破壊衝動が抑えられない少女はVRMMOの世界で破壊の限りを尽くすそうです。

千矢

文字の大きさ
12 / 18

第11話 宝箱の中には……

しおりを挟む
『"ジャイアントトレント"を討伐しました』
『初討伐記念にステータスポイントを贈呈いたします』
『レベルが上がりました』
『レベルが上がりました』
『スキル《根性》を取得しました』
『スキル《自傷ダメージ耐性》を取得しました』
『スキル《逆境》を取得しました』
『スキル《格闘術Lv1》が《格闘術Lv2》になりました』
『スキル《格闘術Lv2》が《格闘術Lv3》になりました』
『パラのレベルが上がりました』
『パラのレベルが上がりました』
『パラのレベルが上がりました』
『パラのレベルが上がりました』
『パラのレベルが――
・・・
・・

『パラのレベルが上がりました』
『パラがスキル《回復粉》を取得しました』
『パラのスキル《打撃攻撃無効》が《打撃攻撃反射》に進化しました』

 ピロンピロン凄い量の通知が鳴る。少し……いや、かなりうるさい。

「アーさすがに壊れちゃったカ、残念残念」

 サーッと砂のように消え去るジャイアントトレント。

「ハッ…効果が切れちゃった」

 ズンと身体が重くなる感覚で破壊モードが終わったと感じた。

「すっごい楽しかったーこんなにも爽快に本気でぶっ壊したの初めて!」

 初めて爽快感に浸っているとポヨンと私の足に何かが当たった。

「あっ、パラ!めっちゃ飛ばされてたけど無傷だね」

 パラを持ち上げてどこか傷がないか見渡すがツルツルテカテカでモッチモチだ。

 プヨプヨに癒されていると唐突にパラが緑色の粉を出し始めた。

「わわっ何これ……なんだか身体の痛みが――ってお腹に空いていた穴が治っていく!」

 しばらくすると傷が綺麗さっぱり無くなっていた。

「お腹丸出しになっちゃった、着替えよ」

 着替えといっても初心者の服しか持っていないので上半身だけ着替える。

「ちょっと合わないけどしょうがないね、後でアルマさんに謝らないと」

 1日経つか経たないかくらいで装備品を壊してしまった。ところで装備品って治せるのかな?アルマさんに聞かないとね。

「それにしてもいつのまに回復出来る様になったの?」

 パラもレベル上がったし何かスキルを覚えたのかも?
 通知のログを追いつつパラのステータスを確認しよう。

パラ Lv11
種族 フォレストマッシュ

HP100/100 MP10/110

筋力 100 防御 10
賢さ 100 俊敏 2
幸運 2

スキル《麻痺粉》《麻痺無効》《回復粉》《捕食》《打撃攻撃反射》《復活》

「凄い強くなってない?!相変わらず鈍足紙耐久だけど」

 レベルが上がっても防御と俊敏のほとんど数値が増えていない可哀想なパラ……。

「ふむふむ、スキルも変わったり増えたりしてるね」

《回復粉》……MPを100消費して対象1体のみにHPを全回復させる。さらにあらゆる状態異常も回復する。

《打撃攻撃反射》……打撃攻撃に対してのダメージを0にしてそのまま相手にダメージを0にする前の元々の分跳ね返す。

「凄いお強くなって……特に全回復はやりすぎじゃない?今は一回しか使えないけどパラのレベルが上がったらとんでもないことになりそう」

 一撃死しなければ死なない最強のスキルだよこれ。

 まあでも打撃攻撃以外めっちゃ脆いしバランスは取れてるのかな?

「次は私のステータス見てみよ」

ラビリル Lv14

HP230/230 MP230/230

筋力 19 防御 30
賢さ 14 俊敏 46
幸運 14
SP2

スキル《ヘルプ》《番狂わせ》《異常者》《格闘術Lv3》《根性》《自傷ダメージ耐性》《逆境》《魔物使い》

ユニークスキル《破壊者》

装備
  武 ホワイトグローブ 筋力5
  頭 疾風の帽子 防御2 俊敏3
  胴 疾風の装束(上)(破損状態)
  腰 疾風の装束(下)防御3 俊敏5
  足 疾風の靴 俊敏10
  他 疾風のスカーフ 俊敏5
    なし

「私もスキルいくつか増えてるね、《疾風》は無くなっちゃってるけど……」

 私は新たに手に入れたスキルの詳細を見てみた。

《根性》……どんな攻撃も1度だけHP1で耐える。(クールタイム24時間)

 取得条件……HP1割以下でモンスターに勝利する。

《自傷ダメージ耐性》……自分自身からのダメージを軽減する。

 取得条件……一定ダメージ自傷する。

《逆境》……HP3割以下で防御が2倍になる。

 取得条件……HP3割以下の状態で攻撃を受けて耐える。

「あーなるほどね、お腹貫かれてからずっとHP少なかったし自傷って木の根の攻撃を殴った時のやつだよね?」

 あれ自傷判定なんだ。

「ん?パラどうしたの?」

 ステータスを確認するためにパラを置いていたんだけどパラがちょんちょん私を叩いてきた。

 パラがキノコの頭を横に向けて何か訴えようとしているっぽい?

「あっちに何かあるの……?って宝箱じゃん!」

 パラが示す先には豪華そうな宝箱があった。

 そういえばここボス部屋だったよ!普通に座り込んでステータスやらログやら確認してた……。

 私がここから出て行かないとボスを待っているだろうアルテナさんに悪いね。

「よし!開けよう!」

 ゲームといえば宝箱だよね、何が入っているんだろう……楽しみだなぁ。

「おおっ!これは――」

 宝箱の蓋をパカリと開けると中には何も無かった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。

branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位> <カクヨム週間総合ランキング最高3位> <小説家になろうVRゲーム日間・週間1位> 現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。 目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。 モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。 ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。 テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。 そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が―― 「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!? 癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中! 本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ! ▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。 ▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕! カクヨムで先行配信してます!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに

千石
ファンタジー
【第17回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞】 魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。 ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。 グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、 「・・・知ったからには黙っていられないよな」 と何とかしようと行動を開始する。 そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。 他の投稿サイトでも掲載してます。 ※表紙の絵はAIが生成したものであり、著作権に関する最終的な責任は負いかねます。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...