26 / 140
新人魔導師、配属される
同日、9時35分
しおりを挟む
魔導師というのは、大抵健啖家である。
魔力を生み出すにもエネルギーが必要であり、かつ今日の魔導師の多くは体を動かす仕事でもあることから、高確率で食堂に人がいる。
今日もまた、朝食の時間からそう経っていないというのに、軽食をつまんでいる双子がいた。そんな2人に、和馬は紅茶を淹れている。
「あ」
「ん」
「あ、ど、どうしました? お腹空いてます?」
何か作ろうとする和馬を止めて、天音は椅子に腰かけた。
「今、その……副所長のことを、聞いてまわってまして……」
「アンケートだ」
「調査だ」
「え、と、突然ですね……うーん……」
急に聞いたにも関わらず、きちんと答えてくれるようで、3人とも言葉を選ぶように考え始めた。なお、その間も双子は頬袋をパンパンにしてサンドイッチを食べていた。
「俺はここしか知らないから、比較はできないんですけど……」
「それでもいいんです、お願いします」
「……あまり、恵まれた環境にいなかった人、なんだとは思います」
和馬は言いづらそうに俯いた。両手を祈るような形で握り、テーブルの上に置いている。
「俺が初めてここで料理を作ったとき、『初めて食べた』って言ってたんです」
ごくごく普通の朝食だった。炊き立ての米と、豆腐とワカメの味噌汁。だし巻き玉子と焼き魚。納豆と漬物はお好みでどうぞ。そう伝えたとき、夏希は恐る恐るといった様子で盆を受け取っていた。
「ただ、料理が苦手な方がご家族にいらっしゃるとか、朝はパン派だとか、そういうのだと思ったんです。でも、違いました」
「と、言うと……?」
「副所長が初めて食べたのは、『誰かが自分の為に作ってくれた、温かいご飯』だったんです」
食べ終わった後、夏希は初めて知った、と言ったのだ。食事が温かいことも、誰かが自分のために作ってくれたものが美味しいことも。安心して、お腹いっぱい食べられることがあることも、その日初めて知ったのだという。
「和馬が来るまで、ここには魔導考古学省から派遣された栄養士がいた」
「私たちは普通のご飯だったけど、夏希は違うメニューだったみたい」
「気づいてあげられなかった」
「悔しかった」
食べ終わった双子が悲しそうな顔をして言った。使っていた皿は和馬が洗浄魔導で綺麗にし、食器棚に仕舞われていった。カチャカチャという音だけが響く。
しばしの沈黙の後、はるかはティーカップを抱えて紅の水面を覗き込みながら呟いた。
「家族も、いるけどいないって言ってた」
「旦那さんはいるけど」
「え、ちょっと待ってください、え? あの人既婚者なんですか?」
「うん」
「そう」
いるけどいない、という意味深な返答も気になるが、それ以上の衝撃が天音を襲った。あの夏希が、正直見た目は中学生な彼女が、結婚しているという事実に驚きを隠せない。
「旦那さん以外の家族の話は聞いたことはない」
「多分、いい人たちではないんだと思う」
「そう、ですか……」
家族に恵まれ、早期に適性が判明し、24という若さで国立研究所の副所長にまで上りつめた。これが、天音の夏希への勝手なイメージだった。魔導師になるべくしてなった天才なのだと、そう思っていた。
「魔導発見の年に適性判明したっていうのは聞いた」
「だからあんまり学校には通えなかったって」
今でこそ法が定められているが、魔導発見の当初はあちこち大騒ぎで法律どころではなかったと聞く。適性が判明すればすぐにでも招集され、「乳飲み子以外は全員魔導師」と言われたほどだった。何人もの子どもが魔導以外を学ぶ機会を奪われ、そのことに対して強い批判が寄せられた。今では当時の被害者たちが特例で学校に通うことができている。
また、中学までの義務教育期間は保護対象となるのみで魔導師認定はされず、定期健診のみで済む。義務教育でなくても、工学や医学など、専門知識が必要とされる分野では、技術班や医療班の人員確保のため、大学まで実務を行わなくてもよいことになっている。
だが、夏希のいたころはそうではなかったのだろう。
彼女は、魔導師以外の選択肢などなかったのだ。
「魔導適性値99」
「え?」
「副所長の適性値です。生成、耐久、循環、探知、構築のどの値も99を記録しています。これは、12年前から変わらないそうです……」
歴代の魔導師で、その数値を超えた者が何人いるだろうか。少なくとも、天音は知らない。魔導史というのは歴史が浅い学問のため、さほど重視されていなかった。
「そんな子どもがいたら、確かに捕まるわ」
「うわっ!?」
気づけば恭平が天音の横に座っていた。瞬間移動の術だろう。その魔力を探知できなかったとは情けない。
「いっぱい魔力の音がするから、いいもんでもあるのかと思ったら随分重い話してるなと思って」
「食い意地張ってる」
「何、成長期?」
「まあオレ10代だから。2人と違ってさ」
「余計」
「不要」
