438 / 552
もりもりさんの結婚
第438話 制限時間の壁
しおりを挟む
タブさんとの会話を終え、私は湊ちゃんと春日井君の元へと戻った。
2人は自分のデバイスで配信映像を見ている。映像を夢中になって見ていたようで、私が戻ったことには反応が遅れた。
私に気がつくと、湊ちゃんは手招きをしながら自分が持っているダンジョンデバイスを見せてきた。
「あ、春菜。戻ってきたんだ。ねえ、ねえ、見て。もりもりさん、すごいんだよ。HPの半分以上を削っている」
私は画面を覗き込む。
デバイス解析により、フレイムドラゴンの残りHPが推定されていた。その予測値は48%だった。もりもりさんはほぼ無傷のまま、これだけのダメージを与えていた。
だが、ブレス回復までの残り時間は12分しかなかった。このままでは確実に倒し切ることはできない。時間が過ぎてしまうとブレスを回復されてしまい、戦闘を中断しなければならない。そうなったらドラゴンはHPの回復もあるだろう。
その場合は長期戦にもつれ込むことも考えられるし、最終的には勝敗がつかずに撤退しなければならない。
視聴者たちも、同じようなことを分析しながら見ていたようだ。
■なかなか善戦しているけれど、時間がない
■時間制限があるのがきついよな
■ブレスを回復されてしまうと厄介。おそらく同じ手は通用しないだろうから、無駄打ちさせられない可能性もある。
■そうなったらお手上げだな
■倒せそうだったんだけどな。非常に惜しい。
■いやいや、倒せるんだよ。そこにいる全員で戦えば。もりもり1人で倒そうなんて無謀なことを考えるから倒せない。ドラゴンを倒すだけなら可能なんだ。
■ドラゴンを倒すところを見たかったんだけど。
■残念だけど、単独討伐にこだわるのなら難しい。倒せずに終わるだろう。
■こりゃ、もう、無理。無理だね。計算上、無理だとわかった。
■よくやったよ。頑張った。
■そうだね、死なずに命があっただけよかった。そう考えよう。
■半分以上のダメージを与えただけですごい。すごいよ、もりもりとやら。
■ミランダ・モリスでも無理だわ、これ……。時間制限がきつい……。
■よし、ドラゴン討伐はできないな。フレイムドラゴン・ロードを倒すのは失敗に終わるだろう。倒せたら100万スパチャしてやろうと思ってたのにな。できなくて残念だ。100万用意していたのにスパチャできねえや。
■お前、例の奴? スパチャするする詐欺野郎君。
■変なあだ名を付けるな。倒せたら本当にスパチャする。
■本当だな? 本当にスパチャするな?
■ああ、本当だよ。するって。するよ、倒せたらな。倒せたらだぞ。だって俺は気づいちゃったんだもん。フレイムドラゴン・ロードを倒すのは不可能なんだよ。だってさ……。なぜならさ……。ふふふ……。ヒヒ……。ひひっ! なんでみんな気づかんの? ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
■お前キモい。言いたいことがあるならはっきり言え。
■ヒント。モンスター名。デバイス解析の結果をよく見ろ。(ΦωΦ)フフフ…
視聴者たちのコメントを見ながら、春日井君も同じような意見を言った。
「ブレスが回復したら、また6回を無駄打ちさせないといけない。簡単にはさせてくれないだろうから、かなりの時間がかかると思う。下手したら、せっかく削ったHPを全回復されてしまう」
春日井君の意見に、湊ちゃんが頷く。
「うん。そうなったら、いつまで経っても倒せないってことだよね? 本当に惜しかったと思うけれど、時間的に無理だ。悔しいね」
一方で私はタブレットを鎧に装着し、移動する準備を始めていた。アストラル装備のエンチャントを発動させ、私の全身は白い光に包まれた。洞窟内が薄く発光する。
「ねえ、湊、春日井君。私たちで行けば、倒せるよ。もりもりさんに加勢すればいい」
