派なものだ。
その話をアナとマリアにした時の二人の目を俺は忘れない。
獲物を狙う猛獣の様な目に見えたが気のせいだろう。きっと。おそらく。たぶん。メイビー。
結婚式があるといってもシャーリー亭の仕事が休みになる事はない。
さすがに当日は店を閉めるらしいが、その次の日からは通常営業だ。
嫁いでもすぐに旦那の実家でウェイトレスをすることになるが、この世界では別に珍しくもない光景なんだとか。
そういうわけで、俺たちの年末の予定は一つ決まっている。
それ以外だと……
「やっと見つけましたよ……」
「メイド長――!!」
街を一人歩いていた俺の前に、この街を治めるアネモス家のメイド――もといメイド長が現れた。
メイド長は溜息を一つこぼすとこう告げた。
「結構探しましたよ……ゴホン。それでは、旦那様より伝言です。『お前は私を便利屋か何かだと思っているのか? 用意できるのは一人分だ。アウラと行くように』とのことです」
「……俺の分しか確保できなかったと?」
「いえ、お嬢様が貴方一人だけで十分だと旦那様に進言しておりました」
「そ、そんな……」
例の歌姫の年末ライブのチケットを領主様に融通してもらおうと思ったのに当てが外れてしまった。
俺一人とアウラお嬢様の分だけということは、シャロとアナとマリアの三人は正規の方法で入手するしかない。
入手できるか? 既に倍率が凄いことになっていると聞く。
こうしてはいられないと、俺はすぐに行動を開始した。
「それじゃあ俺は用事があるのでこれで!」
「まだ伝言がありますよ」
「……一度に言ってくれよ」
「黙れ――ゴホン。『もしも追加でチケットが欲しいのなら、魔女を警備につかせるよう説得することだ。魔女の了承を得たのなら再度こちらに話を通しなさい』とのことです」
「何でアナを警備に?」
「さあ? 理由までは仰られておりませんので、直接旦那様からお聞きください」
ふーむ。アナを警備につける……か。
恐らく何かの思惑はあるのだろうが、それが何なのか今の段階では皆目見当もつかないな。
もしかすると事前にアナにそう打診していたが、断られたという可能性もある。
そうなると俺がお願いしたところで了承してくれるか? ダメ元で言ってみるだけでもいいか。
「わかった。聞くだけ聞いてみるよ。駄目だったら諦める様に伝えてくれ」
「わかりました。では私は店の準備が忙しいのでこれで失礼しますね」
「ああそうだ。せっかくだし昼飯でも一緒に食わないか? そろそろお昼だし」
「……貴方はもう少し自分の身を案じた方がいいですよ? 誰彼構わず口説くのは感心しませんので」
「ただ昼飯を食うだけなのに口説くも何もないだろうに……」
「貴方がよくても、魔女がどう思うかです。では私は失礼いたします」
そう言ってメイド長は去っていった。
メイド長ならアナも何も言わないと思うんだけどなあ。顔見知りだし。
仕方ない、一人で食べるかな。
まあたまにはこういう日があっても良いだろう。
俺は一人、昼食をとるために店を探した。
俺の頭の中でLoneliness Of Gourmetが流れた。
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