仕事を辞めて半年。

Rindou

文字の大きさ
1 / 1

半年経ってわかったこと!

しおりを挟む
仕事を辞めてよかった。
転職してよかった。

私がそう心から思ったのが前の職場を辞めて半年後でした。


前の職場は、昼ごはん1時間と募集をうたって実質食べられないか30分取ると長いと言われるぐらい短くご飯を駆け込みます。

サービス残業をすると褒められます。

初めてやることでも、失敗すると、親の仇のように睨まれ、昼をとっている間に皆に話が回り、戻るとひそひそ話が始まっています。

有給をとったことがありませんでした。

なので、インフルでも仕事に行かなければなりませんでした。

行くと行くで、移すなと怒られ、
休むと先輩は次の日無視などされていました。

私はそれが怖くて休めませんでした。

先輩は病院で点滴を受けながら仕事に来ていました。

やめたいと言った先輩はほかの社員に机などを叩かれていました。
悪口を目の前でも言われていました。



でも、社会人1年目だった私は会社とはこういうものなのか、意外にきついなと納得していました。
それが変わったのが、2年目の春。

帰省した姉に、仕事どう?と聞かれこういう感じだよといい、姉の顔がどんどん歪んでいった事で事態は変化します。

初めて前の職場が異常だと知りました。

その年の1年は、前の年と比べ異常らしいと知っていたのできつく感じました。

その後、少し、私に責任がつき始めました。

声が一時的に出にくくなりました。
耳が聞こえづらくなりました。


きついな、
苦しいな、
大変だな、

そうは思っていても辞めるほどのことではないかな、と本気で思っていました。

少しして、私の大好きな先輩が辞めることになると聞きました。
みんなは、無視をしたり、虐めたりしていて、私は何も言えませんでした。

だから、先輩とそのあとご飯を食べました。
そして言われました。

「辞めるなら早く辞めたほうがいい」

そのあと、自分の頭にその言葉がまとわりつきながら仕事をし続けました。

そして新入社員が入る季節になりました。

その新入社員は、すこし空気が読むのが苦手そうな子でのほほんとした子でした。
この会社には危ないな、と思ったのを覚えています。

それから少しして、やっぱり少し人より仕事が出来なかったり、スピードがかなり遅く、みんながイライラしているのを身に感じていました。

ある日。
お昼を40分取って新入社員が帰ってきました。
普通は1時間あるのですから、当然問題ありませんが、私達は10分とかなので、
その時私は忙しいのを言い訳になんでもっと早く来れないのかと心でムカついてしまいました。




家に戻って愕然としました。
わたし、なんてこと思ったんだろう。
自分がとても怖くなりました。

少し前までは1時間取れない、この会社が悪いと思っていたのに今日はあの子が悪いと思ってしまったのです。
怖くなって1日もんもんとかんがえました。



でもやっぱり、あの場にいるとどうしても自分は焦りばかりでわたしが私ではありませんでした。
まだ、続けられるといえば続けられる気がしましたが、そういう言い訳がしたくなくて、辞めようと思いました。



結論を言うと辞めるのに半年かかりました。まず、専用の退職届があるのですがそれを書かせて貰えませんでした。
毎日、サービス残業で1時間支店長などに説教されていました。

目の前で、無視をされました。
聞いても、もう辞めるでしょ?と教えてくれませんでした。

でも、私もこれまで先輩がされていたことを見ぬ振りしていました。
こんなに辛いのかと改めて気づいて泣きそうな目のあの新入社員にこんな会社でごめんねと恥ずかしくなりました。


その後は、新入社員に、できる限り仕事を伝えて辞めました。




仕事を長く続けることに、意味はあると思うけど、私にとって前の職場は私の人生の恥ずかしい所です。
同僚にさえ会いたくありません。

でも、そのおかげで今の職場がどれだけ恵まれているのかも知っています。
お昼時間がある幸せを知っています。
休みが取れる幸せを知っています。


半年たって、心からやめて良かったと思ったと書いたのは、
半年間、前の職場のトラウマなどが、自分に、まとわりついていたからです。

先日、前の職場の上司の名前を思い出せなかったんです。
その時に、初めてすっと軽くなって、涙が出そうでした。

ああ、私今息しているんだな
生きているんだなと

改めて思ったのでそういう書き方をしました。



本当に辞めるまでは、本気で辞めようとは思いませんでした。

上司が変われば変わるかも
支店を変えれば変わるかも
自分の心が弱いからかも





そんなことをずっと考えていました。





そんなことはどうでもいい!!!
それを気づけたのが今です。
今更すぎます。笑えます。


やめて良かったと今心から思います。


私は時間がかかりました。
でも先輩が言った通りです。

「辞めるなら早く辞めたほうがいい」


今、私は幸せです。






しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。

古森真朝
ファンタジー
 「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。  俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」  新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは―― ※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?

Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。 簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。 一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。 ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。 そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。 オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。 オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。 「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」 「はい?」 ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。 *--*--* 覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾ ★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。 ★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓ このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。 第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」 第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」 第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」 どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ もしよかったら宜しくお願いしますね!

処理中です...