湊ちゃんは口をぽかんとあけ、こちらを見たあとで私の左手首を握ってきた。私は完全に戦闘準備に入っていた。
「待って、待って。春菜。もりもりさんにとってはドラゴン討伐が目的なのではなく、あくまでも単独で倒したいってことなんだよ。私たちが行ったら、意味がないよね?」
「意味はあるよ。お兄ちゃんとの結婚を諦めさせられる」
ドラゴンがいる空間に入ったら戦闘を始める。すぐに攻撃ができるよう、背中に背負っていた大剣を引き抜いて手に握った。
湊ちゃんは私の左手首を握ったままだ。
「どうしてそうなるのよ。春菜はもりもりさんとお兄さんが結婚してほしくないの?」
「結婚してほしいよ。フレイムドラゴン・ロードを倒せるのなら、ね」
「倒せそうにないから結婚を認めないと? だから、結婚を諦めさせるの?」
湊ちゃんは手首を握る手に力を込めていた。私は軽く頷く。
「うん。そういうこと。そう思っていい」
私が答えると、湊ちゃんの手から力が抜けていった。
「だからって、私たちが行くって……。私たちが倒すって……」
春日井君も戦闘の準備をすることはない。ダンジョンデバイスを持ったまま、呆れた様子でいた。
「そうだよ、筑紫。俺たちが参入したら視聴者だって納得しないだろう。いきなり空気を読まずに乱入したと思われるだけだ……」
春日井君の言葉を最後まで聞かず、私は握っていた湊ちゃんの手を離すように促した。湊ちゃんの手は私の手首から静かにほどけた。
「私は行くよ。2人が手伝ってくれないなら、私1人でも行く」
私が歩き出し、1歩を踏み出すと、湊ちゃんは胸の前で手を握りながら心配そうにこちらを見てきた。
「ねえ、春菜。向こうでタブさんと何を話していたの? 戻ってきてからちょっと変だよ……」
私は立ち止まり、湊ちゃんへと顔を向ける。
「タブさんと何を話していたか? それはね、2段階ボスの話。今のこのドラゴンは私が戦ったフレイムドラゴン・ロードと比べて弱いと思わない? どのみち、今のドラゴンを倒したって、もりもりさんはお兄ちゃんと結婚できないんだよ。そういうこと」
口角を上げ、私は笑みを作る。
「わけわからないよ、春菜」
「私は行くね。2人も気が向いたら来て。フレイムドラゴンを倒すのを手伝ってくれると助かる」
湊ちゃんと春日井君を残し、私は走り出した。残り時間は10分ちょっとしかない。この時間でフレイムドラゴンを倒さなければならなかった。
「おい、筑紫。説明してくれって!」
後ろから春日井君の声が聞こえた。私のことを追って走って来ていた。洞窟内には私以外に2人分の足音が反響していた。どうやら、湊ちゃんもいっしょについてきているようだった。
2人は自分のデバイスで配信映像を見ている。映像を夢中になって見ていたようで、私が戻ったことには反応が遅れた。
私に気がつくと、湊ちゃんは手招きをしながら自分が持っているダンジョンデバイスを見せてきた。
「あ、春菜。戻ってきたんだ。ねえ、ねえ、見て。もりもりさん、すごいんだよ。HPの半分以上を削っている」
私は画面を覗き込む。
デバイス解析により、フレイムドラゴンの残りHPが推定されていた。その予測値は48%だった。もりもりさんはほぼ無傷のまま、これだけのダメージを与えていた。
だが、ブレス回復までの残り時間は12分しかなかった。このままでは確実に倒し切ることはできない。時間が過ぎてしまうとブレスを回復されてしまい、戦闘を中断しなければならない。そうなったらドラゴンはHPの回復もあるだろう。
その場合は長期戦にもつれ込むことも考えられるし、最終的には勝敗がつかずに撤退しなければならない。
視聴者たちも、同じようなことを分析しながら見ていたようだ。
■なかなか善戦しているけれど、時間がない
■時間制限があるのがきついよな
■ブレスを回復されてしまうと厄介。おそらく同じ手は通用しないだろうから、無駄打ちさせられない可能性もある。
■そうなったらお手上げだな
■倒せそうだったんだけどな。非常に惜しい。
■いやいや、倒せるんだよ。そこにいる全員で戦えば。もりもり1人で倒そうなんて無謀なことを考えるから倒せない。ドラゴンを倒すだけなら可能なんだ。
■ドラゴンを倒すところを見たかったんだけど。
■残念だけど、単独討伐にこだわるのなら難しい。倒せずに終わるだろう。
■こりゃ、もう、無理。無理だね。計算上、無理だとわかった。
■よくやったよ。頑張った。
■そうだね、死なずに命があっただけよかった。そう考えよう。
■半分以上のダメージを与えただけですごい。すごいよ、もりもりとやら。
■ミランダ・モリスでも無理だわ、これ……。時間制限がきつい……。
■よし、ドラゴン討伐はできないな。フレイムドラゴン・ロードを倒すのは失敗に終わるだろう。倒せたら100万スパチャしてやろうと思ってたのにな。できなくて残念だ。100万用意していたのにスパチャできねえや。
■お前、例の奴? スパチャするする詐欺野郎君。
■変なあだ名を付けるな。倒せたら本当にスパチャする。
■本当だな? 本当にスパチャするな?
■ああ、本当だよ。するって。するよ、倒せたらな。倒せたらだぞ。だって俺は気づいちゃったんだもん。フレイムドラゴン・ロードを倒すのは不可能なんだよ。だってさ……。なぜならさ……。ふふふ……。ヒヒ……。ひひっ! なんでみんな気づかんの? ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
■お前キモい。言いたいことがあるならはっきり言え。
■ヒント。モンスター名。デバイス解析の結果をよく見ろ。(ΦωΦ)フフフ…
視聴者たちのコメントを見ながら、春日井君も同じような意見を言った。
「ブレスが回復したら、また6回を無駄打ちさせないといけない。簡単にはさせてくれないだろうから、かなりの時間がかかると思う。下手したら、せっかく削ったHPを全回復されてしまう」
春日井君の意見に、湊ちゃんが頷く。
「うん。そうなったら、いつまで経っても倒せないってことだよね? 本当に惜しかったと思うけれど、時間的に無理だ。悔しいね」
一方で私はタブレットを鎧に装着し、移動する準備を始めていた。アストラル装備のエンチャントを発動させ、私の全身は白い光に包まれた。洞窟内が薄く発光する。
「ねえ、湊、春日井君。私たちで行けば、倒せるよ。もりもりさんに加勢すればいい」
湊ちゃんは口をぽかんとあけ、こちらを見たあとで私の左手首を握ってきた。私は完全に戦闘準備に入っていた。
「待って、待って。春菜。もりもりさんにとってはドラゴン討伐が目的なのではなく、あくまでも単独で倒したいってことなんだよ。私たちが行ったら、意味がないよね?」
「意味はあるよ。お兄ちゃんとの結婚を諦めさせられる」
ドラゴンがいる空間に入ったら戦闘を始める。すぐに攻撃ができるよう、背中に背負っていた大剣を引き抜いて手に握った。
湊ちゃんは私の左手首を握ったままだ。
「どうしてそうなるのよ。春菜はもりもりさんとお兄さんが結婚してほしくないの?」
「結婚してほしいよ。フレイムドラゴン・ロードを倒せるのなら、ね」
「倒せそうにないから結婚を認めないと? だから、結婚を諦めさせるの?」
湊ちゃんは手首を握る手に力を込めていた。私は軽く頷く。
「うん。そういうこと。そう思っていい」
私が答えると、湊ちゃんの手から力が抜けていった。
「だからって、私たちが行くって……。私たちが倒すって……」
春日井君も戦闘の準備をすることはない。ダンジョンデバイスを持ったまま、呆れた様子でいた。
「そうだよ、筑紫。俺たちが参入したら視聴者だって納得しないだろう。いきなり空気を読まずに乱入したと思われるだけだ……」
春日井君の言葉を最後まで聞かず、私は握っていた湊ちゃんの手を離すように促した。湊ちゃんの手は私の手首から静かにほどけた。
「私は行くよ。2人が手伝ってくれないなら、私1人でも行く」
私が歩き出し、1歩を踏み出すと、湊ちゃんは胸の前で手を握りながら心配そうにこちらを見てきた。
「ねえ、春菜。向こうでタブさんと何を話していたの? 戻ってきてからちょっと変だよ……」
私は立ち止まり、湊ちゃんへと顔を向ける。
「タブさんと何を話していたか? それはね、2段階ボスの話。今のこのドラゴンは私が戦ったフレイムドラゴン・ロードと比べて弱いと思わない? どのみち、今のドラゴンを倒したって、もりもりさんはお兄ちゃんと結婚できないんだよ。そういうこと」
口角を上げ、私は笑みを作る。
「わけわからないよ、春菜」
「私は行くね。2人も気が向いたら来て。フレイムドラゴンを倒すのを手伝ってくれると助かる」
湊ちゃんと春日井君を残し、私は走り出した。残り時間は10分ちょっとしかない。この時間でフレイムドラゴンを倒さなければならなかった。
「おい、筑紫。説明してくれって!」
後ろから春日井君の声が聞こえた。私のことを追って走って来ていた。洞窟内には私以外に2人分の足音が反響していた。どうやら、湊ちゃんもいっしょについてきているようだった。
0
あなたにおすすめの小説
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
微妙なバフなどもういらないと追放された補助魔法使い、バフ3000倍で敵の肉体を内部から破壊して無双する
こげ丸
ファンタジー
「微妙なバフなどもういらないんだよ!」
そう言われて冒険者パーティーを追放されたフォーレスト。
だが、仲間だと思っていたパーティーメンバーからの仕打ちは、それだけに留まらなかった。
「もうちょっと抵抗頑張んないと……妹を酷い目にあわせちゃうわよ?」
窮地に追い込まれたフォーレスト。
だが、バフの新たな可能性に気付いたその時、復讐はなされた。
こいつら……壊しちゃえば良いだけじゃないか。
これは、絶望の淵からバフの新たな可能性を見いだし、高みを目指すに至った補助魔法使いフォーレストが最強に至るまでの物語。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
【読切短編】処刑前夜、地下牢に現れた王女は言った。「お前でなければ駄目なんだ」滅びの未来を覆す、騎士との契約
Lihito
ファンタジー
王国騎士団の副長ヴェルドは、無実の罪で投獄され、明日処刑される運命にあった。
腐敗した国に絶望し、静かに死を待つ夜。
地下牢に現れたのは、実権を持たない「傀儡」と噂されるイゾルデ王女。
彼女はヴェルドに仮死毒を渡し、こう告げた。
「死んで、私の影になれ」
彼女は知っていた。
この国が三年後に滅ぶこと。誰が裏切り者か。
そして——ヴェルドこそが、国を救うための唯一の「切り札」であることを。
これは、滅びの未来を知る孤独な王女と、一度死んで生まれ変わった騎士が、裏から国を救う「共犯」の物語。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
魔法物語 - 倒したモンスターの魔法を習得する加護がチートすぎる件について -
花京院 光
ファンタジー
全ての生命が生まれながらにして持つ魔力。
魔力によって作られる魔法は、日常生活を潤し、モンスターの魔の手から地域を守る。
十五歳の誕生日を迎え、魔術師になる夢を叶えるために、俺は魔法都市を目指して旅に出た。
俺は旅の途中で、「討伐したモンスターの魔法を習得する」という反則的な加護を手に入れた……。
モンスターが巣食う剣と魔法の世界で、チート級の能力に慢心しない主人公が、努力を重ねて魔術師を目指す物語です。
異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる