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浴室はリゾートホテルと見まがうほど高級感のある内装をしており、シックなデザインの大きな鏡が真っ先に目を引いた。
「ほぅ…すごく素敵ですね」
「気に入った? ここは特にこだわって作ったところだから、私も好きな場所の一つなの」
キョロキョロと見回して素敵な内装に目を輝かせると、ロゼは嬉しそうな笑顔を浮かべながら服を脱ぎ始めた。ジャンもテトもすでに脱ぎ始めており、服を脱いでいないのはアリアナだけだった。
「さ、アリアナも服を脱いで。お風呂に入るわよ」
「うぅ~、恥ずかしいです…」
「じゃあ、私達は先に入ってるから、アリアナも脱いだら来てね」
「待ってるね~」
恥ずかしがるアリアナに、ロゼは堂々と裸体をさらしながら二人を連れて先に浴室に入っていくと、アリアナはようやく洋服を脱いでタオルを体に巻いてから浴室に入った。
浴室内も高級感あふれる内装となっていて、本当にここは海賊船なのだろうかと認識を誤りそうなほどだった。
「おう、タオルは向こうに置いてこい。俺が洗ってやるから」
「えっと、自分で洗えます」
「遠慮はしなくていいぞ。俺が洗いたいんだ。むしろ洗わせろ」
ずかずかとアリアナに歩み寄り、タオルで体を隠すアリアナからタオルを剥ぎ取ると、バスタオルを脱衣所に投げてひょいっとアリアナを抱き上げた。
「きゃぁ! ジャンさん、下ろしてください!」
「ダメだ。ロゼはテトに取られたから俺はアリアナを取る」
そう言いながらアリアナを優しく椅子の上に座らせると、ジャンはアリアナの後ろを陣取り、シャワーの温度を確かめさせた。
「熱くないか」
「…大丈夫です」
体に力が入ってガチガチになるアリアナに、ジャンはフッと笑ってアリアナのうなじに指を滑らせた。
「ひゃあぁ⁉ な、何するんですか!」
「そんなに緊張すんなよ。あまりガチガチになってると、今みたいにいたずらするぞ」
「緊張するに決まってるじゃないですか…!」
首を押さえてジャンを睨むアリアナに、ジャンはカラカラと笑って「いい目だな」と満足そうに返して「ロゼ、シャンプー貰うぞ」とシャンプーを手に取った。
「ほら、目ぇ瞑ってろ。泡が入ったら痛いぞ」
「だから、一人でも洗える…って、わっ」
抗議するものの、一切聞く耳を持たずにジャンはわしゃわしゃとアリアナの頭を洗い始めた。乱暴に洗っているように思えたが意外と洗うのが上手く、頭のツボを押しながら洗っているようで、次第に気持ちよくなって抵抗する気が無くなった。
「おっ、ようやく諦めたか。偉いぞ。じゃあ、泡流していくからしっかり目ぇ閉じてろよ」
カラカラと笑いながらそう言うとシャンプーの泡を流し、丁寧にリンスを髪になじませてそれも洗い流した。
「よーし、じゃあ次は体を洗っていくぞ」
「体は自分で洗います!」
「ダメ。俺はアリアナの体の隅々まで綺麗にしてやりてぇんだからよ。諦めて俺に身を任せろ。悪いようにはしねぇからよ。抵抗されたら俺も何をするか分からねぇから、大人しくしていた方が身のためだぞ」
声こそからかうような声だが、内容は脅迫そのものでアリアナは体をこわばらせた。
「こら、ジャン。私の可愛い子をいじめたらそれ以上触らせないわよ~」
隣でテトに体を洗ってもらっているロゼが、怯えるアリアナをかばうように声をかけると、ジャンはすかさず「いじめてねぇよ」と反論した。
「アリアナが嫌がっているんだから、もういじめよ~」
「チッ、俺も柔肌に触れて癒されてぇんだよ!」
欲望に忠実な発言にアリアナはバッと腕で体を隠すと信じられないものを見るような目でジャンを見、ロゼは不機嫌になったジャンの所に行って怒る幼子をあやすように抱きしめてポンポンと背中を撫でた。
「はいはい、そんなに怒らないの~。私に触れていいから今日は諦めなさい。アリアナ、まあ、ジャンはこういう人だけど、悪い奴じゃないから嫌いにならないであげてね」
「はあ…」
アリアナはロゼにいさめられて素直に諦め、自分の体を洗い始めるジャンを見つつ、信用ならないという声で返事をすると、ロゼも苦笑を漏らしつつ「いつかジャンの良さが分かるわ」と穏やかに呟いた。
体を洗い終わると四人でゆっくりと湯船につかり、一日の疲れを癒したのだった。
「ほぅ…すごく素敵ですね」
「気に入った? ここは特にこだわって作ったところだから、私も好きな場所の一つなの」
キョロキョロと見回して素敵な内装に目を輝かせると、ロゼは嬉しそうな笑顔を浮かべながら服を脱ぎ始めた。ジャンもテトもすでに脱ぎ始めており、服を脱いでいないのはアリアナだけだった。
「さ、アリアナも服を脱いで。お風呂に入るわよ」
「うぅ~、恥ずかしいです…」
「じゃあ、私達は先に入ってるから、アリアナも脱いだら来てね」
「待ってるね~」
恥ずかしがるアリアナに、ロゼは堂々と裸体をさらしながら二人を連れて先に浴室に入っていくと、アリアナはようやく洋服を脱いでタオルを体に巻いてから浴室に入った。
浴室内も高級感あふれる内装となっていて、本当にここは海賊船なのだろうかと認識を誤りそうなほどだった。
「おう、タオルは向こうに置いてこい。俺が洗ってやるから」
「えっと、自分で洗えます」
「遠慮はしなくていいぞ。俺が洗いたいんだ。むしろ洗わせろ」
ずかずかとアリアナに歩み寄り、タオルで体を隠すアリアナからタオルを剥ぎ取ると、バスタオルを脱衣所に投げてひょいっとアリアナを抱き上げた。
「きゃぁ! ジャンさん、下ろしてください!」
「ダメだ。ロゼはテトに取られたから俺はアリアナを取る」
そう言いながらアリアナを優しく椅子の上に座らせると、ジャンはアリアナの後ろを陣取り、シャワーの温度を確かめさせた。
「熱くないか」
「…大丈夫です」
体に力が入ってガチガチになるアリアナに、ジャンはフッと笑ってアリアナのうなじに指を滑らせた。
「ひゃあぁ⁉ な、何するんですか!」
「そんなに緊張すんなよ。あまりガチガチになってると、今みたいにいたずらするぞ」
「緊張するに決まってるじゃないですか…!」
首を押さえてジャンを睨むアリアナに、ジャンはカラカラと笑って「いい目だな」と満足そうに返して「ロゼ、シャンプー貰うぞ」とシャンプーを手に取った。
「ほら、目ぇ瞑ってろ。泡が入ったら痛いぞ」
「だから、一人でも洗える…って、わっ」
抗議するものの、一切聞く耳を持たずにジャンはわしゃわしゃとアリアナの頭を洗い始めた。乱暴に洗っているように思えたが意外と洗うのが上手く、頭のツボを押しながら洗っているようで、次第に気持ちよくなって抵抗する気が無くなった。
「おっ、ようやく諦めたか。偉いぞ。じゃあ、泡流していくからしっかり目ぇ閉じてろよ」
カラカラと笑いながらそう言うとシャンプーの泡を流し、丁寧にリンスを髪になじませてそれも洗い流した。
「よーし、じゃあ次は体を洗っていくぞ」
「体は自分で洗います!」
「ダメ。俺はアリアナの体の隅々まで綺麗にしてやりてぇんだからよ。諦めて俺に身を任せろ。悪いようにはしねぇからよ。抵抗されたら俺も何をするか分からねぇから、大人しくしていた方が身のためだぞ」
声こそからかうような声だが、内容は脅迫そのものでアリアナは体をこわばらせた。
「こら、ジャン。私の可愛い子をいじめたらそれ以上触らせないわよ~」
隣でテトに体を洗ってもらっているロゼが、怯えるアリアナをかばうように声をかけると、ジャンはすかさず「いじめてねぇよ」と反論した。
「アリアナが嫌がっているんだから、もういじめよ~」
「チッ、俺も柔肌に触れて癒されてぇんだよ!」
欲望に忠実な発言にアリアナはバッと腕で体を隠すと信じられないものを見るような目でジャンを見、ロゼは不機嫌になったジャンの所に行って怒る幼子をあやすように抱きしめてポンポンと背中を撫でた。
「はいはい、そんなに怒らないの~。私に触れていいから今日は諦めなさい。アリアナ、まあ、ジャンはこういう人だけど、悪い奴じゃないから嫌いにならないであげてね」
「はあ…」
アリアナはロゼにいさめられて素直に諦め、自分の体を洗い始めるジャンを見つつ、信用ならないという声で返事をすると、ロゼも苦笑を漏らしつつ「いつかジャンの良さが分かるわ」と穏やかに呟いた。
体を洗い終わると四人でゆっくりと湯船につかり、一日の疲れを癒したのだった。
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