14 / 125
13話 川を目指して①
しおりを挟む
翌朝、目が覚めると直ぐ、インベントリから食料を出し、それを食べた。
そしてすぐにもう一度屋上へ向かい、方向の再確認を済ませた後、1階に降りて校舎の裏手から森に侵入した。
「結局のところ、属性ってのは火水風土くらいしかないのか?獲得出来るやつは」
《んー、まぁそうだな。あとは殆どが先天的に取得していたか、もしくはなにかのきっかけで属性が覚醒するかだな》
「なら、四属性は獲得しておくべきか…」
《適正があればだけどな。異世界人の肉体がどうなっているかは分からないが、基本的にその肉体には適正の属性がある。
よって、SPで獲得出来る属性も限られているんだ》
「うーん、後から適正を増やすことって出来ないのか?」
《出来ないことはないな。その属性を司るものと契約するとか、魔神の加護を得るとか、急激に単一の属性の魔力の影響を受けるとか…だが、3つ目は他の属性がなくなる場合もあるな》
「うーん、それだと意味がないな。まぁ、それは無いと思いたいな。とりあえず、今は少しずつ土属性を獲得しようかね」
彼はそういいながら、川の方へ進みながら土属性の魔力を取り込み、少しずつ周囲の土を操る魔法を繰り返し発動して経験値を稼いでいった。
「うーん、それにしても意外と魔物に合わないな。…お?これは…【鑑定】」
【陽楽草】
HPポーションの材料となる薬草の一種
「え、ポーションって作れるのか?」
《そりゃそうだろ。作れないとしたらこの世界にある筈がない》
「なら、魔石は節約して自力で作るのもいいかもな。それに、FランクのガチャからはFランクのポーションしか出ない。
自力で作るポーションがもしそれ以上のランクなら、助かる可能性が高まるってことだ」
《たしかにポーションを作る手立てはあった方がいいかもな。ポーションの中には魔力を回復する、状態異常を治す、肉体の欠損を再生させるなどのポーションがある。それには無論、蘇生薬なんかもある》
「よし、決まりだな。次に獲得するスキルはポーション関連だな」
《【錬金術】か【調薬】か。どちらでも作れるが、錬金術の方は継承かSPでの獲得しかできない》
「調薬は普通に獲得出来るのか。うーん、だったらまずは調薬を自力で獲得するよ。自力でできるならそうして、できるだけSPは自力獲得が出来ないものにしよう」
《…っと、主。魔物だ》
「おう」
彼が短剣を取り出した瞬間、茂みからこちらへ飛びかかる影が見えた。
「うおっ…マジか。俊敏値ギリギリッ!」
《気を付けろ、ウルフだ!》
「おう!辺りにこいつ以外のウルフは居るか!?」
《今のところは居ない!そいつに集中しろ!》
「おう!」
俊敏値的に一瞬でも出遅れたら一瞬で致命傷だ!だが、俺から攻撃を仕掛けてもすんなり避けられる。
となれば…
「カウンター一択だろうな!」
こちらを警戒しつつ、茂みに隠れて高速で移動し、こちらを襲う準備は万端となった狼に対し、気配察知と大和の生命探知の掛け合わせによって位置を特定できる…その刹那の見切り、真後ろから飛び出てきた狼に向かい、彼は刀を取り出し、そのまま真後ろに突き刺した。
「すまんな、まだ死ねないんだ」
そしてすぐにもう一度屋上へ向かい、方向の再確認を済ませた後、1階に降りて校舎の裏手から森に侵入した。
「結局のところ、属性ってのは火水風土くらいしかないのか?獲得出来るやつは」
《んー、まぁそうだな。あとは殆どが先天的に取得していたか、もしくはなにかのきっかけで属性が覚醒するかだな》
「なら、四属性は獲得しておくべきか…」
《適正があればだけどな。異世界人の肉体がどうなっているかは分からないが、基本的にその肉体には適正の属性がある。
よって、SPで獲得出来る属性も限られているんだ》
「うーん、後から適正を増やすことって出来ないのか?」
《出来ないことはないな。その属性を司るものと契約するとか、魔神の加護を得るとか、急激に単一の属性の魔力の影響を受けるとか…だが、3つ目は他の属性がなくなる場合もあるな》
「うーん、それだと意味がないな。まぁ、それは無いと思いたいな。とりあえず、今は少しずつ土属性を獲得しようかね」
彼はそういいながら、川の方へ進みながら土属性の魔力を取り込み、少しずつ周囲の土を操る魔法を繰り返し発動して経験値を稼いでいった。
「うーん、それにしても意外と魔物に合わないな。…お?これは…【鑑定】」
【陽楽草】
HPポーションの材料となる薬草の一種
「え、ポーションって作れるのか?」
《そりゃそうだろ。作れないとしたらこの世界にある筈がない》
「なら、魔石は節約して自力で作るのもいいかもな。それに、FランクのガチャからはFランクのポーションしか出ない。
自力で作るポーションがもしそれ以上のランクなら、助かる可能性が高まるってことだ」
《たしかにポーションを作る手立てはあった方がいいかもな。ポーションの中には魔力を回復する、状態異常を治す、肉体の欠損を再生させるなどのポーションがある。それには無論、蘇生薬なんかもある》
「よし、決まりだな。次に獲得するスキルはポーション関連だな」
《【錬金術】か【調薬】か。どちらでも作れるが、錬金術の方は継承かSPでの獲得しかできない》
「調薬は普通に獲得出来るのか。うーん、だったらまずは調薬を自力で獲得するよ。自力でできるならそうして、できるだけSPは自力獲得が出来ないものにしよう」
《…っと、主。魔物だ》
「おう」
彼が短剣を取り出した瞬間、茂みからこちらへ飛びかかる影が見えた。
「うおっ…マジか。俊敏値ギリギリッ!」
《気を付けろ、ウルフだ!》
「おう!辺りにこいつ以外のウルフは居るか!?」
《今のところは居ない!そいつに集中しろ!》
「おう!」
俊敏値的に一瞬でも出遅れたら一瞬で致命傷だ!だが、俺から攻撃を仕掛けてもすんなり避けられる。
となれば…
「カウンター一択だろうな!」
こちらを警戒しつつ、茂みに隠れて高速で移動し、こちらを襲う準備は万端となった狼に対し、気配察知と大和の生命探知の掛け合わせによって位置を特定できる…その刹那の見切り、真後ろから飛び出てきた狼に向かい、彼は刀を取り出し、そのまま真後ろに突き刺した。
「すまんな、まだ死ねないんだ」
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う
シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。
当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。
そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。
その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる