現実世界のカルマ ~『行為としての結果』が私の能力となる。転生しなかった代わりに神様から貰ったこの力でお助けマンを頑張ります~

行進12番

文字の大きさ
52 / 65
第1章 本章

第27話 防衛戦・後編

しおりを挟む
 大きい……。間近でみるとも違うのか。

 瞬間、のゴーレムを彷彿ほうふつとさせる。

 ビッグゴブリンを主体として、次々と敵が門をくぐり、広場に侵入してくる。

 ビッグ・ゴブリンの後方から炎弾が矢のように打ち出される――。

 しかし、行動を予見していたシティリアが防御魔法で相殺する。

 私とリンは、スタークを先頭に、敵へと接近していく。

 途中、ゴブリン共の邪魔が入るが、スタークが盾で弾き飛ばし受け流す。

 ヤツらの相手は防衛隊の人たちに任せ、私たちはビッグ・ゴブリンにのみ集中する。

 ビッグ・ゴブリンが右手に持っている大きなこん棒を振り下ろしてくる――。

 私たちはそれを避けない。

 シティリアが防御魔法で壁を作ってくれることを知っていた。

 こん棒の攻撃は防御魔法の壁で阻まれ、私たちに当たる事は無かった。

 このままビッグ・ゴブリンと相対する事ができるかと思えば、そう、上手くはいかない。

 もう一つの討伐対象。ゴブリン・ソーサラーが立ちはだかる……。

 後方から声が聞こえてきた。

「1分!!! 時間稼いで!!!」

 シティリアの願いに、私たちは意気揚々いきようよう呼応こおうする。

 やる事は分かっていた。自然と体が動く。

「スターク! ヤツの注意を引き付けて! 私とライチャスネスで後ろの奴らをヤる!」

 リンと私が魔法系ゴブリン殲滅に行動を開始、スタークがビッグ・ゴブリンの正面に立つ――。

「てめぇの相手は俺だ!!」

 ビッグ・ゴブリンもみずからの巨躯を生かし、スターク目掛けて、こん棒による攻撃を放つ。

 それを受けるスターク。受けるだけではない。その攻撃の衝撃を、しっかりと流しつつ防ぐ。

 普通の人間に、こんな事が出来るのか? いや、彼が普通ではない事を私は知っている。

 ビッグ・ゴブリンの横でゴブリン・ソーサラーが魔法を放とうとしている。

 スタークにてるつもりか、そんな事はさせない。

 私は<<疾走のカルマ>>を発動し、ゴブリン・ソーサラーに駿足で距離を縮める。

 ゴブリン・ソーサラーの標的がスタークから私に変わる。

 手から炎弾が発射されるが、来ると分かっている攻撃を回避する事ならばできる。

 体勢を低く保ち、至近距離まで接近した私は、握りしめた六尺棒による打撃を力いっぱい叩きこむ。

 膂力のカルマによって向上した会心の一撃が、ゴブリン・ソーサラーを吹っ飛ばす。

 ――が、絶命までは至らず。ゴブリン・ソーサラーからはまだ戦意が消えていない。

 私は、間を置かず追撃を開始する。

 それを予見していたのか、ゴブリン・ソーサラーは自らの前方に電撃の壁を解き放つ。

 私は勢いよく敵の攻撃に直撃してしまった。

 体中に、いかずちが、ほとばしる。

 私はゴブリン・ソーサラーの目前でひざを折り、無防備を晒す。

「ライチャスネス!」

 リンが心配そうにこちらを見ている。大丈夫。私は死んでいない。

 一歩ずつ、ヤツが近づいてきているのが分かる。

 そうだ……。来い……。来い……。こっちへ……。あと1歩……。

 とどめを刺そうとしているのか、私の目前で魔法を詠唱しているのが分かる。

 ――瞬間。私は右手でゴブリン・ソーサラーの首を鷲掴わしづかみにする。

 ヤツの目からは、驚きの表情と、呪文を詠唱できずに悶えている声だけが口から漏れていた。

 ったと思っただろう? ――残念。私の勝ちだ。

 私は渾身こんしんの力を込めて首をじり潰す。

 よし……。目標の一つを討伐した。

 リンのほうへ気を配ると、既に魔法系ゴブリンを仕留め終わっている。流石だ。

「スターク! もう良いわ!」

「おうよ!」

 シティリアの掛け声と同時にスタークは、ビッグ・ゴブリンから距離を取る。

 ビッグ・ゴブリンもスターク目掛けて、追撃を放とうとする。

 しかし、シティリアの一撃がそれを許さなかった。

 両手から、今まで見た事も無い巨大な炎の渦が顕現けんげんされている。

 シティリアの手を離れたその魔力の塊は、ビッグ・ゴブリンの中心に直撃する。

 ビッグ・ゴブリンは悲鳴と共にもがき、苦しむ。

 炎の渦は胸元へ衝撃を与え、膨大な熱量が回転しながら体内へと侵食していく。

 私たちはヤツから距離を取り、様子を伺う。熱気が熱風となって周囲まで影響をおよぼす。

「これで生きてたら大したものだわ」

 シティリアが小言を漏らす。

 だが、シティリアの杞憂きゆうとは裏腹に、その巨躯は、糸が切れた人形のように、

 前のめりに倒れていった。

 私たちはお互いの無事を確認する。

「気持ちを切らさずに行きましょう。まだ城壁の外には沢山のゴブリンがいる」

 リンの指示に対し、私たちは戦意を整える。

 防衛隊長さんが部隊へ号令を掛ける。

「彼らに負けるな! 私たちも町を守るぞ!」

 堅守の姿勢を崩さない防衛隊は進軍を開始し、共に私たちは城壁の外へと出撃する。

 外では、まだ沢山のゴブリンが待ち構えている。守り切ろう。この町を。

 私は武器を構え、一匹としてこの門を「通してやるものか」と心の中で反復していた。

 ――。城壁の上の兵士から声が聞こえる。

「――たぞ! 援軍が!! きたぞー!!」

ゴブリンの後方から、多数の人影が……、馬と共に現れる。援軍がやってきた!

 ……は、まだ落ちていない。間に合った。間に合ったんだ。

 王都からの援軍は、ゴブリンの後方を食い荒らすかのように怒涛どとうの進撃を続ける。

 その中には、兵士以外にも多数の冒険者の姿があった。

「よし! 私たちも一気に出るぞ!」

 防衛隊長の指揮のもと、私たちはゴブリンに対し猛攻を開始する。

 前後を挟まれ、逃げ場を失ったゴブリンたちは、為す術もなく大地へと伏していく。

 私も、周りの鼓舞に同調し、前線で奮闘していた。

 ゴブリンを打倒うちたおし、前方を切り開いていく。

「おい! ライチャスネス そっちへ行くな!」

 スタークの掛け声で、一瞬、我に返る。 

 少し前に出過ぎてしまい、戦闘の体勢を崩してしまった。後ろに下がらなければ。

 私の目の前にいたゴブリンが2匹、ここぞとばかり強気に出る。

 ヤツらは獲物を見る目で私に刃物を振り下ろす――。

 私は六尺棒で防御の構えを……。

 ――。

 私に襲い掛かってきた2匹のゴブリンは、攻撃の所作を振り終わる前に真っ二つに分断され、

 動かぬ骸となって地面に転がる。

 誰かに助けられた。応援で駆け付けた兵士さんのようだ。

「まだまだね。中島さん。おっと、今はライチャスネス……だったわね」

 私は、その聞いたことがある声にビックリする。

「村瀬……さん?」

 村瀬さんは、やれやれといった表情でこちらを見ている。

「フフッ。こっちの世界ではよ」

 一番近くにいたスタークがこちらへ駆け寄ってくる。

「……ッカヤロウ!! 戦場で我を忘れて先に出るヤツがあるか!!!」

「ああ。スマン」

 少し頭を冷やさなければ……。リンやシティリアたちも合流し、戦線を立て直す。しかし、もはや周りのゴブリンは逃げるように遠くの方へ離れていき、私たちの周りは安全地帯となっていた。

 私は皆に状況の説明をする。

「この人に今、助けられたんだ。紹介するよ。この人はフロウさんって言って――」

「知ってる」

 リンが一番に答えた。ああ、そりゃそうか。リンはお城の兵士だったもんな。

 続けてシティリアが喋りだす。

「フォレスト・グレース・フロウさん……でしょ? 冒険者の間でも有名だわ」

 む。有名なのか。と、スタークが腕を組んでこちらへ視線を流す。

「別名、『軍神グレース』と呼ばれている。王都で知らんヤツおらんだろう」

 へ? 軍神グレース?
 私は口にぽっかり穴が開いたような表情をしていることだろう。
 そんな肩書あったのか。王都で会ったときは本名しか教えて貰わなかったけど……。

 軍神様に問いただすか。

「軍神って――」

「ンッ!ンッ!」

 村瀬さん咳払いに、私の言葉はかき消されてしまった。

 突如、村瀬さんに近づかれ、耳打ちされる。

「自分で自分の事……。軍神なんて自慢するの恥ずかしいでしょ……」

 ああ、なるほど。そういう理由で……。まぁ、確かに。

 “お城の関係者”であり、別世界である日本まで出向いて“異物を回収する役目を担っている者”として、何らかしらの立場の人間なんだなぁと思っていたけど……。

 まぁ王女様も日本にきてたしなぁ……。

 リンが場を取り持つ。

「とりあえず、後はもう大丈夫そうね? 町まで戻りましょうか」

 村瀬さ――軍神様もそれに同調する。

「ええ。後は応援に来てくれた兵士で充分殲滅できます。皆さんもお疲れでしょう。一旦、休憩をとるといいわ。防衛隊の人たちも、順次、戦闘の後始末が残っているでしょうし」

 そうだな。これだけ多数の骸があちこちに点在している。このままってわけにもイカンしなぁ。

 とりあえず……、とりあえず……。

 ねむい……。

 一気に気が抜けたのか、顔から覇気が消えていく。

 リンよ。お前もか。

 それに、スターク……。

 シティリアまで……。

 どれ、ここは冗談の一つでも……。

「ハハッ。なんだよみんな。眠そうな顔して」

 スタークにガシッと肩を組まれ、笑顔で一言。

「お疲れさん」

 町は無事、まもられた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。

棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。

俺、何しに異世界に来たんだっけ?

右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」 主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。 気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。 「あなたに、お願いがあります。どうか…」 そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。 「やべ…失敗した。」 女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!

お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜

双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。 勇者としての役割、与えられた力。 クラスメイトに協力的なお姫様。 しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。 突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。 そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。 なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ! ──王城ごと。 王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された! そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。 何故元の世界に帰ってきてしまったのか? そして何故か使えない魔法。 どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。 それを他所に内心あわてている生徒が一人。 それこそが磯貝章だった。 「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」 目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。 幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。 もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。 そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。 当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。 日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。 「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」 ──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。 序章まで一挙公開。 翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。 序章 異世界転移【9/2〜】 一章 異世界クラセリア【9/3〜】 二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】 三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】 四章 新生活は異世界で【9/10〜】 五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】 六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】 七章 探索! 並行世界【9/19〜】 95部で第一部完とさせて貰ってます。 ※9/24日まで毎日投稿されます。 ※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。 おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。 勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。 ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。

処理中です...