異世界間移動世界船での開拓日誌 ～未来技術で大規模開拓するってよ～

第一章 トゥインク王国改造編 後半戦 悪魔の大洞窟からディンクロー討伐まで

第１１８話 大作戦前【嫉妬】を消す代償

　萌花は、己の弱さを感じて【嫉妬しっと】をしていたがバクスによって大丈夫になっていた。だけれど、それでもまだ彼女の中には何かが言い難い雰囲気が醸し出されており萌花は誰かのために【嫉妬】で苦しめられたもののためにその力を破壊し己のものにするという前代まれに見ない正規の大実験が行われようとしていた。

　彼らは何かをしたくてたまらないのかと聞かれるとこう答えるだろう。己の弱さがゆえに産み出した少しした過ちだと。

　もし、この世界に住んでいる誰かがこの世界のために何かを犠牲にして生き続けたいのかと聞かれたら、誰もがこの胸に騒ぐ【嫉妬しっと】なのだろうと答える。

　それほどまでに、【嫉妬しっと】は強い。それを破壊するのだ。その７つある大罪の一つである【嫉妬】そのスキルは、【己の弱さそれに誰かが幸せで自分には何かが足りないものがある時、それに嫉妬しその嫉妬した対象に死・を・も・た・ら・す・】という裏うらのスキルがあるということをレイスは知っている。それはバクスも知っている。その力をなくすことの大きな代償は何なのか。それは今のところは誰も見当がついていないというのが現状である。

　・・・・・・
　誰もが知らないその空間で、萌花は強くなることを決め炎色反応という炎ならではのスキルから【炎色付与】というユニークな新スキルを生み出すことに成功。それを使って【嫉妬】の力を現在抑え込んでいる。そして、萌花の体の中で【嫉妬】を封印すべくその力を開放している。その作業にはとてつもない集中力が必要だ。

　そして、今９０％という最終段階にシフトしている。最終段階といっても封印ではなく破・壊・なので一度封印したのちに全員が集まる。その時に破壊するというのが先ほど考えたこと。あまりにも【嫉妬】に感染した獣や悪魔、それ言くわえて精霊など多種多様に渡る敵がいるのでこれは危険だと判断した萌花は己で破壊するという考えは捨てバクスに伝えるとバクスも、

「別に構わない。契約を結んでいる間柄私もできる限りのことは努力したいと思っている。封印だと破壊よりまだましだ。それを外の神殿に封印し宝玉をはめ込む。その時に【嫉妬】は解放され全ての【嫉妬】がまとまった状態になっている彼女か彼なのかは知らないがそれを何とかして破壊する。今、レイスに私からの秘匿念話でほかの精霊王も集めている。闇は、少しだけ黙っていたが【嫉妬】とかいう７つの大罪と聞いたら『仕方がないが主人と離れ一度近づこう。ティナが着ないのであるならば主人も共に連れていく。【嫉妬】は７つの大罪の中ではそれほどの強さはないが全精霊王が試練という形で集合するのであるならば【嫉妬】を撃破する。それに、それはつまり【嫉妬】以外が暴走するということにも言い換えられなくはない。【精霊が神になるための試練】の中に【７つの大罪をすべて破壊する。もしくは封印する】という項目があったのを覚えている。その一つを破壊いや違うな撃破できるそれがメリットとしては十分に大きすぎる。だから行かせてもらう。』という政党制なのかは分からないけどそんな言葉を発していたことは覚えているよ」

　ということである。萌花は、精霊王がそろうのであるならばと、考えたとき一つだけ嫌な予感を脳裏に浮かべたが萌花は、それはないだろうと振り切りすぐに行動に出ることにした。