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4月20日
しおりを挟む4月20日
春の日差しに頭をやられ、入学したての高校に、早く来てしまった。
できることなら惰眠を貪り、一日の大半をキーボードをたたきながら
怒鳴り声も聞かずに、ただ、生きてるのか死んでいるのかわからない
そんな、日々を過ごしたかった。なのに今日は月曜日だ。
しかも、出勤前の親と鉢合わせる。
学校に行けと叱られ、反抗すると面倒だから出てきてやったら
このざまだ。
少しは考えて行動すべきだったと意味のない後悔をしながら
階段を上がっていく。
学校は小高い丘の上にあり、自然豊かな代わりに
階段が長く、上るだけで、くたくたになる。
着たことも少ない制服と普段の運動不足が祟ったのか
途中で倒れそうになりながら階段を登り切った。
だが教室は3階だったので運命を呪いながら下駄箱へ向かった。
ローファーが一つ、下駄箱には置いてあった。
私より早くにここへ来る人はいないだろうと
訳のわからない考えで来たもんだから
そこにあるローファーに衝撃を受けた。
そういやこの人私の一つ前の席の人だったな。名前なんて忘れた。
教室まで行くと、当たり前だがそいつがいた。
少し怖かったが、さすがに席が後ろにあるのだから
何も言われまいと思い、近寄った。
文学少女なのか、本がたくさんあるのが横目に見えた。
怖さのが圧倒的に大きかったので、挨拶もできなかったが
この先、クラスメイトとして仲良くするかもしれない
そんな人だ、挨拶ぐらいはできたほうがいいだろう。
深呼吸をして、落ち着いた声で、
「おはy…」
凄い睨まれた。そこで怖くなり言葉が途切れた
怖かった。何度見たかわからない
怖い視線だ。心拍数が上がる。
強く鼓動する心臓がとてもうるさい
黙れ…………黙れ…黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ
うるさいうるさいうるさいうるさい
さらに強く鼓動する心臓をただないもできないまま
自分の席に座るしかなかった
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