713 / 755
第二十五章 アメリカ大陸編其の四
703 時の賢者記念館のアトラクションにゃ~
しおりを挟む時の賢者に恥を掻かされたわしは涙目。しかし目の前の壁が開いたので、わしはリータとメイバイに手を引かれて真っ白な小部屋に連れ込まれた。
「残念な猫王」略して「ニャーニャー」って……略し方、諦めましたよね? あと、その日本語遊びって、他の人に流行らせたりしてませんよね? 女王もやってたんですが……
「ニャーニャー、ニャーニャー」言う皆はわしの質問には答えてくれず、バカらしくなって笑いに変わった頃に目の前の壁が開いた。
『さあ、ここからはアトラクションフロアです。各地で手に入れたクリスタルスカルを一人一個持って、前方の台座に近付いてください』
いつものアナウンスが流れると、わし達は少し進んで話し合う。
「クリスタルスカルが、ここの入場券ってことかにゃ?」
「「「「「………」」」」」
「にゃんか答えてにゃ~」
皆はわしのように恥を掻きたくないからか口を閉ざすので、とりあえずクリスタルスカルを配ってみたが、一個足りない。
「わしの分が無いんにゃけど……」
配る順番を間違え、最後がオニヒメだったので、アトラクションに参加したいとお願いして来たからお父さんが我慢するしかない。
皆も目を合わせてくれないので仕方がない。真っ白で見えづらいが、前方に台座があるのを信じて近付くリータ達のあとをわしも追う。
「ようこそ! 時のダンジョンへ、だよ~!!」
「「「「「わっ!?」」」」」
台座が確認できた瞬間にパカッと開いて、背中に羽が付いた20センチぐらいの幼女が現れたので皆は驚いた。
「シラタマさん……なんですかこの子? 羽が生えてますよ??」
「かわいらしい服も着てるニャー。妖精ってやつニャー?」
リータとメイバイが質問してくれたので、わしはここぞとばかりに知識を披露する。
「これはゴーレムだにゃ。妖精の形をした魔道具みたいにゃ物を作り出したんにゃろ」
「ノンノンノン。ノルンちゃんはゴーレムじゃなくて、妖精のノルンちゃんだよ」
しかし、プログラムされているであろう妖精は自己紹介を始めたので、わしは首を傾げる。
「にゃあにゃあ? いま、こいつ、受け答えしにゃかった?」
「こいつじゃなくて、ノルンちゃんだよ」
「にゃ!? やっぱこいつ……」
わしが皆に質問しているのに、ノルンは圧が強く、わしの眼前に徐々に近付いて来る。
「ノルンちゃんだよ」
「ほら? こいつ……」
「ノルンちゃんだよ」
「ノルンが受け答え……」
「ノルンちゃんだよ」
「ノルンちゃんが受け答えしたよにゃ?」
わしの目の前まで近付いたノルンの目がダーク過ぎて怖かったので、わしは正式な名前を呼んだら空をパタパタ舞って離れてくれた。
「ノルンちゃんは自立式ゴーレムだから、受け答えぐらい余裕なんだよ」
「あ、やっぱゴーレムだったんにゃ……」
「ノルンちゃんだよ」
「さっき自分で自立式ゴーレムって言ったにゃ~」
「あっ! ……てへ。きゃはははは」
ノルンがわしのツッコミをかわいこぶりっこと笑いで誤魔化している内に、リータ達と喋る。
「にゃんかまた変にゃのが出て来たにゃ~」
「でも、凄いですね。人と喋っているようです」
「どうやって動いてるんだろうニャー?」
「あ~……そう言えば、フロアが変わる度に魔力濃度が増えてるにゃ。吸収魔法の魔道具でも搭載されてるのかにゃ~?」
「ノルンちゃんのスリーサイズは秘密なんだよ」
わし達が喋っているとノルンがパタパタ飛んで邪魔して来るのでうっとうしい。
「誰がスリーサイズにゃんか聞いたんにゃ~」
「ノルンちゃんの体のこと喋ってたんだよ」
「それは動力の話にゃ。スリーサイズってのはだにゃ。胸の大きさとかにゃ~。じゃあ、胸囲はにゃんセンチ?」
「セクハラ発言ハ殺シマス」
「こわっ!? にゃんで急に機械的になるにゃ!?」
スリーサイズにまったく興味は無いのだが、どう受け答えするか気になったので聞いてみただけなのに、ノルンは声質がまったく変わったのでめっちゃ怖い。
リータ達も怒っているみたいだったので、わしが誠心誠意謝罪したら、どちらからも許しが出た。
「そろそろダンジョンの説明をしてもらってもいいかにゃ?」
「あっ! すっかり忘れてたんだよ。一回しか言わないから、耳の穴をよくかっぽじって聞くんだよ~?」
「意外と口が悪いにゃ~」
「返事は『イエスマアム』だけなんだよ!」
「はいにゃ~」
「じゃあ、説明するんだよ~」
「『イエスマアム』は、いいにゃ??」
わざと違う事を言って試したのに、ノルンは無視。説明を始めた。
時のダンジョンの概要は、地下10階までのフロアを踏破すること。各フロアには迷路や罠があり、モンスター型のゴーレムも出現する。その迷路を抜けるとフロアボスが待ち構えており、倒したら豪華景品を貰えるそうだ。
一階ごとに難易度や景品のランクが上がるので、限界を感じたら戻るほうが無難らしい。ただし、次に挑戦する場合は景品のランクは下がるし、一点物は早い者勝ちのようだ。
「最後に、怪我や死んだ場合は、当施設は一切関与いたしませんのであしからず。賠償金も慰謝料も発生しませんので気を付けてください」
「にゃんでそこだけ語尾に『だよ』付けないにゃ?」
「では、挑戦者の皆さん……スタンバイだよ~!」
ノルンはわしのツッコミは受け付けず、パタパタ飛んで行こうとするので、素早く動いて捕まえてやった。
「ノルンちゃん二危害ヲ加エル者ハ殺シマス」
「にゃ!? 離すから怒らないでにゃ~」
ノルンがまた機械的な声で喋るから、わしは慌てて手離して止めた理由を説明する。
「クリスタルスカルが人数分無いんにゃ。無くても参加できるのかにゃ?」
「なるほどなんだよ。クリスタルスカルが無いと参加できない決まりになってるんだけど、ノルンちゃんがなんとかしてあげるんだよ!」
「やったにゃ~!」
わしが喜んで握手でもしようと右手人差し指を伸ばしたら、ノルンはわしの指は取らずに部屋の隅を指差した。そして……
「あそこにいっぱい入ってるから、持って来るといいんだよ」
とのこと。なのでわしは部屋の隅にダッシュで行ったら、見えづらかったからわからなかったが白い箱があり、その中にはクリスタルスカルがゴロゴロ入っていた。
おいノルンよ! いや、時の賢者よ! こんなに用意してるなら、持って来いなんて言うなよ!!
またしても時の賢者にしてやられたと思いながらトボトボ戻ったら、ノルンに苦情。
「にゃあにゃあ? あんにゃにあるにゃら、参加自由でよくにゃい?」
「さあ、全員揃ったんだよ。レッツゴーだよ~!」
「聞けにゃ~~~」
ノルンはまたしても無視。わしは苦笑いするリータ達に頭を撫でられ、トボトボとついて行くのであったとさ。
「じゃあ、みんなそこの円になってる所に立つんだよ」
ノルンが指差した場所も真っ白でわかりづらいが、しゃがんで見たら大きな円の窪みがあったので、わし達はその中で固まる。
「そこでクリスタルスカルを掲げて合い言葉だよ。『時の賢者様、かっこいい~!』だよ。さんはい! だよ~」
わし達はとりあえずクリスタルスカルを掲げて、目配せして言おうかどうか悩んでいたら……
「言わなくても開くんにゃ!?」
「「「「「あははは……」」」」」
目の前の壁が開いた。なので、リータ達も苦笑いが止まらないようだ。
「それじゃあ、第一の試練の始まりだよ~!」
「合い言葉はいいにゃ?」
都合の悪い事は無視。ノルンはパタパタと先に飛んで行くので、わし達も続くしかなかった。
先に進んだ場所は、真っ白な壁。右と左に道がありそうだが、ずっと真っ白なのでよくわからない。