双子からの冷たい視線をものともせず、恭平は身を乗り出して天音に近づいた。急に距離を詰められたので、思わず後ろにのけぞる。しかし、恭平はさらに身を乗り出し、天音の目を見てはっきりと言い放った。
「正直言いますと、オレ、アンタ苦手です」
「と、突然なんですか……?」
「あ、一応夏希に関係あることですよ。まあ、雅もおんなじ考えだと思うんですけど」
陰口を言われるよりはマシだが、こうも真正面から苦手だと言われると傷つく。何かしてしまったのだろうか。
「オレ、特定魔導保護対象で、第1研究所にいたんですよ」
「あ、そうなんですね……ええと?」
話の流れが見えない。困惑していると、話の続きを促すように双子が恭平を小突いた。
「いてっ、やめろよな……あー、ええと。自己評価高いクセに実力はそこそこで、自分より努力してる人のこと見もせずに天才って決めつけて、その人の努力を認めないとことかが第1のヤツらにそっくりで、気が合わないなって思います。多分雅もそうなんじゃないかな。だからアンタが辞めるように仕向けた……いや、そういう風にしようとした。それに夏希は気づいて、雅が悪者になる前にその役を買って出たんじゃないんですかね。ま、あくまでオレの想像ですけど」
それだけ言うと、恭平は水色の魔力と共に去って行ってしまった。
(……どういうこと?)
訳がわからない。
しかし、立ち止まるわけにもいかない。
天音は勢いよく立ち上がる。
「すみません、ありがとうございました!」
食堂の扉を閉めながら叫ぶように礼だけ言って、医務室へ走り出した。
魔力を生み出すにもエネルギーが必要であり、かつ今日の魔導師の多くは体を動かす仕事でもあることから、高確率で食堂に人がいる。
今日もまた、朝食の時間からそう経っていないというのに、軽食をつまんでいる双子がいた。そんな2人に、和馬は紅茶を淹れている。
「あ」
「ん」
「あ、ど、どうしました? お腹空いてます?」
何か作ろうとする和馬を止めて、天音は椅子に腰かけた。
「今、その……副所長のことを、聞いてまわってまして……」
「アンケートだ」
「調査だ」
「え、と、突然ですね……うーん……」
急に聞いたにも関わらず、きちんと答えてくれるようで、3人とも言葉を選ぶように考え始めた。なお、その間も双子は頬袋をパンパンにしてサンドイッチを食べていた。
「俺はここしか知らないから、比較はできないんですけど……」
「それでもいいんです、お願いします」
「……あまり、恵まれた環境にいなかった人、なんだとは思います」
和馬は言いづらそうに俯いた。両手を祈るような形で握り、テーブルの上に置いている。
「俺が初めてここで料理を作ったとき、『初めて食べた』って言ってたんです」
ごくごく普通の朝食だった。炊き立ての米と、豆腐とワカメの味噌汁。だし巻き玉子と焼き魚。納豆と漬物はお好みでどうぞ。そう伝えたとき、夏希は恐る恐るといった様子で盆を受け取っていた。
「ただ、料理が苦手な方がご家族にいらっしゃるとか、朝はパン派だとか、そういうのだと思ったんです。でも、違いました」
「と、言うと……?」
「副所長が初めて食べたのは、『誰かが自分の為に作ってくれた、温かいご飯』だったんです」
食べ終わった後、夏希は初めて知った、と言ったのだ。食事が温かいことも、誰かが自分のために作ってくれたものが美味しいことも。安心して、お腹いっぱい食べられることがあることも、その日初めて知ったのだという。
「和馬が来るまで、ここには魔導考古学省から派遣された栄養士がいた」
「私たちは普通のご飯だったけど、夏希は違うメニューだったみたい」
「気づいてあげられなかった」
「悔しかった」
食べ終わった双子が悲しそうな顔をして言った。使っていた皿は和馬が洗浄魔導で綺麗にし、食器棚に仕舞われていった。カチャカチャという音だけが響く。
しばしの沈黙の後、はるかはティーカップを抱えて紅の水面を覗き込みながら呟いた。
「家族も、いるけどいないって言ってた」
「旦那さんはいるけど」
「え、ちょっと待ってください、え? あの人既婚者なんですか?」
「うん」
「そう」
いるけどいない、という意味深な返答も気になるが、それ以上の衝撃が天音を襲った。あの夏希が、正直見た目は中学生な彼女が、結婚しているという事実に驚きを隠せない。
「旦那さん以外の家族の話は聞いたことはない」
「多分、いい人たちではないんだと思う」
「そう、ですか……」
家族に恵まれ、早期に適性が判明し、24という若さで国立研究所の副所長にまで上りつめた。これが、天音の夏希への勝手なイメージだった。魔導師になるべくしてなった天才なのだと、そう思っていた。
「魔導発見の年に適性判明したっていうのは聞いた」
「だからあんまり学校には通えなかったって」
