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リヒト⑥
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エミール様と一緒に食事をした後、
「リヒトとやりたいことがあって、今日はお邪魔させてもらったんです」
とエミール様が切り出してきた。
やりたいこと。なんだろう。
「本当はもっと早くに来たかったのですが、準備をしていて遅くなってしまいました。リヒト、オレとの約束、覚えてますよね」
エミール様のしずかな声が、僕の耳でじわりと広がる。
約束。そうだ。僕はユーリ様の、エミール様はクラウス様の服を仕立てようと約束したのだ。
「はい! 覚えてます!」
僕はエミール様を見上げて頷いた。
エミール様は僕の頭を撫でて、それからドアの横に控えているテオバルドさんへなにごとかを告げた。
二人の会話する声は聞こえない。けれどエミール様はすぐに僕へと顔を向け直して、その内容を教えてくれた。
「リヒト、いまからここにオレの持ってきた荷物を運び込んでも構いませんか? 少し場所をとるので、作業机になる台も置かせてもらう形になります。いまテオバルドにどこに設置するのがいいか聞きました。リヒト、あなたが良ければ寝室のベッドの横はいかがでしょうか?」
ここはユーリ様のお屋敷なのに、僕なんかが決めてしまっていいのだろうか。
戸惑いながらテオバルドさんの方を見ると、彼はハキハキとした声で大丈夫ですと請け負ってくれた。
「空き部屋に運んでもいいのですが、慣れた場所の方がリヒト様が気楽に作業できると思います。作業時以外は隅に片付けるようにしますので、歩くときの邪魔にもならないかと。ユリウス様からは、リヒト様の望むようにさせてほしいと言い遣っていますので、物が増えたところで問題ありません」
テオバルドさんがそう言ってくれるのなら、大丈夫なのかな。
迷いながらも僕は、こくりと頷いた。
「はい。それじゃあ、お願いします」
僕の返事を聞いたテオバルドさんが素早く部屋を出ていく。
「オレたちも寝室へ行きましょうか。リヒト、立てますか」
エミール様に問われて、僕は彼の膝の上から立ち上がった。エミール様が僕の背を支えてバランスが崩れないようにしてくれる。
「先に、トイレに行ってもいいですか」
「ええ、もちろん」
当然のようにエミール様が僕と手を繋いで、トイレまで誘導してくれた。
「ユーリ様なら抱っこするんでしょうけど、オレはユーリ様ほど力がないし、万が一リヒトを落としたりしたら責任がとれませんので、これでゆるしてもらえれば」
歩きながらそんなことを言われて、僕はなんだか恥ずかしくなった。
自分の足で歩けるくせにずっとユーリ様に甘えていたことを、すっかり知られてしまっている。
でも、ユーリ様がお仕事に行かれている間は、トイレぐらい僕だってひとりで行っていた。
そのことを説明しようとしたけれど、誰だってトイレにひとりで行くのは当たり前のことなので、それをわざわざ口にするのは却って情けないのではないかと思い直して、僕はもごもごと言葉を飲み込んだ。
トイレを済ませて、洗面所で手を洗い、ついでに歯磨きと洗顔も済ませる。
僕が歯を磨いているとエミール様が、
「リヒト、ちょっと待ってください」
となぜか慌てて洗面所を出ていき、それから紙の束を持って戻ってきて、なにごとかを呟きながら紙面に目を通し始めた。
それから紙の束を脇の棚の上に置くと、
「いいですよ、歯磨きの続きをしてください」
そう言って、まるでユーリ様のように僕の歯がちゃんと磨けたか、口の中を確認してくださった。
顔を洗うときは水の温度も確かめて、僕が洗い終わるのと同時にタオルで顔を拭いてくださる。
僕はそれに身を任せながら、棚の上を見て尋ねた。
「あれはなんですか?」
「え? あ、ああ、あれはユーリ様がくださった……事典みたいなものですよ」
「事典?」
「ええ。知りたいことがなんでも載ってる事典です」
僕の歯磨きのことまで載ってる事典? と首を傾げて、僕はそうかと思い至った。
ユーリ様が僕のことについて、エミール様やテオバルドさんたち宛に手紙を書かれたのだ。
