12 / 561
新たな始まり
お嬢様な槍使いフラン
遺跡のワインが飲めないことを確認してから洞窟を後にした。
アデルはショックが大きかったようでしばらく放心状態に見えた。
瓶の中身が貴腐ワインを超える希少度の七色ブドウのワインだと分かったことで、彼女のダメージを倍増させたそうだ。
木箱のプレートにそう刻まれており、アデルとハンクの二人も確認したので間違いない。
七色ブドウは幻の果実と言われていて、「どこかに存在するらしい」程度の認識しかない。
希少価値を考えればアデルの反応も自然だと思えた。
遺跡を離れてからは往路と同じように道なき道を進んだ。
帰りは立ち寄る用事はなくワーズの村を通過して街道を歩いた。
それからしばらくして、アデルの状況を見かねたようにハンクが話し始めた。
「熟成の時間ばかりはどうにもならねえが、七色ブドウに心当たりがあるぞ」
「えっ、うそ……どこに?」
「今回よりも危険な場所にある。行くのは戦力を補強してからだな」
俺が現役だったとしてもCランク。
さらに上の冒険者もしくは人数を増やした方が無難ということか。
「心当たりはありそうですか?」
「バラム周辺では厳しいな。七色ブドウの場所を知られるのも困るから、聞いて回るようなことは避けたい」
「バラムのギルドに誰かいたかな……」
Bランク以上が望ましいところだが、上位者はそんなに多くない。
周辺地域の危険度を考えれば妥当なバランスだった。
「私でよければ戦力が一人いるわ」
「分かった。今回はあんたに任せるぜ」
「俺も役に立てそうにないので助かります」
戦力強化はアデルに頼ることになった。
遺跡の探索から時間が経過して、アデルから候補者と連絡が取れたことを知らされた。
彼女の話ではその人物が多忙なことで時間がかかるという話だった。
そんなわけで焼肉屋の営業を続けながら待つことにした。
店を開いていると時折アデルやハンクが顔を出して焼肉を食べていった。
静かな日々が続いたある日、昼下がりの店には食事を終えたアデルの姿があった。
以前はエルフがいることで近寄りがたいという評判だったらしいが、美食家アデルが通う店という口コミが広まったようで繁盛するようになった。
今ではテーブルが三つに増えており、ついさっきまで満席だった。
「お疲れ様。そこに座ったら」
「これはどうも」
アイスティーの入ったグラスをテーブルに置いて椅子に腰を下ろした。
アデルは相変わらず気品を感じさせるオーラがあるが、近くに腰かけることを許される程度には打ち解けている。
正面に座る彼女はお得意様専用のティーカップで高級茶を飲んでいるところだ。
休憩しながら店の周りを眺めていると涼しくてさわやかな風が吹いた。
この地域では一年中同じような季節が続くのだが、ある程度は気温の変化がある。
そんな状況を味わっていると誰かが店の方に歩いてきた。
それは見慣れない人物で通過するかと思いきや、そのまま直進して近づいてくる。
「すみません、今日の営業は――」
「――お姉さまー!」
もしやアデルの知り合いなのか。
彼女に抱きつかんとばかりに若い女が接近していた。
「……あら、フラン。ギルドの依頼は終わったのね」
アデルはいつも通りのように見えるが、少し顔が引きつっていた。
「わたくしの活躍でドラゴンを追い返しましたわ。……ところで、この男は何ですの?」
「この店の店主よ」
「はじめまして、マルクといいます」
「わたくしはフラン……そうじゃありません!」
フランは少々興奮した様子で、俺がアデルに相席を許されていることに憤慨していることを説明した。
「……ところで、アデルが話していたのは彼女で?」
「ええ、そうよ」
「なるほど、そうですか」
フランは水色の長い髪で袖のない衣服と動きやすさを重視するような軽装備を身につけている。
槍使いのようで先端を布で覆ってある長柄の武器を携えていた。
「ひどいわお姉さま。わたくしというものがありながら」
「私たちはそういう関係じゃ……。ごほん、まずは自己紹介をしたらどうかしら」
アデルは仕切り直すように言った。