今でこそ法が定められているが、魔導発見の当初はあちこち大騒ぎで法律どころではなかったと聞く。適性が判明すればすぐにでも招集され、「乳飲み子以外は全員魔導師」と言われたほどだった。何人もの子どもが魔導以外を学ぶ機会を奪われ、そのことに対して強い批判が寄せられた。今では当時の被害者たちが特例で学校に通うことができている。
また、中学までの義務教育期間は保護対象となるのみで魔導師認定はされず、定期健診のみで済む。義務教育でなくても、工学や医学など、専門知識が必要とされる分野では、技術班や医療班の人員確保のため、大学まで実務を行わなくてもよいことになっている。
だが、夏希のいたころはそうではなかったのだろう。
彼女は、魔導師以外の選択肢などなかったのだ。
「魔導適性値99」
「え?」
「副所長の適性値です。生成、耐久、循環、探知、構築のどの値も99を記録しています。これは、12年前から変わらないそうです……」
歴代の魔導師で、その数値を超えた者が何人いるだろうか。少なくとも、天音は知らない。魔導史というのは歴史が浅い学問のため、さほど重視されていなかった。
「そんな子どもがいたら、確かに捕まるわ」
「うわっ!?」
気づけば恭平が天音の横に座っていた。瞬間移動の術だろう。その魔力を探知できなかったとは情けない。
「いっぱい魔力の音がするから、いいもんでもあるのかと思ったら随分重い話してるなと思って」
「食い意地張ってる」
「何、成長期?」
「まあオレ10代だから。2人と違ってさ」
「余計」
「不要」
双子からの冷たい視線をものともせず、恭平は身を乗り出して天音に近づいた。急に距離を詰められたので、思わず後ろにのけぞる。しかし、恭平はさらに身を乗り出し、天音の目を見てはっきりと言い放った。
「正直言いますと、オレ、アンタ苦手です」
「と、突然なんですか……?」
「あ、一応夏希に関係あることですよ。まあ、雅もおんなじ考えだと思うんですけど」
陰口を言われるよりはマシだが、こうも真正面から苦手だと言われると傷つく。何かしてしまったのだろうか。
「オレ、特定魔導保護対象で、第1研究所にいたんですよ」
「あ、そうなんですね……ええと?」
話の流れが見えない。困惑していると、話の続きを促すように双子が恭平を小突いた。
「いてっ、やめろよな……あー、ええと。自己評価高いクセに実力はそこそこで、自分より努力してる人のこと見もせずに天才って決めつけて、その人の努力を認めないとことかが第1のヤツらにそっくりで、気が合わないなって思います。多分雅もそうなんじゃないかな。だからアンタが辞めるように仕向けた……いや、そういう風にしようとした。それに夏希は気づいて、雅が悪者になる前にその役を買って出たんじゃないんですかね。ま、あくまでオレの想像ですけど」
それだけ言うと、恭平は水色の魔力と共に去って行ってしまった。
(……どういうこと?)
訳がわからない。
しかし、立ち止まるわけにもいかない。
天音は勢いよく立ち上がる。
「すみません、ありがとうございました!」
食堂の扉を閉めながら叫ぶように礼だけ言って、医務室へ走り出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
没落港の整備士男爵 ~「構造解析」スキルで古代設備を修理(レストア)したら、大陸一の物流拠点になり、王家も公爵家も頭が上がらなくなった件~
namisan
ファンタジー
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。
かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。
海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。
そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。
それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。
そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。
対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。
「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」
アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。
ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。
やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。
揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる