学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣

空碧

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98話 魔法の性質1

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「なんで神がわざわざ俺の判断を必要としてんだ?」
《恐らくお前に殺されない為だろうな。異邦人の魔法の使い方はこの世界の常識を逸脱している。
 そして、どの神でもそうだが認識外の攻撃に対しては防御機能が働かないんだ》
「どういうことだ?」
「相川は誰と話してるんだ?」
「あいつの固有スキルだ。サポート機能があるから、それに問い合わせてる」
「ほぉ、そんなもんまであるのか」
《例えば、魔法を使う時に火の槍を発現して攻撃するとなれば、それを防ぐには火の性質を打ち消せば良いだろ?》
「ああ。同等かそれ以上の魔力で相殺すれば無効化できるな」
《だが、その性質が分からないと防御ができないだろ?例えば、お前が使う【鮮血薔薇】
あれは闇魔法としてお前は使っているが、あれは闇魔法の範疇を超えている》
「あー…だが、闇の性質も一応もってはいるだろ」
《闇の性質も光の性質も、どちらも【拡張】【支配】だ。
だが、お前のあれは、
【拡張】【増幅】【支配】
となっている。つまり、本来はないはずの性質を持っているから、闇魔法への対処として防御をしようとしても、防御が効かないってことだ。これに関しては、お前のスキルにある【機械】も同様の事が言える》
「性質の対処、ねぇ…だが、それと俺に関してはあまり関係ないだろ?敵対しているわけでもないし」
《お前は全員で帰る為なら、神すらも贄にするつもりだろ?神とは言え、それらは生命体だ。魂ごと消されたら神でも死ぬ。
だからこそ、お前の機嫌を損ねたくはないんだろ》
「…なるほど?まぁ、加護を与える分には問題ねぇだろ。それでこちらに不利益が生まれるなら別だが」
「そんなことはないってさ」
「じゃ、いいんじゃねぇか?」

その言葉を聞いて、神々は3人に適正のある加護を与えた。それらは、瞬時に能力自体を高めるような感覚になり、新鮮な感覚があらわれた。

「…お、なんか身体が軽くなった?」
「魔法神は魔力に、武神とかは肉体に作用しているみたいだな」
「いいな、今なら戦斧も使えるかもしれん」
「やめとけ。加護で上がった力に頼らず、己の力で出来るようになった方が良い。それに慣れたら今後苦労する場面が現れる。
それよか、その力に頼るのではなく、その力を制御できるようになった方がいい」
「…確かに、理にかなっているな。よし、じゃあこのままレベル上げして転職するか」
「俺もついでにレベル上げしねぇとな」
「お前は先に属性の確保な。俺の職業も進化させたいし、ついでにさせておこう」
「あとは何が足りない?」
「邪属性だな。それで全属性獲得出来る。あとは特殊属性を何個か獲得したらいけるから、そこら辺は俺の属性を継承させれば問題ない…が、魔闘術はこれ属性に入ってんのか?」
《入ってない。というより、属性付与の範囲内だから、どちらかと言うと魔力操作と属性開花の応用だから、魔法判定にすらなってないな》
「ふぅむ…結界と何がいいかな。俺が今持っているのは、結界、生活、爆裂、付与、転移の5つだから…いくつ必要なんだっけ?」
「5つだな」
「あー、じゃあまた別の属性を開発した方がいいかもな。付与は多分できるが、転移は少し難しい」
「属性ってそんな簡単に増やせるのか?」
「まぁ普通は難しいが、イメージさえハッキリしていればできるだろ」
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