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第一章 トゥインク王国改造編
第38話 クロック村の救出作戦 侵入
しおりを挟むクロック村が近づいてきた。その時に、
「俺の合図で、守弘と萌花さんは一斉に飛び降りろ」
ということであった。何か秘策があるのだろう。二人はその認識でうなずきそのままタイミングを待つ。そして、数秒後、
「飛べ!!!!! 」
という合図があり二人は飛び出していく。その瞬間二人は、着地をちゃんとするけど、萌花ができてなかったようで
「きゃっ」
という一言を発して自分の上に落ちる。守弘は、萌花を抱いて立ちその隣に立たせる。その時に萌花が、
「ごめん、ありがと」
ということを、頬を少し赤らめながら言うので守弘は、
「大丈夫だ」
ということを言っておくのであった。その後二人は、アクルスとアミルスのほうを見る。
「なあ、アミルス。作戦とかあるか」
ということを聞いてくるので、アミルスは、
「毎度おなじみ考えていないのね」
「おいおい、毎度おなじみって」
「常に作戦考えていないってことだよね」
「まあ、今回は雑魚だから大丈夫だろ」
「そうね。じゃあ、二人がそれぞれの魔法を使えば」
「そうしようか」
という感じの会話をした後で、二頭は離れる。そして、まずアクルスが急上昇を始める。そして、
「疾風迅雷扇風」
という意味の分からない言葉を発したかと思うと、さまざまなところから竜巻がやってきて敵を蹴散らすそれは悪魔だろうが関係ないらしい。
後で聞いた話にはなるけど、どんな相手にも効果抜群だけど…。月に一日だけ使えない日があるらしい。一つだけ問題とかがあるとするならば、天候の問題だと考えることができるんだけどね。
次にアミルスの技だ。アミルスも同じように空に上がると雲が曇り始める。もしかして同じ技なのか。と疑ってしまうけど、アミルスは少しずつ降りてきてこのように言う。
「炎雨風爆」
という技であった。一体どんな技なのかというと炎の雨まあ、といっても棘が炎をまとった状態で落ち、その棘が爆風もちでどんなものでも吹き飛ばしさらには雷の嵐が吹き飛ばすということであった。これは、範囲技らしく効果はてきめんらしい。
これもあとで聞いた話にはなるけど、技を放った後15時間のクールタイムが必要となってくるので問題である。連戦とかだったらの話なるのだけどね。
そして、敵の陣営は混乱に陥る。その瞬間に、守弘は駆け出す。まだ見ぬ女子を求めて(ここから見た人はただの変態に見えるかもだけど)走り出す。今回武器は持ってきていないので即効性の武器を走りながら生成し。そして、萌花と一緒にかけながら、
「萌花、行けるか」
「えっと、もしかしてだけど。レイスの力を…」
「まあね」
ということになる。レイスの力はいまだに使ったことがなかったので是非この機会に使ってみようと判断したのが自分だ。そして、世界に対する憎しみや悲しみを制裁するというのも彼の役割の一つであるということなのだけど、本当にそうなのかは分からない。けど、誰かが悲しんでいるというのならそれに手を差し伸べることが自分の使命じゃないのかと感じることもできる。
「なあ、レイス」
「なんだ」
「力を貸してくれ」
「構わないぜ」
「そして、その力を使って平和にして見せるよ」
「おっ、おう。ってかいきなりどうしたんだ」
ということを言い始める。それに、自分は地球での不条理感を語る。地球というそのものを愛してやまない人には申し訳ないが…と心の中で思いながら…。そしたら、レイスは
「人によって、感じ方は違うけどさ」
そして、二人は村の中へと入っていく
敵は普通に俺たちを見つけて攻撃してくるのでそれを避けて二人で攻撃していると
「きゃああああああああああああ」
という小さな子供の発する叫び声が聞こえたので走り始めるのであった。それが二人にどういう展開をもたらすのかは誰もわからない。
・・・・・・・・・・・・
フィニー、竜人…こいつか。かわいいな。
けど、あのお方の命令だ。絶対だし殺さないといけないな。
…奴は、かわいいこの子を殺すことが…。果たして正しいのか…正直そんなことなんて知らないけど、…
おっと、誰かが来たようだ。隠れなきゃ。というかどこに隠れればいいんだ。いまさっきまでいたやつらの気配が消えたということは敵ということには限らないか。
いったいどうしてなんだろうな。どうしてあのお方は、村の奴らを裏切ってまで全員を殺さないといけないのかな…ハハハ俺ってこんな人間だからいけないんだ。どうやって変えることもできない不条理感に浸っているんだ。
「俺は、どんなことをしたとしても世界を…壊してやる。あのお方のために…。世界を破壊という願いをかなえるために…。どっかのバカが死んだせいでよ」
さあて、この世界ともお別れだ、こんな力を使用したら俺は、生命を失い暴走を始める。けど…あのお方のためだ…。ここは命をささげよう。
「世界よ。われの命を食らい暴走させ、世界崩壊を望むあのお方のためにささげる」
こうしてここに魔人が誕生した…。それも守弘たちの目の前で…。
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