暗闇の中で

最悪の目覚め

「....っ..」
重たい瞼を開けた。
僕はどれくらい寝ていた、、頭が酷く痛い、そして寒気が酷い。
今にも壊れそうなボロボロのベットの上にいる。
ここは地下だろうか窓がないそして、、、薄汚い
急に気持ちが悪くなった、
足が鎖で繋がれジャラジャラと音をたてる。
「っ、、うっ、、おぇっ、、、っはぁ、、はぁ、」
あの出来事が一瞬にして蘇った、
信じられない。信じたくない

「おじさん...おばさん....アリー..っ....」
涙が次からつぎへと溢れ出てくる
しばらく経つと
   "ガチャガチャ"
ドアの向こうで鍵を解錠する音が聞こえてきた
「だれだ...！！！」
扉が開く
「やっと起きたか」
その声が聞こえてきた
そいつの顔を見た瞬間あの夜の事が一瞬にして脳裏によぎった。
「お前...！！！あの時、、僕の、、、おじさんとおばさんを、、っ、、」
忘れもしない憎い顔。こいつが、、こいつが、、、
「許さない、、！！お前を殺してやる、、！！！みんなみんな殺してやる、、！！」
男の胸元を殴った、殴って殴って殴り続けた
「ふっ、、三日三晩眠ってそんなボロボロの体で何ができる。笑わせるな笑」
男に体を押されると、崩れるように倒れ込んだ。
「っ...う.....」
目の前に...目の前におじさんとおばさんを殺した奴がいるのに..僕はっ....なんで..！！！動けよ！！体動けよ！！！！
立ち上がろうとしても足に、身体中に力が入らない
「っ、、、なんで！！！！」僕は足を叩いた
「哀れだな笑  
上で バイロン閣下がお待ちしている、お前が立ち上がれないのなら俺がおぶっていく」
バイロン閣下...？そいつは、、、あの気取ってた偉そうなやつか、、？あいつが、、、コイツらにおじさんとおばさんを殺せと...命令した、っ、、命を簡単に殺した....！！！
「いやだ、！！お前におぶられるのも、そしてあんなくそみたいなやつに会うのもいやだ！！」
「お前、口を慎めよ？」
「まだ死んだ方がましだっ、、！！！！」  
僕が叫んだ瞬間

  "パチパチパチ"
「...？」
階段から誰かが降りてくる、しかも拍手をして...笑っている、、？
すると途端に男が頭を下げた