「仕方ありませんわね。お姉さまがそう言うのでしたら」
フランは気が進まない様子で自己紹介を始めた。
「――すごい、Bランク冒険者とは」
フランは声高に経歴や出自などを説明したのだが、ピークタイムを終えた頭には少しの内容しか入ってこなかった。
大都市の貴族の家系で本名はフランシスカ。
社会勉強のために冒険者になったら、適性があったようで現在も活躍中。
だいたいそんなところだ。
十分に戦力になりそうなのでハンクに紹介したいところだが。
次に来るのはいつだろうと考えたところで店の近くに誰かが来た。
「よう、二人とも揃ってるな」
ハンクが笑みを浮かべてこちらを見ていた。
「ちょうどいいところに」
「ハンク、戦力が揃ったわよ」
「……ハンク? 無双のハンクですの?」
フランは冒険者ならではの反応を見せた。
生きた伝説と顔を合わせたのなら、「まさか本物が」と思うものだ。
「本人っちゃ本人だな」
「わ、わたくしは冒険者のフランですの。以後お見知りおきを」
そして、彼女は誰も頼んでいないのに自己紹介を始めた。
アデルはショックが大きかったようでしばらく放心状態に見えた。
瓶の中身が貴腐ワインを超える希少度の七色ブドウのワインだと分かったことで、彼女のダメージを倍増させたそうだ。
木箱のプレートにそう刻まれており、アデルとハンクの二人も確認したので間違いない。
七色ブドウは幻の果実と言われていて、「どこかに存在するらしい」程度の認識しかない。
希少価値を考えればアデルの反応も自然だと思えた。
遺跡を離れてからは往路と同じように道なき道を進んだ。
帰りは立ち寄る用事はなくワーズの村を通過して街道を歩いた。
それからしばらくして、アデルの状況を見かねたようにハンクが話し始めた。
「熟成の時間ばかりはどうにもならねえが、七色ブドウに心当たりがあるぞ」
「えっ、うそ……どこに?」
「今回よりも危険な場所にある。行くのは戦力を補強してからだな」
俺が現役だったとしてもCランク。
さらに上の冒険者もしくは人数を増やした方が無難ということか。
「心当たりはありそうですか?」
「バラム周辺では厳しいな。七色ブドウの場所を知られるのも困るから、聞いて回るようなことは避けたい」
「バラムのギルドに誰かいたかな……」
Bランク以上が望ましいところだが、上位者はそんなに多くない。
周辺地域の危険度を考えれば妥当なバランスだった。
「私でよければ戦力が一人いるわ」
「分かった。今回はあんたに任せるぜ」
「俺も役に立てそうにないので助かります」
戦力強化はアデルに頼ることになった。
遺跡の探索から時間が経過して、アデルから候補者と連絡が取れたことを知らされた。
彼女の話ではその人物が多忙なことで時間がかかるという話だった。
そんなわけで焼肉屋の営業を続けながら待つことにした。
店を開いていると時折アデルやハンクが顔を出して焼肉を食べていった。
静かな日々が続いたある日、昼下がりの店には食事を終えたアデルの姿があった。
以前はエルフがいることで近寄りがたいという評判だったらしいが、美食家アデルが通う店という口コミが広まったようで繁盛するようになった。
今ではテーブルが三つに増えており、ついさっきまで満席だった。
「お疲れ様。そこに座ったら」
「これはどうも」
アイスティーの入ったグラスをテーブルに置いて椅子に腰を下ろした。
アデルは相変わらず気品を感じさせるオーラがあるが、近くに腰かけることを許される程度には打ち解けている。
正面に座る彼女はお得意様専用のティーカップで高級茶を飲んでいるところだ。
休憩しながら店の周りを眺めていると涼しくてさわやかな風が吹いた。
この地域では一年中同じような季節が続くのだが、ある程度は気温の変化がある。
そんな状況を味わっていると誰かが店の方に歩いてきた。
それは見慣れない人物で通過するかと思いきや、そのまま直進して近づいてくる。
「すみません、今日の営業は――」
「――お姉さまー!」
もしやアデルの知り合いなのか。
彼女に抱きつかんとばかりに若い女が接近していた。
「……あら、フラン。ギルドの依頼は終わったのね」
アデルはいつも通りのように見えるが、少し顔が引きつっていた。
「わたくしの活躍でドラゴンを追い返しましたわ。……ところで、この男は何ですの?」
「この店の店主よ」
「はじめまして、マルクといいます」
「わたくしはフラン……そうじゃありません!」
フランは少々興奮した様子で、俺がアデルに相席を許されていることに憤慨していることを説明した。
「……ところで、アデルが話していたのは彼女で?」
「ええ、そうよ」
「なるほど、そうですか」
フランは水色の長い髪で袖のない衣服と動きやすさを重視するような軽装備を身につけている。
槍使いのようで先端を布で覆ってある長柄の武器を携えていた。
「ひどいわお姉さま。わたくしというものがありながら」
「私たちはそういう関係じゃ……。ごほん、まずは自己紹介をしたらどうかしら」
アデルは仕切り直すように言った。
「仕方ありませんわね。お姉さまがそう言うのでしたら」
フランは気が進まない様子で自己紹介を始めた。
「――すごい、Bランク冒険者とは」
フランは声高に経歴や出自などを説明したのだが、ピークタイムを終えた頭には少しの内容しか入ってこなかった。
大都市の貴族の家系で本名はフランシスカ。
社会勉強のために冒険者になったら、適性があったようで現在も活躍中。
だいたいそんなところだ。
十分に戦力になりそうなのでハンクに紹介したいところだが。
次に来るのはいつだろうと考えたところで店の近くに誰かが来た。
「よう、二人とも揃ってるな」
ハンクが笑みを浮かべてこちらを見ていた。
「ちょうどいいところに」
「ハンク、戦力が揃ったわよ」
「……ハンク? 無双のハンクですの?」
フランは冒険者ならではの反応を見せた。
生きた伝説と顔を合わせたのなら、「まさか本物が」と思うものだ。
「本人っちゃ本人だな」
「わ、わたくしは冒険者のフランですの。以後お見知りおきを」
そして、彼女は誰も頼んでいないのに自己紹介を始めた。
あなたにおすすめの小説
転生三男のまったり開発記 ~魔法がなくても、前世の知識とガラクタいじりで世界を便利に変えていきます~
戯言の遊び
ファンタジー
【前世のオタク知識で、不便な異世界をちょっと便利に大改造!】
前世は「何でも屋」の息子で、機械の解体と研究をこよなく愛する技術オタク。
そんな俺が転生したのは、魔法が存在するものの非常に不便な中世レベルのファンタジー世界だった。
しかも、辺境を治める貧乏男爵家の三男坊という、家督の重圧もない完全なる「自由枠」
豊かな自然という名の素材の宝庫を前に、俺の技術オタクとしての血が騒がないわけがない!
風で飛んでいく洗濯物と手荒れに悩むメイドのため、ただの木切れを削って作った『洗濯バサミ』
それが屋敷中で大絶賛されたのを皮切りに、気難しい凄腕の鍛冶職人や、利益の匂いに敏い若き女商人を巻き込んで、俺の「ちょっと便利なモノづくり」はどんどんエスカレートしていくことに!?
大げさな魔法もチートもない。
けれど、前世の知識と底なしの探究心で、不便な世界をまったりと便利に成り上がっていく、三男坊の領地開発記!
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身、動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物や魔法、獣人等が当たり前に存在する異世界に転移させられる。
彼が送るのは、時に命がけの戦いもあり、時に仲間との穏やかな日常もある、そんな『冒険者』ならではのスローライフ。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練とは如何なるものか。
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった
よっしぃ
ファンタジー
【祝!3/22~25 ホットランキング第1位獲得!】
皆様の熱い応援、本当にありがとうございます!
ファンタジー部門6位獲得しました!感謝です!
【書籍化作家の本気作。まず1話、読んでください】
電車でマナー違反を注意したら、逆ギレされて殴られた。
気がついたら異世界召喚。
だが能力鑑定は「なし」。魔力適性も「なし」。
52歳のおっさんに、異世界は容赦ない。
結論――王都の地下下水道に「廃棄」。
玄湊康太郎。職業、設備管理。趣味、健康管理。
血管年齢は実年齢マイナス20歳。
そんな自慢も、汚物まみれの下水道じゃ何の役にも立たない。
だが、転んだ拍子に起きた「偶然の浄化」が、すべてを変えた。
下水には、地上の連中が気づかない「資源」が眠っている。
捨てられた魔道具。
長年魔素を吸い続けた高純度魔石。
そして、同じく捨てられた元聖女、セシリア。
チート能力なし。異能なし。魔法も使えない。
あるのは、52年分の知識と経験、そして設備屋としてのプロ意識だけ。
汚物を「資源」に変え、捨てられた者たちと共に成り上がる。
スラムから始まる、おっさんの本気の逆転劇。
この作品には、現代の「病気」と「健康」に対する、作者の本気のメッセージが込められています。
魔力は毒である。代謝こそが命である。
軽い気持ちで読み飛ばせる作品ではありません。
でも、だからこそ――まず1話、読んでください。
【最新情報&著者プロフィール】
代表作『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』(オリコンライトノベル部門18位記録)の著者が贈る最新作!
◆ 2月に待望の【第2巻】刊行!
◆ 現在、怒涛の展開となる【第3巻】を鋭意執筆中!
◆ 【コミカライズ企画進行中】!
すでにキャラデザが完成し、3巻発売と同時に連載スタート予定です。絶対的な勢いで駆け上がる本作に、ぜひご期待ください!
神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~
幸せのオムライス
ファンタジー
★HOTランキング1位感謝!(2026.1.23) カクヨムコン異世界ファンタジー女性主人公部門 週間ランキング4位!★
山根ことり、28歳OL。私の平凡な毎日は、上から降ってきた神様の植木鉢が頭に直撃したことで、あっけなく幕を閉じた。
神様の100%過失による事故死ということで、お詫びにもらったのは3つのチート能力。
①通販サイトや検索が使える【異世界インターネット接続】
②もふもふ動物と話せる【もふもふテイマー&翻訳】
③戦闘はできないけど生活は最強な【生活魔法 Lv.99】
私の願いはただ一つ。働かずに、可愛いペットともふもふしながら快適なスローライフを送ること!
のはずが、転生先は森のど真ん中。おまけに保護された先の孤児院は、ご飯はまずいしお風呂もない劣悪環境!?
「私の安眠のため、改革します!」
チート能力を駆使して、ボロ屋敷がピカピカに大変身!
現代知識と通販調味料で絶品ごはんを振る舞えば、心を閉ざした子供たちも次々と懐いてきて……?
気づけばギルドに登録し、薬草採取で荒稼ぎ。謎の天才少女として街の注目株に!?
あれ、私のスローライフはどこへ?
これは、うっかりチートで快適な生活基盤を整えすぎた元OLが、最強神獣もふもふや仲間たちとのんびり暮らすために、ついでに周りも幸せにしちゃう、そんな物語。
【今後のストーリー構想(全11章完結予定)】
第1章 森の生活と孤児院改革(完結済)
第2章 ヤマネコ商会、爆誕!(連載中)
第3章 ようこそ、ヤマネコ冒険部へ!
第4章 王都は誘惑の香り
第5章 救国のセラピー
第6章 戦場のロジスティクス・イノベーション
第7章 領主様はスローライフをご所望です
第8章 プロジェクト・コトリランド
第9章 ヤマネコ式教育改革
第10章 魔王対策は役員会にて
第11章 魔王城、買収しました(完結予定)
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。