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届けられた書簡
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ユリウスからの書簡には、アルファの溺愛を身をもって知っているエミールですら、若干引いた。
それほどに記載されている内容は細かく、多岐に及んでいる。
一つ、リヒトの食事について。
熱いものは厳禁。
リヒトに食べさせる前に、まずはおのれで食して、温度を確かめること。
少しでも熱いと感じたらフゥフゥと息を吹きかけて冷ますこと。
スープを口に入れるときはスプーンのへりがリヒトの口を傷つけないよう注意すること。
硬い食材はしっかり噛むように伝えてから口に入れること。咀嚼の回数を数え、噛めているか確認すること。ごっくんと飲み込んでからもリヒトの様子を観察し、口の中にまだ残っているようなら『あーん』をさせてチェックをし、残渣物がなくなったことを確かめてから次の食べ物を入れること。
ゼリーなどは喉までつるんと入ってしまう危険性があるため、あらかじめ細かく砕いてから少しずつ食べさせること、云々。
食事に関する注意事項だけでもかなり多い。
エミールは流れるようなユリウスの文字を忙しなく目で追って、「ん?」と首を傾げた。いま、なにか気になる文章を見てしまった気がする。
もう一度該当箇所に戻り、読み直してからごしごしと目をこすった。
「テオバルド」
「はい」
「この、食事のときの姿勢について、の項目なのですが」
「……はい」
「リヒトをおのれの膝の上に座らせて、とあるのは書き間違えでしょうか?」
そうであってほしい、との期待を込めて問いかけてみれば、王弟殿下の屋敷で働く従順な近侍は力なく首を横へ振った。
「ユリウス様の文字に少しの乱れもありませんので、恐らくは、書き損じたわけではないと思われます。あ、あのですね、当家の侍従を代表して言い訳をさせてもらえれば、ユリウス様はリヒト様と二人で過ごされる時間をものすごく大事にしておりまして、朝夕の食事やお風呂の時間などは使用人の立ち入りを禁じられていまして、えっと、なにが言いたいかというと、うちの主がリヒト様を膝に乗っけてウキウキと食事の介助をしていたなんて、俺たちは知らなかったんですよっ!」
ぎゃ~、と奇声を上げてテオバルドが茶色い短髪を掻き乱した。
言葉遣いの乱れが、彼の動揺を如実に物語っている。
確かにこれはショックだろう、とエミールは察した。
やばい。
ユリウスの過保護さと過剰介助がやばすぎる。
茫然とするエミールをテオバルドがそうっと横目で伺い、
「あのですね、エミール様」
と恐る恐るというように問いかけてきた。
「こういう……ちょっと行き過ぎた愛情表現ってのは、アルファとオメガの間では普通だったりするんですか? えっとつまり、エミール様もクラウス様の膝に抱っこされた状態で、『あ~ん』って食べさせてもらったりしてるんでしょうか? いや、ふつうのことならいいんです。ベータの俺が口を挟むようなことじゃ、」
「しませんよっ!」
エミールは渾身の力で否定した。
なにを言い出すのだこの近侍は。
「良く見てくださいよっ! 可愛い可愛いリヒトならともかく、オレですよ? もう四十も間近の中年もいいところのオレがクラウス様の膝に座るとか、どう考えても痛々しいでしょう!」
想像しただけでも恥ずかしくて、エミールは「わぁっ」と叫んで顔を覆った。
若い頃ならいざ知らず、この歳でそんなことをしたらもはや犯罪だ。クラウスだって絶対に引くに違いない……いや、どうだろうか。案外嬉々としてスプーンを構えるかもしれない。いや、きっとそうする。
エミールの脳内のクラウスが、青い瞳をやわらかに撓めて、「ほらエミール、あーん」と言い出した。あれ? 意外と違和感がない。
「……お、オレはしませんけど、アルファはオメガを甘やかしたくて仕方ない生き物なので、ユーリ様がそのようにリヒトに接していたとしても、不思議ではないかもしれません」
ゴホン、と空咳をしてエミールがアルファの弁護をすると、テオバルドが半眼になって「そうっすか」と棒読みで答えた。完全に呆れられている。
エミールはまたゴホンと咳をして、更なる弁明を試みた。
「でも想像してみてください。ユーリ様の膝に抱っこされているリヒトを。めちゃくちゃ可愛いじゃないですか。あなたもここ数日リヒトの世話をしていたなら、あの子の可愛さがわかるでしょう」
サラサラの銀の髪と、大きな金色の瞳。神秘的で、妖精のような愛らしさのあるリヒト。
外見だけでも可愛いのに、見えにくい目を一生懸命動かして周囲の様子を伺う様子などは、まさに子ウサギのようで、見ているだけでキュンキュンしてしまう。
それはテオバルドも同じ思いだろう、と問いかけてみれば、テオバルドが胸を押さえて呻いた。
「た、確かに、めちゃくちゃに可愛いですが……でも俺がいまリヒト様の可愛さを力説しちゃったら、これがユリウス様の耳に入ったときに俺は絶対殺されます。ので、感想は控えさえてもらいます」
「…………」
気の毒な侍従にエミールは同情の視線を送った。
「しかし、すごい量ですよね、この注意書きは」
注意をユリウスの書簡に戻して、エミールはそれをパラパラとめくりながら、感心していいのか呆れていいのか判断に迷った。
ユリウスは只今絶賛遠征中。基本的に王族の伴侶は国政からは切り離された立ち場なので、任務の内容は聞いていないが、忙しいに違いないことはエミールにもわかる。騎士団の任務中、クラウスも手紙などは滅多に送って来ないからだ。
しかも今回は急な出立であり、強行軍になっているだろうことは想像に難くない。
馬を駆りながら、いったいいつこんな超大作を書き上げる暇があったのだろうか。
入浴時の注意事項、着替えの際に気をつけること、歯磨きのときはこうするように……等々、細かに書かれたその紙の束に、ユリウスの心配が透けて見えた気がした。
エミールは延々と連なる文字を読みながら、
「ユーリ様が書かれているこの通りに実行してみれば、リヒトも食事をするのではないでしょうか?」
これほどの説明書を入手しておきながらなぜまだそれを行っていないのだ、と首を傾げた。
テオバルドが紅茶をまたぐびりと飲んで、非常に言いにくそうに口を開いた。
「いやあのですね、やってはみたんですよ。そこに書かれている通りに!」
ぐぁぁ! と近侍は見悶えをした。その顔は羞恥で真っ赤になっていた。
気持ちはわかる。
ユリウスの書いた手順通りに食事をするならば、まずリヒトをおのれの膝に乗せ、ちぎったパンや小さな匙ですくったスープを『あ~ん』と食べさせて、今日のパンは干しイチジクが練り込んであってとっても甘いよ、とか、このお肉は口でほろほろ崩れて食べやすいよ、とか、口の中に残ってないか見せて、とか、色々語り掛けながら、時折唇を拭いてあげたり、たくさん食べたら褒めてあげたり、とにかく全身で愛情を表現しながら介助しなければならないのだ。
ユリウスは王子様生まれの王子様育ち、外見もとても絵になる美男だし、おまけにオメガへの愛情を惜しまないアルファなので、過剰なスキンシップも甘い言葉の数々も平気かもしれないが、ふつうの男は最初の手順……リヒトを自分の膝に座らせる、というところからしてハードルが高い。
「でも俺は恥を忍んで頑張ったわけですよ! リヒト様に向かって! どうぞ俺の膝に座ってくださいと自分の膝をポンポンしながら言ったわけですよ! いやわかってます。俺みたいな地味な男があんな可愛らしい御方を膝に乗せるなんて絵面的にやばいってのは充分にわかってますよ! でもやったんですよ! そこは評価してくださいよ!」
もはや半泣きのテオバルドである。
エミールは、
「それは……大変でしたね」
と労う以外にできることなど、なにもなかった。
ともかくテオバルドは羞恥に耐えながらもユリウスの代役を務めようとした。
しかしリヒトはやはり食事を拒否した上、テオバルドの膝に座ることもしなかったという。
「俺は一日奮闘しまして、翌日はグレタさんや他の使用人に交代しましたが、リヒト様はやはり水分以外は口にならさらず……そんな中でエミール様が当家にいらっしゃるとの連絡が入り、いまはこうして縋っている次第です」
テオバルドは言葉の最後で立ち上がり、エミールへと深々と頭を下げた。
ユリウスが出立してから五日。その間水しか(栄養豊富なスペシャルドリンクという話だが)口にしていないとしたら、エミールよりもむしろ医師を呼ぶべきだ。
エミールは困惑しながらそう考えたが、テオバルドは懐からもうひとつ封筒を取り出し、それをエミールへと恭しく差し出してきた。
「エミール様には、こちらを」
エミールは侍従の手からそれを受け取り、中身を取り出した。
それは、リヒトに宛てたユリウスからの手紙だった。
それほどに記載されている内容は細かく、多岐に及んでいる。
一つ、リヒトの食事について。
熱いものは厳禁。
リヒトに食べさせる前に、まずはおのれで食して、温度を確かめること。
少しでも熱いと感じたらフゥフゥと息を吹きかけて冷ますこと。
スープを口に入れるときはスプーンのへりがリヒトの口を傷つけないよう注意すること。
硬い食材はしっかり噛むように伝えてから口に入れること。咀嚼の回数を数え、噛めているか確認すること。ごっくんと飲み込んでからもリヒトの様子を観察し、口の中にまだ残っているようなら『あーん』をさせてチェックをし、残渣物がなくなったことを確かめてから次の食べ物を入れること。
ゼリーなどは喉までつるんと入ってしまう危険性があるため、あらかじめ細かく砕いてから少しずつ食べさせること、云々。
食事に関する注意事項だけでもかなり多い。
エミールは流れるようなユリウスの文字を忙しなく目で追って、「ん?」と首を傾げた。いま、なにか気になる文章を見てしまった気がする。
もう一度該当箇所に戻り、読み直してからごしごしと目をこすった。
「テオバルド」
「はい」
「この、食事のときの姿勢について、の項目なのですが」
「……はい」
「リヒトをおのれの膝の上に座らせて、とあるのは書き間違えでしょうか?」
そうであってほしい、との期待を込めて問いかけてみれば、王弟殿下の屋敷で働く従順な近侍は力なく首を横へ振った。
「ユリウス様の文字に少しの乱れもありませんので、恐らくは、書き損じたわけではないと思われます。あ、あのですね、当家の侍従を代表して言い訳をさせてもらえれば、ユリウス様はリヒト様と二人で過ごされる時間をものすごく大事にしておりまして、朝夕の食事やお風呂の時間などは使用人の立ち入りを禁じられていまして、えっと、なにが言いたいかというと、うちの主がリヒト様を膝に乗っけてウキウキと食事の介助をしていたなんて、俺たちは知らなかったんですよっ!」
ぎゃ~、と奇声を上げてテオバルドが茶色い短髪を掻き乱した。
言葉遣いの乱れが、彼の動揺を如実に物語っている。
確かにこれはショックだろう、とエミールは察した。
やばい。
ユリウスの過保護さと過剰介助がやばすぎる。
茫然とするエミールをテオバルドがそうっと横目で伺い、
「あのですね、エミール様」
と恐る恐るというように問いかけてきた。
「こういう……ちょっと行き過ぎた愛情表現ってのは、アルファとオメガの間では普通だったりするんですか? えっとつまり、エミール様もクラウス様の膝に抱っこされた状態で、『あ~ん』って食べさせてもらったりしてるんでしょうか? いや、ふつうのことならいいんです。ベータの俺が口を挟むようなことじゃ、」
「しませんよっ!」
エミールは渾身の力で否定した。
なにを言い出すのだこの近侍は。
「良く見てくださいよっ! 可愛い可愛いリヒトならともかく、オレですよ? もう四十も間近の中年もいいところのオレがクラウス様の膝に座るとか、どう考えても痛々しいでしょう!」
想像しただけでも恥ずかしくて、エミールは「わぁっ」と叫んで顔を覆った。
若い頃ならいざ知らず、この歳でそんなことをしたらもはや犯罪だ。クラウスだって絶対に引くに違いない……いや、どうだろうか。案外嬉々としてスプーンを構えるかもしれない。いや、きっとそうする。
エミールの脳内のクラウスが、青い瞳をやわらかに撓めて、「ほらエミール、あーん」と言い出した。あれ? 意外と違和感がない。
「……お、オレはしませんけど、アルファはオメガを甘やかしたくて仕方ない生き物なので、ユーリ様がそのようにリヒトに接していたとしても、不思議ではないかもしれません」
ゴホン、と空咳をしてエミールがアルファの弁護をすると、テオバルドが半眼になって「そうっすか」と棒読みで答えた。完全に呆れられている。
エミールはまたゴホンと咳をして、更なる弁明を試みた。
「でも想像してみてください。ユーリ様の膝に抱っこされているリヒトを。めちゃくちゃ可愛いじゃないですか。あなたもここ数日リヒトの世話をしていたなら、あの子の可愛さがわかるでしょう」
サラサラの銀の髪と、大きな金色の瞳。神秘的で、妖精のような愛らしさのあるリヒト。
外見だけでも可愛いのに、見えにくい目を一生懸命動かして周囲の様子を伺う様子などは、まさに子ウサギのようで、見ているだけでキュンキュンしてしまう。
それはテオバルドも同じ思いだろう、と問いかけてみれば、テオバルドが胸を押さえて呻いた。
「た、確かに、めちゃくちゃに可愛いですが……でも俺がいまリヒト様の可愛さを力説しちゃったら、これがユリウス様の耳に入ったときに俺は絶対殺されます。ので、感想は控えさえてもらいます」
「…………」
気の毒な侍従にエミールは同情の視線を送った。
「しかし、すごい量ですよね、この注意書きは」
注意をユリウスの書簡に戻して、エミールはそれをパラパラとめくりながら、感心していいのか呆れていいのか判断に迷った。
ユリウスは只今絶賛遠征中。基本的に王族の伴侶は国政からは切り離された立ち場なので、任務の内容は聞いていないが、忙しいに違いないことはエミールにもわかる。騎士団の任務中、クラウスも手紙などは滅多に送って来ないからだ。
しかも今回は急な出立であり、強行軍になっているだろうことは想像に難くない。
馬を駆りながら、いったいいつこんな超大作を書き上げる暇があったのだろうか。
入浴時の注意事項、着替えの際に気をつけること、歯磨きのときはこうするように……等々、細かに書かれたその紙の束に、ユリウスの心配が透けて見えた気がした。
エミールは延々と連なる文字を読みながら、
「ユーリ様が書かれているこの通りに実行してみれば、リヒトも食事をするのではないでしょうか?」
これほどの説明書を入手しておきながらなぜまだそれを行っていないのだ、と首を傾げた。
テオバルドが紅茶をまたぐびりと飲んで、非常に言いにくそうに口を開いた。
「いやあのですね、やってはみたんですよ。そこに書かれている通りに!」
ぐぁぁ! と近侍は見悶えをした。その顔は羞恥で真っ赤になっていた。
気持ちはわかる。
ユリウスの書いた手順通りに食事をするならば、まずリヒトをおのれの膝に乗せ、ちぎったパンや小さな匙ですくったスープを『あ~ん』と食べさせて、今日のパンは干しイチジクが練り込んであってとっても甘いよ、とか、このお肉は口でほろほろ崩れて食べやすいよ、とか、口の中に残ってないか見せて、とか、色々語り掛けながら、時折唇を拭いてあげたり、たくさん食べたら褒めてあげたり、とにかく全身で愛情を表現しながら介助しなければならないのだ。
ユリウスは王子様生まれの王子様育ち、外見もとても絵になる美男だし、おまけにオメガへの愛情を惜しまないアルファなので、過剰なスキンシップも甘い言葉の数々も平気かもしれないが、ふつうの男は最初の手順……リヒトを自分の膝に座らせる、というところからしてハードルが高い。
「でも俺は恥を忍んで頑張ったわけですよ! リヒト様に向かって! どうぞ俺の膝に座ってくださいと自分の膝をポンポンしながら言ったわけですよ! いやわかってます。俺みたいな地味な男があんな可愛らしい御方を膝に乗せるなんて絵面的にやばいってのは充分にわかってますよ! でもやったんですよ! そこは評価してくださいよ!」
もはや半泣きのテオバルドである。
エミールは、
「それは……大変でしたね」
と労う以外にできることなど、なにもなかった。
ともかくテオバルドは羞恥に耐えながらもユリウスの代役を務めようとした。
しかしリヒトはやはり食事を拒否した上、テオバルドの膝に座ることもしなかったという。
「俺は一日奮闘しまして、翌日はグレタさんや他の使用人に交代しましたが、リヒト様はやはり水分以外は口にならさらず……そんな中でエミール様が当家にいらっしゃるとの連絡が入り、いまはこうして縋っている次第です」
テオバルドは言葉の最後で立ち上がり、エミールへと深々と頭を下げた。
ユリウスが出立してから五日。その間水しか(栄養豊富なスペシャルドリンクという話だが)口にしていないとしたら、エミールよりもむしろ医師を呼ぶべきだ。
エミールは困惑しながらそう考えたが、テオバルドは懐からもうひとつ封筒を取り出し、それをエミールへと恭しく差し出してきた。
「エミール様には、こちらを」
エミールは侍従の手からそれを受け取り、中身を取り出した。
それは、リヒトに宛てたユリウスからの手紙だった。
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