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夢に咲く花
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「こんな所とは失礼だね。金も何も要らないよ。金があったって、すでに死にかけのばあさんだ。無用の長物だよ」
「じゃあ、何で?ただで教えてくれるってわけじゃないだろう?」
老婆がまた笑う。
「もしかしてあんた達、表の店で騙されたのかい?こんな町だ、ああいう連中もいるさね。私は何も騙そうってんじゃない。こんな情報、秘密でも何でもないんだよ。ただ皆が知らないで勝手に勘違いしているだけさ。知りたいんだろう?まあ、黙って聞きなよ」
老婆はルイがこれ以上何も言わないのを見ると、再び続けた。
「六眼を持っているあんたには、魔力ってのは光って見えるのかい?」
老婆の問いかけに、孝宏が躊躇いがちに頷く。孝宏に合わせて老婆も同じくやや深く頷くのだが、それがまるで教壇に立つ講師のようで、威厳があると言ってしまえばそうなのだが、どこか偉そうだ。
「それは何も魔力自体が光っているわけじゃないんだよ。普通魔力は感じ取る物で、そこから得られるイメージだったり、波長だったりで判断するものだ。あんた達には難しいかもしれないけど、ちょっとした知識があるやつは皆そうしているんだよ」
この位は常識だと言わんばかりの物言いに、ルイは《当然だ》と間を入れず続けた。
この老婆は孝宏とルイを完全に同列に見ているようだった。孝宏自身それについて大して思うところはなかったが、魔術師の資格を持つルイとしては屈辱的だろう。
ルイの引きつった表情にも気が付かず老婆は続けた。
「でもそういった感じ取るイメージってのは、とてもおぼろげで曖昧なものだから正確じゃない。でもたいていの人間はそうしている。それしかできないからさ。六眼ってのはそういった、感じ取った魔力や性質ってのを、具体的に脳が可視化しているに過ぎないんだよ」
老婆は浅く息を吐くと、瞳だけで孝宏とルイを交互に見比べ得意気に鼻を鳴らす。
「ただそれだけなのに、魔力、性質などを正確に読み取ることが出来ている。昔の偉い人が言うには、常人が活用できない脳域が働いているからだとか、脳がより発達しているからだとかいうけど、確かなことは未だ解っていない。まあ、六眼を持っていなきゃ、後は専門家位しか知る人はいないじゃないのかい?だからあんた方一般人にはあまり漏れ出ない話さ」
視覚でない感覚の可視化。
同じ夕日を見ても、人によって違う表現をする様に、感覚も人それぞれだ。それを可視化するのだから、同じ六眼を持っていたとしても、見えている物はまるで違ってくる。だからこそ選別のノウハウは表に出てこないのだ。バラバラなのに基準を作りようがない。
「例えば魔力は風のようだという者がいたり、流れる水のようだという者もいる。影のようだという者もいるね。ただ共通するのは魔力はまるで生きているかのように動くと言う。あんたが魔石のいくつかは瞬いて見えると言ったね。おそらくそれは濃縮された強い魔力を秘めている石なのかもしれない。強い魔力は通常と様子が違って見えるからね」
孝宏は老婆の目をしっかりと捉え、頷きながら聞いていた。
純粋な興味から来る、知りたいという欲求を無視することは出来ないし、それに加えて自分の体に起きた変化の、一部ではあるが、正体を知るのはそれだけで緊張していた糸が解れるというもの。
目を見開き口を閉じるのも忘れ聞き入る少年に、老婆は気を良くし多弁に講義を続けた。
「魔力は単に魔力に、力に過ぎない。属性はそこに付いてくる別物なんだよ」
力は力。性質はまた別の物。
あまり馴染みのない表現に、頷きながら聞いていた孝宏は、流れで頷きかけた頭をつっかえながら傾げた。
「何と例えるかね。そう……空気のような、場所によって匂いが変わるだろう?魔力も同じなんだよ」
それは例えば水のようなものかもしれない。
同じ水でも海の水は塩辛く、水道から出てくる水は真水とは違う味がする。温泉は暖かく硫黄臭があり、川の水を飲んだことはないが、酷く冷たかったりする。魔力も同じようなものなのだろう。
孝宏はようやく腑に落ちた。
「坊やには石に色が付いて見えるんだろう?色はそれぞれが属性を表しているんだよ。例えば……これは何色に見える?」
椀に盛られた石は色も形もバラバラだ。老婆は左端の椀の中から一つ、一番上に乗っていた石を取り孝宏の前に突き出した。
孝宏は石を受け取るとじっくり眺めた。
ビー玉程の小さな石は、他と同じく磨かれた輝きはない。全体的にはくすんだ血の色をした半透明の石は、中心部で小さくとも鮮やかな赤が揺らめいている。
「赤というか赤黒い。でも中心の方は赤く綺麗に光って見える」
「その石は炎の属性を持つ石で、中心部の魔力の質はとても良いが、まあ大した魔力はないね。小さな魔法なら比較的良い状態で発動できるだろう」
孝宏から石を返されると、老婆は石を元の椀の上に戻し、今度は二個隣の椀から別の石を摘み上げた。
「ではこれは何色に見える?」
「薄い青……水色をしている。でも光が瞬いててギラギラしている印象だ」
「この石は水の属性を持つ、魔力を秘めた魔石さね。石の大きさに対して魔力が強すぎるんだ。安定していないから魔法は安定しにくいし、長持ちもしない。爆発させるような一瞬で終わる魔法には向いてるかもねぇ」
「あんたやけに詳しいな」
ルイが訝しげに言った。
老婆は水色の石を椀に戻しながら、ひっひっひと喉の奥で音を引っ掛けるように笑う。横に引きつらせ浅く開いた口から漏れる笑い声は、さながら怪しげな魔女そのものだ。
「石の持つ属性と、使う魔法の属性が違ったって問題なく使えるさ。実際知らない者は属性などまったく考慮せずに使用するしの。でも石と魔法属性が同じだとな、そうでない場合と比べると、威力は何倍にもなるのさ。今旅をするのなら知っておいとくべきだ。この辺りの知識は常識さね」
ルイの疑問に答えず、老婆は石を正確に読み解き、把握する事は大事なことだと言う。
孝宏はともかくルイならばその程度の知識ならば当然知ってるし、魔力とは何か、性質とは何ぞやと尋ねられたら、老婆以上に完璧な答えを返すだろう。
正式な魔術師でないにしても資格を持つルイは、一般人の孝宏と一括りにされるだけでなく、あまつさえ口に出した疑問もはぐらかされ自尊心を傷つけられた。
老婆は何かの意図をもってはぐらかそうとしているのか、それともただ単に話を途中で遮られるのが嫌なだけか。
「ひっひっひ……」
老婆は視線を落とした。深いしわが刻まれ、干からびて棒のようになった指で、椀からこぼれた石を摘まんでは積み上げた。
もしかすると、ルイの忍耐力を試して楽しんでいるだけかもしれない。老婆の魔女らしい笑みが、そんな予感をさせる。
ルイが不機嫌なのをあからさまに顔に出さずにいたのは、自身が知りえなかった知識を得たいが為に他ならないが、引きつり気味の笑顔が感情を隠しきれていない。
「じゃあ、何で?ただで教えてくれるってわけじゃないだろう?」
老婆がまた笑う。
「もしかしてあんた達、表の店で騙されたのかい?こんな町だ、ああいう連中もいるさね。私は何も騙そうってんじゃない。こんな情報、秘密でも何でもないんだよ。ただ皆が知らないで勝手に勘違いしているだけさ。知りたいんだろう?まあ、黙って聞きなよ」
老婆はルイがこれ以上何も言わないのを見ると、再び続けた。
「六眼を持っているあんたには、魔力ってのは光って見えるのかい?」
老婆の問いかけに、孝宏が躊躇いがちに頷く。孝宏に合わせて老婆も同じくやや深く頷くのだが、それがまるで教壇に立つ講師のようで、威厳があると言ってしまえばそうなのだが、どこか偉そうだ。
「それは何も魔力自体が光っているわけじゃないんだよ。普通魔力は感じ取る物で、そこから得られるイメージだったり、波長だったりで判断するものだ。あんた達には難しいかもしれないけど、ちょっとした知識があるやつは皆そうしているんだよ」
この位は常識だと言わんばかりの物言いに、ルイは《当然だ》と間を入れず続けた。
この老婆は孝宏とルイを完全に同列に見ているようだった。孝宏自身それについて大して思うところはなかったが、魔術師の資格を持つルイとしては屈辱的だろう。
ルイの引きつった表情にも気が付かず老婆は続けた。
「でもそういった感じ取るイメージってのは、とてもおぼろげで曖昧なものだから正確じゃない。でもたいていの人間はそうしている。それしかできないからさ。六眼ってのはそういった、感じ取った魔力や性質ってのを、具体的に脳が可視化しているに過ぎないんだよ」
老婆は浅く息を吐くと、瞳だけで孝宏とルイを交互に見比べ得意気に鼻を鳴らす。
「ただそれだけなのに、魔力、性質などを正確に読み取ることが出来ている。昔の偉い人が言うには、常人が活用できない脳域が働いているからだとか、脳がより発達しているからだとかいうけど、確かなことは未だ解っていない。まあ、六眼を持っていなきゃ、後は専門家位しか知る人はいないじゃないのかい?だからあんた方一般人にはあまり漏れ出ない話さ」
