4 / 38
始まりの森 4
しおりを挟む「ほら、脚を拡げて?」
ナズナは全裸で横たわり、金髪の男性に見下ろされていた。特に何の興味もなさげな冷たい目で。
この部屋は彼の研究室。敦達は知らないが、魔術師でもある金髪の男性は錬金術を嗜み、その薬の販売で生計をたてていた。
見たこともないモノが沢山あるが、地球の化学実験につかわれるような見慣れたモノもある。ビーカーやフラスコなど。しかし、そんな細々としたモノより眼をひくのは、壁や椅子に設えられた拘束具。
しっかりしたベルトで作られたそれらは、どう見ても人間サイズのモノをがんじがらめにするための道具だった。
……人体実験?
ひやりとした敦の脳裏に物騒な単語が浮かぶ。
そんな怪しげな器具が並んだ部屋で、ナズナは診察台に置かれ、恐怖に顔を強張らせていた。
「ゃっ、無理ぃぃ」
嫌々と首を振るナズナに仕方無さげな顔をして、男性は敦を見た。敦も全裸である。どうせ脱がなきゃ奴隷印は施せないし、場合によっては汚れるから脱げと男性に引っ剥がされたのだ。
ちなみに男性も全裸だった。汚されたら面倒だとのことである。
いったい何が起きるのか。怯え竦み、説明を求めた二人だが、彼は少し思案してから聞かないほうが良いと苦笑した。
「両手を押さえて。暴れると危ないから」
敦は一瞬迷ったが、ナズナの両手首を張り付けるように掴んだ。
「敦っ? やめてっ!」
「彼の言う通りにしよう? 彼の奴隷にならないと、僕ら何処に売り飛ばされちゃうか分からないんだよ?」
今にも泣き出しそうに切なげな敦の顔。それを見て、ナズナも覚悟を決め、おずおずと脚を開く。
「.....良い子だね」
開いた脚を診察台の別のベルトで固定し、男性は容赦なく彼女のお尻を割り、その窄まりに指を捩じ込んだ。
「きゃあっっ!? いやっ! 何してっっ?!」
「君を固定する準備。動かれると危ないからね」
香油を垂らして、にちゅにちゅと指を呑み込ませ、男性は何も知らぬ少女の奥を暴いていく。
「痛いぃっ、やだあっ、やめてーっ!!」
痛みに泣くナズナの顔に唇を落とし、敦はさらにキツく彼女の手を掴む。
固定って……
敦には男性のやろうとしていることが分かってきた。だから優しく幼馴染みを宥める。
「我慢して? しばらくの辛抱だよ」
自分のやっていることの意味に気づいた少年をチラ見し、男性は悪戯げな笑みを浮かべた。
「.....経験者は語る。かい?」
人の悪い笑みを浮かべた男性に敦は顔を赤面させる。男性のモノで貫かれて佳がり狂っていた自分を思い出し、頭から湯気が出そうだ。
意識のない人間に乱暴するとかっ! あんなの、ノーカンだろうっ!!
憤慨も顕な敦の下から、ナズナのか細い声が聞こえる。
「敦ぃ、もっとぉ.....っ、ふぐっ、うぇぇん」
痛みに泣く少女の中を男性が容赦なく拡げていた。その指はすでに三本に増えている。
ポロポロと涙を溢すナズナの眼を舐めて、敦はいたるところにキスをした。この先の激痛を少年は識っている。
泣くだろう。気絶するかもしれない。敦だって、何度も気を失ったのだから。こんな細い腰に挿れられたら壊れてしまうかもしれない。
それでもやらなきゃならない。彼のモノにしてもらわないと、自分達はどうなってしまうのか分からないのだ。
少年は、ぎゅっとナズナの手を握りしめた。
「大丈夫、僕がいるからね」
泣きじゃくるナズナが痛みにも慣れたころ。男性は己の陽根を、ほぐした蕾に充てがう。
「いくよ、アツシ。しっかり押さえてね」
言うが早いか、彼の一物がナズナに捩じ込まれた。
「きゃああああーーーっっ!」
絶叫する彼女を必死に押さえる敦。
「痛いなっ! 分かるっ! でも我慢してっ!」
悲痛に顔を歪めてナズナを励ます敦。それを余所に、ずっぷりと根本まで呑み込ませた男性はナズナの腰を抱え込む。
「これで動けないね。やるよ? こっちも、かなり痛いけど、我慢してね。アツシ、腰を押さえて」
言われるまま、敦はナズナの腰を掴んだ。
すると男性は針のようなモノを持ち出して、ナズナの花園をまさぐる。そして陰核の皮を剥き、そこへ針を刺した。
チュンっという音とともに黒い点が浮かび上がる。途端にナズナが全身を仰け反らせて絶叫した。
……なにを?
訝しげに見る敦。
「うわっ、締まるっっ!」
苦し気だが愉しそうな顔で舌なめずりし、男性は針の先を動かした。その動きに合わせるよう絶叫するナズナ。気が狂ったかのごとく暴れるが、男性の一物で串刺しにされた腰は微かに揺れるくらいしか出来ない。
「きゃーっ! ひっ? ひいぃぃっ!」
恐怖のあまり失禁したらしいナズナの小水が、シーツに淫らな染みを広げていく。
ぷっくりと紅く膨らむ肉粒を摘んで、思うがままに針で擽り、何かを刻む男性。ちょろちょろとナズナの股間から噴き出しては、診察台を濡らす温かな液体はしだいに広がり、つつーぅと診察台端から細い糸を垂らしていた。
「……危な。持ってかれるところだったな」
暴発を凌いだらしい男性は、大仰に溜息をつく。
あまりに非現実的な光景に少年は言葉を失った。
「これは焼き印だよ。魔術による拘束だ。主の魔力を中に注がれながらこれを刻まれた者は、相手に絶対服従の奴隷となる。アツシ? 次は君だからね?」
魔力を注がれながら……?
つまり肉体を繫げながらということか。と、少年は男性がナズナを己のモノで貫いた本当の意味を知る。
ジジジッと微かな音をたてて拡がる模様。それを食い入るように見つめ、敦の股間は扇情的な視界の暴力に猛り狂っていた。
金髪の美丈夫が少女を責め苛む、なんとも艶めかしい状態。可愛い幼馴染みが苦悶に泣き叫ぶのを痛ましく思いつつも、この眼も眩むような光景に敦は知らず生唾を呑んだ。
凄絶な痛みで失神し、ピクリともしない幼馴染み様。
そんな興奮気味な少年を目ざとく視界にいれ、男性は淫猥に眼を潤ませる。
「終わりだ。起きなさい、ナズナ?」
完全に失神していたはずのナズナが、ふっと眼を開いた。そこに正気は窺えない。
「良い子だね。ほら、私の手を舐めて?」
彼女はとろんっとした虚ろな眼差しで言われた通りに舐め回す。指の間まで舌を這わせられ、満足げな男性が、ぶるりと肩を震わせた。
「上手だね。さ、あちらで座ってなさい」
ゆっくりとした動作で台から降り、ナズナは素直にソファーへ向かう。
「意識がなくても操れる。これが奴隷印だ。さあ、アツシ?」
人形のようなナズナに瞳を震わせ、敦はおぞましく思いつつも、男性の手を取るしかなかった。
男性の一物は萎えもせず、その獰猛なエレクトを維持している。とんでもない精力だ。
……あれを。また?
嵐のように襲いかかってきた情交を思い出して、骨身に染みた激痛が敦の脳裏を過っていく。しかし、逃げるわけにもいかない。逃げたところで当てもなく、野垂れ死ぬのが関の山だ。
なにより、ナズナが既に奴隷とされていた。敦が寄り添わねば誰が寄り添うというのか。
きゅっと唇を噛み締め、無理やり己を落ち着かせようと試みる少年。
そんな少年の葛藤や怯える様が、金髪の男性にとっては、とびっきりの眼福になっているとも知らずに。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
卵を産んでしまったハーピィ男子の話
志田
BL
ハーピィのヒューイは相棒の天族のディオンに片想いをしていた。ある日、卵を産めるようになったのをきっかけに、こっそりディオンの子どもを作ろうと衝動的に計画するが…。異種族×異種族。おバカ受。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
冷血宰相の秘密は、ただひとりの少年だけが知っている
春夜夢
BL
「――誰にも言うな。これは、お前だけが知っていればいい」
王国最年少で宰相に就任した男、ゼフィルス=ル=レイグラン。
冷血無慈悲、感情を持たない政の化け物として恐れられる彼は、
なぜか、貧民街の少年リクを城へと引き取る。
誰に対しても一切の温情を見せないその男が、
唯一リクにだけは、優しく微笑む――
その裏に隠された、王政を揺るがす“とある秘密”とは。
孤児の少年が踏み入れたのは、
権謀術数渦巻く宰相の世界と、
その胸に秘められた「決して触れてはならない過去」。
これは、孤独なふたりが出会い、
やがて世界を変えていく、
静かで、甘くて、痛いほど愛しい恋の物語。
血のつながらない弟に誘惑されてしまいました。【完結】
まつも☆きらら
BL
突然できたかわいい弟。素直でおとなしくてすぐに仲良くなったけれど、むじゃきなその弟には実は人には言えない秘密があった。ある夜、俺のベッドに潜り込んできた弟は信じられない告白をする。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる