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リヒト⑥
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神様の声が聞こえない。
いくら祈っても、聞こえない。
どうすれば聞こえるようになるかもわからない。
水で体を清めれば、神様は僕に話しかけてくれるだろうか。
でもあれ以来……お風呂で溺れてしまったあのときからは、浴室には必ずテオバルドさんがついてくるようになった。
テオバルドさんは僕に水なんかかけてはくれないだろう。
ユーリ様を除いて、このお屋敷のひとは手のかかる僕のことを嫌っていると思っていた。これまで誰も僕に話しかけてはくれなかったし、ユーリ様が居ないときは食事ももらえていなかったから。
でも、最近のテオバルドさんはユーリ様のように僕の世話を焼いてくれる。
お風呂のときも、
「頭にお湯をかけますよ。しっかり目を閉じてくださいね。はい、ぎゅーっ」
とか、
「肩までしっかり浸かってください。私が二十数えます。いいですか、いーち、にぃ……」
とか。
まるで僕とユーリ様のいつものお風呂を知っているかのように、テオバルドさんは僕の世話をしてくれた。
最初にテオバルドさんとお風呂に入ったときはそんなことはなかったと思うのに、ユーリ様が家を空けて二日ぐらいしたら、なぜかテオバルドさんはユーリ様の振る舞いを身に着けていた。
そのテオバルドさんは、僕に、食事をしなさいと言う。
パンが焼けましたよ。料理人がケーキを作りましたよ。今日のスープは絶品ですよ……。
毎回、そんなふうに僕に声をかけてくれる。
でも僕は、それを断り続けた。
だって、神様の声が聞こえないからだ。
僕が『ハーゼ』だったとき、いつもお腹が空いていた。
五感は鈍いのに、空腹は感じるなんておかしな話だ。でも、お腹を空かせていたことは覚えている。
民はもっと飢えている、と誰かが言っていた。
あの場所では、皆黒い服を着ていたから、誰が誰か目の悪い僕に判別はつかなかった。たまに真っ白な衣装を着ていたひとが僕を見にきていたような気もする。教皇様、と呼ばれていたのかな。
そうだ。『教皇様』が言ったのだ。
民はもっと飢えている。
ハーゼ様。今日のパンは、飢えた信者からの捧げものです。
あなたを信じる民のために、あなたは一番の犠牲にならなければいけない。
ハーゼ様。祈りなさい。
神の声を聞くのです。
教皇様の言う通りにしていれば、祭壇の部屋で幾度か神の声を聞くことに成功した。
ユーリ様のこのお屋敷に、祭壇はない。たぶん、ないと思う。ぜんぶの部屋を確認したわけじゃないから断言はできないけど、少なくともユーリ様がデァモント様に祈りを捧げている場面を僕は見たことがなかった。
だから祭壇の前で祈ることはできないけど、あの頃の僕と同じ状態になればもしかしたら神様は僕の祈りを聞いてくれるかもしれない。
ユーリ様が無事に帰ってきますように。
その祈りを、叶えてくれるかもしれない。
そのために僕はハーゼだった頃と同じようにお腹を空かせようとして、食事をすることやめた。
そして、祈る。
眠る前の寝台の上や、温室でひとり過ごすときに。
両の膝をついて、ひたすらに、祈る。祈る。祈る。
どうかユーリ様がお怪我をすることなく、無事にこのお屋敷に帰ってきますように。
でも僕の祈りは一方通行だ。神様からの返事はない。
ハーゼだった頃も、神様は滅多に声を聞かせてはくれなかった。
信者のひとたちに、今日はお告げがありましたか、今日はなにか聞こえましたか、今日は、今日こそは、と何度も何度も言われて、それでも聞こえなかったぐらいだ。
おまけにようやく聞けた神様の言葉は、信者のひとたちをガッカリさせるもので……。
僕は本当にダメだなぁと毎日そう思っていた。
だからだろうか。
僕が、ハーゼとしても不出来だからだろうか。
だから神様は僕に話しかけてくださらないのだろうか。
神様、神様、神様。
僕は食事は要りません。だからユーリ様が無事にここに帰ってきてくださるかを教えてください。
一生懸命神様に話しかけたけど、今日もまた沈黙しか返ってこなかった。
僕が食事をしなくなると、テオバルドさんだけでなく、他のひとが入れ替わり立ち替わり僕に食事をするよう声を掛けてくるようになった。
申し訳ないと思いつつも、僕はぜんぶお断りした。
一日でも早くハーゼに近づいて、神様の声を聞きたかった。
そのためになにか他にできることはないだろうか。
そんなことを考えながら眠りについた、翌朝。
僕を起こしに来たのは、エミール様だった。
エミール様は、ユーリ様から届いた手紙を、声に出して読んで下さった。
読んでいるのはエミール様なのに。
途中から僕はそれがユーリ様の声に聞こえて。
一生懸命耳を澄ましながら、ユーリ様を思い出して僕は泣いてしまった。
ユーリ様がお留守になって、いまが……たぶん、四回目の朝だ。つまり五日目。
たったの五日、と笑われるかもしれないけど、ユーリ様不在のさびしさは、途方もなくて。
でもユーリ様からのお手紙は、あたたかくてやさしくて。
『きみのユーリより』で締め括られた手紙を僕は胸に抱きしめて泣いた。
きみのユーリ。
僕の、ユーリ様。
エミール様が背を撫でながら、しずかなお声で、ユーリ様が帰ってくるときに丸々太ったリヒトを見せてあげましょう、と言った。
ユーリ様のお手紙にも、そんなことが書かれていた。僕の体重がもっと増えたらいいのに、って。
それに、僕が食事をしている姿が好きだ、って。
そんなふうに僕を見ていてくださったなんてちっとも知らなくて、僕は嬉しいような恥ずかしいような気持ちになった。
エミール様が改めて僕を食事に誘ってくださる。
そして、
「実はオレもさびしくて、食欲がないんです。だから朝食も食べてない。あなたが付き合ってくれたら、とても嬉しいのですが。リヒト、オレと一緒に食べてくれませんか?」
そんなことを言って、僕の手を握った。
エミール様もさびしいのだ。
僕は、やさしいエミール様の言葉に頷きたくなった。
でも食事をしたら神様に祈りが届かないかもしれない。
だけど、ユーリ様が。
ユーリ様が戻られたときに僕の体重が減ってたら、ガッカリされるかもしれない。
僕はものすごく悩んで、悩んで、悩んだ結果、
「はい」
と答えていた。
お祈りの方法はまた考えよう。
いまはただ、ユーリ様のことだけを想って、ちゃんとご飯を食べようと決意した。
いくら祈っても、聞こえない。
どうすれば聞こえるようになるかもわからない。
水で体を清めれば、神様は僕に話しかけてくれるだろうか。
でもあれ以来……お風呂で溺れてしまったあのときからは、浴室には必ずテオバルドさんがついてくるようになった。
テオバルドさんは僕に水なんかかけてはくれないだろう。
ユーリ様を除いて、このお屋敷のひとは手のかかる僕のことを嫌っていると思っていた。これまで誰も僕に話しかけてはくれなかったし、ユーリ様が居ないときは食事ももらえていなかったから。
でも、最近のテオバルドさんはユーリ様のように僕の世話を焼いてくれる。
お風呂のときも、
「頭にお湯をかけますよ。しっかり目を閉じてくださいね。はい、ぎゅーっ」
とか、
「肩までしっかり浸かってください。私が二十数えます。いいですか、いーち、にぃ……」
とか。
まるで僕とユーリ様のいつものお風呂を知っているかのように、テオバルドさんは僕の世話をしてくれた。
最初にテオバルドさんとお風呂に入ったときはそんなことはなかったと思うのに、ユーリ様が家を空けて二日ぐらいしたら、なぜかテオバルドさんはユーリ様の振る舞いを身に着けていた。
そのテオバルドさんは、僕に、食事をしなさいと言う。
パンが焼けましたよ。料理人がケーキを作りましたよ。今日のスープは絶品ですよ……。
毎回、そんなふうに僕に声をかけてくれる。
でも僕は、それを断り続けた。
だって、神様の声が聞こえないからだ。
僕が『ハーゼ』だったとき、いつもお腹が空いていた。
五感は鈍いのに、空腹は感じるなんておかしな話だ。でも、お腹を空かせていたことは覚えている。
民はもっと飢えている、と誰かが言っていた。
あの場所では、皆黒い服を着ていたから、誰が誰か目の悪い僕に判別はつかなかった。たまに真っ白な衣装を着ていたひとが僕を見にきていたような気もする。教皇様、と呼ばれていたのかな。
そうだ。『教皇様』が言ったのだ。
民はもっと飢えている。
ハーゼ様。今日のパンは、飢えた信者からの捧げものです。
あなたを信じる民のために、あなたは一番の犠牲にならなければいけない。
ハーゼ様。祈りなさい。
神の声を聞くのです。
教皇様の言う通りにしていれば、祭壇の部屋で幾度か神の声を聞くことに成功した。
ユーリ様のこのお屋敷に、祭壇はない。たぶん、ないと思う。ぜんぶの部屋を確認したわけじゃないから断言はできないけど、少なくともユーリ様がデァモント様に祈りを捧げている場面を僕は見たことがなかった。
だから祭壇の前で祈ることはできないけど、あの頃の僕と同じ状態になればもしかしたら神様は僕の祈りを聞いてくれるかもしれない。
ユーリ様が無事に帰ってきますように。
その祈りを、叶えてくれるかもしれない。
そのために僕はハーゼだった頃と同じようにお腹を空かせようとして、食事をすることやめた。
そして、祈る。
眠る前の寝台の上や、温室でひとり過ごすときに。
両の膝をついて、ひたすらに、祈る。祈る。祈る。
どうかユーリ様がお怪我をすることなく、無事にこのお屋敷に帰ってきますように。
でも僕の祈りは一方通行だ。神様からの返事はない。
ハーゼだった頃も、神様は滅多に声を聞かせてはくれなかった。
信者のひとたちに、今日はお告げがありましたか、今日はなにか聞こえましたか、今日は、今日こそは、と何度も何度も言われて、それでも聞こえなかったぐらいだ。
おまけにようやく聞けた神様の言葉は、信者のひとたちをガッカリさせるもので……。
僕は本当にダメだなぁと毎日そう思っていた。
だからだろうか。
僕が、ハーゼとしても不出来だからだろうか。
だから神様は僕に話しかけてくださらないのだろうか。
神様、神様、神様。
僕は食事は要りません。だからユーリ様が無事にここに帰ってきてくださるかを教えてください。
一生懸命神様に話しかけたけど、今日もまた沈黙しか返ってこなかった。
僕が食事をしなくなると、テオバルドさんだけでなく、他のひとが入れ替わり立ち替わり僕に食事をするよう声を掛けてくるようになった。
申し訳ないと思いつつも、僕はぜんぶお断りした。
一日でも早くハーゼに近づいて、神様の声を聞きたかった。
そのためになにか他にできることはないだろうか。
そんなことを考えながら眠りについた、翌朝。
僕を起こしに来たのは、エミール様だった。
エミール様は、ユーリ様から届いた手紙を、声に出して読んで下さった。
読んでいるのはエミール様なのに。
途中から僕はそれがユーリ様の声に聞こえて。
一生懸命耳を澄ましながら、ユーリ様を思い出して僕は泣いてしまった。
ユーリ様がお留守になって、いまが……たぶん、四回目の朝だ。つまり五日目。
たったの五日、と笑われるかもしれないけど、ユーリ様不在のさびしさは、途方もなくて。
でもユーリ様からのお手紙は、あたたかくてやさしくて。
『きみのユーリより』で締め括られた手紙を僕は胸に抱きしめて泣いた。
きみのユーリ。
僕の、ユーリ様。
エミール様が背を撫でながら、しずかなお声で、ユーリ様が帰ってくるときに丸々太ったリヒトを見せてあげましょう、と言った。
ユーリ様のお手紙にも、そんなことが書かれていた。僕の体重がもっと増えたらいいのに、って。
それに、僕が食事をしている姿が好きだ、って。
そんなふうに僕を見ていてくださったなんてちっとも知らなくて、僕は嬉しいような恥ずかしいような気持ちになった。
エミール様が改めて僕を食事に誘ってくださる。
そして、
「実はオレもさびしくて、食欲がないんです。だから朝食も食べてない。あなたが付き合ってくれたら、とても嬉しいのですが。リヒト、オレと一緒に食べてくれませんか?」
そんなことを言って、僕の手を握った。
エミール様もさびしいのだ。
僕は、やさしいエミール様の言葉に頷きたくなった。
でも食事をしたら神様に祈りが届かないかもしれない。
だけど、ユーリ様が。
ユーリ様が戻られたときに僕の体重が減ってたら、ガッカリされるかもしれない。
僕はものすごく悩んで、悩んで、悩んだ結果、
「はい」
と答えていた。
お祈りの方法はまた考えよう。
いまはただ、ユーリ様のことだけを想って、ちゃんとご飯を食べようと決意した。
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