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初恋の人が自罰的だったので溺愛することにした
告白(2)
しおりを挟む「――リグに交際を申し込もうと思う。許してくれ」
と、真正面から言うと、シドとノインが目を丸くした。
ノインがシドに目線を向ける。
シドは一瞬間違いなく驚いていたが、すぐにいつものジドっとした目になった。
「いいんじゃねぇの」
「え、いいのか!?」
「俺が決めることじゃねぇしな。ただ、アレは自罰的だ」
目細めて伏せる。
その仕草には色気が滲み、その哀愁の漂う表情はリグと双子の兄だと思い出させた。
ただ、言っていることはよくわかる。
彼はダロアログというハロルドの部下に監禁されて育てられた。
性暴力と洗脳、世間のハロルド・エルセイドへの怨みつらみだけを教えられ、いまだにリグは「自分は不幸であるべき」「自分は他者に使われるための道具」という考えが根底に染みついていて自分の幸せを考えない。
考えられない――と言った方が正しいだろうか。
「俺が後押しするから、とりあえず告ってみろ。多分断られるだろう」
「え、ほ、本当に? いいのか?」
「そろそろもう一歩踏み出して変わるべきだろう。いつまでもアレの最後がダロアログのクソ野郎っていうのも、吐き気がするしなぁ」
不意に浮かんだシドの笑みの薄寒さに身を震わせるフィリックスとノイン。
ただ、リグにそんな価値観を植えつけたのも、五歳の頃からその身を穢し続けたのも、ダロアログだ。
あの男をリグの“最後の男”にするのは、確かにフィリックスも不本意だったが……。
「なんでそんなに怒ってるの? ダロアログはお前が殺しちゃったじゃん」
「なんでって――ガキにはまだ早い」
「なんで!? 早いってなにが!?」
「あ、うーん、まあ、そう、かなぁ?」
「フィリックスさんまで!?」
あまり詳しい話は、確かにノインの前でするものでもないだろう。
十五歳は立派な未成年。子どもである。
なにより、幼児趣味のダロアログの話を聞かせるのは大人として抵抗感がものすごい。
「けど、なんていうか、シドにそう言われるとは思わなかった。てっきり『弟と交際したければ俺を倒せ』とか言われるかと思った」
「そこまで理想高くねぇよ。つーか、ぶっちゃけまともに戦うと俺自身アレに勝てる気があまりしない」
「…………」
なんでそういうこと言うんだ、と若干現実を呪いたくなる。
魔力量は平均的な召喚魔法師二百人分に相当するリグは、当然シドやフィリックスよりも強い。
身体強化魔法を使えば「うっかり殺してしまいそうで怖い」と戦うのを躊躇する。
リグと戦うのならシドでさえ相棒召喚魔を憑依させ、【無銘の魔双剣】を全開にし、【戦界イグディア】の契約武具をすべて使い、殺す覚悟で挑まなければならないだろう。
それほどにリグは――強い。
ただ、本人は戦いを好まない。
自分を“道具”だと思っている。
自分の力は“所有者”の望みのままに使う。
ただし、所有者になれるのは『正しく導ける者』に限る。
その考え方は【戦界イグディア】の意思持つ聖剣や宝剣のよう。
「アレを“人間らしく”するのは考えている以上に難しいだろう。それは俺もどうしたらいいのかわからない。俺自身が真っ当な人間らしい生活をしてこなかったからな」
「それは……」
「だからマジで面倒クセェぞ? 治化狸と稲荷狐の能力で呪いや暗示は解けているが、幼少期から植えつけられた価値観は簡単に変えることはできない。きっとお前の幸せを最優先にする。……だから俺はお前との交際に反対はしない。お前がアレの言動で俺が不愉快に感じる方に変わった場合は、容赦なく叩き伏せる。ただそれだけの話だ」
「……肝に銘じる」
なるほど、そういう考え方か、とフィリックスはその言葉を胸に刻む。
シドが後押しすればリグは自分と交際はしてくれるだろう。
ただ、リグの考え方は自罰的で諦念的だ。
他者に与えることを念頭に動くので、その優しさ、施しに甘えるようになったら覚悟しろ――ということ。
(おれが与える側にならなければダメだな)
彼は与えられるべきものを、ほとんど与えられることもなく育った。
それなのに、多才な飛び抜けた能力を生まれながらに持っている。
与えることばかりで与えられない。
なら、与えなければ。
――兄とは別の、無償の愛を。
「で、いつ告るんだ?」
「い、今から……食堂から出てきたところで告白しようと思う」
「ヒュー」
と、口笛を吹くノインに「茶化さないでくれよ」と頼む。
もちろんノインも「茶化さないよ。めっちゃ応援するよー」とニッコニコので親指を立てる。
そうと決まれば善は急げ。
ノインとシドに付き添われて、食堂に行ってみる。
自由騎士団は基本的に常駐騎士以外ほとんどが出払っているため、人はまばらだ。
だからすぐ、リグとリョウが美味しそうに食事を摂っていた。
穏やかな空気。
リグが唯一笑顔を見せるのはリョウくらいなもの。
しかし、リョウにはジンという恋人がいる。
だから、二人がリグを迎えなければ三人で恋人になることはない――はず。
リョウとジンの世界には恋人は一人だけ、というのが根づいていると聞いている。
この世界はあまり、そういうことにこだわりがない。
貞操観念はあるが、多くの魔力量のある人間と繁殖することで魔力量と魔力適性を得る子を持つことができるとされている。
特に貴族はその思想が強く、魔力が多く高い適性を持つ伴侶を政略結婚で得ようとするのだ。
魔力量は使い切ると保有量が増えると言われている。
それを応用して、性行為の粘液接触で魔力保有が僅かに増えるという。
ただこの方法は同じ異界適性の人間同士に限る上、魔力を使い切るよりも増加量が微量であるためあまり現実的ではない。
しかし、粘液接触で魔力の回復は性行為がもっとも早く、回復量も多いという。
もちろん軽率にできはものではなく、また[異界の愛し子]は口づけだけで相手から一瞬で魔力を吸い上げるなど例外もある。
(って、現実逃避してる場合か)
バクバク鳴る心臓を押さえ、肩に乗ったキィルーがフィリックスの頭をポンポン叩いて気合いを入れてくれた。
相棒の顔を見て、少しだけ気持ちが楽になる。
フィリックスとシドのノインが近づくと、リグとリョウが顔を上げた。
「リグ、あの――いきなりなんだが、おれと恋愛交際してもらえないだろうか」
食堂にはリグとリョウ以外に八人ほどの騎士がいたが、隠すつもりはないので座ったままのリグにそのまま告白をした。
パンを落とす騎士もいれば、フォークを置く騎士もいる。
リョウも口を開けたまま、隣のリグに視線を移す。
「………………申し訳ないが――」
「ものは試しだ。お前は人間的な経験が不足しまくってるんだから、これも勉強だと思って受け入れてみろ」
「え……」
リグもしばらくぼーっと言われたことを受け止めきれなさそうだったが、案の定断りを入れようとした。
それにすかさずシドが命令する。
リグがあまりにも意外そうにシドを見上げるので、シドが「お前の言いたいことはわかるけどな」と目を閉じて首を振るう。
「ハロルドの息子である俺とお前が、人並みの幸せを甘受していいわけがない――とか、真っ当に生きてきた猿騎士に相応しいわけもない――とか、自分なんかと恋人になれば本来相応しい相手と猿騎士が幸せになれない――とか、まあ、色々思うところはあるだろう。でもそもそも上手くいく保証もないのなら、こいつの淡い初恋に引導を渡す意味でも付き合ってやればいい。そこから学ぶこともあるだろう。お前なら魔力妊娠も可能だしな」
「あー……」
「魔力妊娠?」
やる気のない返事を漏らすリグ。
リョウが聞いたことのない単語に首を傾げる。
それに対して、リグがなんてこともないように「男同士で子を成すための魔法だ」と言い放つ。
「え!? なんだそれ!?」
「そんなことできるものなの!?」
「ウキキ!?」
同じく驚いたのはフィリックスとノインとキィルー。
二人も初めて聞いた。
シドが「あれ」と不思議そうに目を丸くした。
ノインとリョウはともかく、フィリックスが知らなかったのが意外らしい。
