204 / 561
海産物を開拓する
市場を散策する
俺たちはサンドロと別れてから、市場を見に行くことにした。
日の入りまでもうしばらく時間があり、中の店は開いているそうだ。
サンドロと話した場所は管理組合の事務所だったようで、市場まではそこから少し歩く必要があった。
ロゼル領内の港町ということもあり、異国情緒を感じる町の中を移動して三人で市場に向かった。
「おおっ、これはすごい!」
開口一番、思わずそんな言葉が飛び出した。
市場の規模が想像していたよりも大きかった。
それに鮮魚だけでなく、色んな種類の店があるみたいだ。
「わたし、こんなにたくさんお店が並ぶの初めて」
「色んな場所に行ったけれど、これは指折りの広さね」
アデルとエステルもいい反応だった。
回ってみるだけの価値がありそうなので、閉店まで時間が残っていてよかった。
「さあ、行きましょう」
「行こう行こう」
大きな門のような入り口をくぐって、広い建物に入る。
バラムでは露店が中心なのに対して、ここは屋内に店が並んでいた。
管理組合があることもそうだが、市場に力を入れていることが分かる。
中に入ってすぐに、どこからともなくスパイシーな匂いが漂ってきた。
出所を探ってみると、軒先に色んな材料が並べられた店が目に入った。
「種類が多そうなので、入ってみてもいいですか?」
「うん、入ろう」
「ええ、面白そうね」
いくつもの店が立ち並ぶことで入り口はそこまで広くはない。
俺たちは順番に店内へと足を踏み入れた。
「いらっしゃい!」
「品揃えがすごいですね」
「そうかい、そいつはありがとう。好きなだけ見てくんなよ」
「ではでは、お言葉に甘えて」
バラムでは唐辛子は希少価値高めなのだが、ここでは山盛りに積まれている。
単価はお値打ちなので、馬車で来ていれば買ってもいいと思った。
「すいません、この木の枝みたいなものは? とてもいい香りですけど」
「そいつはシナモンだね。うちのは品質がいいから、唐辛子みたいに安くはできないんだ。なかなかお目が高い、へへへっ」
店主は愛想よく教えてくれた。
転生前からシナモンは知っていたが、加工前の現物は初めて見た。
このかぐわしい香りはデザートにもいけそうだし、焼肉のタレに合わせるのも面白いだろう。
店内を物色していると、次から次へと気になる香辛料が出てきた。
今回は荷物がたくさんになると困るので、店主にまた次回寄らせてもらうと言って、その店を後にした。
「黒胡椒の品質がピカイチだったので、次回は買いたいです」
「あれはなかなかのものだったわね。コスタの物流は侮れないみたい」
俺たちは市場巡りを再開した。
他にはどんな店が出てくるのか期待に胸が躍った。
しばらく、同じように香辛料を扱う店と日用品店が続いて興味は惹かれなかったが、途中から野菜や果物を扱う店が中心になった。
「場所が変わると、扱う種類も変わるんですね」
「すごーい、見たことない野菜ばっかりだよ」
「俺も初めて見るものがたくさんです」
歩きながら眺めているだけでも飽きがこない。
同じように果物も珍しいものが並んでいる。
「マルク、向こうに精肉店があるみたいよ」
「……そうですか」
見たら見たで楽しめると思うが、どのみちコスタでは魚介類を仕入れることになる。
今回は精肉店よりも鮮魚店を見ておいた方がいいと判断した。
「とりあえず、鮮魚店を優先します」
「精肉ならバラムで仕入れた方が新鮮ね。異論ないわ」
「ランス城の料理人だったジェイクの話でも、バラムの牛肉は品質がいいみたいなので、わざわざここで買う必要はなさそうです」
アデルと話していると、ふいに殺気のようなものを感じた。
周囲を見渡してみるが、不審な人影は目に入らなかった。
密集するほどの人通りではないので、何かあれば見逃す可能性は低い。
「マルク、何かあった?」
「……あっ、いえ、何でもありません」
「それじゃあ、鮮魚を見に行くわよ」
「はい」
精肉店のある一角には向かわず、鮮魚店の集まる方へ向かった。
通路を歩いて進んでいくと、前方に活気のある店が並んでいた。
海産物の流通が盛んな土地柄ということもあり、他のところ以上に賑わっている。
きっと、俺たちと同じように周辺の各地から訪れる買いもの客もいるのだろう。
「これはわざわざ来た甲斐がありますね」
「海が近いと新鮮みたい。どれも美味しそうだわ」
「こんなに魚だらけなのも初めて」
三人で目を輝かせながら店先を覗いていった。
鮮度のよさそうな魚があちらこちらの店に並んでいる。
「サンドロと話したように、持ち帰るのは最短ルートが復旧してからですね」
「バラムからなら来やすいし、無理に買う必要もないと思うわ」
「当初は持って帰るつもりだったんですけど、傷んだりしたら勿体ないですから」
馬車で戻るだけならいけると思うが、つまらない賭けのために食材を無駄にしたくはない。
今回はできるだけ情報を集められたら、それで十分だと切り替えた。
うちの店で一緒に出すことを考えたら、鉄板焼き向きな素材の方が適している。
そう考えると、エビか貝の仲間がちょうどいいだろうか。
魚は切り身を買ったとして、肉と一緒に出してしまうと、両方がメインになってしまう可能性がある。そうなってはどこかアンバラスな気がした。
それも踏まえつつ、サンドロは優先して何回か仕入れをさせてくれるみたいなので、こちらで固めすぎても変更が出てくる可能性もある。
「……あなたなら大丈夫だと思うけれど、基本的に焼肉と魚はミスマッチよ」
「はい、同じことを考えてました」
「魚のグリルは焼肉とは別の料理だし、鉄板が生臭いと牛肉の味が落ちるわ」
「教えてもらって助かります。やっぱり、そうですよね」
サンドロに食材を卸してもらう際には、なるべく魚以外で頼むことにしよう。
特にエビはけっこう絵になるので、生臭さの対策をしながら導入したいところだ。
その場合、鉄板やお客用の焼き場の拡張も考えた方がいいかもしれない。
焼く時の面積が広ければ広いほど、同時に焼くことも可能になると考えた。
「……これは壮大な話になってきたぞ」
開店当初は焼肉がここまで上手くいくと予想しなかったのが、今では食材の充実に設備の拡張。
自分の店を経営しているという実感が高まり、これまでになく充実した気持ちだった。
同行してくれたアデルやエステルはもちろんのこと、食材を融通してくれる予定のサンドロにも感謝したいと思った。
日の入りまでもうしばらく時間があり、中の店は開いているそうだ。
サンドロと話した場所は管理組合の事務所だったようで、市場まではそこから少し歩く必要があった。
ロゼル領内の港町ということもあり、異国情緒を感じる町の中を移動して三人で市場に向かった。
「おおっ、これはすごい!」
開口一番、思わずそんな言葉が飛び出した。
市場の規模が想像していたよりも大きかった。
それに鮮魚だけでなく、色んな種類の店があるみたいだ。
「わたし、こんなにたくさんお店が並ぶの初めて」
「色んな場所に行ったけれど、これは指折りの広さね」
アデルとエステルもいい反応だった。
回ってみるだけの価値がありそうなので、閉店まで時間が残っていてよかった。
「さあ、行きましょう」
「行こう行こう」
大きな門のような入り口をくぐって、広い建物に入る。
バラムでは露店が中心なのに対して、ここは屋内に店が並んでいた。
管理組合があることもそうだが、市場に力を入れていることが分かる。
中に入ってすぐに、どこからともなくスパイシーな匂いが漂ってきた。
出所を探ってみると、軒先に色んな材料が並べられた店が目に入った。
「種類が多そうなので、入ってみてもいいですか?」
「うん、入ろう」
「ええ、面白そうね」
いくつもの店が立ち並ぶことで入り口はそこまで広くはない。
俺たちは順番に店内へと足を踏み入れた。
「いらっしゃい!」
「品揃えがすごいですね」
「そうかい、そいつはありがとう。好きなだけ見てくんなよ」
「ではでは、お言葉に甘えて」
バラムでは唐辛子は希少価値高めなのだが、ここでは山盛りに積まれている。
単価はお値打ちなので、馬車で来ていれば買ってもいいと思った。
「すいません、この木の枝みたいなものは? とてもいい香りですけど」
「そいつはシナモンだね。うちのは品質がいいから、唐辛子みたいに安くはできないんだ。なかなかお目が高い、へへへっ」
店主は愛想よく教えてくれた。
転生前からシナモンは知っていたが、加工前の現物は初めて見た。
このかぐわしい香りはデザートにもいけそうだし、焼肉のタレに合わせるのも面白いだろう。
店内を物色していると、次から次へと気になる香辛料が出てきた。
今回は荷物がたくさんになると困るので、店主にまた次回寄らせてもらうと言って、その店を後にした。
「黒胡椒の品質がピカイチだったので、次回は買いたいです」
「あれはなかなかのものだったわね。コスタの物流は侮れないみたい」
俺たちは市場巡りを再開した。
他にはどんな店が出てくるのか期待に胸が躍った。
しばらく、同じように香辛料を扱う店と日用品店が続いて興味は惹かれなかったが、途中から野菜や果物を扱う店が中心になった。
「場所が変わると、扱う種類も変わるんですね」
「すごーい、見たことない野菜ばっかりだよ」
「俺も初めて見るものがたくさんです」
歩きながら眺めているだけでも飽きがこない。
同じように果物も珍しいものが並んでいる。
「マルク、向こうに精肉店があるみたいよ」
「……そうですか」
見たら見たで楽しめると思うが、どのみちコスタでは魚介類を仕入れることになる。
今回は精肉店よりも鮮魚店を見ておいた方がいいと判断した。
「とりあえず、鮮魚店を優先します」
「精肉ならバラムで仕入れた方が新鮮ね。異論ないわ」
「ランス城の料理人だったジェイクの話でも、バラムの牛肉は品質がいいみたいなので、わざわざここで買う必要はなさそうです」
アデルと話していると、ふいに殺気のようなものを感じた。
周囲を見渡してみるが、不審な人影は目に入らなかった。
密集するほどの人通りではないので、何かあれば見逃す可能性は低い。
「マルク、何かあった?」
「……あっ、いえ、何でもありません」
「それじゃあ、鮮魚を見に行くわよ」
「はい」
精肉店のある一角には向かわず、鮮魚店の集まる方へ向かった。
通路を歩いて進んでいくと、前方に活気のある店が並んでいた。
海産物の流通が盛んな土地柄ということもあり、他のところ以上に賑わっている。
きっと、俺たちと同じように周辺の各地から訪れる買いもの客もいるのだろう。
「これはわざわざ来た甲斐がありますね」
「海が近いと新鮮みたい。どれも美味しそうだわ」
「こんなに魚だらけなのも初めて」
三人で目を輝かせながら店先を覗いていった。
鮮度のよさそうな魚があちらこちらの店に並んでいる。
「サンドロと話したように、持ち帰るのは最短ルートが復旧してからですね」
「バラムからなら来やすいし、無理に買う必要もないと思うわ」
「当初は持って帰るつもりだったんですけど、傷んだりしたら勿体ないですから」
馬車で戻るだけならいけると思うが、つまらない賭けのために食材を無駄にしたくはない。
今回はできるだけ情報を集められたら、それで十分だと切り替えた。
うちの店で一緒に出すことを考えたら、鉄板焼き向きな素材の方が適している。
そう考えると、エビか貝の仲間がちょうどいいだろうか。
魚は切り身を買ったとして、肉と一緒に出してしまうと、両方がメインになってしまう可能性がある。そうなってはどこかアンバラスな気がした。
それも踏まえつつ、サンドロは優先して何回か仕入れをさせてくれるみたいなので、こちらで固めすぎても変更が出てくる可能性もある。
「……あなたなら大丈夫だと思うけれど、基本的に焼肉と魚はミスマッチよ」
「はい、同じことを考えてました」
「魚のグリルは焼肉とは別の料理だし、鉄板が生臭いと牛肉の味が落ちるわ」
「教えてもらって助かります。やっぱり、そうですよね」
サンドロに食材を卸してもらう際には、なるべく魚以外で頼むことにしよう。
特にエビはけっこう絵になるので、生臭さの対策をしながら導入したいところだ。
その場合、鉄板やお客用の焼き場の拡張も考えた方がいいかもしれない。
焼く時の面積が広ければ広いほど、同時に焼くことも可能になると考えた。
「……これは壮大な話になってきたぞ」
開店当初は焼肉がここまで上手くいくと予想しなかったのが、今では食材の充実に設備の拡張。
自分の店を経営しているという実感が高まり、これまでになく充実した気持ちだった。
同行してくれたアデルやエステルはもちろんのこと、食材を融通してくれる予定のサンドロにも感謝したいと思った。
あなたにおすすめの小説
転生三男のまったり開発記 ~魔法がなくても、前世の知識とガラクタいじりで世界を便利に変えていきます~
戯言の遊び
ファンタジー
【前世のオタク知識で、不便な異世界をちょっと便利に大改造!】
前世は「何でも屋」の息子で、機械の解体と研究をこよなく愛する技術オタク。
そんな俺が転生したのは、魔法が存在するものの非常に不便な中世レベルのファンタジー世界だった。
しかも、辺境を治める貧乏男爵家の三男坊という、家督の重圧もない完全なる「自由枠」
豊かな自然という名の素材の宝庫を前に、俺の技術オタクとしての血が騒がないわけがない!
風で飛んでいく洗濯物と手荒れに悩むメイドのため、ただの木切れを削って作った『洗濯バサミ』
それが屋敷中で大絶賛されたのを皮切りに、気難しい凄腕の鍛冶職人や、利益の匂いに敏い若き女商人を巻き込んで、俺の「ちょっと便利なモノづくり」はどんどんエスカレートしていくことに!?
大げさな魔法もチートもない。
けれど、前世の知識と底なしの探究心で、不便な世界をまったりと便利に成り上がっていく、三男坊の領地開発記!
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身、動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物や魔法、獣人等が当たり前に存在する異世界に転移させられる。
彼が送るのは、時に命がけの戦いもあり、時に仲間との穏やかな日常もある、そんな『冒険者』ならではのスローライフ。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練とは如何なるものか。
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった
よっしぃ
ファンタジー
【祝!3/22~25 ホットランキング第1位獲得!】
皆様の熱い応援、本当にありがとうございます!
ファンタジー部門6位獲得しました!感謝です!
【書籍化作家の本気作。まず1話、読んでください】
電車でマナー違反を注意したら、逆ギレされて殴られた。
気がついたら異世界召喚。
だが能力鑑定は「なし」。魔力適性も「なし」。
52歳のおっさんに、異世界は容赦ない。
結論――王都の地下下水道に「廃棄」。
玄湊康太郎。職業、設備管理。趣味、健康管理。
血管年齢は実年齢マイナス20歳。
そんな自慢も、汚物まみれの下水道じゃ何の役にも立たない。
だが、転んだ拍子に起きた「偶然の浄化」が、すべてを変えた。
下水には、地上の連中が気づかない「資源」が眠っている。
捨てられた魔道具。
長年魔素を吸い続けた高純度魔石。
そして、同じく捨てられた元聖女、セシリア。
チート能力なし。異能なし。魔法も使えない。
あるのは、52年分の知識と経験、そして設備屋としてのプロ意識だけ。
汚物を「資源」に変え、捨てられた者たちと共に成り上がる。
スラムから始まる、おっさんの本気の逆転劇。
この作品には、現代の「病気」と「健康」に対する、作者の本気のメッセージが込められています。
魔力は毒である。代謝こそが命である。
軽い気持ちで読み飛ばせる作品ではありません。
でも、だからこそ――まず1話、読んでください。
【最新情報&著者プロフィール】
代表作『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』(オリコンライトノベル部門18位記録)の著者が贈る最新作!
◆ 2月に待望の【第2巻】刊行!
◆ 現在、怒涛の展開となる【第3巻】を鋭意執筆中!
◆ 【コミカライズ企画進行中】!
すでにキャラデザが完成し、3巻発売と同時に連載スタート予定です。絶対的な勢いで駆け上がる本作に、ぜひご期待ください!
婚約破棄されたので田舎の一軒家でカフェを開くことにしました。楽しく自由にしていたら居心地が良いとS級冒険者達が毎日通い詰めるようになりました
緋月らむね
ファンタジー
私はオルレアン侯爵令嬢のエルティア。十四歳の頃、家の階段を踏み外して頭を打った衝撃で前世を思い出した。
前世での名前は坂島碧衣(さかしまあおい)。祖父母の引退後、祖父母の経営していた大好きなカフェを継ぐつもりでいたのに就職先がブラック企業で過労の挙句、継ぐ前に死んでしまった。そして、自分が息抜きでやっていた乙女ゲーム「星屑のカンパニー」の悪役令嬢、オルレアン侯爵令嬢エルティアに転生してることに気がついた。
エルティアは18歳の舞踏会で婚約破棄を言い渡される。それだけならまだしも、婚約者から悪役令嬢として断罪され、婚約破棄され、父親から家を追い出され、よからぬ輩に襲われて殺される。
前世だってやりたかったことができずに死んでしまったのに、転生してもそんな悲惨な人生を送るなんて、たまったもんじゃない!!それなら私は前世継ごうと思っていた祖父母のやっていたようなカフェを開いて楽しく自由な人生を送りたい。
そして私は王都と実家を飛び出して森が開けた自然豊かな場所で念願のカフェを侍女のシサとともに開くことができた。
森が開けた自然豊かな場所で楽しく自由にカフェをやっていたら、個性豊かなS級冒険者たちが常連として私のカフェにやってくるようになりました!
神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~
幸せのオムライス
ファンタジー
★HOTランキング1位感謝!(2026.1.23) カクヨムコン異世界ファンタジー女性主人公部門 週間ランキング4位!★
山根ことり、28歳OL。私の平凡な毎日は、上から降ってきた神様の植木鉢が頭に直撃したことで、あっけなく幕を閉じた。
神様の100%過失による事故死ということで、お詫びにもらったのは3つのチート能力。
①通販サイトや検索が使える【異世界インターネット接続】
②もふもふ動物と話せる【もふもふテイマー&翻訳】
③戦闘はできないけど生活は最強な【生活魔法 Lv.99】
私の願いはただ一つ。働かずに、可愛いペットともふもふしながら快適なスローライフを送ること!
のはずが、転生先は森のど真ん中。おまけに保護された先の孤児院は、ご飯はまずいしお風呂もない劣悪環境!?
「私の安眠のため、改革します!」
チート能力を駆使して、ボロ屋敷がピカピカに大変身!
現代知識と通販調味料で絶品ごはんを振る舞えば、心を閉ざした子供たちも次々と懐いてきて……?
気づけばギルドに登録し、薬草採取で荒稼ぎ。謎の天才少女として街の注目株に!?
あれ、私のスローライフはどこへ?
これは、うっかりチートで快適な生活基盤を整えすぎた元OLが、最強神獣もふもふや仲間たちとのんびり暮らすために、ついでに周りも幸せにしちゃう、そんな物語。
【今後のストーリー構想(全11章完結予定)】
第1章 森の生活と孤児院改革(完結済)
第2章 ヤマネコ商会、爆誕!(連載中)
第3章 ようこそ、ヤマネコ冒険部へ!
第4章 王都は誘惑の香り
第5章 救国のセラピー
第6章 戦場のロジスティクス・イノベーション
第7章 領主様はスローライフをご所望です
第8章 プロジェクト・コトリランド
第9章 ヤマネコ式教育改革
第10章 魔王対策は役員会にて
第11章 魔王城、買収しました(完結予定)