誰にも言えない初恋

山本未来

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お母さんの入院

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少し元気を取り戻した僕は

玲奈ちゃんママにお礼を言うと

恐る恐る家のチャイムを鳴らした


玄関の扉が開いたと思ったと同時に

恐ろしい顔をしたお父さんが

「お母さんが入院したぞ!

お前のせいでお母さん泣き叫んで

手がつけれなくなって気狂いみたいに

なったんだぞ!

しばらく外で反省してろ!」


そう言ったと同時に扉が凄い音を

たてて閉まった


僕のせい、、

でも僕だって毎日辛いの我慢して

何もなかったように学校に行って

いつもお母さんに気を使って


今日は僕も色々あってお母さんに

カバンを叩きつけてしまったけど

お父さんは僕の気持ち全然分かってない

そう思った


中学になってから少し反抗的な態度を

すると何度か外に出されたけど

今日は特に悲しかった


仕方なく玄関の前に座り

鍵を開けてくれるのを待つことにした


今何時かも分からずお腹も空いてきた

僕はさっき玲奈ちゃんママがくれた

パンとジュースを少しずつ口に入れ

ため息をついた


お父さんは弟がわがまま言ったり

言う事聞かなかったりしても

優しくなだめるだけなのに

僕には冷たい

僕の気持ちを分かろうと

してくれた事も一度もない気がした


お母さんが入院した事はこれが

初めてではなく何回があるけど

入院したのはお母さんのせいで

僕のせいとは思わなかった


悲しいと言うよりいつも不安定な

母親を持った僕が可哀想だと思った


そうしているうちに、周りの家の灯りが

どんどん消えていき僕も疲れたせいか

いつの間にか眠っていた


僕が目を覚ましたのは、お父さんが

僕の体を揺さぶり起こしに来た時で

許してくれたのか玄関に入れてくれた


僕は逃げる様に自分の部屋に行き

時計を見ると夜中の3時になっていた

そしてベッドに流れ込む様に寝転び

ひたすら眠くてあっと言う間に

夢の中にいた


朝になりむしゃくしゃする気持ちを

こらえて着替えをしてリビングに行くと

リビングはぐちゃぐちゃになっていたので

多分お母さんが暴れたんだろうと思った


悲しい気持ちで学校に向かったけれど

何もなかったように友達と話して

普通に授業を受けた


こんな風に誰にも僕の本当の気持ちを

知られないようにしていた


僕は悲しくても普通にしていたんだ

誰に話しても理解してもらえない所か

変な噂を流されたりするだけだと

分かっていたから、、

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