112 / 184
変化
3
しおりを挟む
ロンバードがわざとらしい溜め息を吐き出す。
「殿下、ユリウス殿下、差し出がましいようですが」
「差し出がましいと思うならなにも言うな」
「いやいや、俺が黙ったら誰もあんたに物申せないでしょうが。それともグレタさんを呼んできましょうかね」
グレタの名を聞いて、ユリウスの眉間にしわが寄る。
元乳母を出せばユリウスが折れるとでも思っているのか。側近の浅はかな発言を、ユリウスは鼻で笑い飛ばした。
「グレタが来ても僕の答えは同じだよ。いままで通りでいい」
「殿下~。リヒト様の自立の機会を奪うつもりですか」
ロンバードの野太い声に、リヒトがぴくりと肩を揺らした。
耳が聞こえるようになったのも考えものだ。周囲の雑音まで律儀に拾ってしまうのだから。
ユリウスはリヒトのこめかみに唇を寄せ、ちゅっとキスを落とす。
「リヒト、大丈夫。僕もきみも、なにも変わらないよ」
「でも……あの、僕が、ユーリ様に甘えすぎだってお話ですよね?」
「違う違う。あんな無粋な大男の言うことなんて真に受けなくていいんだよ。さぁ、夕食の前にお風呂に入ろうか。リヒト、お風呂はとても気持ちいいんだよ。湯に浸かったらびっくりしちゃうかな」
ユリウスはやわらかな声でリヒトに話しかけながら、リヒトを抱っこしたままで歩き出した。
背後では頭を抱えたロンバードが、侍女に湯殿の支度を言づけるようテオバルドへ指示を出している。
ロンバード自身はユリウスの後をついてきていたが、彼はもうなにも言わなかった。ユリウスが聞く耳を持たないことがわかったのだろう。
抱っこで運ばれることに慣れているリヒトは、ユリウスの肩に手を回して、大人しく揺られている。
途中、ユリウスの髪や頬を触っては、
「すごい……」
とその感触をつたない言葉で喜ぶものだから、ユリウスは悶えそうになるのを必死で我慢しなければならなかった。
リヒトの自立、というものをユリウスはあまり考えたことがない。
死にかけだった子どもを山で拾ったときから、食事も、入浴も、排泄も、着替えも、生活のほとんどすべてを手伝ってきたのだ。
それをしない自分、というものを想像することもできないし、この先も当たり前のようにリヒトに手をかけていくものだと思っていた。
しかし、である。
ここへきて予想外の事態が起こった。
いつものようにリヒトをお風呂へ入れてあげようとしたときのことだ。
触覚が戻って初めての入浴である。リヒトが胸をドキドキと高揚させていることは、ユリウスにも伝わってきていた。
リヒトの服を脱がせ、首輪を外す。自分は濡れても構わないシャツとズボンに着替えた。ユリウスが裸にならないのは、リヒトの匂いでうっかり欲情してしまったときに、昂りを隠せるようにするためだ。
けれど五感の弱いリヒトの入浴は、常に危険と隣り合わせで、これまでは煩悩を抱く隙間などありはしなかった。
濡れた床で滑らないように、湯でやけどしないように、泡が目に入らないように、浸かりすぎてのぼせたりしないように、常に気を張っていなければならなかったし、全身に傷やあざなどができていないかなど観察することが山のようにあったからだ。
それは耳が聞こえるようになっても、目が見えるようになっても変わらなかったし、他の感覚が戻っても同じだろうと思っていた。
だからユリウスは特に心構えもなく、リヒトを浴室に椅子に座らせて、いつものように風呂の手伝いを行なった。
まずは大きなたらいに張った湯を、リヒトの足元に置く。その中にそうっと小さな足を潜らせると、リヒトが「ひゃっ」と足を引いた。
「痛いですっ」
「リヒト、大丈夫。足を貸して」
笑いながら踵を引き寄せ、もう一度ゆっくりと足を湯につけた。
「ゆ、ユーリ様、痛いです」
「リヒト、これは痛いんじゃなくて、温かいんだよ」
「う……でも、じんじんします。ユーリ様の体温と全然違います」
「お湯は体温よりも高いからね。ほら、リヒト、力を抜いて。気持ちいいね」