視覚でない感覚の可視化。
同じ夕日を見ても、人によって違う表現をする様に、感覚も人それぞれだ。それを可視化するのだから、同じ六眼を持っていたとしても、見えている物はまるで違ってくる。だからこそ選別のノウハウは表に出てこないのだ。バラバラなのに基準を作りようがない。
「例えば魔力は風のようだという者がいたり、流れる水のようだという者もいる。影のようだという者もいるね。ただ共通するのは魔力はまるで生きているかのように動くと言う。あんたが魔石のいくつかは瞬いて見えると言ったね。おそらくそれは濃縮された強い魔力を秘めている石なのかもしれない。強い魔力は通常と様子が違って見えるからね」
孝宏は老婆の目をしっかりと捉え、頷きながら聞いていた。
純粋な興味から来る、知りたいという欲求を無視することは出来ないし、それに加えて自分の体に起きた変化の、一部ではあるが、正体を知るのはそれだけで緊張していた糸が解れるというもの。
目を見開き口を閉じるのも忘れ聞き入る少年に、老婆は気を良くし多弁に講義を続けた。
「魔力は単に魔力に、力に過ぎない。属性はそこに付いてくる別物なんだよ」
力は力。性質はまた別の物。
あまり馴染みのない表現に、頷きながら聞いていた孝宏は、流れで頷きかけた頭をつっかえながら傾げた。
「何と例えるかね。そう……空気のような、場所によって匂いが変わるだろう?魔力も同じなんだよ」
それは例えば水のようなものかもしれない。
同じ水でも海の水は塩辛く、水道から出てくる水は真水とは違う味がする。温泉は暖かく硫黄臭があり、川の水を飲んだことはないが、酷く冷たかったりする。魔力も同じようなものなのだろう。
孝宏はようやく腑に落ちた。
「坊やには石に色が付いて見えるんだろう?色はそれぞれが属性を表しているんだよ。例えば……これは何色に見える?」
椀に盛られた石は色も形もバラバラだ。老婆は左端の椀の中から一つ、一番上に乗っていた石を取り孝宏の前に突き出した。
孝宏は石を受け取るとじっくり眺めた。
ビー玉程の小さな石は、他と同じく磨かれた輝きはない。全体的にはくすんだ血の色をした半透明の石は、中心部で小さくとも鮮やかな赤が揺らめいている。
「赤というか赤黒い。でも中心の方は赤く綺麗に光って見える」
「その石は炎の属性を持つ石で、中心部の魔力の質はとても良いが、まあ大した魔力はないね。小さな魔法なら比較的良い状態で発動できるだろう」
孝宏から石を返されると、老婆は石を元の椀の上に戻し、今度は二個隣の椀から別の石を摘み上げた。
「ではこれは何色に見える?」
「薄い青……水色をしている。でも光が瞬いててギラギラしている印象だ」
「この石は水の属性を持つ、魔力を秘めた魔石さね。石の大きさに対して魔力が強すぎるんだ。安定していないから魔法は安定しにくいし、長持ちもしない。爆発させるような一瞬で終わる魔法には向いてるかもねぇ」
「あんたやけに詳しいな」
ルイが訝しげに言った。
老婆は水色の石を椀に戻しながら、ひっひっひと喉の奥で音を引っ掛けるように笑う。横に引きつらせ浅く開いた口から漏れる笑い声は、さながら怪しげな魔女そのものだ。
「石の持つ属性と、使う魔法の属性が違ったって問題なく使えるさ。実際知らない者は属性などまったく考慮せずに使用するしの。でも石と魔法属性が同じだとな、そうでない場合と比べると、威力は何倍にもなるのさ。今旅をするのなら知っておいとくべきだ。この辺りの知識は常識さね」
ルイの疑問に答えず、老婆は石を正確に読み解き、把握する事は大事なことだと言う。
孝宏はともかくルイならばその程度の知識ならば当然知ってるし、魔力とは何か、性質とは何ぞやと尋ねられたら、老婆以上に完璧な答えを返すだろう。
正式な魔術師でないにしても資格を持つルイは、一般人の孝宏と一括りにされるだけでなく、あまつさえ口に出した疑問もはぐらかされ自尊心を傷つけられた。
老婆は何かの意図をもってはぐらかそうとしているのか、それともただ単に話を途中で遮られるのが嫌なだけか。
「ひっひっひ……」
老婆は視線を落とした。深いしわが刻まれ、干からびて棒のようになった指で、椀からこぼれた石を摘まんでは積み上げた。
もしかすると、ルイの忍耐力を試して楽しんでいるだけかもしれない。老婆の魔女らしい笑みが、そんな予感をさせる。
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