「さあ、どうしたんだよ? このフロアはモンスターも出ないんだから、早く迷路を進むんだよ」
「迷路と言われてもにゃ~……ノルンは道を知らないにゃ? ついて来るんにゃら教えてにゃ~」
「ノルンちゃんだよ」
「あ、ノルンちゃん。教えてにゃ~」
「ノルンちゃんは不正が無いかの審査役だよ。教えるわけないんだよ」
チッ……教えてくれないならさっさと言えよ。言い直させやがって……
「じゃあ、壁を乗り越えるのはアリにゃ?」
「天井までびっしり壁が続いてるから無理なんだよ。ちなみに壁を壊したら一発アウトだよ。宝は手に入らないし、強制退場になるんだよ」
「じゃあ、目印を書くのはどうにゃ? 物を置くとかもにゃ」
「う~ん……禁止はされてないんだよ。でも、一定時間で清掃されるから、消されるかもだよ。ゴミも捨てられるんだよ」
「あと、魔法や道具の規制はあるのかにゃ?」
「一切ないんだよ」
「にゃるほどにゃ~」
ノルンの説明を聞いて、わしは皆を集めて会議する。
「こりゃ、迷路だけでも難易度が高いにゃ」
「真っ白ですもんね」
「走っても危ないニャー」
「わしの探知魔法でも、ちょっとしか道がわからないんだよにゃ~……ここは、手分けして地図を作りながら進んだほうがよさそうだにゃ」
「それは早そうですけど、どうやって合流するかですね」
「だにゃ。進んだ道の記号を決めておこうにゃ~」
自分の進んだ道、行き止まり、様々な記号を決めたノートと筆記用具、使えるかどうかわからないけど通信魔道具、それとおやつを配ったら、チーム分け。
わしとメイバイとオニヒメの三人。イサベレとリータとコリスの三人で割り振る。これは、どちらにも危険察知能力のある者と戦力が十分な班分けだ。
それにしっかりしたわしとリータが別々に居るから、もしもの事態が起きても大丈夫だろう。
「シラタマ殿は抜けてるところあるから、私とオニヒメちゃんがしっかりしないとだニャー」
「そうだね」
わしだけしっかりしていないらしいので、メイバイとオニヒメは不安があるようだ。やる時はやる猫なのに……
反論したいところであったが、口では負ける可能性が高いので不利な勝負は避ける。わしが出来る猫だという姿を見せてチヤホヤしてもらったほうが得策なので、迷路突破作業は率先して行うのであった。
「ねえねえだよ~?」
しかし、二手に分かれて作業を開始したら、ノルンがわしの目の前を飛び回るのでうっとうしい。
「ねえねえだよ~?」
「さっきからにゃに~? わしは忙しいんにゃ~」
「暇だからお喋りしようだよ~」
「ノルンちゃんも仕事中にゃろ」
「目は至る所にあるから大丈夫なんだよ。ねえねえだよ~?」
「うっとうしいから目の前でパタパタするにゃ~」
何故かわしばかりに喋り掛けるノルンに負けて、わしの作業は止まるのであったとさ。
1
あなたにおすすめの小説
青い鳥と 日記 〜コウタとディック 幸せを詰め込んで〜
Yokoちー
ファンタジー
もふもふと優しい大人達に温かく見守られて育つコウタの幸せ日記です。コウタの成長を一緒に楽しみませんか?
(長編になります。閑話ですと登場人物が少なくて読みやすいかもしれません)
地球で生まれた小さな魂。あまりの輝きに見合った器(身体)が見つからない。そこで新米女神の星で生を受けることになる。
小さな身体に何でも吸収する大きな器。だが、運命の日を迎え、両親との幸せな日々はたった三年で終わりを告げる。
辺境伯に拾われたコウタ。神鳥ソラと温かな家族を巻き込んで今日もほのぼのマイペース。置かれた場所で精一杯に生きていく。
「小説家になろう」「カクヨム」でも投稿しています。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる