暗闇の中で

みかん

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あいつの手が僕の腰にまわる
今だ..!!
「バイロン様.....」片方の手はあいつの頬にもう片方の手はカミソリを忍ばせているポケットに手を伸ばした。
そして僕はこいつの首めがけてカミソリを振り上げた
その瞬間....
首輪から下の体全身が電気で痺れるような声にならない激しい痛みに襲われた
「っ...グッ....っあぁあぁ..いた...いっ..いたい..っ...!!」
床にそのまま倒れ込み外れない首輪を掴んで、ただ痛みに耐えた。
意識が飛びそうな中、あいつは僕を見下し不穏な笑みを浮かべていた。
「これくらいにしておくか...」
あいつがそう言い、時計の様なものを操作していると痛みが徐々に消えていった。
「なぁ、ルカ」
倒れる僕の横にしゃがみこみ顔をのぞかせた
 声を発することができずあいつの顔を睨み付けた「俺はそこまで馬鹿じゃないぞ?お前が1日もしないうちにこんなに従順になるとは思えない、
それにこの首輪はただの飾りだとでも思っていたのか?」
あの痛みを思い出すと今でも体が震えてくる
「この首輪...入手するの結構大変だったんだぞ?お前はあの一族の生き残りだぞ?野放しにするはずがないだろう?笑
逆らったり変な行動をしたらどうすると俺は言った?ただの脅しだと思っていたのか?」
「...やめて....ごめんなさい..っ!!」
鋭く光る目が怖い
「今頃謝るのか、、?もう遅い」
殺せると思っていた...完全に油断していたのは僕のほうだった....
「お前ら!!!」
あいつがそう言うと、男が2人入ってきた。
「ルカを地下に連れて行け」
「承知致しました」
そう言うと、抱きかかえられ地下へと連れていかれた

「ここで大人しくしていろ」
そういうと、両手に鎖をつけられ男は出て行った。

「やめろ!!ここはどこだよ!!!これ外せよ!!」
暫くすると荒々しい男の声が聞こえてきた
部屋の扉が開くと、そこには布袋を頭に被せられた男が入ってきた。その後ろにはバイロン...あいつがいた不穏な笑みを浮かべている
...嫌な予感がする
「お前には分からせないといけないみたいなだな」
そう言うと僕の鎖は外された。
「...この人に何をするつもりだ....」
男の布袋が外される、
「おい!!ここはどこなんだよ、、!お前ら勝手に連れてきておいて...覚えとけよ!!!」 
「やれ」
バイロンがそう言うと、男の元にナイフをもった手下が近づいていく
「やめてくれ、、!この俺が何をしたって言うんだ!?!やめろ!!おい!!お前も仲間なのか、、?違うよな、、?助けてくれ、、!俺は盗みも何もやってねぇ!!助けてくれよ、、!!」
そういうと、男が僕にすがってきた。






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