パシャリ、と膝下まで湯をかけて、ついでのようにふくらはぎを両手で揉み込む。リヒトがひくりと震えた。それから、ふぅ、と口から息を吐き、瞼を閉じる。
「ユーリ様の手……」
「そう、僕の手がきみの足にお湯をかけてるんだよ」
「ユーリさま」
囁きの音で、リヒトがユリウスを呼んだ。
「ん?」
屈んだ姿勢のままで見上げると、リヒトがじわりと微笑んだ。
「きもちいいです」
仄かに赤い唇が、うふふとほころぶ。その顔に、ユリウスは見惚れた。
皮膚で覚える感覚と、リヒトの感情が同期して、寸分の乖離もなく表情にあらわれる。それが触覚に乏しかった頃よりも活き活きと鮮やかな笑顔に見えて、ユリウスは息を飲んだ。
胸の奥に込み上げてくる衝動があった。
それを無理やりに飲み込んで、リヒトの顔から視線を引きはがす。
「リヒト、頭を洗うから下を向いて」
ユリウスは立ち上がり、手桶で湯を汲んでうつむいたリヒトの銀糸の髪を濡らした。
「ひゃぁっ」
リヒトの肩が跳ねた。その反応が可愛くて、喉奥で笑いながらユリウスはいつも通りにリヒトの髪を洗った。
泡が目に入らないように、と昔ユリウスが教えた通りに、リヒトは両手で一生懸命顔を覆っている。その仕草はいつも通りなのに、湯をかけるたびに、頭皮を揉み込むたびに体を震わせる反応が加わるだけで、まるで違う人物を相手にしているようで、ユリウスは奇妙な感覚を味わった。
うつむいているリヒトの、白いうなじ。つい、目線がそこへ引き寄せられる。
細く、頼りない首筋に、濡れた銀糸の髪が波打つように貼り付いている。
無意識に喉が鳴った。その音でユリウスは我に返り、泡の立つ髪を湯で流した。
頭を洗い終えると、乾いたタオルで水気を拭い、洗身用のタオルに石鹸をこすりつける。ユリウスの手元でもこもこと泡ができてゆく様を、リヒトが見つめている。目が見えるようになって以降、彼は石鹸の泡がお気に入りなのだ。
「触ってもいいですか?」
おずおずと尋ねてくるリヒトが可愛くて、ユリウスはタオルを握って泡を絞り出すと、それをてのひらに乗せてリヒトへと差し出した。
リヒトが指で泡をつついた。
「どう?」
泡の感触はどうかと尋ねたら、リヒトが眉をしかめて首をことんと傾げる。
「よくわかりません」
「あはは。泡だしね。そんなに手触りはないよね。でもこうやって体を洗ったら」
ユリウスが泡の乗ったてのひらで、リヒトの肩から腕までを撫でた。
「わぁっ!」
リヒトの短い悲鳴が風呂場に響く。ふわっとしているのに、ぬるっとする。そんな感触に驚いたのだろう。
まだ皮膚感覚に慣れていない、新鮮で過敏な反応を見せるリヒトが可愛いやらいとしいやらで、ユリウスはリヒトの背や脇腹をくすぐるように泡を広げていった。
悲鳴と、笑い声。リヒトが体を捩りながら、交互に声をあげる。
「ゆ、ユーリ様っ、ふ、ふぁっ、あっ、あははっ」
「昔のきみは、肌もものすごく弱かったから、僕はこうやって手で洗ってたんだよ」
「ぼく、あっ、ひゃんっ、こ、こんなに、もぞもぞするなんて、思ってなかった、ですっ」
「それはくすぐったいっていうんだよ。ほら、ここも」
「ふぁっ、はっ、あ、あははっ、だ、だめです、ゆぅりさまっ、そ、そこっ、あっ、ああっ」
腰から脇にかけて、つーっと泡のついた指で撫で上げると、リヒトの喉から漏れる音が高くなった。
ユリウスはハッとして手を引いた。
リヒトが笑いすぎて息を乱している。頬がほんのりと紅潮していた。洗い髪がまとわりつく、華奢な首筋。そこから浮き出た鎖骨と、泡のついた乳首。
椅子に座っているリヒトの膝は内側に寄せられていて、彼のいとけない形の性器が見えた。
「殿下、ユリウス殿下、差し出がましいようですが」
「差し出がましいと思うならなにも言うな」
「いやいや、俺が黙ったら誰もあんたに物申せないでしょうが。それともグレタさんを呼んできましょうかね」
グレタの名を聞いて、ユリウスの眉間にしわが寄る。
元乳母を出せばユリウスが折れるとでも思っているのか。側近の浅はかな発言を、ユリウスは鼻で笑い飛ばした。
