【完結】悪役令嬢として婚約破棄をされ王国から追放された私は敵国だった皇太子と愛を紡ぐ

夜炎伯空

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4話 冒険の準備という名のデート

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「それで、今日はどこに行くんですか?」

「いや、知らない土地だし、昨日の今日だからな、特に決めてはいないが……」

 ドワーフ王国に行く条件と引き換えに、今日一日、ルランドと二人だけで過ごす時間を持つことになった。

 ダークエルフが攻めて来るとわかってから約一ヶ月――

 私達は目まぐるしく動き続けていたので、二人きりで街に出かけるのは久しぶりだった。

 デートが楽しみ過ぎて、実は昨日からずっとソワソワしている。
 
 因みに、建前では出発の前の準備ということになっている。

「そうですよね。――でしたら、普通に買い物をしませんか?」

「……そんなのでいいのか?」

「亜人大陸まで移動して街でお買い物なんて――、見方によっては、新婚旅行みたいじゃありませんか?」

「新婚旅行?! ま、まあ、そうとらえられなくもないが……」

 ルランドが取り乱してそう言ったので――

 私は思わずクスっと笑ってしまった。

「明日からは忙しくなりそうですし、今日は二人だけの時間をゆっくりと楽しみたいですね」

「そうだな」

 私が嬉しそうにニコニコしながらそう言うと、ルランドもつられて微笑した。


「――あそこにある装飾品のお店に行きませんか?」
 
「ん? 何か買いたい物でもあるのか?」

「ちょうど、ペンダントネックレスがほしいと思っていたんです」

 そのままの流れで、私達はお店の中へと入った。

 多彩な宝石がきらびやかに並んでいる。

「えーと、ペンダントネックレスの置いてある場所はと……」

 人目がつく場所に多種多様なペンダントトップとネックレスが飾られていた。

「どれがいいかなぁ」

 ルランドは嫌がるけど――

 私はお揃いで身に着けられるペンダントネックレスを探していた。

 目立った宝石が入っているようなのは、あんまりルランドには似合わないよね……

「よし、これに決めた」

 私が手に取ったのは、男女ペア用の銀でできている三日月型のペンダントトップ。

 男性がつけても似合うようにシンプルな装飾になっている。

 このペンダントトップと銀のネックレスを合わせれば――

「うん、いいんじゃないかな」

 この組み合わせで良さそうだ。

「ラティリス、気に入ったのはあったのか?」

「はい」

「……なら、それは俺に買わせてくれ」

「え?」

 そう言って、ルランドが右手を差し出した。

「今回、誘ったのは俺だからな――、ラティリスにプレゼントしたい」

「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」

 私は二つのペンダントネックレスをルランドに渡した。

「ん、同じ物を二つ買うのか?」

「ふふ、ルランドとお揃いで身に着けたいんです」

「お、おれも身に着けるのか?」

 ルランドが動揺している。

 装飾品があまり好きではないことは知っているが――

 魔力が込められている婚約指輪以外にも、何か普通の物で繋がりのある物を持っていたかった。

「……嫌ですか?」

「い、嫌ではない」

 明らかに無理をしているのはわかったけど――

 ルランドのそんな心遣いも、私は嬉しく感じていた。

   ◇

「ドワーフ王国に移動する前に二人には渡しておきたい物がある」

 そう言って、案内されたのはグランデル皇太子の家の地下室だった。

「まず、ルランドに渡したいのは、この魔剣だ。お前が非常に優れた能力を持っていることはわかっているが……、魔族との戦闘は、また次元の違った戦いになる。魔力の込められた武器を持っておいた方がいいだろう――」

 グランデル皇太子はそう言って、ルランドに魔剣を渡した。

「これが魔剣……」

 存在は知っていたが、魔剣の実物を見るのは初めてだった。

「そして、ラティリスにはアミュレットの腕輪を渡したいと思う。魔族が使う魔術に対するダメージを軽減してくれるから――、身に着けておいて損はないはずだ」

「……こんな貴重な物を貰っていいんですか?」

「二人には王国の長年の課題を解決してもらったからな――、本当はそんなものでは足らないくらいだとは思っているんだが、ささやかな贈り物と思って受け取ってほしい。それに魔族の問題を解決するには、二人の力が必要不可欠だとオレは思っている。だから、これらの道具で少しでも身の危険を減らしてもらいたいのさ」

「まあ、そういうことなら……」

「遠慮なく使わせてもらう」

「ああ、そうしてくれ。それともう一つ――」

 まだ、何かあるのだろうか?

「一緒に戦う仲間として、今後は皇太子という呼び方はやめてもらおうと思っている」

「……では、何とお呼びしましょうか?」

「グランデル、もしくはグランとでも呼んでくれ」

「それでは、今後はグランデルと呼ばせてもらいますね」

 こうして、私はグランデル、ルランドはグランと呼ぶことになった。

   ◇

「……前から気になっていたのだが、二人は夫婦なのか?」

「と、突然、何を!?」

 グランデルと馬車に荷物を運んでいる最中、急に私とルランドの関係について尋ねられた。

「同じ指輪をしているから結婚していると思っていたんだが――、寝室は別にしているようだし、どういうことなのかと思ってな」

「まだ婚約者という関係です」

 結婚できていないのは、あなた達が人間大陸に攻めて来たからなんですけどね……
 
 本来であれば、今頃、結婚式も終えて、ルランドと楽しく新婚生活をしていたはずなのに――

 そんなことを思いながら、私は溜息をついた。

「なら、可能性はゼロではないということか……」

「え、何か言いました?」

 小声だったので、何を言ったのかは聞き取れなかった。

「いや、こちらの話だ」

「そうですか?」

 どうやら独り言だったらしい。

「昨日渡したアミュレットの腕輪は身に着けてくれているんだな」

「はい、魔術に対して抵抗力のある装飾品を身に着けない理由はありませんから――」

「そうか、それはよかった」

 グランデルは、何故か嬉しそうな表情でそう言った。

   ◇

「それでは、ワシがドワーフ王国まで案内させてもらうぞ」

「よろしくお願いします」

 ドワーフ王は先に王国に戻ったので、息子のワグリナが私達を道案内してくれることになった。

 ドワーフなので年齢はよく分からないが、おそらく私達よりも年上だと思われる。

「今更ですが……、どうしてグランデルも一緒にドワーフ王国に行くのですか?」

「ん? まあ、ちょうど、ドワーフにオレの魔剣を打ち直してもらいたいと思っていたからな」

「そうなんですね」

 でも、皇太子ということを考えると護衛くらいはつけておいた方がよい気はするが――
 
「そろそろ乗ってくれ」
 
「あ、はい!」

 ワグリナにうながされて、私達は馬車へと乗り込んだ。
 
「では、出発するぞ!」

「あ、馬車の操縦もしてくれるんだ……」

 馬車の操縦も何故か馭者ぎょしゃではなく、ワグリナがしてくれるようだった。


「今日は、ここで泊まるすることにしよう」

「そうですね」
 
 ワグリナの提案に私は頷いた。

 森の中で日が暮れて来たので、私達は旅人が自由に使える小屋で一泊することにした。

 野草に詳しいワグリナは、私と一緒にキノコ採集に、ルランドとグランデルは魚や肉を得るため、狩猟をしに行った。


「――ワグリナは人間のことをどう思っているのですか?」

 野草やキノコを集めながら、私はワグリナに率直そんちょくな質問をした。

「ん? ドワーフは、元々人間とも取引をしておるからな。人間に対して悪い印象はないぞ」

「そうですか……。それならよかったです」

「ガッハッハ、ブラグラ王子のように亜人が全て人間を嫌っているわけではないからな」

 私が不安になっている様子を感じたのか、ワグリナは笑いながら、そう言ってくれた。

 種族が違うというだけで、つい距離を置いてしまいそうになるが、よくよく考えると、そんなことは人間同士でもよくあることだ。
 
 種族の違いが問題なのではなく、大きな争いも元を辿れば個と個の争いから発展していったものなのだろう――

 様々な種族と接するようになり、私はそんなことを感じていた。


「できました」

 私は集めた食材を調理してシチューを作り、かしの木で作られた器に盛りつけた。

「では、召し上がってください」

 馬車で移動している間はパンを頬張っていただけだったので、私がそう言うと皆は掻き込むようにシチューを食べ始めた。

「久しぶりにラティリスの作ってくれたシチューを食べたが、相変わらずおいしいな――」

「ふふ、ありがとう」

 ルランドは私の作ったシチューが好きなようだ。

 作ると、いつも褒めてくれる。

「確かにうまいな……」

「ふむ、人間の料理も悪くない」

「集めた食材が新鮮でよかったからですよ」

 作ったシチューをおいしそうに食べているみんなの様子を見ながら、私は自然と笑顔になった――

   ◇

「……ルランド、どうやら囲まれてるようだな」

「ああ、俺も気づいた――」

 夕食を食べ終え、しばらくくつろいでいると、突然、グランデルがルランドにそう話しかけた。
 
「どういうこと?」

 話についていけず、私は二人に質問した。

「何者かに小屋が囲まれているようだ……」

「この辺りには、まだ魔族はいないはずなんだが――」

 ルランドとグランデルはそう答えた。

 二人の説明で、今起こっている事態を理解した。

 同時に私の身体に緊張が走る。

「……でも、魔族じゃないとしたら、いったい誰が私達を取り囲んでるの?」

「そうだな、少し探ってみるか――。闇魔法暗視ナイトヴィジョン!」 

 グランデルが闇魔法の暗視あんしを使って、闇夜にまぎれている兵士達の正体を探った。

「そ、そんな、まさか!?」

「……どうだったんですか?」

 グランデルの反応を見る限り、ただごとではない様子。

「この小屋を囲んでいるのはダークエルフの兵士達だ――」

「ダークエルフの兵士?」

 皇太子であるグランデルを、何故、ダークエルフの兵士達が取り囲んでいるの?

 まだ、魔族とすら接触していないのに、こんな危機的状況に見舞われるなんて……

 私はそんなことを考えながら、言い知れぬ不安を感じていた――
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