耽溺の森 〜だから僕らは森から出ない〜

一 千之助

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 森の一族 4

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「……というわけで、君等にもティモシーの現実を教えよう。私もいずれはいなくなる。一人でも生きていけるように、よく学びなさいね」

 そう前置きし、ドゥエルはあらゆる事を子供らに教えた。
 敦に約束したとおり、彼は己の持つ全ての知識や教養を子供達に与え、良い事や悪い事も学ばせてゆく。この過酷な世界で生き抜けるように。
 街へも連れてゆき、彼の子供として自由民登録もしたし、片方しか性を持たないものがどのような扱いを受けるかも、現実を見せつけつつ叩き込んだ。

 その過程で近親相姦などの弊害を知る子供達。長子の双子を筆頭にお年頃な者が妹達に手を出さぬようとの配慮だ。閉鎖的な暮らしをしていると、どうしてもそういった不具合が起きやすい。

「まあ、隘路を使わないなら構わないとは思うよ? 性欲処理は必要だしね。幸い人数はいるし? 右手が恋人なんてのも切ないしね」

 ………結局の所、ドゥエルも異世界ティモシーの人間なのだ。遺伝子的禁忌はあっても性的禁忌はない。

 ここから彼の淫靡な手ほどきが始まる。十歳を越えた者には、同性での睦み方を手取り足取り教えた。



「ドゥエル父さん、熱いよぅぅ……っ」

「それが気持ち悦いだよ? 剥いてあげようね」

 まだ皮を被ったままで勃起する幼い一物。それを丁寧に剥いてやり、ドゥエルは子供らの初の精通を手伝った。そして自慰なども教え込み、それぞれのお尻を拡張した。
 これが恥ずかしいことだとか、いやらしいことだとかを知らない子供達だ。まずは双子を仕込み、その弟達を二人に任せてみる。
 御互いの孔で盛る双子の姿はドゥエルの眼福だった。



「こうね? ゆっくり指でほぐして…… 潤滑剤をたっぶりと塗り込んであげるんだよ?」

 長い指に体内を弄られ、苦しさと熱さに喘ぐアユムの弟のタケシ。今年十一歳の四男だ。

「あっ、……ぅう、ひあんっ!」

 はあはあと顎をあげて、甘い声を零すお子様に目を細め、ドゥエルは解したお尻に双子の片割れなワタルのモノを挿れさせた。
 さして大きくもない少年一物は弟の中に容易く捩じ込めたが、挿られたタケシは初の挿入に低く呻く。

「痛…っ! ……痛いよぅぅ、うぇぇん」

 しくしくと泣き濡れる弟。しかし挿れた方のワタルは初めての挿入に興奮している。爛々と眼を輝かせ、夢中になって腰を突き上げていた。

「うぉ……っ、気持ち悦いっ! 父さん、タケシの狭いなっ」

「ひいぃっ! 痛い、痛いぃぃっ!」

 わあわあ泣き喚くタケシを優しく撫でて、ドゥエルはワタルの尻をひっ叩く。ぴしゃんっと強く叩かれ、ワタルのお猿な動きが止まった。

「こら、一人だけ愉しんでは駄目だよ? 泣いてるじゃないか。最初はとても痛いんだ。もっと優しくしてあげなさい」

「……優しく?」

「挿れてるだけでも気持ち悦いだろ? だから、こうして……」

 ドゥエルはワタルの手を引いて、タケシの幼い一物を握らせる。そして上下に動かさせた。そのために双子から仕込んだのだ。
 上が正しい知識と優しさを持てば、下も自ずと倣う。ティモシーが奴隷にめちゃくちゃをやる世界とはいえ、そんなモノを見習う必要はない。
 家族なのだ。アツシの言っていた厳しいけど少し抜けてるお父さんとか、優しいけど少しケチなお母さんとか、そういう温かさを、この子どもたちには持って欲しい。
 ドゥエルは心底、そう祈る。

「同じモノを持っているんだから、どうやったら気持ち悦いか分かるよね? 自分が悦い分、タケシもよくしてやるの。わかるね?」

 言われてワタルは慣れた手付きで弟のモノを扱いてやる。すると萎えていた小さな一物が硬くなり、泣き喚いていたタケシがピタリと黙り込んだ。
 しだいに熱く高まる弟の身体。その反応に新たな興奮を覚え、ワタルは夢中になってタケシのモノを握り込む。

