異能少女〜私と母と菖蒲さん〜

曉ノ未来

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練習開始!

甘えと覚悟

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「どうする?明日の練習はやめておく?」
これは…心配してもらっているのだろうけれど、私にとって甘い誘惑だろう。今まで逃げてきた。何も出来ないと、自分ではどうしょうもないと決めつけて。だから、もうこれ以上逃げたくもない。この異能に真っ直ぐ向き合いたい。答えは一つだけだ。
「いいえ、明日もお願いします。さっきの事はしっかり今晩のうちに全て整理しますから。」
もしここに父がいたらこの答えに父はなんと答えるだろうか。心配するのかな。それとも無理矢理やめさせるのかな。練習も、入学も。

「…大丈夫?一晩で整理できるの?」
「はい。絶対に。」
「なら、大丈夫。その言葉を信じるわ。でも、もし駄目だったら言ってね。。」
一番は父に知られてはならない。できるかどうかわからないが、やってみなくちゃわからない。言わないようにお願いする。
「あの、今日気絶したり、取り乱したりしたことは父には黙っておいてくれませんか?このまま練習も入学もなくなってほしく無いので。我儘を言っていることは重々承知です。それでもどうか黙っておいてください!」
ベッドの上に無理矢理起こした体を更に前に倒す。体を起こすだけで辛いのに、お辞儀は大分負担が体にくる。あちこちが痛い。だけど、これはお願いするのだからやらなければと思う。
 本当に分かりにくかったが、少し虚しいように悩んだ様な素振りを見せた後、決めたようだ。その口から放たれた言葉はこれからの練習を更にハードにするものだとはまだ私は知らない。
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