だから皆、ある日を境に僕に対してユーリ様のような振る舞いをするようになったのだ。
ユーリ様に、そう言われたから。
本心はどうあれ、手紙に書かれたとおりに僕のお世話をしてくれるのだ。
勘違いしないようにしなければならない。
このお屋敷のひとの心配りも、やさしさも、僕自身に向けられているものではない。
主であるユーリ様が望むから、僕にもそれを向けてくれているだけだ。
そこはちゃんと、間違えないようにしないといけない。
僕はお荷物で、役立たずな人間なのだから。
僕は改めて自分を戒めた。
「エミール様」
顔を拭いた後、おでこや頬に保湿液を塗ってくれているエミール様に話しかけると、彼は僕の口の周りにペタペタとそれを塗り込んでから、「なんでしょう」と返事をしてくれた。
「あの、僕、僕のような目でも、ちゃんとできることでしょうか?」
「え?」
「エミール様が持ってきてくれた、服を作るお手伝いは、僕でもできることでしょうか?」
自分がなにもできない人間だと思うと途端にそれが心配になった。
エミール様が仰る作業は、僕にもできるのだろうか。
せっかく用意してくださったのに、僕ができないとなったらエミール様もガッカリされるかもしれない。
このやさしいひとにそんな思いをさせるのが嫌で、僕は先にそう確認した。
エミール様が僕を覗き込んで、首を斜めに傾ける。ユーリ様よりも色の濃い金髪が、僕の視界でゆらりと揺れた。
「リヒト。あなたの目に配慮した作業を選んだつもりですが、できるかどうかは実際にしてみなければわかりません。ですが、できなかったとしても、どうすればできるようになるか、を考えるのも楽しいと思いますよ。リヒト、まずは一緒にやってみましょう」
エミール様の声は、しずかで、やさしい。
失敗して醜態をさらすのが恥ずかしいと考えた自分が情けなくなって、僕は羞恥にうつむきそうになった。
でも、エミール様が励ますように肩を撫でてくれたから、「はい」と返事をすることができた。
エミール様に手伝ってもらい身支度を整えて、また手を繋いで寝室までを歩く。
ドアを開けると、寝台の横に大きな茶色い作業台が設置されていた。
台の上になにか載っている。
それから、色んな色の棒のようなものが見えた。
「リヒト、最初に断っておきますが、服を作るのはやはり難しいです」
「……はい」
「あなたが、というわけでなく、オレも含めて、素人が縫製したものはやはり不具合が出やすいのです。せっかく良い生地を使って作るのですから、長く着用できるものを専門家に作ってもらう方がいいと思います」
「はい」
エミール様の説明に、僕は素直に頷いた。
言われてみれば確かにその通りだ。
では、僕が作るものとはなんだろう?
エミール様を見上げて小首を傾げると、エミール様が僕に、五本の棒を差し出してきた。
赤、黒、青、橙、桃色。僕の目にも見わけが容易い、くっきりとした色合いだ。
棒の先にはそれぞれ、長い紐が繋がっていた。
「そこでリヒトにはオレと一緒に、飾緒づくりに挑んでもらいます」
「かざりお?」
「服の装飾です。肩から胸元にかけて吊るされる、飾り紐のことをそういいます。あとは、腰のベルトに巻くものもありますし、この飾緒があると服が豪華に見えるんです。正装のときは皆大体つけていますね」
エミール様が実際に、飾緒を取り出し、ご自身の右肩と左の胸元に先端をそれぞれ手で押さえて固定した。
僕にはぼんやりとした黄金色の曲線のように見える。
触らせてもらってもいまいちわからない。表面は、すこしデコボコしているだろうか。
「これを、僕が作るんですか?」
できるだろうか、と不安になって尋ねてみれば、エミール様が大きく頷かれた。
「飾緒は、数本の細い紐を編んで作ります。リヒトに教えるために、オレが先に仕立て屋に弟子入りして、この三日猛特訓してきました。だからここに来るのが遅くなったわけですが……リヒト、仕立て屋の職人にあなたのことを伝えて、この方法ならできるんじゃないか、というのを一緒に考えてきました。やってみませんか?」
僕のためにわざわざ飾緒づくりを習ってくれたというエミール様に、僕はなんだか胸がいっぱいになって泣きそうになってしまった。
「エミール様、ありがとうございます」
僕は深々と頭を下げて、それから両手をぎゅっと握りしめた。
「僕、やってみたいです!」
「リヒトとやりたいことがあって、今日はお邪魔させてもらったんです」
とエミール様が切り出してきた。
やりたいこと。なんだろう。
「本当はもっと早くに来たかったのですが、準備をしていて遅くなってしまいました。リヒト、オレとの約束、覚えてますよね」
エミール様のしずかな声が、僕の耳でじわりと広がる。
約束。そうだ。僕はユーリ様の、エミール様はクラウス様の服を仕立てようと約束したのだ。
「はい! 覚えてます!」
僕はエミール様を見上げて頷いた。
エミール様は僕の頭を撫でて、それからドアの横に控えているテオバルドさんへなにごとかを告げた。
二人の会話する声は聞こえない。けれどエミール様はすぐに僕へと顔を向け直して、その内容を教えてくれた。
「リヒト、いまからここにオレの持ってきた荷物を運び込んでも構いませんか? 少し場所をとるので、作業机になる台も置かせてもらう形になります。いまテオバルドにどこに設置するのがいいか聞きました。リヒト、あなたが良ければ寝室のベッドの横はいかがでしょうか?」
ここはユーリ様のお屋敷なのに、僕なんかが決めてしまっていいのだろうか。
戸惑いながらテオバルドさんの方を見ると、彼はハキハキとした声で大丈夫ですと請け負ってくれた。
「空き部屋に運んでもいいのですが、慣れた場所の方がリヒト様が気楽に作業できると思います。作業時以外は隅に片付けるようにしますので、歩くときの邪魔にもならないかと。ユリウス様からは、リヒト様の望むようにさせてほしいと言い遣っていますので、物が増えたところで問題ありません」
テオバルドさんがそう言ってくれるのなら、大丈夫なのかな。
迷いながらも僕は、こくりと頷いた。
「はい。それじゃあ、お願いします」
僕の返事を聞いたテオバルドさんが素早く部屋を出ていく。
「オレたちも寝室へ行きましょうか。リヒト、立てますか」
エミール様に問われて、僕は彼の膝の上から立ち上がった。エミール様が僕の背を支えてバランスが崩れないようにしてくれる。
「先に、トイレに行ってもいいですか」
「ええ、もちろん」
当然のようにエミール様が僕と手を繋いで、トイレまで誘導してくれた。
「ユーリ様なら抱っこするんでしょうけど、オレはユーリ様ほど力がないし、万が一リヒトを落としたりしたら責任がとれませんので、これでゆるしてもらえれば」
歩きながらそんなことを言われて、僕はなんだか恥ずかしくなった。
自分の足で歩けるくせにずっとユーリ様に甘えていたことを、すっかり知られてしまっている。
でも、ユーリ様がお仕事に行かれている間は、トイレぐらい僕だってひとりで行っていた。
そのことを説明しようとしたけれど、誰だってトイレにひとりで行くのは当たり前のことなので、それをわざわざ口にするのは却って情けないのではないかと思い直して、僕はもごもごと言葉を飲み込んだ。
トイレを済ませて、洗面所で手を洗い、ついでに歯磨きと洗顔も済ませる。
僕が歯を磨いているとエミール様が、
「リヒト、ちょっと待ってください」
となぜか慌てて洗面所を出ていき、それから紙の束を持って戻ってきて、なにごとかを呟きながら紙面に目を通し始めた。
それから紙の束を脇の棚の上に置くと、
「いいですよ、歯磨きの続きをしてください」
そう言って、まるでユーリ様のように僕の歯がちゃんと磨けたか、口の中を確認してくださった。
顔を洗うときは水の温度も確かめて、僕が洗い終わるのと同時にタオルで顔を拭いてくださる。
僕はそれに身を任せながら、棚の上を見て尋ねた。
「あれはなんですか?」
「え? あ、ああ、あれはユーリ様がくださった……事典みたいなものですよ」
「事典?」
「ええ。知りたいことがなんでも載ってる事典です」
僕の歯磨きのことまで載ってる事典? と首を傾げて、僕はそうかと思い至った。
ユーリ様が僕のことについて、エミール様やテオバルドさんたち宛に手紙を書かれたのだ。
だから皆、ある日を境に僕に対してユーリ様のような振る舞いをするようになったのだ。
ユーリ様に、そう言われたから。
本心はどうあれ、手紙に書かれたとおりに僕のお世話をしてくれるのだ。
勘違いしないようにしなければならない。
このお屋敷のひとの心配りも、やさしさも、僕自身に向けられているものではない。
主であるユーリ様が望むから、僕にもそれを向けてくれているだけだ。
そこはちゃんと、間違えないようにしないといけない。
僕はお荷物で、役立たずな人間なのだから。
僕は改めて自分を戒めた。
「エミール様」
顔を拭いた後、おでこや頬に保湿液を塗ってくれているエミール様に話しかけると、彼は僕の口の周りにペタペタとそれを塗り込んでから、「なんでしょう」と返事をしてくれた。
「あの、僕、僕のような目でも、ちゃんとできることでしょうか?」
「え?」
「エミール様が持ってきてくれた、服を作るお手伝いは、僕でもできることでしょうか?」
自分がなにもできない人間だと思うと途端にそれが心配になった。
エミール様が仰る作業は、僕にもできるのだろうか。
せっかく用意してくださったのに、僕ができないとなったらエミール様もガッカリされるかもしれない。
このやさしいひとにそんな思いをさせるのが嫌で、僕は先にそう確認した。
エミール様が僕を覗き込んで、首を斜めに傾ける。ユーリ様よりも色の濃い金髪が、僕の視界でゆらりと揺れた。
「リヒト。あなたの目に配慮した作業を選んだつもりですが、できるかどうかは実際にしてみなければわかりません。ですが、できなかったとしても、どうすればできるようになるか、を考えるのも楽しいと思いますよ。リヒト、まずは一緒にやってみましょう」
エミール様の声は、しずかで、やさしい。
失敗して醜態をさらすのが恥ずかしいと考えた自分が情けなくなって、僕は羞恥にうつむきそうになった。
でも、エミール様が励ますように肩を撫でてくれたから、「はい」と返事をすることができた。
エミール様に手伝ってもらい身支度を整えて、また手を繋いで寝室までを歩く。
ドアを開けると、寝台の横に大きな茶色い作業台が設置されていた。
台の上になにか載っている。
それから、色んな色の棒のようなものが見えた。
「リヒト、最初に断っておきますが、服を作るのはやはり難しいです」
「……はい」
「あなたが、というわけでなく、オレも含めて、素人が縫製したものはやはり不具合が出やすいのです。せっかく良い生地を使って作るのですから、長く着用できるものを専門家に作ってもらう方がいいと思います」
「はい」
エミール様の説明に、僕は素直に頷いた。
言われてみれば確かにその通りだ。
では、僕が作るものとはなんだろう?
エミール様を見上げて小首を傾げると、エミール様が僕に、五本の棒を差し出してきた。
赤、黒、青、橙、桃色。僕の目にも見わけが容易い、くっきりとした色合いだ。
棒の先にはそれぞれ、長い紐が繋がっていた。
「そこでリヒトにはオレと一緒に、飾緒づくりに挑んでもらいます」
「かざりお?」
「服の装飾です。肩から胸元にかけて吊るされる、飾り紐のことをそういいます。あとは、腰のベルトに巻くものもありますし、この飾緒があると服が豪華に見えるんです。正装のときは皆大体つけていますね」
エミール様が実際に、飾緒を取り出し、ご自身の右肩と左の胸元に先端をそれぞれ手で押さえて固定した。
僕にはぼんやりとした黄金色の曲線のように見える。
触らせてもらってもいまいちわからない。表面は、すこしデコボコしているだろうか。
「これを、僕が作るんですか?」
できるだろうか、と不安になって尋ねてみれば、エミール様が大きく頷かれた。
「飾緒は、数本の細い紐を編んで作ります。リヒトに教えるために、オレが先に仕立て屋に弟子入りして、この三日猛特訓してきました。だからここに来るのが遅くなったわけですが……リヒト、仕立て屋の職人にあなたのことを伝えて、この方法ならできるんじゃないか、というのを一緒に考えてきました。やってみませんか?」
僕のためにわざわざ飾緒づくりを習ってくれたというエミール様に、僕はなんだか胸がいっぱいになって泣きそうになってしまった。
「エミール様、ありがとうございます」
僕は深々と頭を下げて、それから両手をぎゅっと握りしめた。
「僕、やってみたいです!」
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