学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣

空碧

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86話 魔法指導①

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「ふむ、ひとまずはこの3人でいいかね。君たち3人はこれから魔法の使い方を学び、それを皆に広めてあげなさい」
「い、いいのですか?」
「そもそも、魔法を使うことは珍しいことではないからね。さぁ、それじゃあまず、発現までの簡単な説明から始めよう。
まず、魔法というのは魔力というものを使って発現する事象のことを指す。
そうだね、わかりやすい例で言えば…君たちの世界には機械、というものがあるのだろう?以前それを見させてもらったが、あれで例えるならば、
魔力は電気を、魔法はその先の現象を指す言葉だ。
電気を通し、灯りを灯す。
これが魔法の第一歩だね」
「な、なるほど…」
「魔法には属性があり、誰もが持っている属性は無属性と呼ばれる。これは魔力の源みたいなものだね。
そこから更に、火水風土、炎雷氷地、光闇、治癒、聖邪の属性が存在している。
日比谷さん、だったか。君は治癒と光、ええっと、君たちは…」
「紅月 沙苗です」
「た、立花 空音です」
「うん、それじゃあ紅月さん、君は火と風、立花さんは水と土の二属性ずつを持っているね。
魔法の発現は今日中にできるかは君たち次第だけれど…まぁ、やっていこうか。
魔法を発現するのに必要なものは魔力といったが、これは自然にも勿論存在しているが、基本的に魔法は体内の魔力を使用して魔法を発現する。無論、君たちの体にも魔力は宿っているけれど、魔力回路備わっておらず、その魔力は肉体に眠ったままだ。だら、それを呼び起こして魔力を操れるようにする。
背中をこちらに向けてくれるかい?」
「は、はい」
「それじゃあ、ちょっと失礼」

彼は狼の手を背中におき、魔力回路を外部に拡張しながら彼女の魔力を呼び起こした。

「な、なんだが胸がポカポカとしてきました」
「それが魔力だよ。それじゃあ、今から魔力回路を作るために君の魔力を全身に巡らせるから、そこから先は魔力操作を自力でできるように練習したまえ」
「は、はい!」

日比谷を含め、他の2人にも同様に魔力回路を連結させて回路を組み込んでいく。そして、3人とも日が真上に昇る頃には及第点レベルではあるが魔力操作を可能としていた。

「…うん、まぁ及第点だけれど今はいいとしよう。それじゃあ、ここからは魔法を使ってみよう。日比谷さんは光を、紅月さんはどちらでもいいけどイメージしやすい方を。立花さんは水をイメージして魔力を外部に放出してみて」
「ひ、光…」
「うーん、それじゃあ見本を見せよう。紅月さんは…」
「火にします」
「うん、それじゃあそれぞれ私が出す魔法を頭に入れて魔力操作を行ってね。
【光魔法:光球ライト
【火魔法:灯火トーチ
【水魔法:水玉アクア】」
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