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魔術研究所を後にする。
この研究所に入るために、アルタナ王国で開催された武闘大会に出場したり、何度も王都の軍務部に足を運んだり、許可が下りるのに1ヵ月も待たされたりとかなり苦労したのだが、用事はもう済んでしまった。
死霊術を覚えるという最大の目的は果たしたのだから満足すべきなのだろうが、たった数時間のためにと考えると何だか損をした気持ちになってしまう。
帰り際にノイエダーフ導士に弟子にならないかと誘われたが、姫様バリアを使って丁重にお断りさせて頂いた。
もはやこの国(=ベルガーナ王国)において、俺は気軽に誰かと深い関係性を築くことが許されない状況にある。王政府と繋がりを持つ人物とは特にだ。
国王派は論外として、例え中立派であっても安易に大丈夫だろうと考えるわけにはいかない。中立派=味方では決してないのだ。
バルーカへの帰途で、以前ルルカやロザリナと休憩した小さな山の中腹ぐらいに建てた小屋に寄る。
習得した死霊術のレベル上げをするためだ。
ついでに魔術研究所で操った兎の骨の埋葬もする。
そして収納からオークを出そうとして手を止めた。
通常のオークを操ったところでまた埋葬することになるのではないか?
俺が欲しいのは、強者を相手にして渡り合える戦力だ。
というわけで、導士と同じオークジェネラルを出して操ってみる。
タークさんパーティーに臨時加入して、ギルドの討伐隊に参加した時に討ち取ったオークジェネラルだ。
3等級パーティー瞬烈を壊滅させた個体でもある。
操るために魔力を送る。
……………………意外にもすんなりと操ることができた。
死霊術のレベルも1つ上がった。
ただ、兎の骨の時とは違って操った際にMPが300ほど消費された。
俺の場合、スキルの効果によって軽減された上での300なので、普通の魔術士ならもっと多くのMPが消費されることになる。
導士が魔力が潤沢にないと死霊術を習得する意味がないと言っていたのはこのことなのだろう。
この調子で次もオークジェネラル、今度は大剣持ちの高技量型だ。
南砦奪還作戦の際にバルーカを攻めてきた個体で、左腕を斬り落とされながらもなんとか倒した。
こちらも操ることに成功。MPも400ほど消費された。
ただ、死霊術のスキルレベルは上がらなかった。
上位種を操ったからと言ってレベルが上がるわけでもないようだ。
オークジェネラルは他にバルーカに夜襲を仕掛けてきた3体がいるが、こちらはあまり強くないので操ることはしないでおく。
次はオークキングだ。
アルタナ王国に救援に赴いた際に、王都を攻めている魔物の集団の中にいたのを討ち取った。
鉄製の斧を持っているが、戦闘時に俺に向けて投げてきた物だ。
魔力を送る……………………失敗!!
操ることができない!!
死霊術のレベルが不足しているのか、それとも別に要因があるのか…………
魔術研究所で骨を操った時のように魔力を連射して送るようにしてみる。
失敗しても諦めずにトライし続けた。
…
……
…………
1時間ほど挑戦し続けただろうか。
無理! という結論を出すことにした。
これは別の方法に切り替えるべきだ。即ち、ポイントを使用してのレベルアップである。
現在、死霊術のレベルは2。MAX(=レベル10のこと)まで上げるためには、32ポイント使わなければならない。
32という数に怯んでしまう。だが、LP(=レベルポイント)は死霊術に使うと前から決めていたのだ!
ここは当初の予定を変えるべきではない。根拠はないが…………
断固たる決意の下で32ポイントを……………………使用した!!
死霊術がレベルMAXに。
見た目に変化は表れないので変わりないように思える。
早速オークキングを操って…………?! 驚くほどあっさりとオークキングを操ることに成功した!
これがスキルレベルMAXの効果か。
MP消費も700と大きい。
次に指示だけで動かしてみる。
まずはオークキングに…………
(その場で腕立て伏せをしろ!)
オークキングが腕立て伏せを始める。
どうして魔物が腕立て伏せという語句を知っているのかは謎だが、とにかくこちらの指示だけで動いてくれるみたいだ。
あっ! 良いことを思い付いた!
小さい火鳥(=鳥を形取った火魔法)を顔の前に出して、
「異界からの魔術士ツトムが命じる! 2体のジェネラルよ。その場にて腕立て伏せをせよ!!」
それらしくポーズも決める。
…………『異界から……』とか見バレ確定やん。でもただの魔術士ツトムではイマイチ決まらないしなぁ。
腕立て伏せをしている3体に止めるよう指示する。
無意識だったが、複数体を同時に動かすことも実証された。
川端努 男性
人種 15歳
LV43
HP 805/ 805
MP 8411/8427
力 163
早さ 188
器用 196
魔力 788
LP 62P→30P
スキル
異世界言語・魔法の才能・収納魔法Lv8・浄化魔法Lv8・火魔法Lv4・水魔法Lv4・風魔法LvMAX・土魔法Lv8・氷結魔法Lv4・回復魔法Lv9・魔力操作Lv9・MP回復強化Lv9・MP消費軽減Lv9・マジックシールドLvMAX・身体強化Lv4・剣術Lv2・槍術Lv2・投擲Lv1・敵感知Lv9・地図(強化型)・時刻・滞空魔法・飛行魔法・死霊術Lv1→LvMAX
この研究所に入るために、アルタナ王国で開催された武闘大会に出場したり、何度も王都の軍務部に足を運んだり、許可が下りるのに1ヵ月も待たされたりとかなり苦労したのだが、用事はもう済んでしまった。
死霊術を覚えるという最大の目的は果たしたのだから満足すべきなのだろうが、たった数時間のためにと考えると何だか損をした気持ちになってしまう。
帰り際にノイエダーフ導士に弟子にならないかと誘われたが、姫様バリアを使って丁重にお断りさせて頂いた。
もはやこの国(=ベルガーナ王国)において、俺は気軽に誰かと深い関係性を築くことが許されない状況にある。王政府と繋がりを持つ人物とは特にだ。
国王派は論外として、例え中立派であっても安易に大丈夫だろうと考えるわけにはいかない。中立派=味方では決してないのだ。
バルーカへの帰途で、以前ルルカやロザリナと休憩した小さな山の中腹ぐらいに建てた小屋に寄る。
習得した死霊術のレベル上げをするためだ。
ついでに魔術研究所で操った兎の骨の埋葬もする。
そして収納からオークを出そうとして手を止めた。
通常のオークを操ったところでまた埋葬することになるのではないか?
俺が欲しいのは、強者を相手にして渡り合える戦力だ。
というわけで、導士と同じオークジェネラルを出して操ってみる。
タークさんパーティーに臨時加入して、ギルドの討伐隊に参加した時に討ち取ったオークジェネラルだ。
3等級パーティー瞬烈を壊滅させた個体でもある。
操るために魔力を送る。
……………………意外にもすんなりと操ることができた。
死霊術のレベルも1つ上がった。
ただ、兎の骨の時とは違って操った際にMPが300ほど消費された。
俺の場合、スキルの効果によって軽減された上での300なので、普通の魔術士ならもっと多くのMPが消費されることになる。
導士が魔力が潤沢にないと死霊術を習得する意味がないと言っていたのはこのことなのだろう。
この調子で次もオークジェネラル、今度は大剣持ちの高技量型だ。
南砦奪還作戦の際にバルーカを攻めてきた個体で、左腕を斬り落とされながらもなんとか倒した。
こちらも操ることに成功。MPも400ほど消費された。
ただ、死霊術のスキルレベルは上がらなかった。
上位種を操ったからと言ってレベルが上がるわけでもないようだ。
オークジェネラルは他にバルーカに夜襲を仕掛けてきた3体がいるが、こちらはあまり強くないので操ることはしないでおく。
次はオークキングだ。
アルタナ王国に救援に赴いた際に、王都を攻めている魔物の集団の中にいたのを討ち取った。
鉄製の斧を持っているが、戦闘時に俺に向けて投げてきた物だ。
魔力を送る……………………失敗!!
操ることができない!!
死霊術のレベルが不足しているのか、それとも別に要因があるのか…………
魔術研究所で骨を操った時のように魔力を連射して送るようにしてみる。
失敗しても諦めずにトライし続けた。
…
……
…………
1時間ほど挑戦し続けただろうか。
無理! という結論を出すことにした。
これは別の方法に切り替えるべきだ。即ち、ポイントを使用してのレベルアップである。
現在、死霊術のレベルは2。MAX(=レベル10のこと)まで上げるためには、32ポイント使わなければならない。
32という数に怯んでしまう。だが、LP(=レベルポイント)は死霊術に使うと前から決めていたのだ!
ここは当初の予定を変えるべきではない。根拠はないが…………
断固たる決意の下で32ポイントを……………………使用した!!
死霊術がレベルMAXに。
見た目に変化は表れないので変わりないように思える。
早速オークキングを操って…………?! 驚くほどあっさりとオークキングを操ることに成功した!
これがスキルレベルMAXの効果か。
MP消費も700と大きい。
次に指示だけで動かしてみる。
まずはオークキングに…………
(その場で腕立て伏せをしろ!)
オークキングが腕立て伏せを始める。
どうして魔物が腕立て伏せという語句を知っているのかは謎だが、とにかくこちらの指示だけで動いてくれるみたいだ。
あっ! 良いことを思い付いた!
小さい火鳥(=鳥を形取った火魔法)を顔の前に出して、
「異界からの魔術士ツトムが命じる! 2体のジェネラルよ。その場にて腕立て伏せをせよ!!」
それらしくポーズも決める。
…………『異界から……』とか見バレ確定やん。でもただの魔術士ツトムではイマイチ決まらないしなぁ。
腕立て伏せをしている3体に止めるよう指示する。
無意識だったが、複数体を同時に動かすことも実証された。
川端努 男性
人種 15歳
LV43
HP 805/ 805
MP 8411/8427
力 163
早さ 188
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魔力 788
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スキル
異世界言語・魔法の才能・収納魔法Lv8・浄化魔法Lv8・火魔法Lv4・水魔法Lv4・風魔法LvMAX・土魔法Lv8・氷結魔法Lv4・回復魔法Lv9・魔力操作Lv9・MP回復強化Lv9・MP消費軽減Lv9・マジックシールドLvMAX・身体強化Lv4・剣術Lv2・槍術Lv2・投擲Lv1・敵感知Lv9・地図(強化型)・時刻・滞空魔法・飛行魔法・死霊術Lv1→LvMAX
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