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読まなくてもいい
しおりを挟む使い古された言い回しに、「運命とは自分で切り開いていくものだ」というものがある。
これは、運命という存在を根本から否定し、結局これから自分に起こる物事は、自分が起こした行動の結果に過ぎないという考え方だと、私は勝手に解釈している。
しかしそれを、運命の在り方について、この私から、顔も、出自も、そもそも存在自体が不明な私から言わせて頂くなら。
運命とは、与えられた選択肢の中から一つを選択すること…である。
あるいは、その限られた選択肢の中から選ぶことさえ、定められた運命で決められたことなのかもしれない。
これらのことは、これから紡がれる物語には一切関係ないとも言えるし、最も大切とも言える。
主張も正体も、一貫してあやふやな私から言わせてもらうくだらない箇条書きのような話は、これで以上である。
最も、世の中に確かなものなど一つも有りやしないのだが。
宇宙の果てには何があるか、完全な無とはどのような状態か、死とは何か、生とは何か、有とは何か、無とは何か、運命とは何か…
私たちが人の器にある以上、その答えに辿り着くことはない
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