学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣

空碧

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20話 魔力干渉③

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「今日はもう帰るか?」
「んー、そうだな。今日はこれで。また明日も来ていいか?続きを教えてくれ」
「ああ。時間を決めておくか、何時なら都合がつく?」
「んー、というか相川。お前がまず居るかどうかだろ」
「基本的に俺は外に出ているから、時間を言ってくれたらその時間に合わせて戻ってくる」
「んー、じゃあ昼過ぎでどうだ?」
「分かった。なら、12時過ぎには戻っておく」
「おう。んじゃ、俺はこれで今日は帰るわ」
「おう」

海堂が帰ったあと、俺はインベントリを開いた。

「さて、ずっと魔石しか見ていなかったが、ドロップ品は多分ほかにもあると思うんだよな…っと、やっぱりあったな。
スライムゼリーにスライムの核、ゴブリンの布切れ、棍棒、ウルフの毛皮に肉、牙と爪もあるな。っと、ごみ捨ての機能もあるのか。ゴブリンの布切れは捨てよう。
スライムゼリーの方は食べられるみたいだが、ほんのり甘味を帯びているだけでほとんど味がない…ゼリーの材料にすれば良さそうだな。他にもなにか使えるかもしれないしこれは取っておくか。
スライムの核…は、食べるのは無理だが、魔物なら食べられるのか。うーん、だが今のところは使い道がないみたいだが…」
《スライムの核には、危険が迫ると爆発する性質がある。
スライム自身も核に刺激を与えると自爆するが、その性質は核から来ているんだろうな。
それに加え、スライムの核は周囲の魔力物質と連結する性質も兼ね備えているから、杖の材料として合成したり、爆弾の材料にしたりもできる。
まぁ、これらは錬金術のスキルがないと使えないがな》
「じゃあどっちみち錬金術取らないといけないじゃないか。はぁ、まぁそれは良い。次のスキルは錬金術にしよう。
んで、ウルフの素材は…ふぅむ、あたたかそうだな、毛皮は。牙とかは装備の素材になる…なるよな?」
《ああ。【鍛冶】スキルが必要だけどな》
「必要なスキルが多すぎる…!はぁ、ともかく設備もなければスキルもない。だが、武器ひとつ作るのにどれくらい必要かも分からないし、ひとまずはこれも残しておこう。肉は食えるみたいだし、こっちは適当に料理して食えば良いだろ。明日ははひとまずレベル上げにもう一度森を探索しに行くか」
「調薬は良いのか?」
「それは今からする。っと、その前に【魔力循環】は俺も獲得しておくか」

コアから全身へ魔力を流し込み、血流のように先端まで巡らせながら、再びコアに戻し、それを何度も繰り返す…

「これは…自分の体じゃなかったから分からなかったが、身体がだいぶ軽くなる感覚があるな」
《魔力強化、と呼ばれるものだ。魔術師の基本ではあるが、魔力で足りない筋肉や骨の強度を補強することで肉体以上のパワーを持つことができる》
「てか、なんかスキルの獲得早くねぇか?」
《スキルのランクにもよるが、
基本的に【魔力感知】を覚え、【魔力循環】で操作方法を習い、【魔力操作】で魔法を使う、というのが一般的な魔法使い初心者の練習方法だ。
んで、お前はその中間の魔力循環を飛ばして魔力感知と魔力操作を覚えたから、魔力循環自体覚えるのは手順を踏みさえすれば魔力操作で経験値は溜まってるから、直ぐに獲得できるってわけだ》
「なるほど?」
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