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19 仕切り直し4
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(まずい。動きたい、が、耐える……っ)
「……フレッド」
初めての衝撃に身体をこわばらせたルイーザが、どうしても締め付けてしまうらしい。
その刺激がフレデリクを苦しめているようで、申し訳なく思ったときだった。
(くそっ、ハンスが転んだときの顔で気を逸らして――)
「……フレッド?」
(泥に足を取られてひっくり返った時は最高に面白い顔を――)
(ハンスはその辺に捨て置いてって言ったでしょおおおおぉぉっ!?)
「うおおおおおおっ!」
気力を振り絞って身体の奥底から渾身の叫びをあげたら、のしかかる夫の顔がのけ反った。
吹っ飛ばしてしまうほど心の声量が大きかったらしい。
「いいから! も、もう動いてぇ……っ」
「だが……」
(大丈夫なのか?)
心配そうにのぞき込んでくる瞳は、彼自身辛いだろうにこんなときでも心からルイーザを労わってくれていた。
それだけでキュンと胸がときめく。
「大丈夫、それに……」
痛いけれど、それ以上に身体が求めている。
動いてもらえないことにじれったささえ感じてきて、自然と腰が動いた。
(はやくもっとフレッドがほしいのぉっ)
あまりのせつなさに心の中で泣いたら、息を呑んだ音が聞こえた。
直後、ぐっと腰を掴まれる。
「ああっ!」
激しく腰を打ち付けられて、ルイーザはひと際甘く鳴いた。
「あっ! ああっ! フレっ、つよい、よぉっ、ひっ、あんっ、やあっ!」
何度も突き上げられ、そのたびに身体は大きく揺さぶられ、卑猥な水音が響き愛液が溢れる。
初めての痛みは、それ以上の内壁を擦られ最奥を突かれる快感に塗り潰された。
(ああ、そこ、気持ちいい、きもちいいっ)
「ここ?」
「ひあぁっ、はあんっ! うん、そ、こぉっ、ああんっ!」
(可愛い、すごい、ルーの中、熱い)
(フレッドのも、すごいぃっ)
お互いの素直な言葉に、お互いが昇りつめていく。
剥き出しの心が飾ることのない紛れもない本心を真っすぐに伝えてくる。
(好き。フレッド大好き)
(ルー、好きだ。愛してる)
甲高い嬌声が響く淫靡な空間に、二人の愛の言葉が飛び交った。
好き。愛してる。幸せ。可愛い、格好いい。
全方向から責め立てられて、ルイーザはとうに許容量を超えた。フレデリクの供給過多だ。
(嬉しい、ルー、愛してる。ずっと好きだった)
頭の中では絶えずフレデリクからの甘い囁きがルイーザの思考を奪っていく。溺れそうな愛と快感に満たされる。
しかしながら。
(可愛い。可愛い、気持ちいい、熱い、気持ちいい)
「待っ、て、やだ、恥ずかしい……」
(恰好いいよぉ、気持ちいい、ああ、そこ、もうだめ)
「ルーこそ、頭に響くっ……」
お互いの素直な本音が、あまりにも直球に容赦なく、とにかく大量に頭の中を埋め尽くしていく。
もはや心の声なのか実際に言葉にしているのか、それすら境界があやふやになっていく。
これはちょっと、いやかなり。
「あっ、ああんっ、ひあっ、ああっ」
(可愛い、気持ちいい、あー可愛い、もう我慢できない)
「だから、待ってフレッド、声が……っ!」
(ああ、格好いい、すごい、むりぃ)
「そっちこそ、待て、煽るな……っ!」
「少し静かにしてぇっ!」
「少し静かにしてくれ!」
うるさすぎた。
(もうなにを言ってるかわからない!)
(もうなにを言ってるかわからん!)
頭がぐわんぐわんと揺れるようだった。
心の声が聞こえ合うというそんな騒々しさの中、二人はお互いに煽られ続けあっという間に絶頂を迎える。
「あっ、ひあああっ、んぅ――っ」
喜悦の声はフレデリク唇に飲み込まれ、深く口づけ合いながらルイーザは身体の一番深いところに熱い飛沫を感じた。
最後の口づけは静かにしてくれとの意思表示に感じられたが、案ずるなかれ、ルイーザこそ同じ気持ちだった。
「……フレッド」
初めての衝撃に身体をこわばらせたルイーザが、どうしても締め付けてしまうらしい。
その刺激がフレデリクを苦しめているようで、申し訳なく思ったときだった。
(くそっ、ハンスが転んだときの顔で気を逸らして――)
「……フレッド?」
(泥に足を取られてひっくり返った時は最高に面白い顔を――)
(ハンスはその辺に捨て置いてって言ったでしょおおおおぉぉっ!?)
「うおおおおおおっ!」
気力を振り絞って身体の奥底から渾身の叫びをあげたら、のしかかる夫の顔がのけ反った。
吹っ飛ばしてしまうほど心の声量が大きかったらしい。
「いいから! も、もう動いてぇ……っ」
「だが……」
(大丈夫なのか?)
心配そうにのぞき込んでくる瞳は、彼自身辛いだろうにこんなときでも心からルイーザを労わってくれていた。
それだけでキュンと胸がときめく。
「大丈夫、それに……」
痛いけれど、それ以上に身体が求めている。
動いてもらえないことにじれったささえ感じてきて、自然と腰が動いた。
(はやくもっとフレッドがほしいのぉっ)
あまりのせつなさに心の中で泣いたら、息を呑んだ音が聞こえた。
直後、ぐっと腰を掴まれる。
「ああっ!」
激しく腰を打ち付けられて、ルイーザはひと際甘く鳴いた。
「あっ! ああっ! フレっ、つよい、よぉっ、ひっ、あんっ、やあっ!」
何度も突き上げられ、そのたびに身体は大きく揺さぶられ、卑猥な水音が響き愛液が溢れる。
初めての痛みは、それ以上の内壁を擦られ最奥を突かれる快感に塗り潰された。
(ああ、そこ、気持ちいい、きもちいいっ)
「ここ?」
「ひあぁっ、はあんっ! うん、そ、こぉっ、ああんっ!」
(可愛い、すごい、ルーの中、熱い)
(フレッドのも、すごいぃっ)
お互いの素直な言葉に、お互いが昇りつめていく。
剥き出しの心が飾ることのない紛れもない本心を真っすぐに伝えてくる。
(好き。フレッド大好き)
(ルー、好きだ。愛してる)
甲高い嬌声が響く淫靡な空間に、二人の愛の言葉が飛び交った。
好き。愛してる。幸せ。可愛い、格好いい。
全方向から責め立てられて、ルイーザはとうに許容量を超えた。フレデリクの供給過多だ。
(嬉しい、ルー、愛してる。ずっと好きだった)
頭の中では絶えずフレデリクからの甘い囁きがルイーザの思考を奪っていく。溺れそうな愛と快感に満たされる。
しかしながら。
(可愛い。可愛い、気持ちいい、熱い、気持ちいい)
「待っ、て、やだ、恥ずかしい……」
(恰好いいよぉ、気持ちいい、ああ、そこ、もうだめ)
「ルーこそ、頭に響くっ……」
お互いの素直な本音が、あまりにも直球に容赦なく、とにかく大量に頭の中を埋め尽くしていく。
もはや心の声なのか実際に言葉にしているのか、それすら境界があやふやになっていく。
これはちょっと、いやかなり。
「あっ、ああんっ、ひあっ、ああっ」
(可愛い、気持ちいい、あー可愛い、もう我慢できない)
「だから、待ってフレッド、声が……っ!」
(ああ、格好いい、すごい、むりぃ)
「そっちこそ、待て、煽るな……っ!」
「少し静かにしてぇっ!」
「少し静かにしてくれ!」
うるさすぎた。
(もうなにを言ってるかわからない!)
(もうなにを言ってるかわからん!)
頭がぐわんぐわんと揺れるようだった。
心の声が聞こえ合うというそんな騒々しさの中、二人はお互いに煽られ続けあっという間に絶頂を迎える。
「あっ、ひあああっ、んぅ――っ」
喜悦の声はフレデリク唇に飲み込まれ、深く口づけ合いながらルイーザは身体の一番深いところに熱い飛沫を感じた。
最後の口づけは静かにしてくれとの意思表示に感じられたが、案ずるなかれ、ルイーザこそ同じ気持ちだった。
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