シノビトサキュバス

XX GURIMU

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巫女姫登場

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「ふわぁ~~、あ、ご主人様。おはようございます」
「お、おはよう……」
「どうしたんですか? すごい疲れているみたいだけど……」
「……気にしないで」
 目が覚めたアリスに気を遣われる。時間は午前6時。
 あの後、徹夜で部屋を掃除し、アリスの家に偽装工作を仕掛け、違和感が出ないように駆け回った。
 少しでも叩けばほこりが出るが、これ以上は無理だ。私の体力が限界だ。
「?? お疲れみたいですしー。あたしが何かおいしいものでも作りましょうか」
「うん……お願い、少しだけ……寝る」
「わっかりました~」
 部屋に備えられた簡易キッチンにアリスは向かった。
 食事ができるまで……いや、今日はもう休んでしまおうか。
 頭の中で今日の計画を立てようとするも睡眠不足でうまく回らない。
(とにかく……目をつぶろう)
 考えるのはその後だ
「うわっ、何も入ってない。ご主人様……と、寝ちゃっているか」
 アリスが何か言っていたが、それに答えることができなかった。

 目を覚まして、用意された朝ご飯をかき込むとすぐに出発した。
「ご主人様~。ちゃんと噛まないと身体に悪いですよ?」
「大丈夫。朝ご飯おいしかったよ」
「ありがとうございま~す」
 テレテレとアリスは赤面で答えた。彼女が用意したご飯と焼き魚とみそ汁はまるで新婚の朝みたいで、それなりにおいしかった。
「あ、そうだ。学園だとご主人様、禁止だから」
「わかりました~。シノブちゃん」
「シノブさんです」
 は~いと楽しげに答えている。これはもう少し調教した方がよかったかも。
 とりあえず、予鈴ギリギリで学園に入った私たちはそれぞれの教室に向かい、放課後もう一度部屋に集合することにした。
「セーフ!」
「……セーフじゃない。バカ」
「あいたっ!?」
 チョークが額に直撃する。いつもなら避けれるが今日は調子が悪い。主に寝不足で。
「早く席に着け。お前待ちだ」
「う、うう。間に合ったのに……」
「……席に着いたらよ~く時計を見るんだな」
「??」
 とにかく、席に付けと視線で脅され、着席する。教室の時計を見るとすでに授業が始まって3分ほど経過しているみたいだった。私の時計は5分ほど遅れていたみたいだ。
「春哉が遅刻で遅れたが、転校生がいる。ほら、挨拶をしろ」
 教室のドアが開かれて、そこからちんまりとしたロリ巨乳が現れた。
 日本人形のような黒髪を肩に流し、化粧はしていないんじゃないかと思うほどの美貌で陶器のような口を開いた。
「吉野(よしの) 羅子(らこ)と申します。気軽にラコとお呼びください」
 ……きた!!
 自己紹介を終えたラコが私の方に目線を向けた。目と目が合い、私が要請した巫女姫が転校してきたことにテンションが上がる。

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