「グレタが来ても僕の答えは同じだよ。いままで通りでいい」
「殿下~。リヒト様の自立の機会を奪うつもりですか」
ロンバードの野太い声に、リヒトがぴくりと肩を揺らした。
耳が聞こえるようになったのも考えものだ。周囲の雑音まで律儀に拾ってしまうのだから。
ユリウスはリヒトのこめかみに唇を寄せ、ちゅっとキスを落とす。
「リヒト、大丈夫。僕もきみも、なにも変わらないよ」
「でも……あの、僕が、ユーリ様に甘えすぎだってお話ですよね?」
「違う違う。あんな無粋な大男の言うことなんて真に受けなくていいんだよ。さぁ、夕食の前にお風呂に入ろうか。リヒト、お風呂はとても気持ちいいんだよ。湯に浸かったらびっくりしちゃうかな」
ユリウスはやわらかな声でリヒトに話しかけながら、リヒトを抱っこしたままで歩き出した。
背後では頭を抱えたロンバードが、侍女に湯殿の支度を言づけるようテオバルドへ指示を出している。
ロンバード自身はユリウスの後をついてきていたが、彼はもうなにも言わなかった。ユリウスが聞く耳を持たないことがわかったのだろう。
抱っこで運ばれることに慣れているリヒトは、ユリウスの肩に手を回して、大人しく揺られている。
途中、ユリウスの髪や頬を触っては、
「すごい……」
とその感触をつたない言葉で喜ぶものだから、ユリウスは悶えそうになるのを必死で我慢しなければならなかった。
リヒトの自立、というものをユリウスはあまり考えたことがない。
死にかけだった子どもを山で拾ったときから、食事も、入浴も、排泄も、着替えも、生活のほとんどすべてを手伝ってきたのだ。
それをしない自分、というものを想像することもできないし、この先も当たり前のようにリヒトに手をかけていくものだと思っていた。
しかし、である。
ここへきて予想外の事態が起こった。
いつものようにリヒトをお風呂へ入れてあげようとしたときのことだ。
触覚が戻って初めての入浴である。リヒトが胸をドキドキと高揚させていることは、ユリウスにも伝わってきていた。
リヒトの服を脱がせ、首輪を外す。自分は濡れても構わないシャツとズボンに着替えた。ユリウスが裸にならないのは、リヒトの匂いでうっかり欲情してしまったときに、昂りを隠せるようにするためだ。
けれど五感の弱いリヒトの入浴は、常に危険と隣り合わせで、これまでは煩悩を抱く隙間などありはしなかった。
濡れた床で滑らないように、湯でやけどしないように、泡が目に入らないように、浸かりすぎてのぼせたりしないように、常に気を張っていなければならなかったし、全身に傷やあざなどができていないかなど観察することが山のようにあったからだ。
それは耳が聞こえるようになっても、目が見えるようになっても変わらなかったし、他の感覚が戻っても同じだろうと思っていた。
だからユリウスは特に心構えもなく、リヒトを浴室に椅子に座らせて、いつものように風呂の手伝いを行なった。
まずは大きなたらいに張った湯を、リヒトの足元に置く。その中にそうっと小さな足を潜らせると、リヒトが「ひゃっ」と足を引いた。
「痛いですっ」
「リヒト、大丈夫。足を貸して」
笑いながら踵を引き寄せ、もう一度ゆっくりと足を湯につけた。
「ゆ、ユーリ様、痛いです」
「リヒト、これは痛いんじゃなくて、温かいんだよ」
「う……でも、じんじんします。ユーリ様の体温と全然違います」
「お湯は体温よりも高いからね。ほら、リヒト、力を抜いて。気持ちいいね」
パシャリ、と膝下まで湯をかけて、ついでのようにふくらはぎを両手で揉み込む。リヒトがひくりと震えた。それから、ふぅ、と口から息を吐き、瞼を閉じる。
「ユーリ様の手……」
「そう、僕の手がきみの足にお湯をかけてるんだよ」
「ユーリさま」
囁きの音で、リヒトがユリウスを呼んだ。
「ん?」
屈んだ姿勢のままで見上げると、リヒトがじわりと微笑んだ。
「きもちいいです」
仄かに赤い唇が、うふふとほころぶ。その顔に、ユリウスは見惚れた。