「気持ち悦いか? なあ?」

 背にかぶさるよう弟を抱き込み、ワタルは執拗に尋ねる。弟の小さな一物は、完全に立ち上がり、その先走りがワタルの指を濡らした。

「気持ち…い…っ、兄ちゃあん……っ」

 蕩けた息で細切れに呟く弟。震える声が堪らなく艶めかしく、俄然ワタルのモノが猛り狂う。ぐぐっと硬度を増した体内の異物。驚いたタケシは思わずソレを締め付けてしまった。

「ひゃんっ! 痛…っ、兄ちゃんの、おっきぃぃっ」

 涙目で真っ赤な顔の弟に劣情を煽られ、ワタルは弟のモノを扱きあげながら腰を動かした。ぬちゅぬちゅと淫猥な水音をたてて、先程とは違う滑らかな動きで。
 タケシも慣れたのか、痛みに泣かなくなった。それどころが、ワタルの動きに合わせてキュンっと締める始末で、思わずワタルは小さく呻く。

「やめ…っ、締めんな、優しくしたいんだからさっ!」

 弟の柔肉の凄まじい気持ち悦さに、またもや理性が吹っ飛びかかる兄。うっかりすると、突き上げそうになる己の一物を必死に抑えている。

「だ…ってっ、なんか…おかしいぃぃ! ひーっ!」

 モノを扱かれ続けて蕩けるタケシの身体。剝かれたばかりな先端をワタルに撫でまくられ、タケシはひんひんと身悶えながら腰を揺らす。

「やめろって! おいいぃぃっ!!」

 自身の一物を狭い肉壁に絞り上げられて、ワタルも苦悶を浮かべた。だがタケシとてわざとやっているわけではない。御互いに夢中なまま、二人は少しズレて極まった。
 ワタルに捩じ込まれながらモノを扱かれていたタケシが先に弾け、その身体の痙攣で締め上げられたワタルの一物が爆発する。

「ひゃああぁぁぁっっ」

 ガクガクと腰を揺らして果てる弟。

「……んんんんっ、んーーーっ!!」

 その激しい揺れと締め付けに耐えられず放たれるワタルの精。
 初の絶頂で弛緩し、ぐったりしたタケシの腰を掴み、ワタルは激しく己の腰を動かして、その余韻を堪能した。

「……っかぁぁ、堪んねぇ。なんだ、これぇ……」

 弟にかぶさるように、ワタルもぐったりと横たわる。それを微笑ましく見守り、ドゥエルはアユムと三番目の息子にも手ほどきを始めた。

「今のを見たね? 御互いに気持ち悦くなるように愉しむ。それが性交だ。相手が壊れないように、丁寧に丁寧にね。あ、あと、ワタル? お前は中出ししただろ? ちゃんと腸内洗浄してタケシの中を洗ってあげなさい。お腹を壊すかもしれないからね」

 言われてワタルとタケシは情交の余韻に潤んだ眼を見合わせた。無意識にタケシへ口づけながら、ワタルは二ラウンドを始めるべく弟を抱きしめる。
 何をされるのか分からず、されるがままなタケシ。その細い両膝裏を掴んで深く折り曲げると、ワタルは復活していた御立派様を丸出しにになった弟の尻に突き立てた。

「あーーーーっ?! 兄ぃ、ちゃっ?! んっ、んんぅ!!」

 ずずぅっと捩じ込まれる兄の猛り。それが根本まで呑み込まれた時、ワタルはタケシの最奥を搔き回しながらドゥエルを振り返った。

「腸内洗浄…って?」

 あっ、あっ、と涙目で激しく喘ぐタケシ。慣れた孔は容易く兄のモノを受け入れ、中の悦いところを暴かれ出す。幼い性感帯を抉じ開けるワタルの巧みな動き。先程のタケシの反応から弟の気持ち悦い処を見つけていたらしい。

 ……君って私に似てるねぇ。天性の色事師か。

  はあはあと忙しない息遣いの二人に満面の笑みを浮べ、ドゥエルは浴室にシリンジを設置する。
 それの使い方を教わり、ワタルが別の性癖に目覚めたのは余談である。
 練習と称して、兄の偏愛を受けるようになったタケシに合掌。
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