学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣

空碧

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41話 嘘か本当か⑩

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「いっく~ん」
「はいはい。(何気に歪んだ愛情だよなぁ…まぁ、過去の俺が悪いのもあるだろうが…こいつの距離感に慣れちまってなにも思わなくなったし…)」
「さてと…じゃ、布団と…あと何が必要だ?」
「食べ物とジュースある?」
「ジュースはないなぁ…お茶ならあるけど」
「じゃ、それで」
「んじゃ、俺は用があるから外に出てるからここでは自由にしてくれ」
「おう、サンキュー」

俺は音楽室を後にし、グラウンドへと降りていった。

「さてと、それじゃあ今ある分の果物だけでも育てておこう」
《なぁ、主って多重人格なのか?》
「んなわけ」
《変わりようが怖ぇよ》
「俺の愛しい愛しい友人だ。生きているなら良かった。人間は剥製にすると水分が抜けて見た目が悪くなるからな。毛皮にもならないし…あぁ、生きたまま俺に依存させたいなぁ…そうすればいつでも俺の元に来てくれる」
《歪んでんなぁ…》
「失敬な、純愛を貫いているだけだ」
《う、うーん》
「ま、何はともあれ果物を育てていこうか。そうだなぁ、他の奴らに取られるのも困るし、森の木を使って柵でも作るか。何本か伐採すればいけるだろ」

俺は早速風魔法で木を切り、枝を切り、皮を剥ぎ、そして錬金術の【分解】【合成】によって繊維ブロックを制作した。

「うん、良いね。じゃ、次だ。まずは、植林場の場所を作ろう…っと、そうか。そもそもの場所を森の奥の方へすればいいな。よし、移動しよう」

そうして、いつも通り森の奥へと向かい、広場を作るように森の木を伐採し、【合成】【錬金】で繊維ブロックで防壁を建てた。

「これでよし、土地が足りなくなればまた広げたらいいかな。
えーっと、まずは土を一旦掘って…んで、新たに土魔法で栄養のある土を出して土に宿る属性魔力も増やして…一定間隔で種を植えたら…よし、あとは精製水をかけてやれば、とりあえずの植林場はできたな。
ついでだし、畑も作っておくか。この隣で良いかな。防壁の一部を壊して、追加で防壁を建てて土地を広げたら、さっきと同じように土を作って畝を作って…とりあえず、今手持ちにあるのは種芋くらいか。まぁじゃがいもも色んなものに使えるしな。うん、あとは水をかけたらいいかな。
さて、他に必要なものは…うーん、とりあえずはないし、火魔法を獲得するか。木を一本伐採して、風魔法で水分を飛ばして…枝と棒で、擦って…煙が出たら息を吹き掛ける…火種が出来たら、乾燥させて作った落ち葉を加えて…お、火が強くなってきたな。風で火が消えても困るし、周りに壁を土魔法で建てて…これで良し、あとは風を少し送り込んで強火にしたらこれを囲んで炉の形にしたら、木材を加えて…うーん、白と黒とどっちを作るか…よし、黒でいいかな。木材がオレンジっぽくなったら取り出して、ゆっくり冷やしたら…うん、時間はかかっても炭が完成したな。
酸素があると灰になるがそこら辺は風魔法で調整ができるってのが楽でいいな。
さて、それじゃあ改めて炭で火を燃やして…火力をあげたら…じゃ、火の魔力を取り込んでいこう」
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