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第三章 馬鹿王子、師を得る
悪役令嬢、暗躍する その一
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ヴェルノ商会が人身売買に関わっている――。
その情報に、王都の治安局は飛びついたようです。
ことの起こりは一昨日。王都の北にあるタンベリーの町の中央広場で、男たちが数人、自分たちが人攫いを行ってきたこと、黒幕がヴェルノ伯であること、などを自白したのだそうです。
罪の意識にかられた、などというわけはありませんし、何者かに操られでもしたのですかしら。
本来ならば、いくら一日行程の距離とはいえ、王都に情報が伝わるには何日かかかったのでしょうけれど、運悪くというべきか、偶々治安局の人間が任務の関係でタンベリーに滞在していて現場を目撃し、その日のうちに早馬で王都に知らせたのだとか。
本当に余計なことを。
いえ、元はと言えば、人形たちの食べ残しを貧民街に棄てたりしたことが、騒ぎを大きくした一因ですから、私も反省すべきでしょう。
数日前には、とうとう身元が割れてしまうのも出てしまったようですし。
ついつい人間たちを侮ってしまうのは、私の悪い癖なのかもしれません。
渦中のヴェルノ伯は、耳聡くその情報を聞きつけ、行方をくらませました。
ぱっと見、成り上がり貴族とは思えない洒脱な紳士といった趣きのヴェルノ伯。
その実態は、金儲けに抜け目がないだけの小人物なのですが、治安局に情報網を張り巡らせていたあたりは、さすがと褒めてあげてもよいでしょう。
行方をくらませたのも、一時ほとぼりを冷ませば自分まで司直の手が及ぶことはない、という判断でしょうし、それは間違いとも言えません。
この国随一のお金持ちで、その財力で名門貴族にも首輪をつけていると言われる彼が、そう簡単に裁かれることはないのでしょうが……。
それに、取引にはダミーを嚙ませているので、私に追及が及ぶようなこともまずあり得ませんが。
厄介事の種を残しておくのは、私の流儀ではないものですのでね。
王都の南東一帯、富裕な市民や中級官僚の住居が立ち並ぶ中の、一軒の家。
これといって特徴もないのですが、ここはヴェルノ伯が愛人を囲っている妾宅です。
商会の人間ですらほとんど知らないここを、何故私が知っているのか、ですか?
そのあたりは私も手抜かりは無いのですよ。
「きゃあっ!」
「な、何だお前たちは! どこから現れた!?」
女が悲鳴を上げ、ヴェルノ伯が裏返った声で叫びます。
寝室にいきなり暴漢が転移してきたら、驚くのも無理はないでしょうね。
暴漢――そこいらで拾った破落戸を素材にした人形二体は、物も言わずにベッドの上の男女に襲い掛かります。
が、すんでのところで、悲鳴を聞きつけて部屋に飛び込んできた者たちに阻まれます。
ヴェルノ伯たちを救ったのは、伯爵の護衛の男たち。
両の手にそれぞれ厚刃幅広の片刃剣を携えた屈強な男と、比較的小柄な男。こちらは武器らしい武器は手にしていません。
蠟燭の薄明りに照らされた肌が浅黒く光っています。
ヴェルノ伯が東方出身の凄腕護衛を連れているというのは有名な話で、譜代の家臣に恵まれない成り上がり貴族の彼が、金に飽かせて雇い入れた者たちです。
「チャンドラ、グプタ、助かったぞ。この不届きものどもを叩き斬れ! あ、いや、生け捕りにして背後関係を吐かせろ!」
おやおや、そのようなことができると本気で思っていらっしゃるのでしょうか。
チャンドラとかいう双刀使いが人形の一体の心臓を一突きにし、グプタとかいう方は、両手の指を複雑に組み合わせる奇妙な所作を行うと、雷撃魔法をもう一体の人形に浴びせかけます。
呪文詠唱の代わりに、手指を使った印で魔法を発動させる、東方の術ですね。
片方は始末してもう片方を生け捕りにする、という算段だったのでしょうが、甘いですわね。
心臓を貫かれた人形が、何事もなかったかのように剣で斬りかかり、双刀使いは慌てて飛び退ります。
雷撃を食らった方も、平然として剣を揮います。
「ば、化け物か!?」
ヴェルノ伯が怯えた叫び声を上げるのとほぼ同時に、双刀使いは鋭く踏み込んで、人形の首を、庇おうとした左手ごと刎ね飛ばします。
首を斬り落としてしまえばさすがに倒せるだろう。――そう思ったのでしょうね。
ご愁傷様。
失った首と手はたちまち再生し、一方、斬られた首と左手からも肉体が再生して、人形は四体に増えます。
「ひっ、ひぃいいい! ひぁああああああ!」
錯乱したような叫び声を上げて女が逃亡を図りますが、人形の一体が飛び掛かり、押し倒すとその首筋に噛み付きました。
喉を潰されたのでしょう。女は断末魔を上げることもなく、人形はその首から血を啜ります。
まったく、この浅ましさは人形の欠点の一つですね。
他の三体も血に興味を惹かれているようですが、魔力の見えない手綱を引き締め、あらためて護衛たちに挑ませます。
戦闘力自体は、護衛たちと人形たちとでは本来比べ物になりません。
何しろ、素材はただの破落戸ですから。
しかし悲しいかな、彼らには人形を倒す手段がありません。
魔法使いの方も、光魔法は専門外のようですから。
下手に斬るとさらに数を増やしてしまうと理解したのでしょう。
双刀使いはひたすら相手を押し返すことに徹し、魔法使いも風魔法で吹き飛ばすというようなことを繰り返していますが、そんなやり方がいつまでも続くわけがありません。
さて、そろそろ限界でしょうか。
男たちの顔が絶望に染まるのを見て、私は指を弾きました。
私からの魔力供給を断ち切られて、人形たちは一体だけを残し、崩れて灰と化しました。
あまり能力の高くないのを何体も抱えていても仕方ありませんからね。
必要ならその場ででも数は増やせるのですし。
残しておくことにした一体も膝をつき、男たちの顔に困惑と安堵が広がります。
助かった、と、思いましたか?
「な、何だ君は! どこから現れ……キース伯爵家の、キャサリン嬢!?」
人間でいうところの隠形の術を解き、私が姿を見せると、ヴェルノ伯が叫びます。
「はい。ごきげんよう。さようなら」
漆黒の刃が、伯爵の首を刎ね飛ばします。
「伯爵!!」
主を守り切れず、悲痛な叫び声を上げる二人。
心配しなくてもお供させてあげますよ。
漆黒の刃を二つ。
護衛たちの首も、仲良く転がりました。
さて、この護衛さんたちは良い素材になりそうです。
持って帰るとしましょう。
ああ、それと、ヴェルノ伯の死体も残しておかない方が良いでしょうね。
暗殺されたとはっきりしてしまうより、行方知れずの方が都合がよいはずです。
私は三つ、というか六個の死体の下に転移魔方陣を描き出し、研究室に飛ばしました。
ヴェルノ伯も、雑魚人形としては使い道もあることでしょう。
さて、こちらは片付きましたけれど、向こうはどうなっているでしょうかしら。
治安局に目を付けられたらしいファルナの支店。
そちらにも、人形たちを送り込んでおいたのですが。
「……あら、壊されてしまいました? 三体も? 光魔法使いでも居合わせたのでしょうか」
私の自慢の人形を、壊せる人間はそう多くはないはずなのですが。
小悪魔を転移させると、そこには見知った顔がありました。
「おやおやおや。マルグリス殿下。こんなところにいらしたのですね」
その情報に、王都の治安局は飛びついたようです。
ことの起こりは一昨日。王都の北にあるタンベリーの町の中央広場で、男たちが数人、自分たちが人攫いを行ってきたこと、黒幕がヴェルノ伯であること、などを自白したのだそうです。
罪の意識にかられた、などというわけはありませんし、何者かに操られでもしたのですかしら。
本来ならば、いくら一日行程の距離とはいえ、王都に情報が伝わるには何日かかかったのでしょうけれど、運悪くというべきか、偶々治安局の人間が任務の関係でタンベリーに滞在していて現場を目撃し、その日のうちに早馬で王都に知らせたのだとか。
本当に余計なことを。
いえ、元はと言えば、人形たちの食べ残しを貧民街に棄てたりしたことが、騒ぎを大きくした一因ですから、私も反省すべきでしょう。
数日前には、とうとう身元が割れてしまうのも出てしまったようですし。
ついつい人間たちを侮ってしまうのは、私の悪い癖なのかもしれません。
渦中のヴェルノ伯は、耳聡くその情報を聞きつけ、行方をくらませました。
ぱっと見、成り上がり貴族とは思えない洒脱な紳士といった趣きのヴェルノ伯。
その実態は、金儲けに抜け目がないだけの小人物なのですが、治安局に情報網を張り巡らせていたあたりは、さすがと褒めてあげてもよいでしょう。
行方をくらませたのも、一時ほとぼりを冷ませば自分まで司直の手が及ぶことはない、という判断でしょうし、それは間違いとも言えません。
この国随一のお金持ちで、その財力で名門貴族にも首輪をつけていると言われる彼が、そう簡単に裁かれることはないのでしょうが……。
それに、取引にはダミーを嚙ませているので、私に追及が及ぶようなこともまずあり得ませんが。
厄介事の種を残しておくのは、私の流儀ではないものですのでね。
王都の南東一帯、富裕な市民や中級官僚の住居が立ち並ぶ中の、一軒の家。
これといって特徴もないのですが、ここはヴェルノ伯が愛人を囲っている妾宅です。
商会の人間ですらほとんど知らないここを、何故私が知っているのか、ですか?
そのあたりは私も手抜かりは無いのですよ。
「きゃあっ!」
「な、何だお前たちは! どこから現れた!?」
女が悲鳴を上げ、ヴェルノ伯が裏返った声で叫びます。
寝室にいきなり暴漢が転移してきたら、驚くのも無理はないでしょうね。
暴漢――そこいらで拾った破落戸を素材にした人形二体は、物も言わずにベッドの上の男女に襲い掛かります。
が、すんでのところで、悲鳴を聞きつけて部屋に飛び込んできた者たちに阻まれます。
ヴェルノ伯たちを救ったのは、伯爵の護衛の男たち。
両の手にそれぞれ厚刃幅広の片刃剣を携えた屈強な男と、比較的小柄な男。こちらは武器らしい武器は手にしていません。
蠟燭の薄明りに照らされた肌が浅黒く光っています。
ヴェルノ伯が東方出身の凄腕護衛を連れているというのは有名な話で、譜代の家臣に恵まれない成り上がり貴族の彼が、金に飽かせて雇い入れた者たちです。
「チャンドラ、グプタ、助かったぞ。この不届きものどもを叩き斬れ! あ、いや、生け捕りにして背後関係を吐かせろ!」
おやおや、そのようなことができると本気で思っていらっしゃるのでしょうか。
チャンドラとかいう双刀使いが人形の一体の心臓を一突きにし、グプタとかいう方は、両手の指を複雑に組み合わせる奇妙な所作を行うと、雷撃魔法をもう一体の人形に浴びせかけます。
呪文詠唱の代わりに、手指を使った印で魔法を発動させる、東方の術ですね。
片方は始末してもう片方を生け捕りにする、という算段だったのでしょうが、甘いですわね。
心臓を貫かれた人形が、何事もなかったかのように剣で斬りかかり、双刀使いは慌てて飛び退ります。
雷撃を食らった方も、平然として剣を揮います。
「ば、化け物か!?」
ヴェルノ伯が怯えた叫び声を上げるのとほぼ同時に、双刀使いは鋭く踏み込んで、人形の首を、庇おうとした左手ごと刎ね飛ばします。
首を斬り落としてしまえばさすがに倒せるだろう。――そう思ったのでしょうね。
ご愁傷様。
失った首と手はたちまち再生し、一方、斬られた首と左手からも肉体が再生して、人形は四体に増えます。
「ひっ、ひぃいいい! ひぁああああああ!」
錯乱したような叫び声を上げて女が逃亡を図りますが、人形の一体が飛び掛かり、押し倒すとその首筋に噛み付きました。
喉を潰されたのでしょう。女は断末魔を上げることもなく、人形はその首から血を啜ります。
まったく、この浅ましさは人形の欠点の一つですね。
他の三体も血に興味を惹かれているようですが、魔力の見えない手綱を引き締め、あらためて護衛たちに挑ませます。
戦闘力自体は、護衛たちと人形たちとでは本来比べ物になりません。
何しろ、素材はただの破落戸ですから。
しかし悲しいかな、彼らには人形を倒す手段がありません。
魔法使いの方も、光魔法は専門外のようですから。
下手に斬るとさらに数を増やしてしまうと理解したのでしょう。
双刀使いはひたすら相手を押し返すことに徹し、魔法使いも風魔法で吹き飛ばすというようなことを繰り返していますが、そんなやり方がいつまでも続くわけがありません。
さて、そろそろ限界でしょうか。
男たちの顔が絶望に染まるのを見て、私は指を弾きました。
私からの魔力供給を断ち切られて、人形たちは一体だけを残し、崩れて灰と化しました。
あまり能力の高くないのを何体も抱えていても仕方ありませんからね。
必要ならその場ででも数は増やせるのですし。
残しておくことにした一体も膝をつき、男たちの顔に困惑と安堵が広がります。
助かった、と、思いましたか?
「な、何だ君は! どこから現れ……キース伯爵家の、キャサリン嬢!?」
人間でいうところの隠形の術を解き、私が姿を見せると、ヴェルノ伯が叫びます。
「はい。ごきげんよう。さようなら」
漆黒の刃が、伯爵の首を刎ね飛ばします。
「伯爵!!」
主を守り切れず、悲痛な叫び声を上げる二人。
心配しなくてもお供させてあげますよ。
漆黒の刃を二つ。
護衛たちの首も、仲良く転がりました。
さて、この護衛さんたちは良い素材になりそうです。
持って帰るとしましょう。
ああ、それと、ヴェルノ伯の死体も残しておかない方が良いでしょうね。
暗殺されたとはっきりしてしまうより、行方知れずの方が都合がよいはずです。
私は三つ、というか六個の死体の下に転移魔方陣を描き出し、研究室に飛ばしました。
ヴェルノ伯も、雑魚人形としては使い道もあることでしょう。
さて、こちらは片付きましたけれど、向こうはどうなっているでしょうかしら。
治安局に目を付けられたらしいファルナの支店。
そちらにも、人形たちを送り込んでおいたのですが。
「……あら、壊されてしまいました? 三体も? 光魔法使いでも居合わせたのでしょうか」
私の自慢の人形を、壊せる人間はそう多くはないはずなのですが。
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