皮膚で覚える感覚と、リヒトの感情が同期して、寸分の乖離もなく表情にあらわれる。それが触覚に乏しかった頃よりも活き活きと鮮やかな笑顔に見えて、ユリウスは息を飲んだ。
胸の奥に込み上げてくる衝動があった。
それを無理やりに飲み込んで、リヒトの顔から視線を引きはがす。
「リヒト、頭を洗うから下を向いて」
ユリウスは立ち上がり、手桶で湯を汲んでうつむいたリヒトの銀糸の髪を濡らした。
「ひゃぁっ」
リヒトの肩が跳ねた。その反応が可愛くて、喉奥で笑いながらユリウスはいつも通りにリヒトの髪を洗った。
泡が目に入らないように、と昔ユリウスが教えた通りに、リヒトは両手で一生懸命顔を覆っている。その仕草はいつも通りなのに、湯をかけるたびに、頭皮を揉み込むたびに体を震わせる反応が加わるだけで、まるで違う人物を相手にしているようで、ユリウスは奇妙な感覚を味わった。
うつむいているリヒトの、白いうなじ。つい、目線がそこへ引き寄せられる。
細く、頼りない首筋に、濡れた銀糸の髪が波打つように貼り付いている。
無意識に喉が鳴った。その音でユリウスは我に返り、泡の立つ髪を湯で流した。
頭を洗い終えると、乾いたタオルで水気を拭い、洗身用のタオルに石鹸をこすりつける。ユリウスの手元でもこもこと泡ができてゆく様を、リヒトが見つめている。目が見えるようになって以降、彼は石鹸の泡がお気に入りなのだ。
「触ってもいいですか?」
おずおずと尋ねてくるリヒトが可愛くて、ユリウスはタオルを握って泡を絞り出すと、それをてのひらに乗せてリヒトへと差し出した。
リヒトが指で泡をつついた。
「どう?」
泡の感触はどうかと尋ねたら、リヒトが眉をしかめて首をことんと傾げる。
「よくわかりません」
「あはは。泡だしね。そんなに手触りはないよね。でもこうやって体を洗ったら」
ユリウスが泡の乗ったてのひらで、リヒトの肩から腕までを撫でた。
「わぁっ!」
リヒトの短い悲鳴が風呂場に響く。ふわっとしているのに、ぬるっとする。そんな感触に驚いたのだろう。
まだ皮膚感覚に慣れていない、新鮮で過敏な反応を見せるリヒトが可愛いやらいとしいやらで、ユリウスはリヒトの背や脇腹をくすぐるように泡を広げていった。
悲鳴と、笑い声。リヒトが体を捩りながら、交互に声をあげる。
「ゆ、ユーリ様っ、ふ、ふぁっ、あっ、あははっ」
「昔のきみは、肌もものすごく弱かったから、僕はこうやって手で洗ってたんだよ」
「ぼく、あっ、ひゃんっ、こ、こんなに、もぞもぞするなんて、思ってなかった、ですっ」
「それはくすぐったいっていうんだよ。ほら、ここも」
「ふぁっ、はっ、あ、あははっ、だ、だめです、ゆぅりさまっ、そ、そこっ、あっ、ああっ」
腰から脇にかけて、つーっと泡のついた指で撫で上げると、リヒトの喉から漏れる音が高くなった。
ユリウスはハッとして手を引いた。
リヒトが笑いすぎて息を乱している。頬がほんのりと紅潮していた。洗い髪がまとわりつく、華奢な首筋。そこから浮き出た鎖骨と、泡のついた乳首。
椅子に座っているリヒトの膝は内側に寄せられていて、彼のいとけない形の性器が見えた。
219
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。
オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。
悪役令息(Ω)に転生した俺、破滅回避のためΩ隠してαを装ってたら、冷徹α第一王子に婚約者にされて溺愛されてます!?
水凪しおん
BL
前世の記憶を持つ俺、リオネルは、BL小説の悪役令息に転生していた。
断罪される運命を回避するため、本来希少なΩである性を隠し、出来損ないのαとして目立たず生きてきた。
しかし、突然、原作のヒーローである冷徹な第一王子アシュレイの婚約者にされてしまう。
これは破滅フラグに違いないと絶望する俺だが、アシュレイの態度は原作とどこか違っていて……?
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる