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73話 可能性②
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最近はレベルの上がりが全くない。確かに経験値自体は着実に溜まっていってはいるが、1レベルを上げるのにもかなりの経験値が必要だ。
「…やはり夜は魔物が強くなるな。種族自体のレベルも上がっているが、何らかの要因で変動しているのか…夜に関連するものとなれば、月か?一見普通の月だが…【鑑定】
…届かないな」
《夜に魔物が強くなるのは、月の魔力で間違いない。この世界には陰陽の力が存在していて、太陽の魔力は善性の生物に恵みを与え、月の魔力は悪性の生物に恵みを与える》
「そうか…まぁ、俺はレベル上げが捗るから大歓迎だがな。だが、校庭だと魔物が少ないか…森に行こう」
《主、危険だ!いくら主が強くなったとはいえ、月の魔力を吸収した魔物には理性が無くなるから、夜の間は常に戦闘になる。そうなればいくら主でも魔力も体力ももたない!》
「魔力は外部魔力を使えばいいし、体力も節約すればいい。問題ないだろう」
大和の助言も振り切り、相川はひとりでに森に入り、森に魔力を広げて魔物たちを挑発した。
「農園には被害を出さないようにしないとな。うーん、殲滅用の魔法…
【付与魔法:自動追尾、必中】
【闇魔法:暗影殺装】」
脳内に浮かべた武器を闇で再現し、武具としてそれらを召喚し、自動追尾でこちらへくる魔物を対象に攻撃を続ける。
【闇魔法:鮮血蝶】
そして、攻撃による出血を更に、魔法へと昇華させ、新たな魔物を探して爆発する。闇魔法は殲滅においては唯一無二な存在といえる。
「幸い、夜は闇の魔力で溢れかえっている。魔物が月の魔力で強力になっても、それ以上に俺は闇の魔力を吸収して魔法を行使し続けられる。あとはこれらを記録し、自動的に発動できるように設定しておけば、俺は体力の回復に務められる」
彼は自動防衛を発動した後、近場の岩に座り、座禅を組み瞑想を始めた。
コアは心臓に1つだが、魔法に対して前の世界には色んな原理が存在していた。
その中でも共通してあるものが、コアを増やすものだ。1つのコアの中に更にコアを増やしたり、他の場所にもコアを複製したりと、様々な方法があるが、彼はそれらを実現しようとしているのだ。
仮にこれが成功するようならば、彼の使える魔力も、魔力の回復速度も格段に上がるに違いない。
「…やはり夜は魔物が強くなるな。種族自体のレベルも上がっているが、何らかの要因で変動しているのか…夜に関連するものとなれば、月か?一見普通の月だが…【鑑定】
…届かないな」
《夜に魔物が強くなるのは、月の魔力で間違いない。この世界には陰陽の力が存在していて、太陽の魔力は善性の生物に恵みを与え、月の魔力は悪性の生物に恵みを与える》
「そうか…まぁ、俺はレベル上げが捗るから大歓迎だがな。だが、校庭だと魔物が少ないか…森に行こう」
《主、危険だ!いくら主が強くなったとはいえ、月の魔力を吸収した魔物には理性が無くなるから、夜の間は常に戦闘になる。そうなればいくら主でも魔力も体力ももたない!》
「魔力は外部魔力を使えばいいし、体力も節約すればいい。問題ないだろう」
大和の助言も振り切り、相川はひとりでに森に入り、森に魔力を広げて魔物たちを挑発した。
「農園には被害を出さないようにしないとな。うーん、殲滅用の魔法…
【付与魔法:自動追尾、必中】
【闇魔法:暗影殺装】」
脳内に浮かべた武器を闇で再現し、武具としてそれらを召喚し、自動追尾でこちらへくる魔物を対象に攻撃を続ける。
【闇魔法:鮮血蝶】
そして、攻撃による出血を更に、魔法へと昇華させ、新たな魔物を探して爆発する。闇魔法は殲滅においては唯一無二な存在といえる。
「幸い、夜は闇の魔力で溢れかえっている。魔物が月の魔力で強力になっても、それ以上に俺は闇の魔力を吸収して魔法を行使し続けられる。あとはこれらを記録し、自動的に発動できるように設定しておけば、俺は体力の回復に務められる」
彼は自動防衛を発動した後、近場の岩に座り、座禅を組み瞑想を始めた。
コアは心臓に1つだが、魔法に対して前の世界には色んな原理が存在していた。
その中でも共通してあるものが、コアを増やすものだ。1つのコアの中に更にコアを増やしたり、他の場所にもコアを複製したりと、様々な方法があるが、彼はそれらを実現しようとしているのだ。
仮にこれが成功するようならば、彼の使える魔力も、魔力の回復速度も格段に上がるに違いない。
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