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序章・世界転移
侵入
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日米艦隊は雲に包まれた海域に入る。
雲の下には霧があり、ほとんど周りが見えない。
だが……霧の中に何かが居ることはわかる。
レーダーも異常をキャッチし、ソーナーが謎の音源を捉えているからだ。
「なんだ……これは……?」
「……なんでしょうね」
成美と信二はCICでレーダーやソーナーの画面を遠目に眺めていた。
艦隊は霧の中を突き進んでいく……その時、水測員が言った。
「小型潜水目標多数!」
「なに!?」
『こちら右ウィング!何かが船体を――うわぁ!』
肉がつぶれるような音と、扉を叩く音が響く。
「くそっ!今すぐ立検を編成!そして艦橋!最大戦速、振り切れ!」
立検。護衛艦付き立ち入り検査隊の略称で、1999年に編成された。
海上自衛隊の各護衛艦に編成されていて、臨検を想定した部隊だ。普段は各職種の任務に就いている。
『こちら艦橋!奴等、窓に―!!駄目だ!退避、退避ー!!!』
直後、艦内通信越しに窓の割れる音がした。
そして、悲鳴が響いた後、無線はノイズしか聞こえなくなった。
「ッチ。立検隊へ、敵が艦橋に侵入!交戦を許可する!」
***
~「あまぎ」艦橋周辺~
「機器を傷つけるな。敵だけ撃て」
「「了解」」
立検隊の隊員は9mm機関けん銃を握り、艦橋へ通じる防水扉の前に建つ。
中では、侵入した化け物が這いずり回る音が聞こえる。
「3、2、1、GOGOGO!!」
扉を蹴破り、立検隊は機関けん銃の引き金を引く。化け物は紫の血をまき散らしながら倒れ込む。
天井に張り付いていたり、計器の上に乗ったりしている化け物どもは立検隊に襲い掛かるが、簡単に撃ち殺される。
しばらくして艦橋に残ったのは、立検隊とから薬きょう、そして化け物の死体だけだった。
「……クリア」
「クリア」
「クリア」
立検隊の隊員たちはそう言うと、9mm機関けん銃を下ろした。
***
「誰か!医官を!」
「ダメだ、もう死んでる……」
艦橋には血だらけの遺体があった。
「CICへ、こちら立検第1班。艦橋を奪還した。計器および班に被害なし……隊員の遺体を発見」
『こちらCIC、了解した。遺体収容班を送る。艦を第一戦速で動かせ』
「了解」
戦闘は終わった……一人の殉職者を出して。
雲の下には霧があり、ほとんど周りが見えない。
だが……霧の中に何かが居ることはわかる。
レーダーも異常をキャッチし、ソーナーが謎の音源を捉えているからだ。
「なんだ……これは……?」
「……なんでしょうね」
成美と信二はCICでレーダーやソーナーの画面を遠目に眺めていた。
艦隊は霧の中を突き進んでいく……その時、水測員が言った。
「小型潜水目標多数!」
「なに!?」
『こちら右ウィング!何かが船体を――うわぁ!』
肉がつぶれるような音と、扉を叩く音が響く。
「くそっ!今すぐ立検を編成!そして艦橋!最大戦速、振り切れ!」
立検。護衛艦付き立ち入り検査隊の略称で、1999年に編成された。
海上自衛隊の各護衛艦に編成されていて、臨検を想定した部隊だ。普段は各職種の任務に就いている。
『こちら艦橋!奴等、窓に―!!駄目だ!退避、退避ー!!!』
直後、艦内通信越しに窓の割れる音がした。
そして、悲鳴が響いた後、無線はノイズしか聞こえなくなった。
「ッチ。立検隊へ、敵が艦橋に侵入!交戦を許可する!」
***
~「あまぎ」艦橋周辺~
「機器を傷つけるな。敵だけ撃て」
「「了解」」
立検隊の隊員は9mm機関けん銃を握り、艦橋へ通じる防水扉の前に建つ。
中では、侵入した化け物が這いずり回る音が聞こえる。
「3、2、1、GOGOGO!!」
扉を蹴破り、立検隊は機関けん銃の引き金を引く。化け物は紫の血をまき散らしながら倒れ込む。
天井に張り付いていたり、計器の上に乗ったりしている化け物どもは立検隊に襲い掛かるが、簡単に撃ち殺される。
しばらくして艦橋に残ったのは、立検隊とから薬きょう、そして化け物の死体だけだった。
「……クリア」
「クリア」
「クリア」
立検隊の隊員たちはそう言うと、9mm機関けん銃を下ろした。
***
「誰か!医官を!」
「ダメだ、もう死んでる……」
艦橋には血だらけの遺体があった。
「CICへ、こちら立検第1班。艦橋を奪還した。計器および班に被害なし……隊員の遺体を発見」
『こちらCIC、了解した。遺体収容班を送る。艦を第一戦速で動かせ』
「了解」
戦闘は終わった……一人の殉職者を出して。
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