誰にも言えない初恋

山本未来

文字の大きさ
51 / 66

頼る人がいない、、

しおりを挟む
進路の最終提出が迫ってきて

お父さんに言わない訳には

いかなくなり僕はお父さんの

機嫌を伺っていた



お父さんはいつも帰って来るのは

遅くて、いつ帰って来たかも

分からない日もあるし

土日は趣味で出かけたり


弟とはとても仲がいいから

車で一緒に出かける事もある


夜ご飯はだいたいスーパーの

お弁当や惣菜が多かったし

食べる時間も遅くて


弟とは仲良く話しながら

食べていたけど僕は全くと言う程

話したりはしなかったから

お父さんに話しかけるのは

とても勇気がいる、、


今日はダイニングテーブルで

弟と仲良く話していてとても

機嫌が良い感じだったので


お父さんが自分の部屋に行く

あとにつけて思い切って話してかけた


「あ、あの~進路の最終用紙提出

しないといけなくて、、、

僕就職するから、、、」


僕は恐る恐る小声で言うと


「何言ってるんだ!!

今時大学行かないとろくな所に

就職出来ないし、給料だって高卒と

大卒じゃ違うんだぞ!

お前はいつも本当に何も分かって

ないんだ!

もっと真剣に考えて大学に行け!!」


お父さんは僕の話しなど全く

聞く耳持たずって感じで怒鳴りながら

怖くて冷たい顔で言った


「もう決めたし、、大学行くつもりは

ないし、、幾ら言われても気持ち

変わらないから、、」



「大学に行かないんだったら

この家出て行け!!

お母さんが死んだのもお前がお母さんに

酷い事言ったせいなんだぞ!!

それなのに反省もしてないようだし

ずっとお前にはイライラしっぱなし

なんだ~!!

実の子供でもないしお母さんが居なく

なったんだからお前の面倒見ているのも

可笑しな話しなんだからな!!

親の言う事聞けないんだったら

こっちにも考えがあるからな!!」


僕は何も言い返す事が出来ないまま

自分の部屋に戻った


悲しかった、、

昔からお父さんは自分の思い通りに

僕がならなかったり反抗したりすると

家の外にだしたり怒鳴ったり

する事が多くて


家の外で朝まで入れてもらえず

外で寝たことも何回かあった


自分の実の子供じゃないからか

僕が嫌なのか、、

僕には全く分からなかった



僕は部屋に行くと涙が溢れた

僕には心配してくれる人がいない


お母さんがいる時だって不安定な

お母さんに相談する事なんて

出来なかったし、それ所か


お母さんに悩まされていたんだから、、


『何で僕はこんなについてないんだ、、

ずっと真面目に頑張って来たし

人に迷惑もかけてないし、いつも我慢

ばかりしてきたのに、、

褒められる事もないし励ましてもらえる

事もない、、』


僕は近くにあった本を思い切り床に

投げ捨てた物に当たるしかなかった


そして、もうどうでもよくなって

布団に潜り込んだ


悔し涙が溢れて止まらなかった


タオルで拭いても拭いても溢れて来た


泣き疲れてふと思った


『玲奈ちゃんママの声が聞きたい、、』


僕はスマホを握り締めると

登録している玲奈ちゃんママの

電話番号を見つめた


見つめるだけで何十分も時間が経ち

ドキドキが止まらず

でもどうしても声が聞きたくて、、

思い切ってかけてみた


そして電話の呼び出し音がなった


4回程鳴るとガチャっと言う音と共に


「もしもし、、」玲奈ちゃんママの

優し声が聞こえた


僕はしばらく無言でいると


何度か「もしもし、、もしもし、

誰ですか?」


って不思議そうな声で玲奈ちゃんママの

声が聞こえた


もしもしって言う言葉が出ない


話したいけど話せない、、



僕は電話を切った、、


『やっぱり話せない、、

話し聞いて欲しいけどやっぱり無理だ、、

でも玲奈ちゃんママの優しい声

聞けたし少しだけ心が落ち着いて

来た気がする、、

かけて良かった、、』


僕は泣き疲れたのかそのまま眠っていた


夢の中では優しい玲奈ちゃんママが

優しい笑顔で僕を抱きしめて

くれていた、、、


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。 カレンと晴人はその後、どうなる?

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...