「裏社会だと割とポピュラーだぞ。女の召喚魔法師が少ないから」
「そんななんてこともないように……どうやるんだそれ」
「腹に魔力を貯める魔法陣を描いて――」
「え、すごい! 男同士でも赤ちゃんって生まれてくるんだね! ボク男の人と女の人が結婚してお父さんとお母さんになったら、お母さんのお腹の中に赤ちゃんが入るんだと思ってた! お父さんとお父さんでもお母さんになるんだ!?」
「「「「………………」」」」
と、目を輝かせたノインに対して、特にシドの冷たい眼差し。
フィリックスは思う。
ノインは、まさか、いや、しかし具体的な妊娠の方法などをここで説明しろと言われると、食堂でする話ではない。
自由騎士団総本山では酒も自室に持ち込まなければ飲めないし。
「えーーーと……まあ、なんていうか、方法はあるんだな」
「そうだな。無理なことではない。普通の方法でもないが、リグの魔力量なら難しいことではないし……ハロルドのやつが復活した時のことを覚えているか? あれと似たような感じだな」
「結構違うと思うが……」
「いいんだよ別に。腹の中に第二異次元を作って肉の器を魔力で構成しながら、輪廻転生の輪の中から転生魂が入ってくるのを待つって話とかしてもわからんだろ。ハロルドの時は『戦士の墓』に魂の一部が保存されていたからお前の魔力で肉の器を魂の情報を元に再構築したとか、全部説明してたら日を跨ぐわ」
「えーと、まあ、うん……そうだなぁ」
フィリックスもそれなりに勉強ができる方だと自負していたが、シドの知識量には負ける。
剣の腕は元より、召喚魔法師としても一流なのだ。
リグには勝てないと早々に諦めもついたが、こうして時折シドまでも自分以上だと思うと召喚魔法師学校で学年主席だったことや首席卒業したことなどあまりにも些細なことのような気になる。
上には上がいることなど、わかっていたはずなのに。
悔しいが、王宮召喚魔法師として現役であった頃に天才と謳われたハロルド・エルセイドの息子たちなだけはある。
もしくは、これらの知識を持たなければ生きられなかった。
それほどに過酷な人生だった、ともいえる。
色々難しい言葉は並べ立てても、とりあえず男同士でも子どもが作れる――男同士で子どもができないからフィリックスの思いに応えられない、という断りを入れることはできないということだ。
「あのゴミクズ変態野郎が魔力妊娠までさせていたらと思うと……殺して本当にスッキリしたぜ。クククククク……」
「よくわからないけどリグさん、よかったね!」
「……うん……」
多分。
と、言いたげなリグ。
ノインの「よかったね」は、多分意味が違う。
「それじゃあ、リグはフィリックスさんの気持ちに応えるの?」
「シドがそう言うのなら……僕に必要なことなのだと思う、し」
やはり“シドが言うのなら”と言い出した。
そう言うと思った。
だからこそ先にシドに筋を通して許可を得たのだが、さすがに少しへこむ。
リグの世界の中心はシドのまま。
自分を“道具”と評しているリグにとって、フィリックスは“所持者”にこそなれど“所有者”にはなり得ない。
(いや、それでいいさ。俺はリグと恋人になりたい。対等な恋人に。誰が所有するとか、そんな話ではなくて)
幼い頃に召喚魔法師になる目標を与えてくれた、初恋。
あの日、リグに会えなければ、フィリックスは両親を殺したのとは別のまったく無関係な召喚魔に復讐しようとして、返り討ちにされていただろう。
流入召喚魔とて被害者だ。
勝手にこの世界に連れてこられて、しかも故郷には帰れない。
そんな召喚魔たちの混乱を理解して、彼らの力になりたいと思わせてくれた。
彼のことも幸せにしたい。
いや、必ず幸せにする。
「リグ、おれと恋人になってくれ」
「わかった」
こうして、なんとも言えない返事を聞いて、フィリックス・ジードは初恋の人と恋人になることができた。
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