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リヒト⑥
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エミール様に言われて、僕は作業台の前に座った。
椅子には背もたれがあって、疲れたらいつでも休むように、最初に約束させられた。
久しぶりにたくさん食べたあとなので、僕は早くも眠たくなっていたのだけれど、飾緒作りというのがどういうものなのか知りたくて、身を乗り出してエミール様の手元を見つめた。
ぼやけた僕の視界で、エミール様がなにやら丸いものを台にドンと置く。
足のついた丸いものは真っ白で、真ん中に穴が空いているようだった。作業台に設置されたそれは、僕の胸よりも少し低いぐらいの高さだった。
エミール様がその丸い台に、先ほどの色のついた棒のようなものをぶら下げていく。
僕の目には、赤、黒、桃、青が台の横でぶらぶら動いているように見える。
「リヒト、これは見えますか?」
棒を示しながら、エミール様が問いかけてくる。僕が「はい」と頷くと、
「ではこれはどうでしょう?」
エミール様は白い丸台の表面を見せてきた。
中心の穴から黒く細い物が十字型に伸びているのが見えた。そしてその先端は四色の棒に繋がっている。
「黒いものがあります。紐ですか?」
僕が小首を傾げて尋ねると、エミール様が頷いてくださった。
「そうです。飾緒は紐を編みこんでいって作ります。色々な編み方があるようですが、まずは四本で簡単なものからやってみましょう」
僕はエミールに言われるままに、てのひらに少し余るぐらいの長さの黒い棒を握った。
「リヒト、それをそのまま、桃と青の間まで持って来てください」
「はい」
黒い棒を、丸い台の右回りに動かし、エミール様に言われた通りに桃と青の間まで持って行き、手を離す。
「次に、桃色を、青と赤の間に……そうです、次は青を赤と黒の間に、はい、そうです。そして、赤を黒と桃の間に。これで一周です」
順番に置いていくと、糸が最初の十字の形に戻っていた。
「……形が戻りました」
「そうです。これを繰り返していけば、紐が編めます」
「え?」
「どうです? できそうでしょう?」
エミール様が軽やかに笑う。
僕は半信半疑で、もう一周同じことをした。
握っている棒は、どうやら持ち手より先に紐がぐるぐると巻かれているようで、僕の動きに合わせてそこから紐が伸びる仕組みになっているようだった。
「リヒト、編んだ紐はこの真ん中の穴から下に伸びてきます。紐にたるみがでないように、紐の始まりには錘をつけていますし、その棒も錘の役目をしていますので、両側から引っ張っている形になります」
エミール様の解説を聞きながら、僕はさらにもう二周、手を動かした。
エミール様が丸台の下に手を入れて、穴から垂れさがってきた短い紐を引っ張り出す。
「ほら、リヒト。もうこれだけ編めましたよ」
僕はてのひらに置かれた、四本の紐が寄り合わさってできた黒く短いそれを指先で触ってみた。
網目は見えないし、きちんと編めているかもわからない。
それでも、僕が手を動かすことで出来上がったものだと思うと、なんだか熱い気持ちが湧いてきた。
「練習では、台の上の紐が見えやすいように黒にしていますが、本番はリヒトの好きな色で編みましょうね。紐の数も八本や十六本に増やせます。紐が増えても手順はほとんど変わりませんので大丈夫ですよ」
「……僕でも、できますか?」
「リヒトが根気強ければ! オレは根気がないのでこういう作業は向いてないんですが、リヒトと一緒なら頑張れそうです」
僕と一緒に作業することに、そんな理由をつけてくれて。
エミール様が僕の手を握った。
僕もそれを握り返した。
「エミール様、ありがとうございます! 僕、頑張ります!」
僕にもできることを考えて、こうして準備をしてくれたエミール様にお礼を言って、頭を下げる。
エミール様のお気持ちが嬉しくて、それから、僕の編んだ飾緒を見てユーリ様はなんと言ってくださるだろうかと考えて、僕はうふふと笑ってしまった。
「天使っ!」
急にそんな叫び声が聞こえて、目の前が真っ暗になる。
エミール様の胸に顔を押し付ける形で抱き込まれている、と把握できたのは、横から誰かに腕を掴まれてエミール様から引きはがされた後のことだった。
後ろを振り仰いでみれば、テオバルドさんが僕に、
「失礼しました」
と言って手を離したところだった。
僕はぽすんと椅子の背もたれに背中を沈め、両脇の二人を交互に見た。
テオバルドさんがエミール様になにか言っている。前にもこんなことがあった。
僕なんかに構ったことを叱られているのだろうか。
そうだったら申し訳ないなと思う。
僕に親切にしてくださることを周りからエミール様が咎められるなら、このお屋敷に来てもらうことも控えてもらったほうがいいのかもしれない。
エミール様に会えなくなるのはさびしいなぁと僕はしょんぼりそう思ったのだけれど、当のエミール様はアハハと笑って。
「この屋敷の者は本当に意地悪ですねぇ」
と、前と同じことを大きな声で口にした。
それからしばらくの間、僕はエミール様に見てもらいながら、黙々と手を動かし続けた。
途中、休憩をしましょうと誘われて、お茶の時間になる。
エミール様は朝のときと同じように、僕を膝に乗せて焼き菓子を食べさせてくれた。
カップまで僕の口元へ運んでくださったので、
「お茶はひとりで飲めます」
と言って僕はそれを両手で受け取り、自分で飲んだのだけれど、たぶん唇の端からぼたぼたこぼしてしまったのだろう。エミール様がなにも言わずに僕の口元と襟元を拭いてくださった。
僕はごめんなさいとありがとうございますのどちらを言ったらいいか迷って、慌てて口を開こうとした。そしたら口の中に残っていたお菓子の欠片が喉のおかしなところに引っかかったようで、咳が止まらなくなってしまった。
エミール様が慌てて僕の背中を叩いてくださった。
テオバルドさんも飛んできて、僕の手からカップを取り上げた。
「オレが急がせてしまいましたね。すみません」
僕が自分で勝手にむせたのに、なぜかエミール様が謝ってくる。
僕はそれに首を振って、これ以上エミール様にご迷惑をかけないために、おやつを食べるのはそこでやめた。
もう少し食べるようにエミール様やテオバルドさんに言ってもらったけど、お腹がいっぱいだと訴えるとそれ以上の無理強いはなかった。
せめて食事だけでも、誰の手も煩わせることなくできるようになればいいのに、と思っても仕方ないことを僕は胸の中で呟いた。
おやつが終わると、あくびが止まらなくなった。
「リヒト、眠たいですか?」
エミール様に問われて、「いいえ」と答えたけれど、舌が上手く回らずにおかしな言葉になったように思う。
テオバルドさんが僕を椅子から抱っこで持ち上げて、寝台に寝かせてくれた。
横になった僕の髪を、エミール様が撫でてくる。
「眠っていいですよ」
「……でも、かざりおが」
「起きたらまた続きをしましょう。オレもまだここに居ますから」
「……ふぁい」
重い口を動かして返事をしながら、僕は両手を枕元へ這わせた。
どこかにユーリ様からの手紙を置いたはずだ。
僕がなにを探しているのか悟ってくれたのだろう、エミール様がユーリ様の手紙が入った封筒を僕の手に持たせてくれた。
ああ、良かった。
ちゃんとあった。
僕はそれを顔の前に掲げ、
「おやすみなさい、ゆぅりさま」
とこころの中で話しかけた。もしかしたら声に出たかもしれない。
もう寝るのかな、お寝坊さんの僕のオメガ。
そんなユーリ様の声が聞こえた気がして、僕はうふふと笑って目を閉じた。
「天使っ!」
エミール様のそんな叫び声が響いたように思ったけど、もしかしたら夢の中のことかもしれない。
僕はストンと眠りに落ちてしまったから、よくわからなかった。
椅子には背もたれがあって、疲れたらいつでも休むように、最初に約束させられた。
久しぶりにたくさん食べたあとなので、僕は早くも眠たくなっていたのだけれど、飾緒作りというのがどういうものなのか知りたくて、身を乗り出してエミール様の手元を見つめた。
ぼやけた僕の視界で、エミール様がなにやら丸いものを台にドンと置く。
足のついた丸いものは真っ白で、真ん中に穴が空いているようだった。作業台に設置されたそれは、僕の胸よりも少し低いぐらいの高さだった。
エミール様がその丸い台に、先ほどの色のついた棒のようなものをぶら下げていく。
僕の目には、赤、黒、桃、青が台の横でぶらぶら動いているように見える。
「リヒト、これは見えますか?」
棒を示しながら、エミール様が問いかけてくる。僕が「はい」と頷くと、
「ではこれはどうでしょう?」
エミール様は白い丸台の表面を見せてきた。
中心の穴から黒く細い物が十字型に伸びているのが見えた。そしてその先端は四色の棒に繋がっている。
「黒いものがあります。紐ですか?」
僕が小首を傾げて尋ねると、エミール様が頷いてくださった。
「そうです。飾緒は紐を編みこんでいって作ります。色々な編み方があるようですが、まずは四本で簡単なものからやってみましょう」
僕はエミールに言われるままに、てのひらに少し余るぐらいの長さの黒い棒を握った。
「リヒト、それをそのまま、桃と青の間まで持って来てください」
「はい」
黒い棒を、丸い台の右回りに動かし、エミール様に言われた通りに桃と青の間まで持って行き、手を離す。
「次に、桃色を、青と赤の間に……そうです、次は青を赤と黒の間に、はい、そうです。そして、赤を黒と桃の間に。これで一周です」
順番に置いていくと、糸が最初の十字の形に戻っていた。
「……形が戻りました」
「そうです。これを繰り返していけば、紐が編めます」
「え?」
「どうです? できそうでしょう?」
エミール様が軽やかに笑う。
僕は半信半疑で、もう一周同じことをした。
握っている棒は、どうやら持ち手より先に紐がぐるぐると巻かれているようで、僕の動きに合わせてそこから紐が伸びる仕組みになっているようだった。
「リヒト、編んだ紐はこの真ん中の穴から下に伸びてきます。紐にたるみがでないように、紐の始まりには錘をつけていますし、その棒も錘の役目をしていますので、両側から引っ張っている形になります」
エミール様の解説を聞きながら、僕はさらにもう二周、手を動かした。
エミール様が丸台の下に手を入れて、穴から垂れさがってきた短い紐を引っ張り出す。
「ほら、リヒト。もうこれだけ編めましたよ」
僕はてのひらに置かれた、四本の紐が寄り合わさってできた黒く短いそれを指先で触ってみた。
網目は見えないし、きちんと編めているかもわからない。
それでも、僕が手を動かすことで出来上がったものだと思うと、なんだか熱い気持ちが湧いてきた。
「練習では、台の上の紐が見えやすいように黒にしていますが、本番はリヒトの好きな色で編みましょうね。紐の数も八本や十六本に増やせます。紐が増えても手順はほとんど変わりませんので大丈夫ですよ」
「……僕でも、できますか?」
「リヒトが根気強ければ! オレは根気がないのでこういう作業は向いてないんですが、リヒトと一緒なら頑張れそうです」
僕と一緒に作業することに、そんな理由をつけてくれて。
エミール様が僕の手を握った。
僕もそれを握り返した。
「エミール様、ありがとうございます! 僕、頑張ります!」
僕にもできることを考えて、こうして準備をしてくれたエミール様にお礼を言って、頭を下げる。
エミール様のお気持ちが嬉しくて、それから、僕の編んだ飾緒を見てユーリ様はなんと言ってくださるだろうかと考えて、僕はうふふと笑ってしまった。
「天使っ!」
急にそんな叫び声が聞こえて、目の前が真っ暗になる。
エミール様の胸に顔を押し付ける形で抱き込まれている、と把握できたのは、横から誰かに腕を掴まれてエミール様から引きはがされた後のことだった。
後ろを振り仰いでみれば、テオバルドさんが僕に、
「失礼しました」
と言って手を離したところだった。
僕はぽすんと椅子の背もたれに背中を沈め、両脇の二人を交互に見た。
テオバルドさんがエミール様になにか言っている。前にもこんなことがあった。
僕なんかに構ったことを叱られているのだろうか。
そうだったら申し訳ないなと思う。
僕に親切にしてくださることを周りからエミール様が咎められるなら、このお屋敷に来てもらうことも控えてもらったほうがいいのかもしれない。
エミール様に会えなくなるのはさびしいなぁと僕はしょんぼりそう思ったのだけれど、当のエミール様はアハハと笑って。
「この屋敷の者は本当に意地悪ですねぇ」
と、前と同じことを大きな声で口にした。
それからしばらくの間、僕はエミール様に見てもらいながら、黙々と手を動かし続けた。
途中、休憩をしましょうと誘われて、お茶の時間になる。
エミール様は朝のときと同じように、僕を膝に乗せて焼き菓子を食べさせてくれた。
カップまで僕の口元へ運んでくださったので、
「お茶はひとりで飲めます」
と言って僕はそれを両手で受け取り、自分で飲んだのだけれど、たぶん唇の端からぼたぼたこぼしてしまったのだろう。エミール様がなにも言わずに僕の口元と襟元を拭いてくださった。
僕はごめんなさいとありがとうございますのどちらを言ったらいいか迷って、慌てて口を開こうとした。そしたら口の中に残っていたお菓子の欠片が喉のおかしなところに引っかかったようで、咳が止まらなくなってしまった。
エミール様が慌てて僕の背中を叩いてくださった。
テオバルドさんも飛んできて、僕の手からカップを取り上げた。
「オレが急がせてしまいましたね。すみません」
僕が自分で勝手にむせたのに、なぜかエミール様が謝ってくる。
僕はそれに首を振って、これ以上エミール様にご迷惑をかけないために、おやつを食べるのはそこでやめた。
もう少し食べるようにエミール様やテオバルドさんに言ってもらったけど、お腹がいっぱいだと訴えるとそれ以上の無理強いはなかった。
せめて食事だけでも、誰の手も煩わせることなくできるようになればいいのに、と思っても仕方ないことを僕は胸の中で呟いた。
おやつが終わると、あくびが止まらなくなった。
「リヒト、眠たいですか?」
エミール様に問われて、「いいえ」と答えたけれど、舌が上手く回らずにおかしな言葉になったように思う。
テオバルドさんが僕を椅子から抱っこで持ち上げて、寝台に寝かせてくれた。
横になった僕の髪を、エミール様が撫でてくる。
「眠っていいですよ」
「……でも、かざりおが」
「起きたらまた続きをしましょう。オレもまだここに居ますから」
「……ふぁい」
重い口を動かして返事をしながら、僕は両手を枕元へ這わせた。
どこかにユーリ様からの手紙を置いたはずだ。
僕がなにを探しているのか悟ってくれたのだろう、エミール様がユーリ様の手紙が入った封筒を僕の手に持たせてくれた。
ああ、良かった。
ちゃんとあった。
僕はそれを顔の前に掲げ、
「おやすみなさい、ゆぅりさま」
とこころの中で話しかけた。もしかしたら声に出たかもしれない。
もう寝るのかな、お寝坊さんの僕のオメガ。
そんなユーリ様の声が聞こえた気がして、僕はうふふと笑って目を閉じた。
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